FIGの観てきた!クチコミ一覧

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無畏

無畏

劇団チョコレートケーキ

駅前劇場(東京都)

2020/07/31 (金) ~ 2020/08/10 (月)公演終了

満足度★★★★

松井大将の存在感が凄すぎて、その反面、弁護士と教誨師のお坊さんがどういう人なのかがよく掴めなかった。弁護士は、弁護士というより、松井死刑囚がどう総括すべきかの答えを定めそれ以外の答えを許さずに断罪する神か閻魔大王と感じられたが(人間であれば、たまたまその場にいなかったことをいいことに囚人相手にマウントとってあのように一方的に人を断罪するなど許されない)、山に登ってハアハア息をついたり景色に対する感想を無感動な現代の若者風にそっけなく述べたり、と、いったいどういう存在なのか私の中ではまとまらなかった。教誨師も、物語上の存在意義が感じられず、主人公とどう関わっているのか、あるいは関わっていないのか、その立場が最後までわからなかった。閻魔大王の弁護士と同じ立場?この二人の存在には違和感が否めなかった。
ただただ主人公松井大将を観る作品ということか。他の将校たちの演技も良い。

『ブラックアウト』

『ブラックアウト』

singing dog

雑遊(東京都)

2020/07/16 (木) ~ 2020/07/20 (月)公演終了

満足度★★★★

思っていたよりシリアスな内容で、明確な決着を付けない終わりかたは、同類の人の同じ闘いが死ぬまで続くことを暗示しているように思える。ところで、雑遊はああなったんですね。

天神さまのほそみち

天神さまのほそみち

燐光群

ザ・スズナリ(東京都)

2020/07/03 (金) ~ 2020/07/19 (日)公演終了

満足度★★★★

期待通りなかなか刺激的な作品。ある若者がどんどん膨らみ複雑になるトラブルに巻き込まれてもがくストーリーに「虎」の男の無意味な掛け合いが唐突に割り込んでくる。観ていて混乱させられるのになぜか愉快で心地よい。ところで、客席の座席数を減らして椅子間のスペースがあのぐらい余裕があるとゆったりできて良いが、主催者側にとっては収入減になるので大変か。

マクベスの悲劇【3/20(金)~4/3(金)に公演延期】

マクベスの悲劇【3/20(金)~4/3(金)に公演延期】

劇団俳優座

俳優座スタジオ(東京都)

2020/03/15 (日) ~ 2020/04/03 (金)公演終了

満足度★★★★

しっかりしたプロの演技を堪能させてくれる。いろいろ工夫した演出も興味深い。

野鴨

野鴨

ハツビロコウ

シアター711(東京都)

2020/03/24 (火) ~ 2020/03/29 (日)公演終了

満足度★★★★

この劇団というかユニットの舞台には、独特の暗いトーンがあるように感じる。そのトーンに合う台本を毎回的確に選んでいるように思う。

歳月/動員挿話【3/28-29公演中止】

歳月/動員挿話【3/28-29公演中止】

文学座

文学座アトリエ(東京都)

2020/03/17 (火) ~ 2020/03/29 (日)公演終了

満足度★★★★

作品の持つ滑稽さというか皮肉っぽいところをうまく見せてくれる演出と感じた。

バロック

バロック

鵺的(ぬえてき)

ザ・スズナリ(東京都)

2020/03/07 (土) ~ 2020/03/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

物語の設定が前回観たものの続編のように見えるが、今回はゴシックホラー風、それも舞台ならではの上質で格調高いホラーで、期待を裏切らない。
すべてうす暗い屋敷の中のシーンで、逆光が多く、後方の客席で見ていると俳優の顔が最後までよく見えなかったが、それがかえってじわじわとした恐怖を高める。
田所さんのキャラというか役割が途中で変わってしまう感じがしたが・・・。その役割はNPOの人ではなかったの?と。

亡者の時代

亡者の時代

タテヨコ企画

小劇場B1(東京都)

2020/03/04 (水) ~ 2020/03/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

台本が、巧みな構成で優れている。今後の作品が楽しみ。

「帽子と預言者」 「鳥が鳴き止む時-占領下のラマッラ-」

「帽子と預言者」 「鳥が鳴き止む時-占領下のラマッラ-」

名取事務所

「劇」小劇場(東京都)

2020/02/20 (木) ~ 2020/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

後半の「鳥が鳴き止む時・・・」は、ベテラン俳優の巧さに感嘆させられる。前半の「帽子・・・」は、パレスチナ問題と重ねて理解しようとすると意味がはかりかねたが、純粋に不条理劇として観ると面白い。カフカふうの始まりから奇妙な物語がどんどん展開していくが、肝心なものがついぞよくわからず、迷宮の中に置き去りにされてしまうような感覚が、不条理劇鑑賞として何とも楽しい。

悪霊

悪霊

CEDAR

シアター風姿花伝(東京都)

2020/01/23 (木) ~ 2020/01/29 (水)公演終了

満足度★★★★

「群盗」に次いで、この劇団は2度目だが、今度はドストエフスキーのこの作品を取りあげたか、と。重厚でオーソドックスな演出で、台本によるのかもしれないが、物語の流れがわかりやすく、俳優たちも、総じて良く演じていた。この劇団の重厚な舞台をまた観たい。

蜜の沼

蜜の沼

Lumeto

OFF OFFシアター(東京都)

2020/01/16 (木) ~ 2020/01/19 (日)公演終了

満足度★★★★

優しさや暖かな眼差しが感じられる台本でホッとさせられる。
主役の一方だけダブルキャストになっているが、あのテンションのキャラクターだと、一人の役者が全回演じるのはかなりきついだろうなと思えた。両バージョン観てみたかった。

雉はじめて鳴く

雉はじめて鳴く

劇団俳優座

俳優座劇場(東京都)

2020/01/10 (金) ~ 2020/01/19 (日)公演終了

満足度★★★★

さすがに手堅く巧い。

赤子はゆりかごの中で

赤子はゆりかごの中で

IN EASY MOTION

シアター711(東京都)

2020/01/07 (火) ~ 2020/01/12 (日)公演終了

満足度★★★

ストーリーにちょっと散漫さを感じた。さすがにデリヘルは強引に思えた。むやみな大声も耳障り。

Crime - 1st  -

Crime - 1st -

Sun-mallstudio produce

サンモールスタジオ(東京都)

2019/12/21 (土) ~ 2019/12/27 (金)公演終了

満足度★★★★

興味深い企画で今後が楽しみ。今回は3団体の三本立てで、実際の事件から自由に発想しており、それぞれテイストが異なる。

タージマハルの衛兵

タージマハルの衛兵

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2019/12/02 (月) ~ 2019/12/23 (月)公演終了

満足度★★★★★

一日の2公演目のソワレだったが、二人の俳優のテンションがすばらしかった。前方の席の方が、ラストシーンをよく味わえる。

モジョ ミキボー

モジョ ミキボー

イマシバシノアヤウサ

シアタートラム(東京都)

2019/12/14 (土) ~ 2019/12/21 (土)公演終了

満足度★★★★

ベテラン俳優一歩手前ぐらいの二人の俳優が、少年になって広い舞台を動き回る。それぞれ何役も兼ねているが、役を切り替えるときの強引さもおもしろい。

餌

TinT!

新宿スターフィールド(東京都)

2019/12/11 (水) ~ 2019/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

多重人格がモチーフになっている作品は過去にも見たことがあってそれはミステリー仕立てであったが、これはもっとヒューマンな内容。
人の生き方のテーマと多重人格ひいては虐待の問題をこのように絡めてくるとは、よくできた台本で、ツボを得ており、観劇の喜びを素直に味わわせてくれる。次に期待できる。

メモリアル

メモリアル

文学座

文学座アトリエ(東京都)

2019/12/03 (火) ~ 2019/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★

外国の作家でこういう実験的な作品はいくつか観たことがあるが、これは日本人の作家。だから、某宗教団体のブラックな小ネタなど日本の事情が揶揄される。
こういう演劇も見慣れてくるとそれなりに楽しめる。筋道の通るストーリー展開は感じられないが、個々のセリフは妙に具体的で、それを聞いた瞬間だけ成立する意味のイメージや連想する日常の出来事の記憶が浮かんでは消え、うつろな夢を見ているような気分になる。

8月のオーセージ

8月のオーセージ

劇団昴

Pit昴/サイスタジオ大山第1(東京都)

2019/12/05 (木) ~ 2019/12/18 (水)公演終了

満足度★★★★★

芝居としてはよくある家族の葛藤と秘密の物語だが、その家族の女性たちは極端にシニカルで盛大にキれていてとにかくうるさい。パンフレットに書いてあるとおりブラックな作品で、シリアスだからかえって可笑しくて笑いが生まれる。
幅のある劇場空間の使い方が興味深い。俳優たちもうまいという印象。最初のほうで家族の名前だけがバンバン出てきて誰のことかわからないので、事前にパンフレットの相関図を見て家族の名前を頭に入れておいたほうがとっつきやすいか。

フィクション

フィクション

JACROW

駅前劇場(東京都)

2019/12/04 (水) ~ 2019/12/08 (日)公演終了

満足度★★★★

東京五輪に絡める必要はなく、典型的なデフレ経済下(リーマンショック後長らく、とくに地方はこんな感じだった)で人々の心が萎縮していることが背景にある3つの物語。
それぞれのストーリーは深刻になりすぎず、掛け合いで笑いもとる。熟キャバの場所もリアル。

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