koalaの観てきた!クチコミ一覧

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コウエンノキマリ

コウエンノキマリ

tea for two

「劇」小劇場(東京都)

2008/06/26 (木) ~ 2008/06/29 (日)公演終了

満足度★★★

もっと良い感じになれるはず
全体として面白くはあるんだけど、
なんとなーく脚本も演技も煮詰め不足とでもいうか、もっとすごい面白くなる可能性があるように思った。
役者さんの力量(準備期間?)にもばらつきがあったような気がする。

小道具を使って意外と高いところに上るので、最前列あたりは首が痛くなってお勧め出来ない。

ネタバレBOX

中盤のエピソードが、本題にどれだけ関係があるのかちょっと疑問。
無理矢理ジーンとさせられるところはあるが、コウエンノキマリとの関連性があまり感じられず、
場面転換してキマリが決定する下りにうつって、話の繋がり方に違和感を感じた。

テーマであるはずの「公園のきまり」について、もっと住民達の話し合いを全面に押し出して、強く深く触れていってもいいんじゃないか。

元々の「公園のきまり」の内容がよくわからないので、
「コウエンノキマリ」との違いがよくわからない。
「コウエンノキマリ」をもっとでたらめな内容にして、
暖かみを感じる「公園のきまり」と対比させてみたいなーと思う。

娘を亡くした母親が、町内会?みたいなのに出席しているが、実際無理なんじゃないかなー?
性格の設定で折り合いを付けるつもりかもしれないが、初回の登場が地味だったのも手伝って
「悲しんでいる母親」といった印象が持てない。
娘なくしたばっかりだし、髪サラサラなのを少しごわつかせるとか?誰かにお悔やみ言わせるとかで、心の内の悲しみをもっと出して欲しい。

犬の配役はちょっとどうかなーと思ってしまった。
どんなに頑張っていても適役ってもんはある。(これは仕方ないかー)
ここにいたのにいなくなる

ここにいたのにいなくなる

あさかめ

HIGURE 17/15 cas(東京都)

2008/05/23 (金) ~ 2008/06/01 (日)公演終了

満足度★★★

不思議な時間軸
「HIGURE 17/15 cas 」って所初めて行ったんだが。
いやー普段行っている下北あたりの劇場とはまったく印象が違う所だった。
外を走っている車とか自販機でジュースを購入する一般人が普通に見えるし、
それなりに外の騒音も聞こえて来る。
照明らしい照明もなく、、、と、それはそれで面白いと感じもしたが。

客席は約20。1人2000円未満。ううん、これ利益でてないんじゃないかと、
勝手に不安になる。

芝居の内容だが、、、とにかく不思議な時間を利用した話だった。
なんというか、ネタばれないように説明するのが難しいんだが、
一冊の本を、目をつぶって開いたところだけ読む、という作業を
繰り返しているような感じ。(うむ、例えがわかりにくいな)

ネタバレBOX

自分の勘違いでなければいいんだが、
ほんと、しっかり観ていないと、「あれ?いま何時の時間軸なんだっけ?」
となってしまうと思う。いや、しっかり観ているからこそなってしまうのか。
5年ぶりに古巣のアトリエ?に帰ってきた女芸術家が、いつの間にか5年前の自分までの適当な「時点」の自分になって会話をしつつ物語が進んでいく。
他の登場人物も「時点」が適当に揺らいでおり、
5年前の女芸術家と、5年後のその他の人物が会話をする、というような
場面が普通に出てくる。
ルールさえ飲み込めれば、観る方も適当な感じで観るのでいいが、
始めのうちは、物語の筋を追おうとしてものすごく混乱してしまう。

一般人も自由に購入できる自販機で缶コーヒーを買うシーンがあったり、
劇中に玄関から役者さんが出入りするなど(雨降っているので外では傘をさされていたり)、不確定要素が多く、観る側にとってもいい緊張感を産む仕掛け?になっていた。

劇場が、演劇をやるには正直不向きな感じだったが、
もう観る側をあまり考えていないともいえる時間軸設定と、
女芸術家役の方のなんとも芸術家らしい動きがとても印象深い内容だった。
この劇団の次の公演も、出来れば観たい思います。
ジェントルマンズキッチン

ジェントルマンズキッチン

劇団6番シード

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2008/06/11 (水) ~ 2008/06/15 (日)公演終了

満足度★★★

注文したくなるお弁当屋さん
この6番シードって劇団、とても細かいところが行き届いており、プロ!って感じがする。
HPはしっかり作っているし、劇前にはそれぞれのキャストのコメントが出ているし、
誰が何役をしているのか、顔写真を添えて丁寧に解説してくれる。
終演時の口上も練習を重ねていそう。
役者の名前が出ることが理由ってわけでもないだろうが、皆さんとても真剣にやっているのがわかる。

って感じで、開演前からとても印象がいい。

5月の「最後の1フィート」と比べると、
所々もう一歩!という印象を受けたが、全体として、独創的でとにかくいい話だった。
多国籍の従業員達は、それぞれ日本語が訛っているところまでリアルに演じており、一見の価値あり。

ネタバレBOX

前半はちょっと怒鳴りすぎて一本調子になりがちだと思う。
中盤はなんとなくとろとろしすぎ。ちょっと眠くなったしあと一工夫欲しいところ。
後半の、Pが辞めていこうとする所辺りからは引き込まれまくりだった。

「最後の1フィート」から、役そのままに出演している方々を見て思わずにやりとさせられる。
自然にでてきて違和感もなく、オーラすら感じてしまった。

吉川役と田中役はもう少し伸びしろが感じられる。
店長の夢を語る場面に個人的MVPを差し上げたい。
ボクコネ

ボクコネ

タカハ劇団

駅前劇場(東京都)

2008/08/14 (木) ~ 2008/08/17 (日)公演終了

満足度★★★

絶望感に締めくくられるコメディ・・・?
かるーい感じで見ると火傷するでしょう。
何も考えずに笑える部分と、救いも希望もなく呆然とするしかない部分。
これが混在したよくわからない劇でした。
はっきり言って、ものすごーい絶望感を感じました。

ネタバレBOX

コメディっぽいけど、やるせない。
中盤までは荒唐無稽なノリで、地球滅亡さえかるーい感じで笑って見られます。セットや個々の演技はとってもいいです。
が、なんなんだろう、この展開。最後はうまく纏まっているようにみえはするんだけど、、、
よく考えればかなり恐い事になっています。

キノコばっかり食べて体からキノコが生えて死んだ人。
勘違いで唐突に訳も分からず射殺された人。
憧れの先輩の為に人を殺しまでしておきながら、その先輩に絞殺された人。
背景がなんとなくしか分からないけどグダグダにてんぱって絞殺しようとして射殺された人。
展望がまったくないまま1人で冷凍睡眠に入った人。
一生独りぼっちになった人。

ううん、シビア。全然笑えない。
変な宇宙人は「コスモなんちゃら」を使ったところからお婆ちゃんの妄想でもなかったようだし、あれから2人でどうやれば開始時のようなことになるんでしょ。開始時のあれがなければまだ幸福な前途を妄想できるのに、わざわざその芽すら摘んでいるところあたり、かなり絶望感を煽る演出。。。

どういう風に捕らえれば良かったのだろう。
生きている人とのせっしょくを頑張ろうって事だろうか。

なんというか、たくさんの絶望、ありがとう!
僕らの声の届かない場所

僕らの声の届かない場所

空想組曲

王子小劇場(東京都)

2008/07/31 (木) ~ 2008/08/04 (月)公演終了

満足度★★★

最後は素直に泣けます
純愛もの、、、なんだろうなぁ。
いろいろ未消化な部分もあったのですが、最後は素直に泣けました。

真剣恋愛

真剣恋愛

劇団競泳水着

王子小劇場(東京都)

2008/08/28 (木) ~ 2008/09/03 (水)公演終了

満足度★★★

役者さんが素晴らしい。
なにより、役者さんが素晴らしかった。
まったく飽きを感じなかったが、これはテンポというより演じる者達の力だろう。

ネタバレBOX

誰が良かったって、養護教諭役の方が良かった。
とにかく、見ていてなんか痛ましい。
それほど素行がよかった訳でもないのに、その立ち振る舞いに
彼氏さんが戻ってくる説得力を感じた。

次点で、教師役とローソン店員と[武士のクラスメイト]。

かなりどうでもいいが、女子アナ役の方はちょっと前、
「役に立たないお前」ってお芝居で女子アナ志望の学生役をされていました。
(多分そうだと思って後で調べてみたら当たってた)
役名が違うのでまったくの偶然だろうけど、勝手に学生時代の一場面を知っているような気分になって面白かった。
俺を縛れ!

俺を縛れ!

柿喰う客

王子小劇場(東京都)

2008/06/18 (水) ~ 2008/06/30 (月)公演終了

満足度★★★

超エネルギッシュ!
最初から最後までハイテンション!
「妄想エンターテイメント」って言葉がぴったりの内容です。

参加したのは前半終了の乾杯イベントの回。
なかなか役者さんに話しかけることはできなかったけど
遠巻きに見ているだけ得した気分になりました。

宅配屋と依頼人

宅配屋と依頼人

ナナハチ

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2008/09/18 (木) ~ 2008/09/21 (日)公演終了

満足度★★★

もっと知りたい宅配屋の業務
かなり変わった宅配屋が舞台だけれど、業務に関する話はあまりなく、謎の依頼人に振り回される従業員たちの様子を描いた作品でした。

この宅配屋の設定に非常に魅力を感じたこともあり、もーちょっとクロサンにかかわる人たちの業務にかかわる葛藤や、たとえば回収に向かったら死んでなかった、、、みたいな裏話。
そういう事にスポットライトを当ててほしかった。

観劇したのは19日夜の回。
公演後、主演?の椎名亜音さんの誕生日会が催されました。
78年代生まれのメンバーが集まった劇団で、唯一の非78の方の誕生日という、なんとも空気読めていない感じがとてもいい!
何はともあれ、誕生日おめでとうございました。

ネタバレBOX

78年生まれの方たちで立ち上げたとのことですが、普通に考えれば年齢層が偏ったことで発生する偏りを、、、
そのまま偏らせていたような気がします。

年齢は同じでも、赤ん坊から老人、国籍や性別を超えた演技を78年代生まれの底力で見せてほしかったなーなんて思ってしまった。

主演の椎名さん。
役柄的に最年少で適役だったのだと思いますが、、、
個人的に早口のテンポとかっこいい身振りがこれまで観た中では印象的でしたが、今回はその良さがあまり出ていなかったような。
めんどくさい人

めんどくさい人

CENTER LINE

荻窪メガバックスシアター(東京都)

2008/05/22 (木) ~ 2008/05/25 (日)公演終了

満足度★★★

めんどくさくは・・・ないけれど
まず、チラシなどにあるような、お金パワーで他人の「めんどくさい」を解決する話ではない。

従って、ぱっと見受ける、ポジティブな明るい話を想像していたら
期待はずれという印象を受けるだろう。

これはどういう話か。私が端折りまくってかっこよく言い切ってしまえば、
すれた生活を送る女性が、救いの光を見つけるまでの奇妙な物語である。

ネタバレBOX

はじまってまず驚くのが、主役の女性の体の細さ。
あれは大丈夫か?ちゃんと食っているんだろうか?と心配してしまった。
しかし、設定にもあっているし良い感じに世捨て人的な声、雰囲気も出ていて感心させられた。

全体として、本と演出が突飛な設定だけで満足というか止まってしまっている
印象で、後一ひねり頑張って欲しいなーという気がする。

とりあえず、チラシ。
個人的にはかなり観たくなる物ではあった。
しかし、 それから受ける印象と劇の内容がずれてしまうと、誰も幸せになれない結果になるんじゃいか。
観客は破天荒に明るい話を期待してくるのに、実際には逆ベクトルの観客向けの内容となっている。
そう言う意味で、この作品はちょっと損をしている気がする。
空間ゼリーの『夏の夜の夢』

空間ゼリーの『夏の夜の夢』

劇団たいしゅう小説家

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2008/12/13 (土) ~ 2008/12/21 (日)公演終了

満足度★★★

空間ゼリーの名に引かれ
妙に高い観劇料金に首をひねりつつ、空間ゼリーの名に引かれてふらふらっと当日券で観て来ました。
総じて、空間ゼリーっぽい雰囲気が十分感じられる満足できるものに仕上がっていると感じました。

星4といきたいが、金額が高いんで3つ。

ネタバレBOX

なんか登場しただけで歓声の上がる役者がいたがあれはアイドルなのだろうか。
自分は大林さんしか知りませんでしたが、、、。
バレーやってた人が役者なんかやって大丈夫かと思ったんですが、まったく問題ありませんね。鞭の使い方なんかすなっぷが効いていて素晴らしかったと思います。

パック役の方、終幕時なんか中心にいてキャリアとか長そうな感じでしたが温度差があるというか、空間ゼリーには合わない感じがしました。ぶっちゃけ、衣装とか役柄とかまったく似合っていないと感じてしまいました。。
頑張って個性を出そうとしている女の子達が空間ゼリーっぽい雰囲気を出していたように思います。

説明にはダンス等ってありますが、ダンスはありません。
が、一発芸やショートコントならあるかもしれません。
ザ・アンケート

ザ・アンケート

ネコ脱出

しもきた空間リバティ(東京都)

2008/08/27 (水) ~ 2008/08/31 (日)公演終了

満足度★★★

アクションあり涙あり
意外とアクションものなのに驚きました。満足度は高いんですが、個人的に配役は微妙。惜しいなぁ。
105分。

劇団初の物販とかで、ブックカバーとか売られていたが、もうちょっと[ネコ脱出]の劇の記念品!的なマークとか入らないのか。
記念品的要素がなくてブックカバー800円は高すぎ。(500円なら買ったゾ)

ネタバレBOX

後半部分は非常に良かった。ちょっと涙しました。
まさか、涙を誘う展開になるとは予想外です。アクション部分も来てみてビックリ。
それなりに魅せてくれます。

総じてかなり満足度は高いのですが、
この劇、とても惜しいと思わされる部分が多々あります。特に配役。

とりあえず、お母さんのギャグは無くすほうがいいんじゃないかな。
それまでは、奇想天外なシーンは全て脚本の中のことであってリアルではないのに、お母さんだけは容姿も言動もギャグで温度違い。
明らかに浮いてます。
そんなギャグの後に続くからか、監督とお母さんのやりとり自体も長く感じられてうんざり。
この役は真面目でちょっと出みたいな方向でよいと思う。
あの配役なら、出てきただけで変な空気になりそうなので電話越しだけの登場でもいい気がする。。。

ロングコートと、女首領が微妙。ロングコートは主役らしい顔つきや声ではない。声に張りがないし、血色が悪い。この物語のアクション部分の要的な部分だと思うので非常に惜しい感じ。
女首領は、道化のように演出されており、背の小ささも手伝ってまったくそれっぽさがない。従者の方が女首領をやったら、立っているだけでも見せ物になりそうだなぁと思う。
凛とした感じの女首領が、なぜかいじられる、って流れで全然いいと思うんだが。

まぁでも、タンクトップは体つきもよく、タンクトップが似合っていて素肌がよく見えるからか、一番躍動感を感じました。劇中で監督達が「主役がロングコート、、、」と話すまで、主役はタンクトップだと思いこんでいた。多分、誰がみてもそう感じます。(これはいいことじゃないな)

私が劇を見て涙ぐんだのは、これで2回目。ううん、良いんだけど惜しいなぁ。
明けない夜

明けない夜

JACROW

サンモールスタジオ(東京都)

2009/07/17 (金) ~ 2009/07/26 (日)公演終了

満足度★★★

最後は反則だー!(外伝も観ました)
いや、見れば分かると思いますがあれは問答無用です。
もうちょっとしゃべっておじさんを喜ばせて欲しかったな。

外伝も見るつもりだったけどぼーっとしてたら開幕を過ぎていたという。。。

本作、いろいろきちんと説明がなされていない部分がいくつかあるんですが、
他の方のレビューを見るに、外電ではきっとその辺も解決させてくれると思います。
大変面白い芝居だったんですが、本編だけでは微妙にわけが分からないところが
残ってしまうのはよくないと思いました。

本作と関係ありませんが、膝上に紙袋っぽいのを置いてずーっとかさかささせている人がいました。
さらに、飴を噛み砕いたり、、、。結構きになりました。
椅子の下にバックを置くとかせめてなめるのはグミにするとか、もう少し工夫して欲しいです。

後日、外伝だけ見に来るつもりー。
---
外伝も観ました。
これは蛇足です。本編だけでいいと思った。
中盤の刑事達が取り調べを行う下りは興味深くみることが出来ました。
特にやり手の上司のパートは1人芝居として一定のレベルに達していると思います。
しかし、前半のまったくあらすじに関係のない部分は不要だと思います。
殺人を犯した女性のパートも、セリフがなく、見せ物だとは思えません。

1人芝居ってなかなか見せ物になるレベルにするのは難しいと思うんです。
そして、観る側にもそれを楽しむ素養というものがあると思います。

本作のそれは、見せ物になるレベルに達しているとはあまり思えませんでした。
役者さんも、脚本も。

無頼茫々

無頼茫々

風琴工房

ザ・スズナリ(東京都)

2009/05/10 (日) ~ 2009/05/18 (月)公演終了

満足度★★★

シャンとしています
ほんとこの劇団はシャンとしています。
凛として、気高く、真摯な人の生き様を垣間見る事が出来た
そんな気分になります。
でも、人を連れてきたいとは思わない通好み。(これは褒めてない)
よく出来ているだけに、おしい。

前回もだったけど、史実にそった作りにするためか、
最後がなんか弱いと感じてしまいます。
人の名前をきちんと覚えていない、、、からだと思いますが、
朗々と辞職なんかを読み上げられても意味を拾うことが
出来ません。まぁ雰囲気はでているで気にはなりませんが。

あの内容を見た後で不謹慎ですが、
一面が白紙の新聞を発行するその姿勢。
とても感銘を受けました。

JANIS

JANIS

DULL-COLORED POP

タイニイアリス(東京都)

2008/10/08 (水) ~ 2008/10/13 (月)公演終了

満足度★★★

バンドが秀逸です
バンドがすき、ジャニスのファン。なんて人の大好物になりそうな感じ。
バンドの出来がよく、事情を知らない自分みたいな人間が見てもそれなりに感銘を受ける作品だった。

ネタバレBOX

この作品は、ジャニス通でないと100%楽しめないように出来ている、と思う。

一人のアーティストの一生をダイジェスト版にしたからだろうが、感情の推移が読み取れなかったり、その理由が分からなかったり。。
友人の彼女、なんであんなにピリピリしていたんだろ?
死んだって彼、いったい誰なの?
ジャニスは一体、何に追いつめられていたの?

よーく考えてみる、なんとなーくバンドで誤魔化されてしまったけど、
全然内容が分からない芝居だった気がする。

肝心のバンドだけれど、
できは良い物だとは思ったが、自分を含めてバンドを見に来ているわけでもなく、
どうしても100点はつけづらい感覚なのは否めず。
て

ハイバイ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2009/09/25 (金) ~ 2009/10/12 (月)公演終了

満足度★★★

集中して見れる芝居だった。ものすごく。
レビューどうかこうか悩んでいるうちに書くの忘れてた。
あんなに芝居を集中してみることができたのはすごい。
会話の絶妙なテンポとあまりにもありそうなやりとりに
引き込まれていった。

どこにでもいそうな人たちがつむぐ、どこにでもあるような話を、
角度を変えて情感たっぷりにみせてくれました。

これを見た当初、芝居はたしかによかったけど、
見て何を自分は得ることができたんだろう?
ということを考えて、レビューを書く気になれなかったのだけれど。。。

前向きにいうならば、みんな一生懸命生きているんだ、ってことが伝わったってこと。
自分も頑張ろうと、まぁ、少しは思えたような気がする。

でもまぁ、やっぱりメッセージ性は弱いと思う。こういう方向性の話では、
これは結構重要な要素だと思っているにもかかわらず、である。
そう感じる芝居は、当初は高評価でも記憶の中で風化していく気がする。

それにしても、おばあちゃんの手のギミックは意味なかった気が。
若い役者さんをすこしても老いて表現させるためだったんだろうか。

家族の肖像

家族の肖像

サンプル

アトリエヘリコプター(東京都)

2008/08/22 (金) ~ 2008/08/31 (日)公演終了

満足度★★

劇場だけでも見る価値有り
劇場となっているアトリエ?がとても良い感じです。
劇中の客席がまた良い感じにライトが当たって幻想的・・・!?
これだけでも来た甲斐があったってもんだ。

劇内容は、正にフライヤーのイメージ通りって感じでした。
年食ってる方ほど評価が高くなりそうな予感。

ネタバレBOX

これは登場人物の誰かに感情移入して見るのが正しい見方?なんだと思う。
いろいろな「私」になりえる登場人物が登場する。

が、誰にも感情移入できず、なにか波に乗り損ねた感あり。。。

劇中もずーっとセットに感心してました。
アスレチックみたいで、下手したら壊れそうな観客席こそ、最大の見せ物、、、なのかもしれません。
ザ・クレージーファンタジー

ザ・クレージーファンタジー

いれずみベービー

シアターブラッツ(東京都)

2008/05/27 (火) ~ 2008/06/01 (日)公演終了

満足度★★

行くならダンス見に行くつもりで
お芝居というより、ダンスショー。
それ目当てでいくなら満足出来るかも?

ネタバレBOX

このお芝居。
踊りが気に入るかどうかで評価の分かれるところだろう。

自分としては、ダンスはお金を払ってまで観る物ではない感じ。
マーヤ役の子のダンスは見応えがあったと思うが。

芝居についても、よかったとは言いづらい。
元々は結構シリアスな脚本なのだろうが、所々ダンスが入ったり、茶化すような演出でまったくそれっぽい印象が持てなかった。
何となく盛り上がっているところを楽しむのがこの演劇の見方なのかもしれないが。。。
(何故盛り上がっているか、の動機付けが微妙なんだけど)


聖剣が何時どうやって復活したのか解らず、
邪神は無力な女の子との一対一の勝負に敗れたように見え、
全員が命がけで戦っている場面のはずなのにオクトバスがマーヤの身代わりをしなければならない理由も飲み込めず、
なんとも消化不良な物語であった。

せめて最後。登場人物の半数くらいを殺して
無理矢理しんみりさせてみるとか如何だろうか。
12人のそりゃ恐ろしい日本人

12人のそりゃ恐ろしい日本人

劇団チャリT企画

OFF OFFシアター(東京都)

2009/03/03 (火) ~ 2009/03/08 (日)公演終了

満足度★★

置いて行かれた
コメントし辛く見てきた書いてなかったが、一言でも残しておこう。

シリアスな題材が中心に据えてあるためか、
まったく笑えませんでした。
シリアス方面で中盤まではなかなか、、、、と思った物の
余りにも脱線というかまさかファンタジー的な展開になるとは。。。。

お葬式に赤の他人がまんざいやってて、そこにゴジラ登場!
さらに地球爆発で幕を締める、みたいな感じでした。
置いて行かれた感がものすごく強いです。

STAR MAN

STAR MAN

KAKUTA

青山円形劇場(東京都)

2008/09/27 (土) ~ 2008/10/05 (日)公演終了

満足度★★

気持ち悪い男に共感
本作品で決してかっこいいとは言えない役である星次にとても親近感を感じました。
コメディ部分もあるけれど、フライヤーのようにかわいい印象は一切なく、シリアスでどんよりしている感じ。
この円形劇場は初めてでしたがいいですね。外れ席が出づらそう。

ネタバレBOX

いきなり話がそれるが、
その後にみた「容疑者Xの献身」の石神と星次の行動原理というか性質が非常に似ていてとても不思議な気分に。最近、こういう行動原理に共感できる人間が増えているのは間違いなく、作品としてもこうやって出てくるんだなぁと妙に感心させられました。
星次に、石神に共感できたなら、両作品とも楽しめるに違いないと思います。

こういう作品でも、お約束のようにコメディ部分があったりするが、個人的には必要ないと思います。もっとずっしりどんよりを魅せて欲しかったな。
星次役は今思うとなかなかの怪演だった。物語の肝なんだし、もっと出番増やしてよかったのでは。
閃光

閃光

reset-N

王子小劇場(東京都)

2008/07/24 (木) ~ 2008/07/28 (月)公演終了

満足度★★

誰かの誰かの為の演劇
このサイトの評判が良かったので観劇してみた。
感想を一言でいうなら、これは作者を含めた限られた人向けの劇なんだろうなぁーってこと。
演劇関係者の一部にはうける事もあるのかな、と想像してみる。
少なくとも、自分はまったく共感できず。無念。

ネタバレBOX

前説のチラシに、活動を続けるかどうかの意思表示を拍手で示して、と書いてありました。
僕は一切、拍手なし。

演劇の出来云々の前に、続けるべきかどうかは、そうやって決める物じゃないんじゃないか。
そういう温度違いの感傷的な、ドラマチックな情念には拒否感すら感じる。
全体的に、そういう雰囲気だし、これを受け入れられるかが評価の別れどころなんだろうと思う。

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