ゲニウスロキ-GeniusLoci-
innocentsphere
シアタートラム(東京都)
2009/04/19 (日) ~ 2009/04/26 (日)公演終了
満足度★★★★
予想と違った
チラシの女の子やタイトルから、勝手にロシアをイメージしてました。
(それはゲニウロスキーと読んでいたからだね)
とんだ勘違いでした。
どっちかと言えば和ファンタジー。
観る前の期待が高すぎたため若干拍子抜けな部分あり。
でも楽しめる。
ギリシア神話~神々の誕生編~
劇団のらいぬサンバ
atelier SENTIO(東京都)
2009/04/17 (金) ~ 2009/04/19 (日)公演終了
エスカルゴ
こゆび侍
王子小劇場(東京都)
2009/03/25 (水) ~ 2009/03/29 (日)公演終了
満足度★★★★
ぬめっとした透明度
機材トラブルかなぁ。下手のスピーカーの音がたまに飛んでました。
チラシの文面からすると、代わる代わる女を食いちらかしていくような印象を受け、青髭みたいな肉欲にまみれた感じを想像していたのだけど、意外にピュア。
男ってダメな生き物だなぁと愛おしく思えます。
新選組
劇団め組
SPACE107(東京都)
2009/03/25 (水) ~ 2009/03/29 (日)公演終了
満足度★★★★
知識がなくとも
私、新撰組についてはさっぱりです。
そんな私でも楽しめました。
殺陣はさすがの迫力で、下手に効果音が入ってなかったのでいい感じでした。
勤皇志士との戦いよりも、粛清で仲間を手にかけるシーンの方が多く、その心の葛藤を中心に描かれていきます。
苦悩しながら人を殺し続けて、結局何を成し得たかと言われたら「何も」って感じなんですけど。
桜吹雪に誠の文字を掲げられて威風堂々といった感じで立たれたら、格好良いとしか言えないです。
ファウスト第一部
劇団地上3mm
アレイホール(東京都)
2009/03/20 (金) ~ 2009/03/29 (日)公演終了
満足度★★★★
雰囲気◎
wikiでストーリーをなぞってからの観劇。
ファウストと言えば悪魔メフィストーフェレスと契約しこの世のすべての知識を授かる代わりに四肢を裂かれて死んだというどこまでもイッちゃった人で、狂気に満ちたおどろおどろしいお話かと思いきや、
意外に純愛ストーリーだった…。
第一部ではファウストの悲劇性が薄く、むしろグレートヒェンに感情移入してしまう構成なので、第二部が観てみたい。
あの有名な台詞も是非。
乙女、ロレーヌより来る。(追加公演決定!)
劇団バッコスの祭
池袋小劇場(東京都)
2009/03/19 (木) ~ 2009/03/25 (水)公演終了
満足度★★★
今後に期待
たぶんここの作・演さんは私と趣向が近い。
シリアスとギャグのバランスが。
それだけに何か既視感を感じてしまってちょっと恥ずかしい。
大衆向けにはできているけど…。
役者が相当うまくないと目の肥えてる演劇人の興味を引けないんだろうなぁ。
(そういうどっちをターゲットにするかの葛藤が対談パンフに書かれてました)
ストラップ・オン・ザ・サードクライシス
舞台芸術集団 地下空港
ギャラリーSite(東京都)
2009/03/21 (土) ~ 2009/03/22 (日)公演終了
満足度★★★★
素敵でした
床には四角く紐が張ってあり、その四隅から天井へ紐が伸びています。
透明な立方体があるイメージ。
まず登場したのは柴やお(サイヤオ)さん。
(あれだけ連呼されればさすがに覚えますね)
自己紹介から始まり、最近あった不思議なことを話し始めます。
前説?と思っていたらそれがストーリーの始まりで、彼がだんだんと別人になっていくという不可思議な事件に巻き込まれていきます。
別人になる過程で絵のパーツも組み替えられていきます。
柴さんのプロフィールは本物なので、現実との絶妙なリンク具合が不思議なリアル感を醸し出しますね。
個性的なキャラクターとその風貌。
主人公が展開にどんどん流されていく様は不思議の国のアリスみたい。
何と言ってもアコーディオンの生演奏が素敵でした!
臨場感が素晴らしい。
普段あまり触れない楽器なので新鮮味もあってよかったです。
アコーディオンユニットmomo椿 さん。要チェックです。
独走
ガレキの太鼓
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2009/03/20 (金) ~ 2009/03/23 (月)公演終了
満足度★★★
季節はずれ…?
病院の地下室(元霊安室)に集まる入院患者たち。
毎日コンパのような会をこっそり催していた。
というそれだけのお話が1時間50分続きます。
有体に言ってしまえばそれだけ。
人間の人生もそれだけ。そんなもん。っていう風に表現したくなるストーリーでした。
長い…かも。
何気ないシーンを切り取って見せる。
それはもちろん何気ない=特に意味のないシーンもあるわけで、取捨選択してもう少し洗練されたストーリー展開になっていたら見る側に親切かも。
あ、でも本当に1日の中の1時間50分を切り取ったような感じだったので、それがやりたいことだったらそれはそれでいいのかなぁという気もする。
旗揚だけあって、劇団名とタイトルの意味するところが量れず。
もっと団体としての色味がでてきたらよい劇団になるやも。
向こう岸
演劇集団 神のみそ汁
銀座みゆき館劇場(東京都)
2009/03/18 (水) ~ 2009/03/24 (火)公演終了
満足度★★★
こういうのを取り上げる団体がいることはとても重要
このテーマを選んだことは凄い。←私も詳しくないので調べました。
この芝居の本当のところはこうやって世間に知ってもらうこと・興味を持ってもらうことだと思うので、その点で言えば大成功ですね。
アタシだけ楽しいの
バナナ学園純情乙女組
王子小劇場(東京都)
2009/03/11 (水) ~ 2009/03/15 (日)公演終了
満足度★★
バナナ<柿?
脚本は中屋敷色が濃厚で、洗練されればさぞかし面白いものになるだろうなとは思うけども。
とにかく「時間が足りなかったんです」ということが目に見えてしまって残念。
本編より完成度の高そうなおはぎライブは見ずに帰ってきてしまいました。
バナナに2300円かけるのであれば、その金を使って柿を観に行きたい。
饒舌な秘密
WANDERING PARTY
「劇」小劇場(東京都)
2009/03/13 (金) ~ 2009/03/15 (日)公演終了
満足度★★★
え?え?何?
今までの「劇」小劇場のイメージとは全然違う舞台づくり!
さすが、2007年度若手演出家コンクール最優秀賞のあごうさとし氏の演出。
やることが変。(←褒めてる)
群読が非常に多用されていたんだけど、この一糸乱れぬ呼吸の合いっぷりは素晴らしい。
ただストーリーにきっちり起承転結がないので若干意図不明な演出がある。
けどそれを「何だろう」から「何だかよく判らないけどすげー」って思わせられるって凄い。
東京ノーヴイ・レパートリーシアター
TOKYO NOVYI・ART
東京ノーヴイ・レパートリーシアター(東京都)
2008/12/18 (木) ~ 2009/05/30 (土)公演終了
満足度★★★
濃密。
横に長~い舞台。席は2列しかない。全部で26席しかない。
これってとんでもなく贅沢なんじゃなかろうか!
開幕すると笛や鐘や太鼓の音。コロスがずっと舞台奥に控えていての生演奏。
対峙して台詞を言い合うことはほとんどなく、椅子に座って客の方を見ながらの芝居とはなんとも不思議な演出です。
リアル芝居を追求しているだけあって大仰な身ぶり手振りはなく移動も極めて静か。
台詞も聞こえるか聞こえないかくらいの音量だったりして、こんなに足を組み替えるのを躊躇う芝居は初めてかも…。
やはり向かい合って会話をしないからか、それぞれが単体で上手という印象。
ちょいちょい噛んでたしね。
しかし芝居と観客に対する真摯な姿勢がとてもとても好印象。
他の作品も見たい。
倫敦妖精物語 Unseelie Court
劇団三年物語
SPACE107(東京都)
2009/03/08 (日) ~ 2009/03/15 (日)公演終了
満足度★★★
チラシとタイトルが弱い
中身は濃厚なのに。勿体無いなぁ。
あのテンポ、早口な台詞、絶妙な間の潰し方。
相手の台詞なんか絶対聞いてない。私は好きです。
このテンポは一言一句完璧に台本を暗記しているからこそ。
かつ流暢な滑舌がなきゃ実現できない。
その上で身体の動きや表情もくるくる変わっていくんだもん。
そりゃ惹き付けられますよ。
ホネノウツワ
zupa
小劇場 楽園(東京都)
2009/03/12 (木) ~ 2009/03/15 (日)公演終了
誰も寝てはならぬ
国道五十八号戦線
神楽坂die pratze(ディ・プラッツ)(東京都)
2009/03/05 (木) ~ 2009/03/08 (日)公演終了
満足度★★★★
終演5分前
面白かった。
パンフレットの「終演5分前までお楽しみください」の文字に期待しながらの観劇。
役者さんの安定感がよい。
最初の反響具合と足音が若干気になったけど。
double face
ノアノオモチャバコ
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2009/02/27 (金) ~ 2009/03/03 (火)公演終了
満足度★★
脚本が…
2時間長い…。
導入と結部分のシンクロニシティ。
シーンの連続と場転の多様。
現実的な面での芝居と、抽象的な奥での芝居の使い分け。
好きな手法がこんなに散りばめられているのに飽きたのは何故…。
もうちょっとコンパクトにまとめてほしかったかも。
話が繋がらず途中で考えることを放棄してしまった自分がいた。
あと脚本の荒が。
結局瞬きした瞬間に人が消えるのは物理的に無理でしょ?
その現象によって事件が始まるのに、そのからくりの説明を省かれたので消化不良。
各登場人物の目的が不明なままで、イマイチ感情移入できず…。
初っ端とラストに使われた言葉の運び方はとても好み。
演出面では「お」と思わせる場面が結構ありました。
場転の仕方というかシーンの入れ替わりが実に巧妙。
リズムを意識した役者の出捌けが素敵。
それに上手くのれる役者さんも相当鍛えているのでしょう。
なのでやっぱり脚本がなぁという印象。
誰
掘出者
サンモールスタジオ(東京都)
2009/02/14 (土) ~ 2009/02/22 (日)公演終了
満足度★★★★
興味深い
話の節々に高崎線が出てきて、地元民としてはにやり。
背景が近未来な感じで、社会情勢の悪化等で他人を信頼できないような時代になっている。
でもこの時代は下手するとすぐに来そうな気がする。
リアルな演技で、笑いどころもあって(おっぱいとか)でもダークで、
ぐるぐるどろどろしたものを薄皮で表面的に覆っているような芝居。
針を刺したら全部こぼれちゃう。そんな印象。
観客としては非常に興味深く面白かった。
しかしこれを役者としてやったらテンションがん下がると思う(笑)
女の平和
JAM SESSION
「劇」小劇場(東京都)
2009/02/13 (金) ~ 2009/02/22 (日)公演終了
満足度★★★★
すっきり♪
馬鹿馬鹿しくも三大欲求には人間勝てないのかも。
背景に流れる戦争の映像、後半の子供達の笑顔、BGMにより強制的に鰻上る爽快感。
下ネタ満載なのに観終わった後のこの爽やかさは何なのでしょう。
凄いすっきりな60分。
やっぱりJAM SESSIONは面白いなぁ。
2回観て面白かったのだから今後も面白いでしょう。
年をとった鰐の話
PORT+PORTAIL
こまばアゴラ劇場(東京都)
2009/02/07 (土) ~ 2009/02/11 (水)公演終了
満足度★★★★
絵本のなかに入ったような
ダンスと朗読と影絵のコラボレーション。
朗読と影絵で表す親子の会話から鰐の話になり、途中にコンテンポラリー的なダンスが入ってまた朗読+影絵に戻る。
体の関節を駆使して、鰐のごつごつした感じ、蛸のうねうねした感じ、その他の動物や無機質なものなど、同じ人間の身体とは思えないくらいに違う印象を与えてくれます。
人間の身体って無限大だなぁ。
今まで味わったことの無い世界でした。
『a day』
劇団チョコレートケーキ
ザ・ポケット(東京都)
2009/02/04 (水) ~ 2009/02/08 (日)公演終了
満足度★★★
考えさせられる…
テーマでした。
登場人物の相関図をつくったらすべてに線が繋がってるはず。
無関係な人が一人もいない。
そこはそういう関係だったのか!?と良い意味で裏切られ気持ちよかった。