実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/03/17 (日) 13:30
今回の佐吉祭で数少ない観たことがある劇団。いつもほどのキレはないのだが、安定の1作。(前説3分含み)91分。
露と枕の井上瑠菜が書いた戯曲を村上が演出した。近未来、地球が爆発して北区は星になり生き残った3人が衣食住を担当して生き延びるが……、その5年後、やはり娯楽がなくては…、と真面目に遊ぶ物語。そう、5年も経てば、ただ単に生きてるだけじゃダメだよね、とか妙に納得できる。劇団員の3人だけで展開されるコメディだが、AIロボットを置いたことが大ヒット。感情を持たない存在が逆に感情を持っているかのように扱われるあたりも巧い。テーマが少し揺れ動く感じがいつもの猿博打とはちょっと違った感触だが、とにかくこの劇団の3人の仲の良さ、相性の良さ、抜群のコンビネーションが良く分かる。