リタ・ジョーのよろこび 公演情報 劇団俳小「リタ・ジョーのよろこび」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    途中休憩が入るものの、主役はほぼ2時間出ずっぱり。それでもテンションが維持され、セリフも聞きやすく小柄なのに声量もしっかりしていた。他の演者や、驚くほどの声量とぶれない音程・声質で多くの場面で歌い続けた役の方も含め、しっかり鍛え上げ、安心してみれいられました。

    ネタバレBOX

    ストーリーについては、後半は少数者に押しやられたインディアンの社会における現実や苦悩がわかりやすく描かれていたが(これは他の場所や国に置き換えても十分に通用する話だと思う)、前段の裁判場面は、主人公の叫びは、マイノリティで、かつその中で自分を押し通して生きようとしてことについてだとは思うが、学校の場面など、インディアンの問題というよりは、権力者が作ったルールや価値観の押し付けへの抵抗であり、普遍的な問題と主人公のキャラクターの問題にされかねないように感じてしまい、ちょっとしっくりこなかった。歌はすばらしかったが、音楽は原作のものなのだろうか、日本の民謡的な雰囲気もあり、そういうメロディーが耳についてしまうとカナダのインディアンの話の世界に入りにくい感じもした。

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    2019/09/29 13:47

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