Chevronの観てきた!クチコミ一覧

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あっかんべー

あっかんべー

コケコッコー企画

COOL JAPAN PARK OSAKA・WWホール(大阪府)

2020/10/09 (金) ~ 2020/10/11 (日)公演終了

満足度★★★

場所は街の小さな映画館
その映画館が最後を迎えようとしていた時、そこを訪れていた男が人影と突然動き出した映写機に驚き気を失う…そこから一気に活気があった頃の映画館の時代へ
そこには色々な人の青春ぽかったり、思い出が満ち溢れてるような世界が…
映画館そして映画を通しながらその世界に生きる、生きようとする人達の思いだったり生き様を描いていくような作品
ほんとの思いとは違った形になったりは当然なんだが思いは受け継がれていく
色んな感情を刺激される感じの90分ぐらいの物語
初日はダブルコールですね

やはり良かったのが 野村有志 さん
この人にしか出せない感じの空気感
ラストの変化がまた巧みなんですよね
川添公二 さんも相変わらずいいんですよね
気が弱いような強いようなw
一瀬尚代 さんもこの人だからこそって雰囲気なんですよね
そして別れは変化球かな
今回の 藤井颯太郎 さんは今まで見た感じにはなかった雰囲気なのかも
こういう役も似合います
表情もですが声の感じセリフがバツグンに良かったのがやはり 鳩川七海 さん
引き込まれる世界観やはりこの人独特なものがある印象
屈託のない悪魔的なところもあったかな

くつしたのなか

くつしたのなか

kusukusu's rabo

一心寺シアター倶楽(大阪府)

2020/10/03 (土) ~ 2020/10/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

ランタイムは70分って感じですかね?
物語はサンタさんのプレゼントを入れる靴下の工場のお話
お客さんはその工場見学に来た人達って感じで、この舞台は少し参加型の公演って雰囲気
やはりこの辺りも主宰のピロ子さんの楽しんで欲しいって気持ちが伝わる感じ
そして工場見学が始まろうとした時にプレゼントをって人達が次々に…
ここからのバタバタ騒ぎに上手く音楽が絡んでいく
そして当然のようにダンス
このクオリティがめちゃくちゃ高いんですよね
キャスティングを見た時からダンスが上手いメンバーがひしめき合ってるなって印象
この時期にこの人数でこのクオリティにもってくるのは流石の印象やったんですよね
そしてMicro To Macroさんの 石井テル子 さんの歌声
やはりいい声しておられますよね
ここまで音楽、ダンス、曲ってきてさらにエンタメ要素として殺陣までってびっくりな贅沢さ
そしてこの殺陣も時間は短いんですがクオリティが高い
高速の殺陣まで観られる贅沢な感じなんですよね
この激しいステージを今日は3ステって感じは体力も凄い
そしてその疲れも全く感じないのは流石
もしかしたらそのクオリティはさらに上がってるのかもしれないなってさえ感じる
見逃すのは惜しいですね

会場にはご出演者さんのキャラクターが飾られてるんですが、たぶん全員は見つけられてない気がしますね
これ見つけられなかった人はどこにいるんだろう?
あっ‼️それからクイズも貼ってあったりするんですよね
楽しみは舞台もやけどそれ以外も楽しめるそんな舞台ですね

Sincerity

Sincerity

劇団土竜

一心寺シアター倶楽(大阪府)

2020/09/03 (木) ~ 2020/09/06 (日)公演終了

満足度★★★

時は幕末、その中心には新撰組がって世界観なんですよね
しかしその新撰組は名前はそのまま、でも男女が入り混じる
そんな感じがこの物語のベースにあるんです
そしてそんな男女の新撰組だからこその問題やったり、そんな性別の壁さえ超えたような人間関係やったりが存在する独特な世界観に仕上がってる印象の作品ですね
そして当然敵対関係も
薩摩や長州も当然のごとくストーリーとしては出てきますし、坂本龍馬さえかなり明るく魅力的な女性やったりするんですよね
そしてそこには違うさらに深い関係性のある敵対関係が存在するって視点も新しいかも
音楽もいいし殺陣もふんだんにって感じのランタイム2時間の作品って感じですかね
若木志帆 さんと 木暮淳 さんの近藤と土方を中心に 茅原衣里 さんの沖田が可愛いんだけど負けず嫌いっていい雰囲気を作られてた印象
殺陣はがんばれって見守ってしまいましたが、なかなかにこなされてたかな
意外やったのは BANRI ちゃんと 難波優華 ちゃんの関係性やったかもしれない
かなり淫らでダークな雰囲気の今回の BANRI ちゃんなんですが可愛いさが否めないかな
そして 難波優華 ちゃんはさらに年齢低くアプローチしてた感じの印象
この感じ、そして反発する感じも良かったんです
しかしその2人の真の関係性はってなった時に少しそうやったんやねってなったかも
5ステ目は開演時間が5分ほど押しての開演
途中に10分の休憩を挟んでって感じ
人数も時間もかなりガッツリって感じの作品は久しぶりにって感じ
この作品も残すところ明日の2ステを残すばかり
チケットは完売ですがキャンセル待ちって可能性もある?
あっ‼️最前列はフェースシールド必着です

「アルバート、はなして」

「アルバート、はなして」

彗星マジック

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2020/08/28 (金) ~ 2020/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

大千穐楽をおかわり
いよいよ現在の2ndの舞台としてはラスト、お客さんがこの劇場の中を見られるのも最後ですかね
やはりこのステージの選択は最高でした
役者さんの疲れはピークやったと思うんですが熱量もピークやった印象ですね
前半のWアルバートのセリフの感じは間違いなく最高やった印象
強いところからの弱いところの変化も良かった♬
やはりこの舞台は情報量が多いので間の10分の休憩は逆にいい頭を休める時間になってる気がします
ダンテとウルズの本当の存在、フリッツの部分も観たものによって違うだろうな
やはり 立花裕介 さんの演技は熱いですね
フリッツと酔っ払ってダンテと絡むところとかもめっちゃ好きでした
鳩川七海 さんのアルバートは目がキラキラなんですよね
謎への探究心に満ち溢れてる感じ
後半に向かって少し大人な表情へ
ラストは初日から涙いっぱいなんですよね
浅雛拓 さんのザ・お父さんって感じもいいんですが、怒りで高ぶるあたりも良かった
竜崎だいち さんの自分の天才具合に壊れていくところもですがラストのほんとに心配した旦那への表情素敵でした
中嶋久美子 さんはやっててほんと楽しそうなんです
こどもに楽器教えるとこ好きやった
ある意味悪女の 山岡美穂 さんの可愛さは反則気味
プロレスのところの最終解決への表情めっちゃいいんですよ
池山ユラリ さんも終始可愛さ全開なんですが、盗んだバイクと正座指示がツボでした
実況のところも好きでした
石畑達哉 さんをラストはベストポジションで観たんやないかな
第一次世界大戦のイケイケのところもいいんですが、飲み屋のシーンも好きなんですよね
電話のところも表情良かった
中川浩六 さんは戦略的で頭の回転もいいんだが大きなものに飲み込まれて壊れていく様がほんと見事
声よくもちましたね
一人芝居もパワーアップしてた印象でした
水木たね さんほんと今回美しいって印象なんですよね
謎めいた美人、ラストのアルバートとの再会の表情は可愛さまでもって印象
米山真理 さんの登場シーン好きなんですよ
助けへんのかいってなりますがそれもいい
父が旅立つとこのシーンの表情もバツグンに良かった
ラストいつから?
初日からWコールでもおかしくない拍手、大千穐楽はついにWコールの鳴り止まない拍手
ほんとに観て良かったなって心から思う舞台でした
これで今の2ndにもう行くことはないんですね
この物語は個人的には過去へ戻るのは魂、そしてそれは死ぬ時に見る走馬灯?
その感じは人それぞれかな

さよなら、を言い忘れた

さよなら、を言い忘れた

Nakayubi.

gallery Main(京都府)

2020/03/27 (金) ~ 2020/03/29 (日)公演終了

満足度★★★

Nakayubi.-10『さよなら、を言い忘れた』の3ステ目を観劇
この週末に京都の galleryMain さんで5ステが上演される舞台
『から』『いない』『i』って3本の作品が一気に観られるお得な感じですね
全ての作品の脚本と演出は 劇団なかゆび さんの 神田真直 さん
一人と二人芝居のオムニバス
まずは から
ご出演は
ゆう さんによる一人芝居
かなり個性的な演出の作品なんですよね
これから始まる世界観を象徴する様な作品ですかね
かなりシュール?テンポや間がかなり独特なんですよね
そして役者さんの表情が全く見えない舞台って初めてやったかもしれません
次が #いない
ご出演は
飯坂美鶴妃 さんによる一人芝居
3作品のオムニバスの流れを印象付ける様な作品
この流れはIとYOUそして孤独…繋がってないかもしれない人との関係性なんだろうか?
生と死が微妙に均衡を保つそんな空間なのかな
あのケーキは毎日消費…なるほどって…←そこw
そしてラストが i
ご出演は
幻灯劇場 さんで YTJプロ さんの 鳩川七海 さん
劇団なかゆび さんの 柊木樹 さんによる二人芝居
これもかなりシュールな世界観ですね
この世界を深くしれば知るほどハマる世界なのかもしれません
やはり生きるって何だろう?が共通のテーマなのかな

愛する母、マリの肖像

愛する母、マリの肖像

T-works

ABCホール (大阪府)

2020/03/27 (金) ~ 2020/03/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

T-works#3『愛する母、マリの肖像』の大阪公演の千穐楽をおかわり
東京→大阪と11ステが上演されたT-worksさんの3回目の公演もいよいよ最後
色んな逆風を乗り越えてここまで積み重ねてこられたものを締めくくるステージ
1回目はコメディ、2回目は痺れる様なサスペンス?会話劇
そして今回の3回目は感動溢れ、過去の偉大な人物をさらに深く興味深くする様な作品
キャスティングは毎回大幅にリニューアルされ成長し続けられてる今のベストメンバーで挑まれた印象の今回なんですよね
そんな作品の集大成のステージはさらに素敵に輝いてた印象なんですよね
大阪公演は4ステのみやったんですが初日から2ステを挟んだノミなのに雰囲気が違って見えるのは生の舞台の醍醐味ですね
2回目だからこそ細かいところが観えてるのもあるのかもしれませんが、大千穐楽のできはすこぶる良かった印象
やはりここまで思いが詰まったステージになってたかな
今回ほんとコロナで大変な時期
しかしこの状況、そして世界情勢だからさらに感情移入でき、明日への活力がもらえるそんな作品やった気がします
それは放射線による人体への影響、それに対する科学の進歩やったり引き継がれ研究される未来へとつないでいく感じやったりするんですよね
あっ汗マーク前回の感想で二次対戦って書いちゃってましたね
マリーがレントゲン車で功績を残したのは第一次世界大戦ですね(1914年頃)汗マーク
イレーヌとフレデリックも知らなかったんですが後に劇中に出てくる人工放射線元素でノーベル化学賞を受賞ですね
そんなことも終演後に気になる作品
大千穐楽のカテコはトリプルコール
ダブルコールの時点で真寿美さんのこの舞台への思い、最後まで駆け抜けられたって複雑な思いで涙腺は限界
しかし初日よりはがまんでしたかね
ラストは役者陣の自己紹介からの挨拶のおまけ付き
素敵な舞台の幕が無事に降りた感じ、お疲れ様でした

Concorde Effect

Concorde Effect

演劇集団stereotype

京都市東山青少年活動センター(京都府)

2020/03/20 (金) ~ 2020/03/22 (日)公演終了

満足度★★★

まずは入って舞台を観た時に感じたのはお洒落な雰囲気やなって印象
そして始まると可動式のブルーのスポットを使ってのOP
クールでいい感じですね
そしてサイドのテーブルにはマイク
そこでタイトルコール
stereotype さんがこれをなんて形態で呼ばれてるのかはわからないんですが短編作品の集合体
それぞれ全く違うようで部分的には関連し合うような8篇のストーリーが展開されていく
この一つ一つがなかなかに濃い感じで魅力的な詰合わせって印象
近藤珠理 さん以外は初めて観させていただいた役者陣なんですが、なかなかに個性的で、最初その個性が鼻につく感じもしたんだが、いつのまにか引き込まれてた感じ
なかなかに魅力的なメンバーが揃った座組
個性的すぎてぶつかり合いそうな感じなんだが上手く融合してるのは演出の巧みさかな
最初少し感じたのが 匿名劇壇 さんになんとなく雰囲気が似てるなって思ったら短編
フラッシュフィクションを思わせる感じは最近のその感じかもしれない
少し荒削りな印象も受けるものの素敵な展開を観せてもらえた
EDも少し変わった展開、終わり方も独特
拍手のタイミングなかなかに難しい
この舞台に行くきっかけは 近藤珠理 さん
前回観させてもらった笑の内閣さんでの感じとは全く違う空気感
バンドのやつも良かったが路上ライブいい雰囲気←カスタネットがなかなかいい流れ
キャンプの断るのに悩む感じかなり良かったんですよね
ZTONさんの トガビ でも期待の女優さん

ただ、吸って吐く

ただ、吸って吐く

ボラ☆ボラ

南河内万歳一座稽古場スペース(大阪府)

2020/03/19 (木) ~ 2020/03/23 (月)公演終了

満足度★★★

とある片田舎のパチンコ店のパーラー・イデアは大型店とは違い資金繰りもギリギリ、店員もフル稼働
そんな状態で立ち上げメンバーの1人が急に店を辞めるところから物語は始まる
そんなこれ以上ない最悪の状況にフラッと大人しい感じのエツコが現れたところからこのお話の状況は徐々に変化していく
そしてあるヒラメキから急展開を見せていく物語
メインは地方のパチンコ屋さんの物語なんだが、革新部分はそんな業界であったりもするのかな
そしてネット社会であったり、その中での誹謗中傷
そんなものにはなんの根拠も裏付けもなかったりするんだが、事実の様に広まる怖さ
人の心の弱さであったり、そんな弱さから立ち直る勇気であったり、ふっきり方を模索する様な作品かな
仲間の優しさや環境も大切なファクタ

アリス・イン・スランバーランド

アリス・イン・スランバーランド

演劇ユニット衝空観

in →dependent theatre 1st (大阪府)

2020/03/06 (金) ~ 2020/03/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

最初は帽子屋のソロシーンから始まるんですが、そこからすでに独特な世界観
アリスは平凡だが幸せな時間を過ごしてる
しかし彼女は新しい変化?刺激?を求める
帽子屋は白うさぎを追いかけることが変化にと…
トランプの兵隊や女王と不思議の国のアリスなんですがこの物語はいい感じに裏切る
この舞台ジャンルが難しいかもしれない
ガッツリの会話劇をイメージしてたんだが、コメディ要素の強い会話劇
不思議な空気感が支配するエンタメ要素もある、下手をすると詰め込みすぎになりそうなんだが、いいバランスでそれぞれがいい効果を生んでる世界
これが衝空観さんワールドて感じ?
前半のリズムからの後半の変化は疾走感のある怒涛の展開…とはまた違った個性的なリズム変化を見せる
他ではあまり味わったことがない感じなんだが引き込まれていく世界
ラストはそう言えばこの舞台あれが無いなと思い出させる
そしてカテコまで独特な世界を観させてくれる感じの素敵な舞台
初日はアフターイベントに出演者全員によるトークイベントが開催
この時間だけは写真撮影可能て大盤振る舞い
今回の作品の裏話やこの座組の仲がいい感じが伝わってくる時間でした
質問タイムは口火を切るのが難しい
普通『明日』って言いそうなシーンで『明後日』気になってたんですけどねw

北向きのヴァルキュリヤ

北向きのヴァルキュリヤ

BALBOLABO

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2020/03/04 (水) ~ 2020/03/08 (日)公演終了

満足度★★★

メジャーなスポーツの条件はやはり女性の観客であったり競技者であったり
そんな中で女人禁制であったり、神聖な場所の土俵には女性が立てなかったりする相撲の世界
もっと日本の国技を世界に広げるためにって考えからこの物語は始まっていくんだが…
観ている内に引き込まれていくのは真剣に好きなものに打ち込んでいる彼女達の姿勢だったり、負けたくないって思い
そして何かをかかえて悩んで苦悩するんだがやはり最終的には好きなものは好き、そして楽しいって表情やったり仕草やったりするんではないかな
相撲の動きシコやったり摺り足やったりの姿勢がめっちゃ美しく
たぶんかなり負担がかかりそうな動きなのにそれを感じさせないのは見事な演技と稽古のなせる技
音響それに照明が美しく、この世界をさらに盛り上げてる印象
やはり雨の中のシーンは美しいの一言

陽だまりの彼女

陽だまりの彼女

劇団時乃旅人

OVAL THEATER & GALLERY (旧・ロクソドンタブラック)(大阪府)

2020/02/29 (土) ~ 2020/03/01 (日)公演終了

満足度★★★

映画も本にも出会うことがなかったので新しい気持ちで触れ合えた作品はかなりピュアな恋愛物って印象
広告代理店の営業の奥田浩介とランジェリーメーカーの渡来真緒の物語
ある打ち合わせで顔を合わせた瞬間に驚くのは中学時代の同級生
そこから2人の恋は急加速で進んでいく
中学時代の切なくて青春かなって感じを織り交ぜながら進む展開
しかし彼女には秘密が…
主役の浩介は 柳原宇至 さん、そして真緒には 藤山真衣 さん
この2人の楽しそうなカップル、夫婦の雰囲気が基本的にはこの世界観を作り上げている
色んな障害がありなごらも深まる恋って感じですかね
黒子が全て猫って感じもこだわりの演出を感じたかもしれません
渡来真緒の中学生時代を演じたのが 大城茉菜 さん
なかなかにいい表情されてたんですが初舞台やったそうでびっくり
結構ダンスシーンがあるんですがここの動き、ターンや姿勢がかなり綺麗やったんですよね
そして当パン見るとしゅうの声もって、これ相当良かったかも

盗め!スージーウー!!

盗め!スージーウー!!

0F-ゼロフレーム-

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2020/02/27 (木) ~ 2020/03/01 (日)公演終了

満足度★★★

パワフルな最初から最後まで走りっぱなしのコメディ
スージーウー は食べるため?食べるものを盗む5人の女泥棒
それに反してスル―ジール―は華麗にお金を狙う5人の女泥棒
相反する様な2組は惹かれ合う様に接点を持ち嫉妬なんかからぶつかり合う
しかし2組の裏側には1人の人物が、そして彼の野望にはさらに大きな人物がターゲットにって広がっていく世界
かなりガッツリとダンスシーンもあってエンタメ要素もあるんだが、基本的にはコメディ
笑要素をふんだんにパワフルな芝居が終始展開されていく様な舞台
懐中電灯をお客さんに照らしてもらうなんて少し変わった演出も取り入れながら、独特な世界観を作られてる印象の舞台

艶姿河内六人娘

艶姿河内六人娘

STAR☆JACKS

ABCホール (大阪府)

2020/02/21 (金) ~ 2020/02/24 (月)公演終了

満足度★★★

劇団☆春夏秋冬さんのカタヤブリ旗揚げ公演 艶姿河内六人娘 の大千穐楽の7ステ目を急遽おかわり
2/21(金)〜今日まで積み重ねて来た最後のステージ
役者さんとしては波があってはいけないのかもしれないが出し切ろうとする思いと蓄積された疲労との戦いを観てるような回
その感じを1番受けたのが avex さんの大阪☆春夏秋冬さんのメンバー
初めての演技、初めての舞台に戸惑いながらも素敵なものを、そしてなんらかの証を残そうとの気持ちが伝わってくる演技
ラストシーンではメンバーが客席の最上段に全員がって配置なんですが、カテコの前に全員が号泣って感じでした
そこからカテコ、始まった瞬間からスタンディングオベーション
最初 #EON さんが号泣で話せないのを望海さんが気遣うシーンがあったり
ANNA さんのサプライズのお誕生日ケーキが登場したり
OPの曲のROCK SHOWをもう一度とアフターイベント以上の盛り沢山な内容のカテコって感じでした
これで彼女達の存在を知り新たにライブにって人もいるんやないかな
ボーカルの MAINA さんと ANNA さんの歌声もかなりいいんですが劇中でも魅力的な EON さんのキャラが魅力的でした
田米さんを落ち込ませてからの上げっぷり良かったんです
この舞台は客演陣も魅力的
STAR☆JACKSさんの今回は脚本も担当された 浜口望海 さんの説明台詞もいいんです
演出もされた ドヰタイジ さんの優しそうなんだけど、結果的には裏のある悪い感じもほんとお見事
寺井竜哉 さんは今回少し3枚目な感じ
しかし一途な恋心って感じもいいんですよね
そしてこの3人の殺陣も流石って感じなんです
早いし優雅で見惚れます
メガネニカナウ さんの 上杉逸平 さんはかなり笑いを取りにくるポジション
このキャラが全体にいいアクセントになってるんですよね
舞夢プロ さんの 田米カツヒロ さんの徳兵衛もいいんですよね
いつのまにかお調子者、しかし芯のある感じがほんといい
大阪拠点ラストの舞台ですね
北あかね さんは MAINA さんのお母さんと悪い役ですね
モブもほんといい動きを観せられてたんですよね
Cheeky☆Queensさんの 留奈 さんは徳兵衛の妻の夏乃
このキャラが舞姫達の憧れの存在、ダンスもいいんですが勝気な奥さんって感じが今回ハマってるいい雰囲気

『君ヲ泣ク』×『ラズベリーシャウト』

『君ヲ泣ク』×『ラズベリーシャウト』

PLANT M

ウイングフィールド(大阪府)

2020/02/11 (火) ~ 2020/02/23 (日)公演終了

満足度★★★

君ヲ泣ク
かなり静かな世界
しかしその世界は争いに満ち溢れ、そしてそれにすら慣れてしまったかのような感じ
そんな時間の中3人姉妹と弟が翻弄されながら必死で生活をしていく
戦争そんなものと背中合わせの日常
それが普通な日常
ほんと不思議なんだけど、あまり現実離れしてないのかもと感じてくる世界観なんですよね
そんな世界観にどっぷりと浸る様な時間が静かに流れていく
当然のごとく熱いシーンもあるんですが静寂な中に囁く様な言葉が鳴り響くのがかなり印象的な舞台
そして空腹で行ったらダメかもw

ときめく医学と運命的なアイデア

ときめく医学と運命的なアイデア

匿名劇壇

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2020/02/14 (金) ~ 2020/02/29 (土)公演終了

満足度★★★★★

休演日はあるものの16日間のロングランの舞台の始まりの1ステ目
まず入って目を引くのは舞台全体
可愛さがいっぱいって感じの風船とバランスボールそしてテーブルと大量の服
今からどんな世界が広がるのかと期待がさらに膨らむ感じ
そして始まるのは前回の大暴力と同じフラッシュフィクションの舞台
しかしその感じは全く違いメインの物語が存在
それがあらすじに書かれてる流れですかね
そこから広がる人間関係、そして展開する短い短編の集合体
それぞれが相反する、独立するようで融合し、さらに人間関係を複雑にしていく
それぞれの短編はそれだけで面白いんだが、さらに全体的な関係性で奥深い楽しみが湧き出てくる感じ
この辺りはなんとなく 佐々木誠 さんの素粒子のセリフのあたりも関係するのか、考えすぎなのか(笑
かなり情報量は多い作品
だからといってあまり考えずに楽しむこともできるそんな両極端な楽しみ方ができるような素敵な作品
ガッツリやと3回は観たくなるのかもしれないなって印象
ときめく医学編 は 匿名劇壇 さんやと #杉原公輔 さんが中心
しかし客演さんが印象に残るそんな印象
坂口修一 さんのしっかりしてる様で少しアウトローな感じ
宮本弘佑 さんのカッコ良さと可愛さ、そして優柔不断なんだけど強気ってアンバランスさ
女優陣がそれぞれ個性的で光る
北山聖佳 さんの夏菜子は最初そんなに惹かれる印象でなかったんですが、いつのまにか世界観に引き込まれる素敵な演技
かなりいい表情なんです
本多晴奈 さんの愛は逆に最初からいい表情を観せる女優さんやなって印象
千紗都さんとのシーンもいいが、杉原さんとのシーン凄いです
小野村優 さんの純子はかなり病んでますねw
そしてこんな感じの優さんの演技は初見って感じかもしれないレアな役な印象
この人の振り幅の大きさを今回も目の当たりにするのがあゆみ役の 佐野あやめ さん
年齢設定もなかなかにレアな印象
しかしその設定からの振り幅の大きさは凄い
坂口修一 さんとのシーンは圧巻
やはりこんな空気感ほんと似合うんですよね
日替り出演の 吉本藍子 さんのシーン好きなんですよね
この感じの藍子さんは自劇団でしか観られない印象
しかしこんな感じがいい
これを観られるチャンスは残り2回
次の 松原由希子 さんも気になるな
いよいよ始まった 匿名劇壇 さんの2ndでのロングランの舞台
明日 #運命的なアイデア編 が初日を迎える
フラッシュフィクションって言うオムニバスや短編集とは違った違った作品
この空気感、魅力的な劇団員と客演さんで作る世界
なんと言っても 福谷圭祐 さんが作る世界いいですね

お通夜イレブン

お通夜イレブン

なにわニコルソンズ

TORII HALL(大阪府)

2020/02/07 (金) ~ 2020/02/11 (火)公演終了

満足度★★★

高校サッカー部の監督そして教え子の元マネージャーの2人の殺人、そしてそのお通夜から始まる物語
1ステは2幕から構成されてて間に5分の休憩
2幕ともコアなストーリーは同じ?で構成が男1女12と女1男12と変わる
メインは1人の方なので男女でガラッと雰囲気が変化
高校サッカー部の監督と歴代マネージャー、元マネージャーと歴代サッカー部員
1幕が監督、2幕がマネージャー
そんな説明があるんだが、この説明も見終わった後には巧みだなって思うんですよね
確かに同じと言えば同じ、しかし別モノの素敵な物語を堪能した印象
男女の差でこれほど雰囲気が変わるのか、かなり演出もそしてキャラ設定も変わってるので当然と言えば当然
1幕を観てるからこそ2幕がさらに楽しめるのはかなり凄い
そしていい舞台やなって印象
コメディなんですがミステリーそんな融合の素敵な作品でした

ハルカのすべて

ハルカのすべて

ももちの世界

神戸アートビレッジセンター(兵庫県)

2020/02/07 (金) ~ 2020/02/09 (日)公演終了

満足度★★★

この舞台がまず他とは違うのは、役者が一切舞台からハケない、ハケないってのはかなり微妙かもしれないが、カテコが終わるまで観客の前にずっと存在する感じなんですよね
そしてSEなんかが全て役者さんの声による演出
これも斬新な感じ
ハルカという存在を中心に、それと同じぐらいの存在としてその父?を中心に描かれた物語
かなり後半まで意味が分からないってなるんですが、ラストあたりでいい感じに回収してくれるのは見事な展開
照明などの演出もかなり見事で美しい世界を作り出してる
しかしメインは音なのかな?そのこだわりは観る?聞く?感じる?ものに伝わってきてた印象
雑踏なんかの表現、自動ドアの開閉に至るまで見事なポテンシャルで再現
後、時間の進み方の表現もかなり良かった

0番地

0番地

幻灯劇場

京都府立文化芸術会館(京都府)

2020/02/08 (土) ~ 2020/02/08 (土)公演終了

満足度★★★★★

幻灯劇場 さん総出演で作り上げられる舞台
初めから言っておきますが、これはほんとにもう一回観たかった
そんな一夜限りの舞台
『バンチ』は労働力として『いつかの日本』に連れて来られた民族
彼らには身体的な特徴があってそれは目の色が薄く、それを隠すのにカラコンを使っていた
そんな少しSFっぽい要素や近未来ものそして過去をも思わせる設定の作品は 松本真依 さんの歌声から始まる、生演奏と共に♬
使われてる楽曲はオリジナル
そんなこだわりもこの作品を盛り上げる
シーンは過去 橘カレン さんと 藤井颯太郎 さんの2人がその先にトラウマになる感じのエピソード、それが全ての始まりなんです
かなり複雑に無関係な様に複数の物語が並行で進む
微妙な時間をズラしながら巧みに
1つのストーリーはおばあちゃんと孫
最初は??ってなるシーンがいっぱい
それはおばあちゃんの容姿、この部分も計算なんだろうな
可愛いおばあちゃん、可愛いらしいではなく可愛いい
それはおばあちゃんが死んでてそこに見えるのは若い頃の姿
今井春菜 さんの可愛さがそう思わせる
1つはファッションショー
そこにはランウェイを彩るモデル達が
そしてメインの服のデザイナーとモデル…の代役が…しかもモデルの彼女まで…
この彼女がかなりギャル?
そんな感じで笑いを作ってたのが 鳩川七海 さん
ぶっ飛んでるけど魅力的な彼女は違う物語との橋渡しのキーマン

スーパードンキーヤングDX

スーパードンキーヤングDX

ヨーロッパ企画

AI・HALL(兵庫県)

2020/01/30 (木) ~ 2020/02/03 (月)公演終了

満足度★★★

ある男が事故に遭い目を覚まさず10年の時が過ぎる
急に目覚めた彼が元々生活、接してた人のところに戻ると…って感じに展開する物語
ヤンキー、サブカル、ビレバンなんてあいいるような、相反するようなワードが飛び交い軽快なテンポで進む物語
最初のシーンは病院なんだが、そこから笑いの要素は満載
いいテンポで笑いのタイミングがあるのもいいんですよね
舞台装置、舞台美術にも凝ってる感じは流石やなって印象なんですよね
あまり印象に残らないかもだが早着替えとかもお見事ですね

華よ咲け

華よ咲け

ステージタイガー

近鉄アート館(大阪府)

2020/02/01 (土) ~ 2020/02/02 (日)公演終了

満足度★★★

江戸のとある剣道場でめっぽう強い少女の桜、その周りには彼女には勝てないんだが心強い4人の仲間たちが
そんな5人を中心に進む物語
その江戸には最近手当たり次第に人を斬る人斬りが…そしてトラブルメーカーの彼女は…ここから大きく物語は動き出す
そしてもう一つの物語が並行して進む
それは御神木、それを守る少女、そんな彼女に一目惚れしてしまう男
男は大都から来た軍隊のリーダー、そんな彼は偉ぶるわけでもなく少女と触れ合っていく
そんな感じにこちらの物語も進んでいく
2つの物語は接点も共通点もないように感じるのだが…
ステタイさんらしく運動量は多目の舞台なんだが今回は殺陣をふんだんに取り入れての演出
途中に木刀のシーンがあるんだが、これは相当な迫力で、もしかすると剣の戦い以上伝わるのかもしれない
照明、転換も見事にこの舞台を盛り上げてる
かなり切なくて、しかしその先を感じる素敵な舞台

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