whocoの観てきた!クチコミ一覧

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その人を知らず

その人を知らず

東京デスロック

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/12/26 (金) ~ 2009/01/05 (月)公演終了

満足度★★★★★

とにかく好き
終演後に距離感が掴めなくなる位、面白かった。

この作品は、私にとっては泣ける作品。
そういう風に、個人の感覚として、作品を捉えたことが、得、だった。
そういう風に、捉えることができて、
私にとって、作品がそう観えた、ことが、得、だった。

客入れの選曲から、照明から、好み。
脚本が面白い。本当に、面白かったし、面白く伝わって嬉しい。


ネタバレBOX

国歌とか、出てくると、頭で考え始めると、鈍ってしまうけど、
私にとっては単純な家族愛であったり、恋愛であったりの話でもあるし、
もっと、言葉にしづらい、生き方の話であったり、えー難しいな。

集団の話ではなかったのです。
あくまでも、個人の話だった。
私にとって。

だから、こんなに面白かったのだろうな、と思います。
いやー、観劇初めが、デスロックで、しかも、東京最後で、
で、最後にこの戯曲をやってくれたことが、本当に、嬉しい。
シャープさんフラットさん

シャープさんフラットさん

ナイロン100℃

本多劇場(東京都)

2008/09/15 (月) ~ 2008/10/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

せっつなおもしろい。
本多とナイロンの組み合わせが好きかも。
空間が素敵。開演を待つ間で、トイレ待ちの長蛇の列とか、
やたらざわざわしているロビーとか、「あっ今日は犬山犬子が観るんだ!」
とか、そういういろいろな期待感の塊みたいなもので、もう、準備万端って感じなのだ。

ホワイト観劇。
具象舞台が映像で、瞬間非現実になる感じが好き。
いるかもな、という人物の中に、突然いねえよっていう(大倉さん)役が出てくるのが何故にか馴染む感じも大好き。

ネタバレBOX

チケット代の関係で、ブラックは諦めるわけですが、
ああ、この役をマギーがやったら、
とか、ああ、これがみのすけだったら、
とか、
いろいろいろいろ想像してしまうのも、
意地悪だけど、楽しい。
て

ハイバイ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2009/09/25 (金) ~ 2009/10/12 (月)公演終了

満足度★★★★★

嬉しくなる。
面白いなぁ。
すきだなぁ、ハイバイ。

初演と比較してどうのこうのとか、
わかりませんが。
ハイバイ、面白いですー。

ネタバレBOX

ホテルはリバーサイッ
の2回目は泣けます。

対面舞台だから、チョイチョイ
「あー、あっち側から観るとどうなってんだろー」
なんて、悔しい思いもさせられ。

ワタシ個人としては、再再演があったとしても
母親は男の人がやってほしいと思います。
通子さんは、男であり女でありなんだろうなー、と。

おばあちゃんの顔が観れる席に座れたことも
良かった。
生きてるものか【新作】

生きてるものか【新作】

五反田団

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2009/10/17 (土) ~ 2009/11/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

笑う笑う。
最初の30秒で「あ、おもしろいな」とわかる感じは、なんなんでしょうね。

ルールもすぐわかったし、ルールにもとずく遊びもいっぱい。

間違えて、訂正するとことか、笑った。


ネタバレBOX

暗転の中でバタッバタって音がする。明転すると寝ころぶ人人人。

あの、「ちがうの、コレ、ちがうの」ってやりとりがどうにもおかしい。
知っている女優さんが今まで以上に輝いておられて、「演出力!」を
感じました。

血が出て幸せ

血が出て幸せ

クロムモリブデン

新宿シアタートップス(東京都)

2008/07/29 (火) ~ 2008/08/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

深夜のファミレス
パフォーマンス、ライブ、ダンス、コント、でも演劇。
最初は奇妙なのですが、すぐにそちらの世界に浸かって居られるようになる
のは、俳優さんたちが皆、同じ世界の人たちだと無理なく思えるからでしょう。

ネタバレBOX

音響さんが、会場時にテルミンをやってらして、釘付け。
通過

通過

サンプル

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2009/05/15 (金) ~ 2009/05/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

へんなことが起こっている
めっちゃくちゃに面白かった。
どんどん変なことが起こる。

なぜあれについていけるのだろうかと、観劇後にびっくりした。
変なことが次々と。
そして、それが全部本当にそこで起きているので疑う間もなくついていっちゃうと最終的にとんでもないことになる。

すごい。演劇おもしろい。

ネタバレBOX

終幕で、戒名とか、なんで崖?とかいう話をしていて、
トランプサイレンがなって
妻が崖をのぼる
そのあたりでフェード暗転。
には「ひゃはぁー」となりました。

私の中では完全に葬式は妻です。
するともう、本当に、とんでもないことだ。

主人は豚になっちまった。

おかんはもともといなかった、のかも。

保険屋はユートピアへ

ああああああ。
とんでも無いことだ。
人生の表舞台が1階から2階へ遷っちゃったお話でした。
誰の人生って私の人生だった。のになー、みたいなお話。
青ノ鳥

青ノ鳥

ミクニヤナイハラプロジェクト

NHKみんなの広場 ふれあいホール(東京都)

2009/02/21 (土) ~ 2009/02/22 (日)公演終了

満足度★★★★

かぁっっこいい!!!
舞台全体が全編にわたってかっこいい。
もう、ひとことにつきますよ。

これだけ多くの団体が「かっこいい」を目指して届かずにいる
かっこいいところにスチャっと着地している感じ。
そこにつきる気がします。

ネタバレBOX

話の筋がどうのこうのとか、森の奥はなかったとか、どうでもよい。
どうでもよいは言いすぎで、それなかったら、1時間40分は長いと感じる
だろうけども、実際それありでも少し長いと感じたのだけど、
いや、でも観ていたのは終始、

例えば学園祭のシーンの暴れ出しそうな感じとか
撒き散らされる白い紙の美しさとかそのあとの回収の間抜な感じとか
ふざけてんだかまじめなんだか、必死に楽しんでるみたいなギターとか

そういう、シーンそのもので時間がきちんと同時に流れていて、だからこそ、
映像じゃだめだな、生で観ないとって思わせてくれて、そこが演劇として素晴らしい。

ただし、かっこいいだけでは私は時間が持たなかった。
そこは正直に。
でも、かっこいいから許す。
ピース-短編集のような・・・・・

ピース-短編集のような・・・・・

グリング

ザ・スズナリ(東京都)

2008/07/30 (水) ~ 2008/08/11 (月)公演終了

満足度★★★★

いろとりどり
いろいろな演劇をみて、それぞれ良い、本当に演劇の良さはどこにあるのかってまだまだ発展途上なとこだっ(あ、日本が遅れてるだけか)っておもうのですが、
グリングを見ると「やっぱり会話劇だっ!好きだ!!!」と、いつも思います。
偉大な先輩方。

ネタバレBOX

ゆるく繋がるいくつかの物語。
蛾のリンプンは日々、皮膚の上にうっすらと降りかかる毒のような、澱のようなものを感じさせて、なんだか厭ましい感じを抱いて観ていたのですが、
ああ、受け入れて、リンプンはつけちゃぁ拭いて、生きていくのよねーって
最後に思わせてくれて、荻原さんの身体にうっすら付いているのであろうリンプンが例えば、原子力みたく、人間として生きていくからには受け入れざるを得ない厄介、みたいなものになりました。
その微妙な違いは、でも、とても胸つかまれるニュアンスなのでした。

と、いいつつも、個人的にはいつものようにどっしり構えた1篇の方が好き。
びっくり校長先生

びっくり校長先生

動物電気

駅前劇場(東京都)

2008/11/01 (土) ~ 2008/11/09 (日)公演終了

満足度★★★★

ど前デど堪能
良いなぁ。
いつまでも、いつ行っても、おんなじことしてて欲しいなぁ。
という贅沢さ。

ベテラン劇団員が2名程出ていないのが、寂しいっちゃ寂しい。
良く知らない俳優さんがいっぱい出ているのが、「出ている」だけなのは切ない。
けど、電気のベテラン陣並の働きをされても、きっと「むっ」としてしまう。

初めてA列なんて、前の方で観たもんだから小林さんが「おもしろいこと」を
やりに来るんじゃないかとひやひやわくわくしてしまった。

ネタバレBOX

森戸さんの丁丁発止の大活躍と、美穂さんの煩悩に大満足し、
ゲスト山田伊久磨さんの「おもしろいこと」に得した気分になる。
なんか、批評させないパワーを感じるのです。
素敵だ。
演劇LOVE2008 ~愛の行方3本立て~ 

演劇LOVE2008 ~愛の行方3本立て~ 

東京デスロック

リトルモア地下(東京都)

2008/09/12 (金) ~ 2008/09/23 (火)公演終了

満足度★★★★

倦怠
いかにも、デスロック。
カステーヤ氏を招くとは。

3本立ての中で、これ1本しか見られないのが残念。

ネタバレBOX

知人は「発情期」が面白いよ。
と言っていた。
たぶん、演劇はそちらに帰っていかなくちゃ、だめだろう、結局。
と、私は思う。

出演者が素晴らしい。
あと、ラストが良い。
正しい晩餐

正しい晩餐

劇26.25団

駅前劇場(東京都)

2009/09/16 (水) ~ 2009/09/21 (月)公演終了

満足度★★★★

山の幸をみた
男の人たちの方が、運動部のノリというか、統制みたいのが似合うな、と思いました。すんなり。
面白かった。ニーゴダンはなんだか縁があって3回目だけども、
今までで最も好みな仕上がりでした。

あの、妙なシーンが意味がある感じ。

サマーゴーサマー

サマーゴーサマー

あひるなんちゃら

OFF OFFシアター(東京都)

2009/08/19 (水) ~ 2009/08/24 (月)公演終了

満足度★★★★

すっきりしました。
最近面白いお芝居にお金を使えていなかったものですから、
とてもありがたかったです。
感想を書きたくなるようなお芝居を観ると安心します。

黒岩さんはすげーなーと思いました。


ネタバレBOX

アダアダいう大学生にすっかりはまってしまって、。
登場の度に第一声を待ち構えちゃうんだもの。

というか、登場から誰かに会って話始めるまでにわざと距離が作ってあって
(わざとじゃないのかな、いや、わざとだろ)
賢しい奴めっっとにがにがしく笑っておりました。

やるの大変だろうなー。
すげえなー。

お客さんあんなにくたっとしてられるの、
うまいからだもんなー。

うまいなー。

ああ、面白かった。

なのに、星5つにはしない私。
ハナっから☆5つとかにされたいお芝居、してない気がする。
甘い丘

甘い丘

KAKUTA

シアタートラム(東京都)

2009/10/30 (金) ~ 2009/11/08 (日)公演終了

満足度★★★★

においの記憶
嗅覚の情報って一番記憶と結びつくのだと聞いたことがあります。
ずっと、「汚く甘く誘う、溶けたゴムの匂い」が舞台上から客席まで漂ってくるような、そういう感じでした。

きちんと笑わせて、しっかり泣かせて、いつもながらKAKUTAのお芝居は
しっかり丁寧に作られている。観ていて安心します。
そこが好き。

ネタバレBOX

甘い丘、って良いタイトルですねー、本当に。
トンビとシュロのサイドストーリーにすっかり当てられて、
ありがちなんだけどなー。
あの人の世界

あの人の世界

フェスティバル/トーキョー実行委員会

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2009/11/06 (金) ~ 2009/11/15 (日)公演終了

満足度★★★★

かっこいい。
いちいちかっこよかったです。
あの舞台、あの照明。音。衣装。

ネタバレBOX

ぶっとんでました。
それもまたかっこよかったです。

なんでしょう、楽しめた私は勝った!
みたいな感じでしょうか。

何に勝ったんだって感じですけど。
鳥の眼

鳥の眼

La Compagnie An

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2008/09/18 (木) ~ 2008/09/24 (水)公演終了

満足度★★★★

祝祭的でもある。
内容は重いのですよ。
乗り越えられない出来事(と、たぶん、それに苦しんでいる自分の状態)に浸り続ける人たちの話なのです。
いや、私にはそう感じられた。

パワーに変えて明るい未来を目指す
のではないのですから、まぁ、ハッピーエンドではない。
でも、そっちが真だったりする部分ってたくさんあるのだと。

そういった話を、いろんな仕掛けでドワーっとパワフルにみせる感じ、
目に楽しかったです。

頭の中で、何かが光かけたのですが、みうしなってしまいました。
チェーホフみたいな何かだった気がします。

芍麗鳥(シャックリ)

芍麗鳥(シャックリ)

乞局

駅前劇場(東京都)

2009/06/17 (水) ~ 2009/06/22 (月)公演終了

満足度★★★★

終演を告げる土下座が
なんだかいつも以上に印象に残る。
首を垂れて退場していく様も。

ネタバレBOX

さらに、トイレを横切って、また舞台上に出ちゃうとかも。

演劇を観た感じはあります。
けど、物語を観た感じはありません。

ですが、私は最近、演劇に物語は不可欠じゃない
って思っているので、おおっと楽しめました。

筋とかない、のであれば、なにを観るのかって話、ですね。
うーむ。

途中で、スーツの女性軍団は、もう、客席になだれ込んでくるんじゃないかって、そういう感覚だよなって、ワクワクしました。
けど、客席は、あくまでも、客席、のようです。
その感じが、最後の土下座を印象深くしたんだろうなー。
hg

hg

風琴工房

ザ・スズナリ(東京都)

2008/05/09 (金) ~ 2008/05/18 (日)公演終了

満足度★★★★

真摯な作品作り
ベテランの客演陣の名演に舌をまく。
1話、2話の転換は演劇でやるからこそ意味があるわけで、
俳優の力に素直に感激します。

ネタバレBOX

だけど、私が観劇した日は終演後にモデルとなった施設の園長さんが舞台上に立ってごあいさつされたんですけど、そのごあいさつと、それを共有している作品関係者という構図に一番感動してしまう私がいて、
それって、結局、舞台づくり、という、ドキュメントを見ていて、舞台上で起こっているドラマを見ているのとは、ちょと違うぅとも、感じたのです。
STAR MAN

STAR MAN

KAKUTA

青山円形劇場(東京都)

2008/09/27 (土) ~ 2008/10/05 (日)公演終了

満足度★★★★

すき。
なにより、安心して観ていられるのが良い。
回によるばらつきが少なそう、良い意味。

円形だけに、見えない角度もやはりある。
のが、負担になっていなくて、むしろ効果になっている。
ジュンコさん。とても好きです。

ネタバレBOX

青春軍団(笑)が妙にしっかり成立しているのが、つぼでつぼで・・・。

私の角度からだと、星次の「キモイヨダレガオ」をガツンで拝む場面が無い故に彼が可哀想で素敵な登場人物になっていた。
しかし、それを踏み躙るカタチになるジュンコさんもやはり、切なくて素敵な登場人物だというところがもう、なんともニクイ。

客演陣に頼らず、劇団員が主軸になって、これだけ安定して面白い作品を生むのだから、そこが、一番素敵だ。
一月三日、木村家の人々

一月三日、木村家の人々

青年団リンク 二騎の会

こまばアゴラ劇場(東京都)

2009/05/23 (土) ~ 2009/06/02 (火)公演終了

満足度★★★★

どこまでも木村家
演出によって、観客ではなく、お客さん、で居ることを促される。

登場人物と、繋がっていなくちゃ失礼だと思わせられちゃうところが、面白い。

自分のことを顧みずに見ていられるお客さんは、少ないんじゃないかしら。

お客さんがそれぞれ、木村家のことをお家に持ち帰るから、木村家はお客さんが増えるだけ、大きくなるのでしょう。



ネタバレBOX

しかし、あんなこと、下手な俳優陣でやったら、本当にドーンとひいてまうだろうに。

ちゃんと、話しかけられている実感が常に伴うのが、まー、素晴らしい。

西村企画でチェホフしてらした方が木村家で「イェーイ、ヒューー」とやっていて笑わずにはおられなかったです。
あんな格好ずるいよ。笑うしかないじゃないか。

でも、私はその人を知らずの方が、好き。
そこんとこは正直に。理由はわからない。
凄さの問題な気がする。

 『F』

『F』

青年団リンク 二騎の会

こまばアゴラ劇場(東京都)

2010/01/29 (金) ~ 2010/02/07 (日)公演終了

満足度★★★★

想い入れ、つよし。
個人的理由で思い入れたっぷりに観にいっちゃったものですから、
あれですが、良いお話です。
良いお話に誤魔化されちゃって、流れがちですが
セリフが面白いのだと解釈しております。

うん。
名セリフ多し。

ネタバレBOX

俺学習してる?
ってオトコ、本当にいますよね、たまに。
勘弁してほしいって思うけど。

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