jokermanの観てきた!クチコミ一覧

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白貝

白貝

やみ・あがりシアター

浅草九劇(東京都)

2025/10/08 (水) ~ 2025/10/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/10/11 (土) 17:00

いやー、また笠浦の「アタマオカシイ」(誉めています)が炸裂してる。129分。
 何が何だか分からない展開の中に隠された2重の謎。一つ目の謎が、なんでなかなか解けないんだ、という謎に上書きされ、最初は何が何だか分からなくなるけど、後半で一気に回収される。笠浦はやっぱり頭オカシイ(誉めてる)。

I, Daniel Blake ―わたしは、ダニエル・ブレイク

I, Daniel Blake ―わたしは、ダニエル・ブレイク

秋田雨雀・土方与志記念 青年劇場

紀伊國屋ホール(東京都)

2025/09/26 (金) ~ 2025/10/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/10/03 (金) 19:00

シリアスな戯曲を丁寧に演じて緊張感のある舞台となっているが、翻訳劇特有の問題もありそう。(2分押し)68分(15分休み)57分。
 ケン・ローチ監督の2016年の映画(観てない)を、主演を務めたデイブ・ジョーンズが2023年に舞台化した作品を翻訳して本邦で初演。心臓発作を起こした大工ダニエルは、給付金の手続きに訪れた福祉施設でシングルマザー親子のケイティとデイジーに出会うが、官僚的な福祉制度は彼らを救わないのだが…、という物語。とてもタイトでシリアスな展開で、観ていて心折れる場面も少なくないし、イギリスの物語ながら日本でも似た話はありそうで、嫌な気分にもなろうかという舞台。救いは娘のデイジーの存在だが、それも最終的には救いになっていないあたりが辛い。ただ翻訳劇なので、イギリスの福祉制度の詳細や階級制に関する知識があると、もっと理解がしやすい物語だとも思い、翻訳劇ならではの問題点も感じた舞台だった。軸になる3人、葛西和雄・中山万紀・竹森琴美を初めとする役者陣の演技は見応えがあったし、照明が美しかったと思う。

ライフ・イン・ザ・シアター

ライフ・イン・ザ・シアター

シス・カンパニー

IMM THEATER(東京都)

2025/09/05 (金) ~ 2025/09/23 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/09/21 (日) 14:00

2度目の観劇。やや進化した感じもあるけど、戯曲も演出も演技も、好き。104分。
 とにかく元の戯曲がよくできているのだが、役者が役者を演じることの難しさもあって、良い芝居になるかは演出や役者に依存することも分かっていて、本作はヒットしていると思う。何回か観て、本筋はロバートの老いの物語で、そこにジョンの成長の物語が絡んでくる、という構成だと改めて思う。かつてジョンも演じた堤も巧いが、中村の濃淡ある演技がいい。

The Breath of Life

The Breath of Life

serial number(風琴工房改め)

OFF OFFシアター(東京都)

2025/09/10 (水) ~ 2025/09/17 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/09/12 (金) 19:00

詩森ろば(serial number)の新機軸。林田麻里・李千鶴とのユニットの旗揚げだが、女性2人の関係の変化は面白い。131分。
 ワイト島にあるテラスハウスに、フランシス(李)が元夫マーティンの愛人だったマデリン(林田)を訪ねる。マーティンは新しい恋人ができてシアトルにいるらしい。最初は敵対的だったマデリンだったが…、みたいな物語。デヴィッド・ヘアー2002年の作品で、日本では2014年に新国立劇場で初演された戯曲だが、女性2人の関係が濃やかに変化する様子が丁寧に描かれて、詩森の演出で女優2人がしっかりと演じた。タイトルは「必要不可欠なもの」という意味があるらしい。
 どうでもいいことかも知れないけど、ドアが内開きというのは違和感。

『REAL』

『REAL』

metro

インディペンデントシアターOji(東京都)

2025/09/11 (木) ~ 2025/09/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/09/12 (金) 14:00

宮沢賢治とニーチェのテキストを使って濃密でアングラテイスト。他に代わるものがないタイプの芝居。113分。
 旗揚げからずっと観てるユニットで、天願大介の作・演出が光る。昔ながらの質屋の帳場に、三姉妹の次女・愛枝(まなえ,サヘル・ローズ)がいるところに垣乃花(渡邊りょう)が来て、長女の日枝(にちえ,月船さらら)はいないかと問うのだが、いないと答えたところにドイル君(マメ山田)がやってきて質草を出そうとするけど急いで帰り、やがて日枝は空(キャットウォーク)から現われ、三女の智枝(ともえ,犬宮理紗)は寝ている…、みたいに物語を追うことができなくもないが、そこが本意ではないだろう。宮沢賢治やニーチェのテキストをふんだんに使い、最後は『三人姉妹』的な終わり方。開演から聞こえる轟音がキモ。感性を刺激される芝居だった。

われわれなりのロマンティック

われわれなりのロマンティック

いいへんじ

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2025/08/29 (金) ~ 2025/09/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/09/07 (日) 14:00

期待の劇団の群像劇。いい作品だが、ちょっと違う、感が惜しい。(6分押し)120分。
 大学に入ってフェミニズム研究会で知り合った茉莉(まつり・小澤南穂子)と蒼(あおい・小見明生)は友人とも恋人とも言えない/言わない親密な関係を続けているが、卒業して様々な人々と出会い…、の物語。以前なら「男女の間に友情は成立するか」みたいな問いになることが多かった状況を、現在のさまざまな志向を背景に、丁寧に描いてはいる。そこの丁寧さが本劇団が気になる理由なんだけど、逆に、ちょっと違う、と思ってしまう理由でもあるな、と改めて思った。役者陣も丁寧に演じ、演出も丁寧。舞台美術も照明も細かい配慮で作られているのは確か。

ライフ・イン・ザ・シアター

ライフ・イン・ザ・シアター

シス・カンパニー

IMM THEATER(東京都)

2025/09/05 (金) ~ 2025/09/23 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/09/05 (金) 18:00

デヴィッド・マメットの傑作を中村倫也・堤真一が見事に上演。とてもいい芝居だった。(3分押し)105分。
 マメットが77年に書いた戯曲で、ベテランと若手の2人の俳優の力関係が時間と共に変化する様子を描いた傑作だが、俳優が俳優を演じる、というのがかえって難しい作品とも言える。日本では97年に石橋蓮司と堤真一で初演された作品で、それも観ているのだが、堤はそのときと役柄を変えての上演に挑む。結果、とても面白く良い感触の芝居になっていた。ベテランなりの態度を崩さないものの情けないところを見せるロバート(堤)と、若手から売れっ子になりロバートとの立場の変化が難しいジョン(中村)ともに、デリケートな役割をしっかりと演じてた。

鶏の首から上

鶏の首から上

あんよはじょうず。

阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)

2025/08/18 (月) ~ 2025/08/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/08/28 (木) 19:30

ひよこ組を観劇。なんかすごい迫力が…。アングラテイストいっぱい。(3分押し)68分。
 作・演出の高畑亜美が19歳で書いた処女作を改訂しての上演だと言うが、言葉の選択がいい。筋は一応、とある姉妹の物語、ということだが、それよりも感触を楽しむ作品だと思う。やみ・あがりシアターで見慣れた加藤睦望は迫力のある芝居をしているし、PSYCHOSISで見ていた芝奏花は、こんなにも可憐な役ができるんだと驚いた。

舞台『ゼブラ』

舞台『ゼブラ』

株式会社エイジポップ

シアターサンモール(東京都)

2025/08/20 (水) ~ 2025/08/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2025/08/22 (金) 19:00

ONEOR8の傑作を川本成の演出で上演。ちょっとテイストが変わってしまった。107分。
 2005年にONEOR8での初演を観ていて、その後、ONEOR8でも他の劇団でも何回も上演されている田村孝裕の代表作と言って良い作品。その後も何回か観てる。新たな役者陣を集めて時速246億の川本が演出したが、初演の印象が強くて、テイストが随分変わっていると感じた。4姉妹のシーンはあまり印象が変わらないのだが、男性陣が随分と笑わせる方向で演じていて、ぎごちない笑い、という側面の印象が薄くなっている。木崎ゆりあは『パンセク』に続いて観たが、軽い演技を軸にしつつも重い場面もしっかり演じられて、なかなか注目の女優だと思う。終盤のシークエンスが見事。ただエンディングは初演が良いと思う。

ジャニス

ジャニス

エヌオーフォー No.4

博品館劇場(東京都)

2025/08/20 (水) ~ 2025/08/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/08/22 (金) 14:00

山田邦子と堤泰之のコラボで、物語も役者陣も素晴らしい舞台だった。115分(+フィナーレ10分)。
 70年代後半にガールズバンドをやってた内のドラマーが亡くなり、元メンバー4人が集まって、あーだこーだ、の内に追悼ライブをすることになって…、の物語。ありそうな展開が分かりやすいが、山田邦子に加え、山像かおり・小林美江・藤田記子という巧い役者陣を集めたことで、展開に深みが出てる。脇を固めるベテランの水谷あつし・海老澤英紀も巧いが、若手の橋本祥平・花音も見事に役割を演じて、素晴らしい舞台になっている。終盤のライブの場面は本当のライブに見える。花音は初めて観たと思うが正統派の美女だし、小林美江のオフショルダーと山像かおりの絶対領域を観られたのは眼服。終演後に後説と山田邦子によるフィナーレのショーがあるのも楽しい。

月の海 2025(東京)

月の海 2025(東京)

日穏-bion-

テアトルBONBON(東京都)

2025/08/20 (水) ~ 2025/08/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/08/21 (木) 19:00

丁寧な劇作で知られる劇団の代表作とも言える作品だが、本当にいい芝居だった。115分。
 2016年に初演、2018年に再演された作品の再々演で、初演も再演も観ている。再々演での目新しさはないが、とにかく良く出来た無駄のない戯曲で、役者陣も丁寧に演じて、とてもいい芝居になっている。重い題材を明るく演じつつ、また、一方で大変な事件に巻き込まれるのだが、それを巧みに展開させて、最後は少しホッとするように終わる。観て気持ちよく帰れる芝居。

糸洲の壕 (ウッカーガマ)

糸洲の壕 (ウッカーガマ)

風雷紡

座・高円寺1(東京都)

2025/08/16 (土) ~ 2025/08/19 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/08/17 (日) 19:00

重い題材が重く演じられるのだが、息を呑んで観ていられる。129分。
 戦争末期の沖縄・糸州の壕の野戦病院の物語。学徒動員で看護に派遣された「ふじ学徒隊」の女生徒たちが体験した物語を濃密に描くが、肯定的な展開だけでなく、葛藤も反発もしっかり描くあたりがいい。しかもそれを現代の祖母(下平久美子)と孫(吉水雪乃)の回想風にしたことで、ちょっとだけホッとできる作りになっている。25人の登場人物は多いが、そのそれぞれの物語を描く脚本も見事だが、広い舞台で演じる役者陣も見事。開演の5分前から登場人物達が舞台に現われ、ちょっとずつ演じていくあたりで、自然に物語に入るのも巧い。

帰還の虹

帰還の虹

タカハ劇団

座・高円寺1(東京都)

2025/08/07 (木) ~ 2025/08/13 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/08/12 (火) 19:00

戦争画を扱った秀作。重い題材で迫力ある舞台になっていた。(2分押し)113分。
 2014年に下北沢駅前劇場で初演された作品の再演で、初演も観てるがよく覚えていなかった。1944年を舞台に藤田嗣治(劇中では藤澤元善・古河耕史)を取り巻く、戦争画に関わる人々のあれこれ。笑いを誘う熊本(津村知与支)という存在はあるものの、題材は重く特に終盤はシリアス。絵画(さらに芸術)と戦争の関わりについては、登場人物それぞれの正しさがあり、どれも頷けるものだし、どれが正しいと言えない面がある。役者陣も素晴らしかったという前提で、高羽の脚本がいい。

『意味なしサチコ、三度目の朝』再演

『意味なしサチコ、三度目の朝』再演

かるがも団地

吉祥寺シアター(東京都)

2025/08/08 (金) ~ 2025/08/11 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/08/11 (月) 14:00

お気に入り劇団が初めての再演。笑って切なく希望もある。とても良い。(2分押し)113分。
 2021年に初演された作品を再演で、初演も観ている。元地下アイドルで現派遣社員の幸恵(波多野伶奈)は、田舎の能代市の団地が取り壊されるので荷物の片付けに帰るが…、の物語。幼馴染みの何人かと久々に会い、親友のサチコ(村上弦)の事を思い出し、子どもの頃のことや、アイドルに憧れて東京に出てからのことなど、回想と現在を取り交ぜて、失ったものや成長したもののアレコレを思いつつ、最後は前を向く。初演から特に変えているところはないのだろうが、時が経って感触は変わった。初演の感想で「物足りない」と書いたエンディングがとても良く感じる。タイトルもとても良いのに気づいたりもした。初演と全く同じ役者陣で上演するという偉業をなしとげているが、劇場のサイズが変わって舞台美術や照明等も進化してて、とても良い舞台だった。都合で千秋楽しか観られなかったのだが、できれば3回くらい観たい作品だった。
 初演を観て、劇団「かるがも団地」を知り、その後の全作品を観ているのだが、10本に1本くらいしか星5を出さない私が7作品連続で星5という驚異的な気に入り方の劇団になった。また、波多野伶奈という希有な女優を知ったことや、抜群のコメディエンヌにして優秀な制作である宮野風紗音を知る等、思い出深い作品が蘇り、なんだかいい気持ちで帰路に就いた。

vol.41 「廃墟」、vol.42 「そぞろの民」

vol.41 「廃墟」、vol.42 「そぞろの民」

TRASHMASTERS

駅前劇場(東京都)

2025/07/25 (金) ~ 2025/08/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/08/01 (金) 19:00

『廃墟』を観た。これもまた、ひたすら重いが、戦後の混乱期の感触がしっかり伝わる。(3分押し)95分(10分休み)65分。
 中津留の戯曲を上演して来た同劇団が初めて三好十郎の戯曲に取り組む。戦後1年頃に書かれた作品だそうだが、敗戦後の過程を舞台に、歴史学者の大学教授と「共産主義者」として投獄された長男・元特攻隊員の次男を軸に、家族や周辺の人々が激しく口論する。戦後の混乱期に、さまざまな立場の人間が戦争の責任を問う、というのは分かるのだが、浮浪者の役割がぼんやりとしか分からなかった。
 2作に出ている役者は少なくないが、どちらでもほぼ前編に出ている川崎初夏が只者ではないと思った。

vol.41 「廃墟」、vol.42 「そぞろの民」

vol.41 「廃墟」、vol.42 「そぞろの民」

TRASHMASTERS

駅前劇場(東京都)

2025/07/25 (金) ~ 2025/08/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/08/01 (金) 14:00

『そぞろの民』を観た。とにかく重い作品だが、しっかり観て良い物を観たと思う。(4分押し)119分。
 2015年初演の戯曲を改訂しての上演で、初演も観ている。初演は傑作だと思ったが、本作もやはりとてもいい。政治学の元大学教授が、安保法制の成立を機に自殺し、その通夜の物語。長男(外交官)・次男(ジャーナリスト)・三男(失業中のAIエンジニア)と周辺の人々が、自殺の原因と責任を激しく語り合う。重いシーンの連続なので、3兄弟の再従兄弟が登場するシーンで少し笑いが起こるが、重さを味わう作品だと思う。初演では気づかなかったタイトルの意味が重い。初演は川崎初夏の代表作と思ったが、本作でも中盤からの川崎の活躍がいい。
 負傷の寺中寿之に変わって作・演出の中津留が舞台に立ったが、同劇団を22年観てる私にして記憶にない出来事。

パビリオンをください

パビリオンをください

電動夏子安置システム

赤坂RED/THEATER(東京都)

2025/07/25 (金) ~ 2025/07/29 (火)公演終了

実演鑑賞

鑑賞日2025/07/28 (月) 19:30

面白いので2度目の観劇。やはり良くできている。(後説2分込み)122分。
 2080年の万博の開幕を目前に控えて、とあるパビリオンに同居する人々のあれこれ…。2度目なので慎重に観ていたんだけど、よくできた脚本に脱帽。ヒューマノイドとか未来を見るメガネとか、科学の発展はそこそこあるんだけど、人間のやることは変わっていないよね、というメッセージが伝わる。と同時に、近年社会性ある作品が目立つ同劇団らしいメッセージもいっぱいある。客演陣がしっかりハマっているのが見事。

パビリオンをください

パビリオンをください

電動夏子安置システム

赤坂RED/THEATER(東京都)

2025/07/25 (金) ~ 2025/07/29 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/07/26 (土) 18:00

ロジカルコメディの雄が万博に挑む。アタマを使うが楽しい!!!120分。
 2080年に江戸川区で万博が開かれることになって、オープン2週間前に参加したい国が出て来て、パビリオンをください、ということで…、の物語。カン違いと思い込みで人間がいろいろと面白いことをやる、という設定のロジカルコメディだが、55年後でも人間のやってることは変わらないというメッセージも込めれられている気がする。終わり方は近年の社会性の現われという感じ。
 若い客演陣がしっかりハマっているのだが、どうやって見つけてくるんだろう。

君の夏則

君の夏則

Oji中高生演劇スクール実行委員会

インディペンデントシアターOji(東京都)

2025/07/25 (金) ~ 2025/07/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/07/26 (土) 14:00

若く、スガスガしく、面白い!94分。
 王子小劇場時代から行なって来た中高生のサマースクール。3日間で芝居を作り、3日間の公演をするという。今までは忙しい時期なので観られなかったのだが、今回は奇跡的に時間があり観ることができた。作・演出はやみ・あがりシアターの笠浦静花だが、参加者のアイデア等で組み立てる型式らしい。今回の4人の参加者が、この日だけ体調不良で1人抜け、3人で再構成しての上演(そのため当初60分と予告されていたが90分程度になっていた)。にもかかわらず違和感は全くなく、気持ち良く楽しい時間を過ごすことができた。いい時間をもらってありがとう。

消えていくなら朝

消えていくなら朝

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2025/07/10 (木) ~ 2025/07/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/07/25 (金) 19:00

蓬莱竜太による家族ドラマは、面白いけど痛くもあって、緊張した作品だった。120分。
 蓬莱が2018年に書き下ろし宮田慶子・演出で初演した戯曲を、本人の演出で再演、だが初演は観てない。蓬莱の「私小説」的作品と話題だったが見逃してた作品をようやく観た。高校の卒業を機に東京に出てそこそこ売れている劇作家が彼女と久々に家に戻り家族が揃う。この家の事を書こうと思うというところから現われる、家族それぞれの抱える問題…。ありそうな展開ではあるが、時に痛い話題も出てくるものの客席に笑いも誘う。外部の視点、かと思ってた「彼女」も実は問題を抱えていることが分かり、どう終えるんだろうか、という展開が巧い。軸になる劇作家の造型が薄っぺらい印象を持ったが、どうだろうか。

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