満足度★★★★
「夏の夜の夢」・・・「悪夢」です(笑)
ネタバレBOX
シェークスピア作品がこんなになっちゃって....
でも楽しかったです。
最後の一言が一番笑えてしまいました。
シェークスピアもブラボーを贈ってくれるかもしれません(笑)
満足度★★★
千穐楽を観劇
面白かったです。
ネタバレBOX
魅力的な設定のストーリーでした。
もっともっと面白くなる可能性を秘めている作品だと感じました。
特にラストシーン、ここからまた新たな嫌がれせと恐怖が始まる予感を残して・・・
良かったです。
たくさんの分肢があり、いろいろな展開の想像が楽しめます。
その他として
・ムツの不安、恐怖感をあおり徐々に追い込んでいく描写が少なく、あまり恐怖感が伝わってきませんでした。
・エムが自殺するほどになる過程の描写(生々しく)がなく、
発見されたエムの日記がいまひとつ活かされてないように感じました。
発見の時期を変えて展開の逆転、2部構成で自分とエムに対する復讐劇へ・・・
また違ったインパクト、恐怖があって面白いかと、
これからの作品も楽しみです。
満足度★★★★
短編4+1のオムニバス作品、
どれも魅力があり面白かったです。
ネタバレBOX
特に、「ビッチの品格」ラブホ女子会のリアルな会話はとても良かったです。
同級生との会話から自分の思っている自分と、他人から見える自分の姿の違いに気づくシーン、
女の子の弱さ、自分を傷つきたくないがための見掛けのポーズでのガード、
心の中には純粋な気持ちを持ち続けていて、繊細な表現が感じられやさしく抱きしめたくなるような作品でした。
「最後の奇跡」も良かったです。
満足度★★★★
受け付けを済ませ会場に入ると、舞台上のスクリーンには映像が映し出されていて、ゆったりとした時間が流れました。
その映像はストーリーに関連したもので、絵画的に彩色してあり趣があり、とても素敵で物語が進むにつれて鮮やかにイメージがつながっていく・・・
ネタバレBOX
物語は女性の視点から、支配的で身勝手な理想を押し付け束縛しようとする男、女心を理解しない無神経で自己中心的な男、このふたつのカップルを女友達の彼に想いを寄せる女を交えて、日常生活で起こりうる恋愛の様子をリアルで繊細な心理描写で表現していて、両方のカップルの別れ話を同時進行で行う場面はなかなか見応えがありました。
主人公コノミとミサキ、お互いの心の傷を理解しあい、気持ちの通じる二人が、、、
ホモセクシュアルな世界へ・・・ラストシーンは刺激的でドキドキさせられました。
この展開を観ていると、こういう世界もありと肯定的に思えてきました。
満足度★★★★
千穐楽を観劇
ポスターありがとうございました。
ネタバレBOX
「女」の世界観でそれぞれの問題を持つ女性たちを描いた前半、
11ヶ月を過ぎた頃に首から下を埋められた「男」を見つけ、加わって展開の後半
そして、その日を境に壊れていく・・・・
前半部
アルゴリズムの使い方に工夫があると、
毒舌だが的確な分析力と判断力の少女をリーダー役が巧く導きながらそれぞれ抱えている問題に対して展開させ「女」だけのライフスタイルを構築していく...
後半部
この「男」については、さまざまな個性を持つ女たちに対して、もっと独裁的であったり、支配的で暴力的であったり、母性本能をくすぐる甘えや、「男」を感じさせる魅惑であったり、論理的であったりと、男脳による勝手気ままな異質な世界観でもっともっと徹底的に翻弄させ、壊れ方も凄まじくしても良かったのでは、と
そうすることで、「男」への強い殺意を抱かせ実行するシーンがより引き立つように思えました。
ラストのシーン、とても良かったです。
役者さん皆さん、役を魅力的に演じていてテーマも面白く、とても楽しめました。
満足度★★★★
人の脆さ、おかれている状況や、環境、どんな人間でも周囲の同調圧力により、集団心理で簡単に変貌してしまう。
その怖さがひしひしと伝わりました。現実の社会においてもどこででも起きかねない、いや、起きている...衝動的に、簡単に、、
ISのような組織であったり、歴史の中の国家的なもの、さまざまな国でも教育という現場で巧みに刷り込まれていき、知らず知らずの間に集団心理の中に入ってしまっていたり、いじめもそう、他にも・・・
そんな思いが湧いてくる作品でした。
ネタバレBOX
テロ後の廃墟と化したビルの残骸をイメージさせる殺伐とした舞台美術、
それを背景として犯罪者家族の生活が描かれ、まるで犯罪者としての家族が背負わされた残酷な生きる苦しみを表したかのように見えました。
人は集団で行動すると道徳観が薄れ、倫理思考ができなくなる、極限まで追い詰められた人間の行動心理状況
リーダーの演劇においても精神の未熟さ、閉鎖された別世界により集団心理を支配し悲劇を生んだ。
自分を評価されないことに対する嫉みによる捻れた狂気の情念となり世の中への復讐へと変化。
集団心理の恐ろしさが物語が進むにつれて増幅され、背筋が凍りつく衝撃が襲ってきました。
その集団心理の過程を細部まで繊細に描いていたように感じました。
世間とネットでのやり取りが出来、比較的集団心理に懸かりにくい状況にあった裏方の重信の表現、
特に後半の皆が手をつないで歌うシーン、余りにも軽い楽曲、
これは、仲間内の心理状態を表していたものではないかと、ゾッとさせられました。
そして、最後の最後まで責任を他人のせいにして擦り付ける、
集団の中の一番立場の弱い者へ・・・主犯格
満足度★★★★★
見ごたえ十分、素晴らしい作品でした。
ネタバレBOX
昭和の高度成長期における裏社会を、中には確実にいるであろう法律を盾に弱者に寄生する腐敗した刑事、ヤクザを生々しく描きながら、
妻の面影を若いホステスに重ねてしまう初老の男、自分の傷の痛みを理解し癒してくれ父の優しい面影が重なるホステス、徐々にお互いに惹かれあい、庇い合い、痛々しいほど切ない純愛物語、
ストーリー構成も面白く、役者みなさんの質の高い演技力、醸し出される雰囲気は臨場感に溢れ、深い味わいを感じさせるとても見応えのある作品でした。
満足度★★★★
刑事ものでありながら、どこか故郷のやさしさに包まれるようなとても温かい気持ちにさせてくれる素敵な作品でした。
ネタバレBOX
役者さん皆さんの達者な演技力、シリアスな物語も笑いの要素が散りばめられていてほのぼのと楽しく観れました。
クライマックスの場面には、施設の子供達と心が通じ合え、切なく胸が熱くなりました。
満足度★★★★
舞台にはやさしい時間が流れ、純真な心と温かいぬくもりが感じられ、笑いの中に微笑ましい光景が広がりました。
母である自分の叶えたかった夢、それを自分の娘にしっかりと受け継がれたシーンには感動の波がおしよせるように、心に強く響きました。
余韻の残る作品でした。
満足度★★★★★
見ず知らずの6人が集められ、船上という密室で21日間、与えられた課題テーマに従って物語を創っていくというもので、はじめは単純なものだった物語が、日に日にお互いの悩みやトラウマ等を知っていくうちに与えられた課題テーマの創作ストーリーにも本物の家族のように思いやり、優しさ、愛情を持つ物へと変化、
知らない者同士で諍いの発生等も多く脱落していく他の船のグループの中で唯一、1グループが21日間の目標を達成。
そして、自分自身を主役とした舞台への船出
「いってらしゃい」に籠められた深い想いが心に響く感動的な作品でした。
満足度★★★★★
現代社会における科学の倫理、生命の扱いの功罪についても考えさせられる、書かれた時代の古さを全く感じさせない新鮮で斬新な作品に感銘しました。
ネタバレBOX
博士の創造物である怪物はディープラーニングを思わせる学習能力、知能の進化、主人公の狂気と創造物が人間の想定の域を遥かに超え暴走し、制御不能となってしまった絶望と恐怖、迫真の演技、光と影の表現が絶妙で、生きものように揺れ動くらんぷや蝋燭の炎、仄暗い部屋の中と、天井から滴り落ちる水滴等の演出、音響を最小限に、視覚によって生み出される世界は、激しくて生々しく芯の底まで恐怖の感情に襲われました。
満足度★★★★
古典芸能と、現代劇を融合した舞台、素晴らしかったです。
ネタバレBOX
舞台美術はシンプルでも、古典芸能の技を随所に活かし、しっかりと見えてくる情景
豊かな表現力と演技力で生まれる世界にうっとりと魅入ってしまいました。
和楽器をメインとした生演奏も素晴らしかったです。
できたら、三味線を複数(+1でも)配置することで迫力あるものとなったのでは、と感じました。
野良ネコの演出も興味深く、主人公と同じ匂いが感じられ人に媚びず、自由奔放、花柳界を冷静な観察力と人の生々しい裏側を鋭く見抜く洞察力で、
それを分身としてもう一つの世界を明確な別な角度から展開させる・・・のも面白いかと思いました。
それと、お座敷での三味線によるしっとりと艶っぽく粋な唄いと舞いを観たかったです。
現代劇を観ながら古典の良さが感じられ、とても見ごたえのある作品でした。
満足度★★★★
夢のような時間の旅を堪能しました。
ネタバレBOX
時間旅行でのそれぞれの旅先は、どれもが面白くて衣装も本格的、舞台美術も楽曲もすべてが素晴らしかったです。
スケールも大きく、見どころ満載のスペクタクルミュージカルでした。
脚本:5
演出:5
舞台美術:5
楽曲:5
照明:5
音響:5
主役:2
(客演されていての・・・台詞を何度も何度も噛んでしまっていては、、、
脚本から全てにおいて素晴らしかったので残念です)
満足度★★★★
当日配布されたパンフレットが豪華!
そこには、家系図や相関図、それぞれの役柄が詳しく載っていてすぐに物語に入り込めました。
平清盛と源頼朝との友情の熱い絆、家臣や領主としての情愛のあるシーン、天皇家と摂関家の権謀術数に巻き込まれていく様子を面白く、暗転を使用せずスピーディーで緊張感が途切れずに最後までドキドキしながら魅入ってしまいました。
できたら、頼朝と牛若の母との都でのシーン(華・灰衣堂 愛彩さん)が観れたら、、と思いました。
さらに後白河、摂関家の非道ぶり(回想的なものでも)を強調すると、更に盛り上がったのでは、と
ネタバレBOX
次回は、いよいよ牛若丸、武蔵坊弁慶の登場!
楽しみです。
満足度★★★★
役者の皆さんの迫真の演技、すばらしい作品でした。
ネタバレBOX
事故により車いすの生活となり、若くして人生の楽しみを奪われてしまった被害者、
一瞬の不注意から相手を不幸に陥れてしまった加害者、
どちらの気持ちリアルに演じられて、ぐいぐい引き込まれていきました。
加害者に不満、恨みをぶつけることで、現実の辛さから逃避したいという気持ち、
加害者も同じように、病院に通わなくてはいけないほど心理的に責任を感じていたことを理解、
玲子も心の中では変わらなくてはいけないとの思いがあり、
その変化をもたらすためのきっかけを見つけてお互いのハッピーなクライマックス、
とても良かったです。
満足度★★★★
主人公、平塚らいてうが女学校の環境に馴染ず、無気力、無関心、無感動だった少女から信念を持つ女性へと成長していく姿を、歌に、切れのよいエネルギッシュなダンス、殺陣、笑いを交えて面白おかしく描いたドタバタコメディで、楽しく観劇しました。
ネタバレBOX
ここには、板垣退助、与謝野鉄幹、与謝野晶子なども登場し、こちらのエピソードももう少し丁寧に描かれると、
また他にも名のある人物が登場していて、人柄が表れる1センテンス、一光の台詞だけでも、更に見ごたえが増したのでは、と思いました。
ヴァイオリン、ピアノの生演奏、良かったです。
できれば、大正の良き時代を思わせる楽曲を選定することで、より大正浪漫の華やかな情緒を醸し出す演出ができたのでは、と
(ヴァイオリン、チェンバロの組み合わせもありかも・・・
かなり良い感じになるのでは、と思いました)
満足度★★★★
自分の見る夢がいつも愉しく、寂しいとき、辛いときでも癒されて元気をもらえる。
そして、思うように夢をコントロールできたらどんなにいいだろう。
そんな幼少の頃を思い出させてくれる素敵な作品でした。
ネタバレBOX
マッチを灯すたびに夢の世界へ
そこには自分にできた家族との温かく愉しい団らんのひとときが、
トキオが夢の世界に溺れていくのと同じように、そこには次はどんな素敵な展開が待っているのか、のめり込んでしまっている自分もいました。
そして最後の一本のマッチ、家族との思い出を噛みしめるように振り返った一夜に胸が締め付けられる切なさが伝わりました。
満足度★★★★
友情のすばらしさが伝わるとても良い作品でした。
ネタバレBOX
すべて娘みきを救ってくれたあすみのため、
もう亡くなっている父親によって意識の中に創りだされた世界
そこで仲間みんなの温かい心からの想い、力強い絆が通じあえた。
そして、起きた奇跡・・・
感動的で熱い想いがこみ上げてきました。
満足度★★★★★
最初からぐいぐい惹きこまれ、とても面白かったです。
ダンスシーンも素晴らしかったです。
ネタバレBOX
物語が進むにつれて、家族が持つ秘密が徐々に明らかになっていき、恐ろしさに鳥肌が立つ興奮に襲われました。
優美なダンスのシーンは素晴らしく、幻想的でその中に妖しい狂気の世界が秘められていて魅了されました。
ダンサーにすこしメイクアップすることで、さらに猟奇的で神秘性が増すのでは、と思いました。(白化粧、、真っ赤な紅をさすだけでも、)
満足度★★★★
エネルギーに溢れた熱演に圧倒されました。
とにかく、パワフルな舞台でした。
ネタバレBOX
さまざまな人生ドラマが繰り広げられ、それぞれの悩み、恨み、挫折等の絶望の淵から立ち直る、生きる力を与えてくれる物語でした。
ただ、そこに係わる元刑事が立ち上げた事務所の存在感が少し薄かったのが残念。
すべて、事務所の活躍を中心とした展開にすることで、全体のストーリーがまとまり、クライマックスがより強いインパクトをもたらしたのでは、と思いました。
もし、このようなスタイルに拘るならかなりのブラッシュアップが必要、と感じました。