tl0810の観てきた!クチコミ一覧

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リタ・ジョーのよろこび

リタ・ジョーのよろこび

劇団俳小

d-倉庫(東京都)

2019/09/21 (土) ~ 2019/09/29 (日)公演終了

満足度★★★★

途中休憩が入るものの、主役はほぼ2時間出ずっぱり。それでもテンションが維持され、セリフも聞きやすく小柄なのに声量もしっかりしていた。他の演者や、驚くほどの声量とぶれない音程・声質で多くの場面で歌い続けた役の方も含め、しっかり鍛え上げ、安心してみれいられました。

ネタバレBOX

ストーリーについては、後半は少数者に押しやられたインディアンの社会における現実や苦悩がわかりやすく描かれていたが(これは他の場所や国に置き換えても十分に通用する話だと思う)、前段の裁判場面は、主人公の叫びは、マイノリティで、かつその中で自分を押し通して生きようとしてことについてだとは思うが、学校の場面など、インディアンの問題というよりは、権力者が作ったルールや価値観の押し付けへの抵抗であり、普遍的な問題と主人公のキャラクターの問題にされかねないように感じてしまい、ちょっとしっくりこなかった。歌はすばらしかったが、音楽は原作のものなのだろうか、日本の民謡的な雰囲気もあり、そういうメロディーが耳についてしまうとカナダのインディアンの話の世界に入りにくい感じもした。
太陽が落ちてきた~すずなりの逸声~

太陽が落ちてきた~すずなりの逸声~

劇団生命座

萬劇場(東京都)

2019/09/20 (金) ~ 2019/09/23 (月)公演終了

満足度★★★★

こういう演劇を作り上げること自体が、被爆の体験をどう伝え、核使用を防ぐかというテーマと重なっていると思った。現在の核がどういう状況にあるのかを伝える配慮(但し、それだけで実際にあの青年のように共有されるものなのかは不安もあるが)もされていた。暗転した時に流れたいかにもという情緒的な音楽だけは、私にとってはもう少し別の表現のほうがいいように感じた。

半ライスのタテマエ

半ライスのタテマエ

Sky Theater PROJECT

「劇」小劇場(東京都)

2019/09/11 (水) ~ 2019/09/17 (火)公演終了

満足度★★★★

登場人物が多いのですが、頻繁な場面展開の小道具の移動がスムーズな上、各人物のキャラクター設定が丁寧にされていて、混乱せずに各人物に思い入れをこめて見ることができた。いろいろあっても家族がそろっているというのはお芝居にする上では盛り上がりにかけるのかなとも予想しましたが、見終わった後に心温まる気持ちになるのもよいなと思いました。

記憶の通り路

記憶の通り路

東京演劇集団風

レパートリーシアターKAZE(東京都)

2019/08/10 (土) ~ 2019/08/12 (月)公演終了

満足度★★★★

汗だくでついた途端に、折り紙を手伝って下さいと言われて、ひるみましたが、水を使った舞台に涼を感じるとともに、自分の折ったものを目でおいかける楽しさも。

群盗=滅罪

群盗=滅罪

クリム=カルム

シアター711(東京都)

2019/07/24 (水) ~ 2019/07/28 (日)公演終了

満足度★★★★

劇場全体を使った演出が、戯曲の時代に誘い、小さなスペースでもダイナミックさを感じさせるものだった。ストーリーは原作に従いながらも、登場人物の設定は現代だからこそで、入り込みやすかった。

サラバサヨナラヨカナーン

サラバサヨナラヨカナーン

waqu:iraz

スタジオ「HIKARI」(神奈川県)

2019/07/12 (金) ~ 2019/07/14 (日)公演終了

満足度★★★★

ダンスと音楽が、ともすれば身近すぎる登場人物のつぶやきのリアルの重さを、お芝居の世界に引き戻してくれた。お盆は、サロメの戯曲とこのお芝居をつなぎ、いろいろな意味合いを想像させ、効果的だった。

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