koalaの観てきた!クチコミ一覧

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女ともだち

女ともだち

劇団競泳水着

「劇」小劇場(東京都)

2010/06/30 (水) ~ 2010/07/06 (火)公演終了

満足度★★★★

ほっとする話
前回のミステリーなんかより、こういう話の方が「競泳水着」って感じがしました。
まったく背伸びしてない感じがいいです。

ほのぼのとした雰囲気が・・・というのはだれしもが書いているので
その他でこれは!と思ったところ。

・川村さんのコスプレはとても似合っていて、大人Verより違和感がない件。
 子供っぽい動きや、コミカルな演技も良かった。
・川村さん以外の、コスプレの似合わなさ!
 子供Verだけ髪がぼっさぼさとか工夫されていて、そういうの見つけると嬉しくなります。
・大川さんの気持ち悪いほど細い体。
 (梅舟さんの超健康体と並ぶとギャップが凄い)
・梅舟さんのすねの怪我。これは素ですな。若いです。
 というか、いつも似たような役やってませぬか?
・藤原さん、、、きもったま母さんって感じが凄い様になってます。
 なんか見たことあるなと思ったら、黒いインクの輝きの甲高い声の人か。
 すごい幅ですこと。

≒LOVERS 【6月12日はポストパフォーマンスLIVE付き!】

≒LOVERS 【6月12日はポストパフォーマンスLIVE付き!】

タムチック

d-倉庫(東京都)

2010/06/10 (木) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

満足度★★★

観るんじゃない!感じるのよ!的な
ちょっとしたバレイやコーラス、舞踏?、DJの演奏、なんかが
ぎっしりと詰まって、
異空間は十分に感じることが出来ました。
ストーリーは、、、説明にはそれなりに筋があるようにも見えますが、
ありません。別にいいけど。

ますますオンリーワン的な様相を深めてきたように思います。
筋もなく、盛り上がりもなく、興奮した!とか、感動した!とかはないけど、
じわじわと、よかったなぁ、と思わせてくれる内容でした。

また観に行きます。

恋2 【満員御礼!ありがとうございました!】

恋2 【満員御礼!ありがとうございました!】

ろりえ

王子小劇場(東京都)

2010/03/03 (水) ~ 2010/03/07 (日)公演終了

満足度★★★

座席選択に失敗しました
席選びに完全に失敗。
気合入れて観劇しようと、スタッフさんが中段あたりを案内してくれたのに、断って最前列のミニチェアに陣取ってみる。席が埋まり切ったころ、さらに前に椅子が並べられて、しかもミニチェアじゃない。段差の関係で一個後ろの方がみやすそうだし、しかも前はそこそこに身長のある男二人。この時点で失敗した感を十分味わったのだけれど。

芝居が始まってさらに愕然。
そもそも最前列では上がみきれる。
下も追加された最前列のせいでみきれる

あぁ、、、スタッフさんの案内してくれたとこ、最高の席だったなぁ。。。

いいようのない敗北感を開幕から感じながら。。。

時代×時代劇 TWO DASH

時代×時代劇 TWO DASH

IQ5000

笹塚ファクトリー(東京都)

2010/02/17 (水) ~ 2010/02/21 (日)公演終了

満足度★★

雄たけびすぎてセリフが聞き取れない
期待値が高かった割には普通、、、でした。
いやいや、部分部分は面白い感じなんですけど、

ネタバレBOX

平安時代
・単なる回想シーンなのに一番気合入っている
・だけど結末ははじめっから分かっているので、わくわく感に欠ける
・エピソードやセリフもそのまんまなんで初見なのにデジャヴ。。。。
・とにかく雄たけびすぎて聞き取れない
・汗のとびちることとびちること!(これはいつもか

戦後
・ネタばれしていないだけに、一番見応えがあったが、、、
・キャラが多い割に、各キャラが立ってない

震災後
・ここは話の起点になるだけで盛り上がりに欠ける、にもかかわらず
 結構だらだら続く
・ラスト。よく意味が分かりませんでした。別れた旦那さんだったのだとしても、
旦那さんの行動がやっぱわからん。


全体として、いつもよくやってるパントマイムが少なく、ちょっと残念に思いました。
いや、それを超えるなにかがあれば全然よかったんですけどね。
そして彼女はいなくなった

そして彼女はいなくなった

劇団競泳水着

サンモールスタジオ(東京都)

2010/02/11 (木) ~ 2010/02/21 (日)公演終了

満足度★★★

やっぱりトレンディー
「恋愛ミステリー」
この単語に興味をもたれたならば面白い内容になっていると思います。
とりあえず、なぜかとってもトレンディーでした。

ネタバレBOX

前半の展開はちょっと遅すぎると思います。
同じ場面を、少しずつ情報を開示しながら繰り返すことで、少しずつ本質に近づいていく、というような手法が見られますが、これはあまりうまくいっているか、というと、、、?です。
どう収束していくのか。最後までよくわからない展開で、それがこの話のキモなのかもしれませんが、
どういう話かよくわからない、というのは、つぼにはまればいいのかもしれないが、見ている側としてはいらいらする人もいると思います。私、こういう小説を読んでいると、最後の数ページを途中で見てしまうかもしれません。

最後。衝撃的ではあるのだけれど、あまりにもすれ違いが酷く、とてもいたたまれなくなりました。
もうちょっと、その後があってもよかったんじゃないかな。

岡本あがささん、久しぶりに見ましたが、なんか不幸オーラ?があまり感じられませんでした。なんか、普通の人に見えた。。

細野今日子さんは、いつの間にか名前を覚えてしまった女優さんですが、
今回は出番も少なく、かつ、あんまりうまくこなせてなかった気がしました。

ってことで、このお二人の役は逆の方が適役だったんじゃなかろうか。


川村紗也さん。ちっこいですねこの方。最後の表情は非常に印象が強かったです。
黒いインクの輝き

黒いインクの輝き

ブルドッキングヘッドロック

サンモールスタジオ(東京都)

2010/01/07 (木) ~ 2010/01/18 (月)公演終了

満足度★★★★

しゃべるしゃべる
なんとも、女たちのおしゃべりが心に残る芝居でした。
ここがよい!とかそういう感じではなくて、全体で作り出している雰囲気がとても好きです。
DVDでもっかいみたい、と思っています。

最後に入る夢の中のシーンは個人的にとってもよかったと感じます。
全員、しゃべるだけしゃべらせといて、夢の中で本音を語った時に、
ハッとさせられました。特に第3アシスタント。
どうして、妹役はシーンにはでなかったんでしょうね。ちょっと期待してたのに。

そうそう、最前列のミニ椅子は、クッションを置いてほしいです。あれがあるだけで、随分違います。

11月戦争とその後の6ヶ月

11月戦争とその後の6ヶ月

アロッタファジャイナ

ギャラリーLE DECO(東京都)

2009/11/23 (月) ~ 2009/11/29 (日)公演終了

満足度★★★

3本とも見ました。
全体として、いろいろ考えさせられるお芝居でした。

「11月戦争とその後の6ヶ月」★★★
たくさんの要素がぎっしりつまって公演時間90分くらい?にもかかわらず、2時間は公演されていたような気がしました。
正直、詰め込みすぎで一貫性みたいなものがあやふやになっているとは思うのだけれど、うまく構成されていて、まぁいいかって気も。女の子のキャラがとても魅力的に感じました。
「影のある女」★★★
私はこういう方向性の話は好きです。単純明快。難しいこと考えなくていいのは素敵です。
「王国」★
衝撃的だったらなんでもよいだけではありません。観なければよかった。
学生運動が実際にあった時代の人がみればまた違った観点で楽しめたかもしれないが、
自分は残念ながら違う。
---
前回この劇場で別劇団の芝居をみたときは狭くて尻が痛くて残念な思いをしたのだけれど、今回は椅子も普通サイズだし尻痛回避アイテムが席に用意してくれていたのがとても嬉しかったです。
マスクが配布されますが、話に絡んできます。面白い試みだと感じました。

ネタバレBOX

「11月戦争とその後の6ヶ月」
女性が魅力的で、それがこの物語を支えていたと思います。自分が男だからか?
縁?あって前作からこの劇団の芝居を見てますが、
安川さんのセリフは歌うような独特な感じがあっていいですね。
多田あさみさんは、びっくりのナイスバディで、立っているだけでエロいです。
前半の奔放な感じはちょっとヤバいくらいはまり役のように思いました。
しかし、後半の一途で病弱なキャラは前半のオーラがすっかり消え失せたように感じました。。

このストーリーにはずーっと違和感を感じていて、どうしてだろう、ともんもんと考えていたんですが、なんとなくわかりました。最後、やたらドラマスティックに終わってごまかされていましたが、この話は結局バッドエンドなんです。しかも超ド級のバッドエンド。
人類は滅亡するし、マコもナオも死にます。しかし、マコの死に際の内面にフォーカスして全体の不幸を忘れてしまう。なんとなくごまかされてしまう。
そもそも、人類滅亡と1組の恋人を同レベルで進めていく部分にも違和感を感じているのだと思います。
ウィルスがナオの開発したウィルスと似ているのはどの研究機関でも判ったはずなんです。だって、人類の命運がかかっているんですから。人類全体から非難を浴びナオはもっと罪悪感を感じ、狂ってしまうほどだったと思います。最後は一般市民にリンチにあう。それくらいあってもよいと思います。感染者への非人道的な隔離などもあるでしょうし、もっと終焉に向けてなんかあるでしょう。しかし、展開が甘すぎて、いいようもない違和感を感じてしまいます。人類滅亡ってこんな軽いものでしょうか。
もう一つ。自分の幸せはまったく度外視で、死ぬまでマコに尽くす、都合のいい幼馴染。彼もちょっとありえないよね。

こうやって文章にすると、随分違和感が姿を現していきます。こんななのに、ぱっと見は感動の物語になってしまうのだから、うまく作られたものです。
が、やっぱ微妙なストーリーです、ね。
記憶には残る、濃い内容でしたが、怒りと相殺して★3ってとこ。
インフルエンザの話するたびに、この物語は思いだす羽目になりそう。

「影のある女」
この話にネタばれもなにもありませんね。面白かったです。

「王国」
これは、お金をとってやるようなストーリーではないと思いました。
女の子がただ哀れ。
希望のない明日をどう生きて行けというのでしょう。
て

ハイバイ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2009/09/25 (金) ~ 2009/10/12 (月)公演終了

満足度★★★

集中して見れる芝居だった。ものすごく。
レビューどうかこうか悩んでいるうちに書くの忘れてた。
あんなに芝居を集中してみることができたのはすごい。
会話の絶妙なテンポとあまりにもありそうなやりとりに
引き込まれていった。

どこにでもいそうな人たちがつむぐ、どこにでもあるような話を、
角度を変えて情感たっぷりにみせてくれました。

これを見た当初、芝居はたしかによかったけど、
見て何を自分は得ることができたんだろう?
ということを考えて、レビューを書く気になれなかったのだけれど。。。

前向きにいうならば、みんな一生懸命生きているんだ、ってことが伝わったってこと。
自分も頑張ろうと、まぁ、少しは思えたような気がする。

でもまぁ、やっぱりメッセージ性は弱いと思う。こういう方向性の話では、
これは結構重要な要素だと思っているにもかかわらず、である。
そう感じる芝居は、当初は高評価でも記憶の中で風化していく気がする。

それにしても、おばあちゃんの手のギミックは意味なかった気が。
若い役者さんをすこしても老いて表現させるためだったんだろうか。

インテリジェンス・シャドー

インテリジェンス・シャドー

IQ5000

笹塚ファクトリー(東京都)

2009/10/08 (木) ~ 2009/10/12 (月)公演終了

満足度★★★★

やっぱすごいな
華がある、とでもいうのか。
公演自体はおもしろくても次回作を見たい!って思える劇団と、
そうでもない劇団ってのがある。
この劇団は明らかに前者。やっぱ芝居に個性があるか、
役者が魅力的に見えるか、あたりが自分の基準なんだろうと思う。

約2時間、中だるみなく最後まで続く独特のテンション。
カーチェイスも戦闘機のドッグファイトもすべて小道具なし
でやってるのに、やけに迫力があります。
相変わらず、一人何役もこなし、時には椅子とかテレビにもなります。
月曜までやってるみたいなのでぜひ!


B列の端っこで見たけど、前にやけに姿勢のいい女性の方がすわってて
見づらかった。
 →最前列はもう少し低い椅子にできませんか?
舞台を広く、時には通路も使うのはいいけど、首が痛い。
 →前側端の席は椅子を斜めに置いてほしい。

twelve

twelve

劇団6番シード

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2009/09/12 (土) ~ 2009/09/21 (月)公演終了

満足度★★

観劇メモ
なぜそこに、その12人が集まっているのか。
1人1人にスポットを当てながらその謎を解き明かしていくお話。

前々回のテンテロとロジックを追っていくという点ではとても似ています。
この劇団は、いままでは各所で笑いを入れていたと思うのだけれど、
本作品はまったくないし、必要もないと思う。

ストーリーは自分には高尚すぎたのかあんまり理解できなかった。

ネタバレBOX

★本作品は、ネタばれするとかなり鑑賞が楽しくなくなると思います。
★ネタ晴れを避けるとか考えて書かないので、以下、見るつもりなら読まないように!

噛み砕いて書くのは現時点ではちょっと難しそうなので、
ごちゃごちゃした頭の中からキーワードだけ抜き出しておくことにします。

・I列の端の方で見たのだけれど、薄暗く顔がすごい見えづらい。照明の当て方の問題だと思う。
・冷房効きすぎかも。
・モデルが前半、五月蠅すぎる。単純に声量の問題で。
 でもニヒルな笑い声は現場の異常さを助長していて良かった。
・中学生の女の子の声がよく通ってよかったと思う。
・会計士奥さんの「触らないで!」はかなりの名演。
・みんな3回くらいドアあけているんだけど?ドアって一体何?
・意味深に展開していた「ドアを開ける」事については、意味無かったのね。。
・現場には横領したサラリーマンもいたはずなんだけど、どこいったのー??
・建築士が取りに来た物、、、を届けにきた人ってどこいったのー?
・トラックを受け取る人は?トラックの中身は?
・トラック運転手が、何故トラックを運転していたかがよーわからん。
・トラックのハンドルが効かないって意味が分からない。
 もう事故を起こすための方便と感じてしまう。
・因縁のヘブンズドアが、、、結局だれか分かっていない開発者。
・あの場にあれだけの人数が集まって、誰も不思議に思っていない不思議な状況。
・結局、12人が待合室に集った意味がよく分かりませんでした。。。
 アルツハイマーの人に死んだ人間のメッセージを伝えるって流れだと
 死んだ人間が現場を思い出しているだけで肝心の生者へのメッセージが無いし。
 そもそも、アルツハイマーという病気だけに、忘れそうだし。
 というかそれが治るって奇跡の話なんだろうか。名前言えたし。。
・横領男をまったく思い出さないキャバクラ嬢。

なんだかロジックにあわせるために、それぞれの行動がちょっと不可解な
感じになっている気がする。
そしてなにより、全員死んでいる、と分かった後で死ぬまでの課程を解かれても
あまり、、、なんというか。どうでもいい。
その結果、ロジックが解かれても「ふーん?」って感がある。
1人生き返るってのがどんでん返しなんだろうけど、、、弱い。
名曲サンドウィッチ2

名曲サンドウィッチ2

タムチック

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2009/08/21 (金) ~ 2009/08/25 (火)公演終了

くるとこ間違えたー!?
採点不能。
入った瞬間、ボディコンのおねーちゃん達がびっくりのハイテンションで迎えてくれます。
普通に開演前からのりのりに踊ってます。

ストーリーはありません。椅子もありません。(頼めば出してはくれるみたい)
たちっぱで、音楽に合わせて体ゆすったり、一緒におどったり。
それが1時間半は続きます。十分体を休めてから入場するように。

芝居中?も携帯で話していいし、ビール買っていいし、自由です。
そうです。これは催し物ではあるけれど、芝居ではありません。

最後はなんか客もステージに上がって踊ってました。

ただ、、、ペアで振り付け通り踊ってくださいコーナーは帰りたくなった。
1人ぽつーん、、、、って。

ネタバレBOX

別にネタバレに書くことでもないけれど。
初回公演で猫やってた人が受け付けしてました。
しゃべってた!個人的に超サプライズ。

テック役の人もいましたね。
なんというか、1人だけ突出してスタイルがよく、
本職に近いんでしょうね。歌がとても力強かった。

ほんと、こんなんよく公演としてうてるなぁと思います。
正直、本公演は私にはものすごく不向きでしたが、
タムチックがなんかやるなら、又見に行こうかなぁ、
と思いました。
溺れる家族

溺れる家族

アロッタファジャイナ

タイニイアリス(東京都)

2009/07/23 (木) ~ 2009/07/27 (月)公演終了

満足度★★★★

「痛い」お話でした
まず、どうしても書いておきたいこととして、冷房の音がうるさくて
セリフが聞き取りづらいです。まぁなんだ。劇場が静音の冷房機を
導入するのが一番ですね。
去年位もこの劇場で同じ感想を持った記憶があります。
---

面白くなかったらけちょんけちょんに書いてやろうと勇み挑んで観た
本作品でしたが、よく出来ていると思いました。ある意味残念。
高めの料金ですが、観る価値があると思います。
どの席でも一長一短だと思いますが、私は入って右奥を押します。

ネタバレBOX

いくつかの話が同時並行していきますが、
それぞれが別の話の主要人物が脇役のような感じで登場するような構成になっています。
それぞれの話の中で、別の話の動機や隠された感情を説明、補足していくことで、
同じシーンでも段々と「痛い」内容になっていきます。

暴力は暴力でも、殴る方の痛みがより鮮明に感じる。
嘘をついていても、ついている側の痛みをより鮮明に感じる。
このような演出はとても斬新で効果的でした。私にとっては。

自分、結構ごつい男なんですが、最後は涙がとまりませんでした。
尻が痛いのと、冷房音がなかったら、久々に★5つけたかもなぁ。
明けない夜

明けない夜

JACROW

サンモールスタジオ(東京都)

2009/07/17 (金) ~ 2009/07/26 (日)公演終了

満足度★★★

最後は反則だー!(外伝も観ました)
いや、見れば分かると思いますがあれは問答無用です。
もうちょっとしゃべっておじさんを喜ばせて欲しかったな。

外伝も見るつもりだったけどぼーっとしてたら開幕を過ぎていたという。。。

本作、いろいろきちんと説明がなされていない部分がいくつかあるんですが、
他の方のレビューを見るに、外電ではきっとその辺も解決させてくれると思います。
大変面白い芝居だったんですが、本編だけでは微妙にわけが分からないところが
残ってしまうのはよくないと思いました。

本作と関係ありませんが、膝上に紙袋っぽいのを置いてずーっとかさかささせている人がいました。
さらに、飴を噛み砕いたり、、、。結構きになりました。
椅子の下にバックを置くとかせめてなめるのはグミにするとか、もう少し工夫して欲しいです。

後日、外伝だけ見に来るつもりー。
---
外伝も観ました。
これは蛇足です。本編だけでいいと思った。
中盤の刑事達が取り調べを行う下りは興味深くみることが出来ました。
特にやり手の上司のパートは1人芝居として一定のレベルに達していると思います。
しかし、前半のまったくあらすじに関係のない部分は不要だと思います。
殺人を犯した女性のパートも、セリフがなく、見せ物だとは思えません。

1人芝居ってなかなか見せ物になるレベルにするのは難しいと思うんです。
そして、観る側にもそれを楽しむ素養というものがあると思います。

本作のそれは、見せ物になるレベルに達しているとはあまり思えませんでした。
役者さんも、脚本も。

スメル

スメル

キリンバズウカ

王子小劇場(東京都)

2009/07/04 (土) ~ 2009/07/12 (日)公演終了

満足度★★★

観劇メモ
部分部分はいいのだけれど、芯がないなんとかのような。
全てのエピソードが、収束にむかうべく作られているんだろうなぁ、
とは思うのだけれど、それがうまく機能していない気がしました。
結果、なんだか短編をいくつもみたような気がします。

普通の人たちが紡ぐちょっと普通じゃない話。
こういう話は嫌いではありませんが、ときどきキャラにあわない
感じで叫びすぎです。叫び声の度に、あぁ、これは芝居なんだな、
と気持ちが冷めていくのが分かりました。

ショートストーリーズ

ショートストーリーズ

劇団6番シード

劇団6番シード稽古場(東京都)

2009/06/26 (金) ~ 2009/07/12 (日)公演終了

満足度★★★

観劇メモ
A,B,C と観劇。
この劇団がどんなテイストの芝居をやっているか、とてもよくわかる内容でした。
いろいろなアプローチで出してくる劇団もあるが、この劇団があくまで漫才のような掛け合いが命。
全部見たあとで言っちゃうと、全体的に似た作品ばかりで、ちょっとマンネリ感を感じました。
もう少し、それぞれ味付けの異なるものをみたかったな。

しかししかし、天気と戦う女は秀逸でした。
最近芝居を連続して見過ぎているせいか全体的に満足感が低くなりつつある自分だけれど。
久々に見て良かったと、素直に思える作品でした。

ネタばれに、各編の感想書いてみます。

ネタバレBOX

・3人と1人の女
なんというか、普通でした。普通の6C。
もっといい作品は沢山みているので、褒めることは出来ません。

・渋谷警察~
テンテロより短い分、よく出来ていたと感じました。

・Re:
人の携帯のぞき見る、、、という点で受け入れられません。
また、その後の展開もありがた迷惑としか思えず、
この感情を素直に文章にすると、不快、でした。

・新妻さん~
まさに漫才です。
ショートコントとしてテレビとかでやってそうな。
息抜きにはいいけど、うむ。テレビで見れるからいいや、みたいな感想を持ちました。

・取調室~
うん、これはなかなか面白かったと思います。
ただ、始めに見た奴の内容は微妙に忘れている部分などがあって、
うまいこと纏めて説明してくれると良かったのになぁと、
最後の1フィートの第2部を思い返したりしながら思ったり。。。

・潜入~
新妻さん~の方が全然脚本がよく出来ていると思いました。
5分間の物語と逆の方が絶対良いです。息抜きになるので。

・5分間~
なんだろう。。。本当に公開練習的な印象を抱きました。
きっちり5分っていうので何秒ずれるかな、なんて意地の悪い見方をしていたのは
自分だけではないはず。
というか5分に縛られなければ全部もっと面白いものになるんではないかなぁ。
5分でやるということに面白さを見いだすなら、競技的な意味合いを持たせてそれぞれ
タイムを競ってみたりとか、
大きな時計を設置し、秒針が動き出してからきっかり5分とか、もっと厳密にやらないと
観客にはなんらメリットのない、自己満足になっているんじゃないかなぁ。と思いました。
役者が時計を気にして芝居をするってのも危険な気がしますが。。。

・天気と戦う女
長編の前には5分でいいので休憩があった方がいいんでないでしょうか。
とーっとも面白かったんですが、おしりが悲鳴をあげてました。
雨女の仕組みがいろいろ無茶な理屈で説明していたのがとても面白かった。
その場限りで結局は天気という意志を持った奴の気まぐれというなんとも
ぐだぐだな流れだったけれど、全然気になりません。
それにしても、主演の方、ものすごい汗だくでしたね。
裁かれません

裁かれません

カリフォルニアバカンス

アイピット目白(東京都)

2009/06/10 (水) ~ 2009/06/14 (日)公演終了

満足度★★★

大風呂敷広げすぎた感あり
地獄や魔界を含め、おーきく広敷ひろげた割に、
なんか所帯じみた感じの芝居でした。
いつの間にか万はくだらないであろう魂が、
登場人物達だけになっているとかちょっとあり得ない。
こんなあり得ない展開も、パワーで押し切ってしまえば
気にならないかもしれないのに、
まったりシーンの連続であわや世紀末?って緊張感が
まったく出ていません。

悪魔の親玉みたいなのは家来が1人のみ。
さぞや忙しいだろうと思いきや、暇そうだし。

鬼や悪魔の関係がよくわからないので、
強さとか比べられても正直わからんし、
悪魔から鬼への転職って降格に近い感じなんだろうか。
とか、妙な部分が気になった。

と、なんか妙な部分が引っかかったけど
それでも十分面白い芝居でした。
でも、前回がとってもよかったのでちょっと残念。

JUMON(反転)/便所の落書き屋さん【満員御礼で終了】『観て来た!』に全レス中!(ただいま1/3)

JUMON(反転)/便所の落書き屋さん【満員御礼で終了】『観て来た!』に全レス中!(ただいま1/3)

MU

ギャラリーLE DECO(東京都)

2009/05/26 (火) ~ 2009/05/31 (日)公演終了

満足度★★

印象が薄い
酷い言い方すると、記憶に残らない芝居だったと思う。
はじめっから最後まで展開がしっくりこないというか、それぞれの行動が
突発的で違和感を感じまくり。
全体的にわざとらしく、不自然だと思った。

ネタバレBOX

「JUMON」
女1人男5人のハーレム屋敷。って歪んだ設定なのに、、、
これってハーレム屋敷である必要あったんだろうか。
みんなが盛り上がっているように見えるが動機付けが理解出来ず
ついて行けなかった。

「便所の~」
なんというか、つきつめると、単なる1人の女の浮気の話。
便所で寝泊まりしたり、落書き屋さんである設定に必要性を感じなかった。
展開が都合良すぎて興ざめした。
NOT BAD HOLIDAY

NOT BAD HOLIDAY

劇団競泳水着

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2009/05/19 (火) ~ 2009/05/26 (火)公演終了

満足度★★★★

とってもトレンディー
見事にトレンディードラマでした。
あま~い感じではなく、心の隙間に焦点をあてたもやもやする感じ。

あまりにもテレビでやってそうな、ありがちな話で、見ごたえがあった!
とか、★6つけちゃう!なんていえるほど感動はできなさそうだけど、
それでもとってもよいお芝居でした。

予約がいっぱいで見損ねたかと思っていたけど、追加公演に救われました。
こういう人気の演目は一週間後に再演するとか、見損なった人や、口コミで興味がわいた人も見ることが出来るようなことをやって欲しいと思う。
短期上演であることが、小劇場の魅力のひとつであることは否定できないが、同時に発展しづらい理由にもなっていると思うからだ。
あたりかどうかわからないのに、人をつれていく勇気はもてない。

細野今日子さん。前々回の真剣恋愛でとてもいい芝居されていたので
よく覚えていました。出演作を見たいと思って探していたんですが、
この劇団に入ってたんですね。
相変わらず、いい雰囲気だったと思います。

成れの果て

成れの果て

elePHANTMoon

サンモールスタジオ(東京都)

2009/05/21 (木) ~ 2009/05/26 (火)公演終了

満足度★★

リアル感を感じない
あらすじが脚本のための脚本という印象でした。
間を大切にしているというか、大切にし過ぎだと思う。
テンポ良く行って欲しい。

ネタバレBOX

間が持たない。

歪んだ空間をなんとか作ろうとした、という印象。
うまく言葉に出来そうな不満点は以下みたいな感じ。
・全体のエピソードが、一つの舞台で纏めてやる必要性を感じなかった。
・特におばさんのエピソードは不要だと思った。全然別の話だ。
・真剣に思い詰めている感もなく、伏線もほぼなしに居候が何かを盗もうとしたのは、物語として不自然だと思った。しかも鼻炎で片づけるて。。
・いや、鈍器であれだけ殴ったら死ぬだろ。というかそこまで殴る理由が分からん。
・ホモ二人の襲撃は確かにものすごい衝撃的。
 しかし、当初から計画していた訳でなく、惹かれたり同居を提案したあたりで思いついたってのが不自然。二人が躊躇なく引き受けたってことも、片割れの性格があるていど見えてきたタイミングだったので、変すぎる。

全員、なんか設定上の性格が適当すぎるんじゃないかな。
無頼茫々

無頼茫々

風琴工房

ザ・スズナリ(東京都)

2009/05/10 (日) ~ 2009/05/18 (月)公演終了

満足度★★★

シャンとしています
ほんとこの劇団はシャンとしています。
凛として、気高く、真摯な人の生き様を垣間見る事が出来た
そんな気分になります。
でも、人を連れてきたいとは思わない通好み。(これは褒めてない)
よく出来ているだけに、おしい。

前回もだったけど、史実にそった作りにするためか、
最後がなんか弱いと感じてしまいます。
人の名前をきちんと覚えていない、、、からだと思いますが、
朗々と辞職なんかを読み上げられても意味を拾うことが
出来ません。まぁ雰囲気はでているで気にはなりませんが。

あの内容を見た後で不謹慎ですが、
一面が白紙の新聞を発行するその姿勢。
とても感銘を受けました。

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