jokermanの観てきた!クチコミ一覧

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Oh so shake it!

Oh so shake it!

TeXi’s

北とぴあ カナリアホール(東京都)

2024/03/20 (水) ~ 2024/03/24 (日)公演終了

実演鑑賞

鑑賞日2024/03/23 (土) 14:00

初見のユニット。ワケ分からん不条理パフォーマンス系。理解できなかった。85分。

死して尚、生きてナオ

死して尚、生きてナオ

劇団二進数

王子小劇場(東京都)

2024/03/01 (金) ~ 2024/03/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2024/03/01 (金) 19:00

初見のユニット。良くも悪くも若さが出てる。(3分押し)115分。
 杉田なお25歳はいい所もいっぱいあるのに、同年齢で同姓同名で超有名な俳優である杉田ナオ(1人2役で演じる)がいるため「残念な方の…」と言われているが…、の物語。杉田の物語かと思うし、確かに軸には置いているのだけれど、脇の4人の物語もあるため、焦点が絞れないし、ちょっとシリアスないい話として書かれているみたいだけど、それにしては現実味がない。何より登場人物の誰にも感情移入できないので、私のテイストではなかった。役者陣の勢いはいいのだが、動きがまた私のテイストではない役者がいたり、滑舌が上滑りする時もあって、ちょっと気になった。次作に期待してみたい。
 王子小劇場が用意したクリアファイルを、ノイジーな袋に入れたために、観劇中にガサゴソしてうるさいのが非常に気になる。

友達じゃない

友達じゃない

いいへんじ

北とぴあ ペガサスホール(東京都)

2024/03/20 (水) ~ 2024/03/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/03/21 (木) 20:00

Bチームを観た。期待の劇団の2年ぶり新作。なんかいい感じ。観るべし!観るべし!!観るべし!!!73分。
 今回の佐吉祭で観たことがある2劇団の一つ。2年前の『薬をもらいにいく薬』は私の年間ベスト10に入る傑作で、本作も期待がかかった。路上アーティストのファンの女性2人が「友達」になろうとする物語、…と言うと省略が過ぎるし本質も伝えていないと思うが、見掛けはそんな話。全く違った立場の2人が知り合うのはこういう感じだろうし、こんな展開もあるだろう、と妙に納得する。「友達」であることに拘るあたりは世代的に理解しにくいところもあるが、そんな感触なんだろうな、とも思う。メインの2人、タナカエミと中島梓織が巧いのは勿論だが、どんな芝居に出ても爪痕を残す、てっぺい右利きの有り様がとてもいい。

​骨と軽蔑

​骨と軽蔑

KERA CROSS

シアタークリエ(東京都)

2024/02/23 (金) ~ 2024/03/23 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/03/20 (水) 18:00

KERAのワケ分からん作品だが、巧い女優陣の7人の演技が光り、不思議な感触の舞台になっていた。(3分押し)93分(20分休み)65分。
 KERAの得意な、どことも分からん国の姉妹と取り巻く人々の物語。筋は全く通っていない、と言うか、筋を通す気もないんだろうが、不穏な雰囲気と不気味さを感じつつ、要は戦争だよね、っていう気になる。役者陣は皆巧いが、こいうったキャストでの公演は初めてで、配役の妙みたいなものを感じる。水川あさみがいい。

イノセント・ピープル

イノセント・ピープル

CoRich舞台芸術!プロデュース

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2024/03/16 (土) ~ 2024/03/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/03/20 (水) 14:00

タイトでチャレンジングな作品だが、役者陣の好演もあり、いい芝居に。観るべし!観るべし!!観るべし!!!138分。
 畑澤聖悟が2010年に劇団昴に書き下ろした戯曲を、日澤雄介が演出。サブタイトルにあるように、原爆開発に携わった男たちのその後の65年を描く。元々は、畑澤が観たドキュメンタリーのシーンを見せたいということで書いたそうだが、アメリカから見た原爆、ということで、時代的背景もあり日本人の役者にはツライだろうセリフが多く、役者陣の頑張りも目立つ。そもそも、このCorich舞台芸術のプロデュース公演ということで実現した舞台というのは、何だかいいなと思う。ビッグネームだけでなく、小劇場系で活躍する役者陣やオーディションで選ばれた役者など、演劇の底力みたいなのを観た気がする。畑澤の作品は完全に気に入ることはあまりないのだが、本作は(演出も含めて)感心した。観て欲しい。

「そろそろダンス。」

「そろそろダンス。」

キルハトッテ

王子小劇場(東京都)

2024/03/14 (木) ~ 2024/03/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2024/03/17 (日) 17:00

初見のユニット。アイドルの話かと思ったが、不条理系に驚く。91分。
 「あやや」こと松浦亜弥に憧れてアイドルを目指した「あたたかハルヒ」は卒業を迎えるが、…の話かと思ったら、途中から不条理系な夢っぽい話になったりして驚いた。ありうる様々な場合を提起しているとも思えるが、そうではない感じもあって、理解は進まない。それでも嫌な感じがしないのは、役者陣の演技に真摯さを感じるからか。それにしてアイドル系の歌には疎い私が、全曲知っていたというのは松浦亜弥のアイドルとしてのアイコン・存在感は凄い。

まじめにきまじめ

まじめにきまじめ

猿博打

北とぴあ ペガサスホール(東京都)

2024/03/14 (木) ~ 2024/03/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/03/17 (日) 13:30

今回の佐吉祭で数少ない観たことがある劇団。いつもほどのキレはないのだが、安定の1作。(前説3分含み)91分。
 露と枕の井上瑠菜が書いた戯曲を村上が演出した。近未来、地球が爆発して北区は星になり生き残った3人が衣食住を担当して生き延びるが……、その5年後、やはり娯楽がなくては…、と真面目に遊ぶ物語。そう、5年も経てば、ただ単に生きてるだけじゃダメだよね、とか妙に納得できる。劇団員の3人だけで展開されるコメディだが、AIロボットを置いたことが大ヒット。感情を持たない存在が逆に感情を持っているかのように扱われるあたりも巧い。テーマが少し揺れ動く感じがいつもの猿博打とはちょっと違った感触だが、とにかくこの劇団の3人の仲の良さ、相性の良さ、抜群のコンビネーションが良く分かる。

宇宙論☆講座 the BEST & the WORST

宇宙論☆講座 the BEST & the WORST

宇宙論☆講座

北とぴあ カナリアホール(東京都)

2024/03/14 (木) ~ 2024/03/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度

鑑賞日2024/03/16 (土) 18:30

初見のユニット。112分。ものすごく不愉快なオープニングで心萎えてしまった。我慢して最後まで観たが、気に入らなかった。ミュージカルをやってる劇団らしく、当パンに「これまでの公演で良かったシーンだけやる公演」と書かれており、メタ演劇の部分と再現の部分があるのだが、演奏はともかく歌は雑。突然、役者に話しかけられてビックリしたのだが、ああいう客いじりも私は好きではない。面白いかも、と思うシーンもないではないが、全体にグロテスクな演出に引く。こういうのを面白いと思う人もいるんだろうが、不愉快になる人もいることは知っておいてほしい。

ロウバジェットRev3

ロウバジェットRev3

Dotoo!

駅前劇場(東京都)

2024/03/13 (水) ~ 2024/03/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/03/13 (水) 19:00

ベテラン劇団だが見るのは2作目。とても面白く、いい話。122分。
 Rev3とあるように、2005年に初演、2012年に再演されている作品の三演だが、見るのは初めて。低予算の映画撮影現場のスタッフルームが舞台。さまざまなクセのあるスタッフや役者陣が見せるドタバタが、あるピンチに出会って…、という物語。よく練られた展開と、細かいギャグが面白いのだけれど、終盤の展開が見事で面白かった。
 実は私と同じ「joの一族」である仗桐安が久々に舞台に立つので観に行ったのだが、しっかり演じて、しかもちょっとツライ場面があるのだが、大丈夫ということだった。面白かった。
 「見させてもらう」「見させてください」というセリフがあったが、「見せてもらう」「見せてください」じゃないかな。

『口』

『口』

エンニュイ

王子スタジオ1(東京都)

2024/03/05 (火) ~ 2024/03/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度

鑑賞日2024/03/10 (日) 13:00

長くやってるユニットだが個人的には初見。難しい。(前説が6分押し)125分。
 とあるオフィスの会話らしきものから始まって、突然別な話に飛んだり、哲学的な話も混じるが、面白いと思える話題がない。別の感覚を持った人々の会話を聞かされている感触。
 同ユニットのリピータがほとんどだったみたいだが、面白いと思える人が羨ましく思った。

クチナシと翁

クチナシと翁

ホエイ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2024/03/08 (金) ~ 2024/03/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/03/11 (月) 19:00

ベテラン劇団だが個人的には3作目。津軽弁炸裂の人間劇。(2分押し)92分。
 高齢化が進む津軽の町。同じ名字の人々が行き交う中での、これといった鮮烈な出来事は起こらないけど(葬式とかはあるが)、日常を丁寧に紡いで、独特の感情が起こる。それぞれの立場でそれぞれの生き方をしている人々を秀逸に描く。冒頭から津軽弁満載だが、それにも意味があるのがスゴイ。演じる役者陣もなかなかに見事。

スネーク・オイル

スネーク・オイル

不条理コントユニットMELT

王子小劇場(東京都)

2024/03/06 (水) ~ 2024/03/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/03/10 (日) 17:00

初見のユニット。大笑いと言うより苦笑の連続。117分。
 魂の存在が科学的に確認され、刻まれている前世を調べることが可能になった近未来が舞台。とある王様ゲームから始まって…、という展開。とても面白い発想で、仏教系の輪廻転生を前提とした世界観がとにかく興味深い。コントユニットということだが、笑いを含みつつ哲学的な題材も扱って、爆笑でなく苦笑という印象が強い。

音楽劇 『母さん』

音楽劇 『母さん』

俳優座劇場

俳優座劇場(東京都)

2024/03/08 (金) ~ 2024/03/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/03/08 (金) 18:30

サトウハチローの生涯を、母との関わりを軸に、ハチローの詩を交えて音楽劇にした、とてもステキな作品。観るべし!(1分押し)61分(18分休み)82分。
 俳優座劇場では2019年に初演、2021年に再演され、来年閉館するというので今回が同劇場では最後となる公演で、初演を観ている。世代的に見事にフィットする晩年の「悲しくてやりきれない」から始まり、時代を前後させつつもハチローの生涯を描く。素晴らしく美しい詩を書くハチローだが、人物的には問題もあったということを全部含めて描くが、母の存在を意識させる作りと、同じ役者が何通りもの役を演じるあたりの複雑さが、逆に味わいになっている。初演・再演と同じ達者な役者陣が見事な演技と歌唱を展開して、とてもステキな舞台だった。後2ステージで売り切れているようだが、観て欲しい…。

稽古初日と哲学対話

稽古初日と哲学対話

O企画

アレイホール(東京都)

2024/03/01 (金) ~ 2024/03/04 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2024/03/03 (日) 19:00

『予約席』を観た。何回か観た面白い試みの上演と、興味深い試み。(5分押し)50分,60分。
 「稽古初日」は、役者に台本だけ渡して事前の打ち合わせないままに上演するという試み。何回か観ているのだが、今回も役者の瞬発力に感心させられる。後半は、「哲学対話」で、役者も観客も円形になり、主宰が投げ掛けた題材に関して話し合う。今回は「謎」というテーマだった。手法は聞いたことがあって興味を持って参加したが、面白い。

ひなた、日本語をうたう vol.1

ひなた、日本語をうたう vol.1

​ひなた旅行舎

こまばアゴラ劇場(東京都)

2024/02/28 (水) ~ 2024/03/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/03/03 (日) 14:00

日本語に焦点を当てた、ということを気にせず鑑賞した。ほんわかした。(5分押し)107分(+アンコール7分,後説5分)。
 音楽性を気にする劇団員、役者の日高,作・演出の永山,役者の多田、の3人がベース奏者の坂元陽太を迎えての、演劇のリーディングと歌。演劇は尾形亀之助の『話』,チェルフィッチュの岡田が現代語に翻訳した狂言『木六駄』,川上弘美『花野』を永山が構成したものの3作品。『花野』はKAKUTAの『神様の夜』でも聞いたことがあったのを思い出す。その他、小坂忠「ありがとう」,中島みゆき「ミルク32」,「家路」のほか、三好達治の詩に曲を付けた「ひなうた」と完全オリジナルの「たどるたび」、とバラエディ豊かな歌を見せる。役者の歌う歌なので、表情がしっかりあるのがいい。多田の歌の巧さは見事だが、リコーダーはもっと頬を膨らませればいいのに、とか余計な事を思う。とにかくほんわかと過ごすことができた2時間弱だった。

夜会行

夜会行

鵺的(ぬえてき)

サンモールスタジオ(東京都)

2021/07/01 (木) ~ 2021/07/07 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2021/07/01 (木) 19:00

スゴイものを観た気がする。観るべし(前売券完売だが当日券で是非)!
 レズビアンの新田(笠島智)が恋人の笑里(福永マリカ)と住む部屋が舞台。笑里の誕生日を祝うためレズビアン仲間が集まる。遼子(奥野亮子)と廣川(ハマカワフミエ)が来るが、話題の中心は廣川の新しい恋人の理子(青山祥子)。集まった5人は取り留めのない話を続けるが、30分ほど経って新参者の理子の問題が話題になると…、という展開。スケールの大きな作劇が続いた鵺的だが、今回は小劇場ならではの会話劇を展開し、70分強の舞台は基本的にリアルタイムで進む。5人のキャラクターが際立っているし、力量ある魅力的な女優陣が演じることでそれはよりハッキリする。誰が言うことももっともで、誰が正しいと言うわけでもなく、それぞれの生き方は認められるべきだと思える。レズビアンの話と思っていると、もっと普遍的な人間の生き方の話になっているあたりが見事である。珠玉の台詞が並ぶ。
 こういう芝居が観たい。☆15くらい付けたい気になる。

MY NAME IS I LOVE YOU

MY NAME IS I LOVE YOU

ザジ・ズー

王子スタジオ1(東京都)

2024/02/21 (水) ~ 2024/03/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★

鑑賞日2024/02/29 (木) 20:00

初見のユニット。Bチームを観劇。(5分押し)50分。
 快快(小指値)の同名作を自分達なりに解釈して上演ということだが、快快バージョンは観てない。前衛的な手法でアングラっぽいものを見せられたのだが…。

ファンタスティックベイビーズ

ファンタスティックベイビーズ

guizillen

王子小劇場(東京都)

2024/02/21 (水) ~ 2024/02/26 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2024/02/25 (日) 18:00

かなり公演もやっているが実は初見のユニットの、4年ぶりの本公演。面白いのは確かだが。(3分押し)150分。
 いくつもの物語が交錯し、展開を呑み込みにくいが、展開される一つ一つは面白い。何らかの意味で虐待されていたり痛みを感じる人々(多くは子ども)が、どう救われていくのかを描いて、そこが「ファンタスティック」な「ベイビー」ということらしい。エンディングで、「役者」を演じる役者の「物語を捨てた」と言うセリフがあるのだが、それに近いものは感じた。長さは気にならないと言う人が多いが、長さが必要かと言うと、そうではない気もする。冒頭の、大人数で歌とダンスを見せる場面で、猛烈な勢いで手拍子をしていた客がいたのだが、かえって醒めてしまう気がした。

川にはとうぜんはしがある

川にはとうぜんはしがある

ばぶれるりぐる

こまばアゴラ劇場(東京都)

2024/02/22 (木) ~ 2024/02/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/02/25 (日) 13:00

観るのが2回目の、全編土佐弁で上演するユニット。面白い。110分。
 古い民家、母屋と離れを結ぶ土間が舞台。家に残った次女の陽子と入り婿の博樹・娘のみまが住んでいるが、諸事情で神戸に出た長女の早希が離れに住むことになる。その引っ越しの日に、空き家バンクの募集を見て借りようとして来た生田目を加えた5人の会話劇。一定した生活を送っていた陽子の一家が、出戻りの長女と「異物」の生田目を得て、変化する様を丁寧に描く。どうするんだろう、と思わせる展開もあるけど、希望を持って終わるあたりがいい。母屋と離れの微妙な距離が、近づけるけれども一歩では行けない「家族」の有り様を示しているのだと思う。

天才バカボンのパパなのだ

天才バカボンのパパなのだ

吉本興業

本多劇場(東京都)

2024/02/21 (水) ~ 2024/03/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/02/23 (金) 19:00

チョー有名なマンガを別役実が戯曲に、って、どんな風になるんだ、と思って観に行ったのだが、すごく面白かった。75分。
 吉本興業主催ということで、コント系かと思う芸人と何人かの演劇人による公演だが、バカボンの世界観をある意味で忠実になぞった「不条理」のかたまり。笑うタイミングも人によって違うあたりも面白い。古くから知ってる浅野千鶴が]フツーに異常なこと言ってるのを観るのも、また楽しい。「脳が溶ける」印象。

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