アキラが投票した舞台芸術アワード!

2009年度 1-10位と総評
モンキー・チョップ・ブルックナー!!

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モンキー・チョップ・ブルックナー!!

アマヤドリ

演劇でしか味わえない感覚がある。演出、役者など、すべてのバランスが良く、エネルギー放出量が大きい。とにかく素晴らしいの一言に尽きる。舞台の上にはグルーヴがあったのだ。
2009年のもう1本「旅がはてしない」もとてもよかった。

一月三日、木村家の人々

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一月三日、木村家の人々

青年団リンク 二騎の会

舞台で語られるテーマが自分と地続きにあることをイヤでも意識させられ、胸にぐぐっと迫ってきた。

4.48サイコシス(演出:飴屋法水)

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4.48サイコシス(演出:飴屋法水)

フェスティバル/トーキョー実行委員会

驚いた。シビレた。実際にその場で時間と場所を共有できる、ライブでしか味わえない良さが炸裂していた。

風と共に来たる

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風と共に来たる

テアトル・エコー

実在の人物と、そのエピソードをノンストップのコメディに仕立てていた。笑いと拍手喝采の舞台だった。

私たち死んだものが目覚めたら

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私たち死んだものが目覚めたら

shelf

抑制の効いた静謐の中にある美と死。スタイリッシュでとにかくカッコいいのだ。

春琴

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春琴

世田谷パブリックシアター

陰影の美しさに惚れた。

東京裁判

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東京裁判

パラドックス定数

役者が全身から発するようなスピード感と熱量が素敵すぎる。

ケモノミチ

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ケモノミチ

ブルドッキングヘッドロック

日常のなにげなさにヒリヒリした。
後味というか、舌に残るようなざらざら感がいい。

風街

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風街

北九州芸術劇場

桟敷童子の東節がそこここに見られ、命と生きることのキラメキが美しい舞台だった。
東さんの脚本となる舞台も桟敷童子本体の舞台も、どれも素晴らしいものだったのだが、この1本にした。

こころ

10

こころ

726

若者の溌剌さと陰りが品良く演出されていた。
これが旗揚げということなので、次回以降のハードルがぐんと上がったのではないだろうか。

総評

2009年は165本を体験した。2008年の後半から突如として舞台を観ることにハマったので、当然人生で最大の本数となった。
したがって、観るもの、聞くものすべてが新鮮で、面白い。
そういうことで10本に絞るのはかなり苦労した。毎日タイトルを見てうんうんと唸った。
選んだのは、そんな10本だ。

スタッフや役者さんたちから、多大なる愛情と情熱が注がれている舞台を観るのは、本当に楽しいし、心が豊かになるようだ。
そんな舞台を私たちに送り届けてくれた劇団関係者のみなさんに感謝したい。
そして、2010年も素晴らしい舞台を見せてほしいと思う。

また、こりっちに出会えたことにも感謝している。感想を書くのは楽しいし、いろいろな方に読んでもらえるというのも楽しいのだ。

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