Naoki007の観てきた!クチコミ一覧

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東京文化会館

東京文化会館 小ホール(東京都)

2023/02/04 (土) ~ 2023/02/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

このところオペラづいているが(先月が「カルメン」と「トスカ」、今月はこれから「タンホイザー」と「トゥーランドット」)、この日は12月の「いちとしいけるもの」に続く小規模な新作オペラの初演(先にニューヨークでワールドプレミア)だった
アメリカで注目を浴びる作曲家デヴィッド・ラングと演出家笈田ヨシが初タッグを組み、芥川龍之介の『或旧友へ送る手記』『点鬼簿』がベースとなった、東京文化会館とジャパン・ソサエティー(ニューヨーク)との国際共同委嘱による新作オペラ
弦楽四重奏による音楽はミニマルミュージックに分類出来るが、かなり変化に富んでいた
今をときめく4人の若手の演奏は見事に劇の進行に合っていた
ブレックマンは歌(マイク使用)だけでなく踊りの入った演技も素晴らしかった
ステージングも演出がやっているのかな
正気を失ったお母さんの回想のシーンの仕草が面白かった
モシュレフは椅子を乗り物のようにしてサーッとステージを移動したのが「おっ」と思わせた
スクリーンを兼ねた半透明の仕切りが、そこに投影したり、透過して後ろの光景が見えたりと色々な使われ方があって面白かった
テーブルの上の燭台のローソクがメタファーに用いられていた
言ってしまえば家族の回想から自殺に至るだけなのだが、友人にそれを語っていくことで、自分が生きたことの意義を見出そうとするプロセスと言っていいかもしれない
芥川の原作は半世紀前に読んでいたのだけれど(中学時代から30過ぎまで芥川は好きな作家ベストスリーに入っていた)、もう中身はおぼえていなかったなぁ

日本文学盛衰史

日本文学盛衰史

青年団

吉祥寺シアター(東京都)

2023/01/13 (金) ~ 2023/01/30 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

なんと高橋源一郎のこんな原作を戯曲にしてしまうのか‼️
明治から大正にかけての4人の文豪の葬儀(通夜)の場での会話を通じて文豪たちの時代の流れとの葛藤を描く(平田オリザさんの挨拶で良く分かる)
とはいえコメディタッチでパロディ、現代の社会風刺満載で、笑いの連続
文句なく面白かった
連れて行った若い音楽家も面白かったと言ってくれたが、会場に早く行って解説して読めばよかったな
自分は98%分かったけど、彼女には何のことか分からないエピソード、人物、人間関係多かったろうな

カルメン

カルメン

光藍社

東京文化会館 大ホール(東京都)

2023/01/06 (金) ~ 2023/01/07 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

今年のオペラ初め
この状況下で良くぞ来てくれたな
キエフ・オペラだった2010年にアイーダを観たのだけど、その時アンケートを裏まで細かい字で書きまくってもらったサイン色紙
なんとキャスト全員のサインだった
そして今日、最初から断然いい声のバスだなと唸った竜騎兵隊長スニガ
なんと13年前のラムフィスだった(セルゲイ・マゲラ)‼️

合唱含め歌唱力抜群
昨年のハンガリー国立よりずっと上
隊長もだが、ミカエラ(テチアナ・ハニナ)の声良かったなぁ
カルメン(アンジェリーナ・シヴァチカ)は最初ハバネラでちょっとブレスが気になったのだが、太い声でよく通り、尻上がりに良くなってラストではさすがはタイトルロールと思わせた
ホセ(ドミトロ・クジミン)は時にムラがあったけど良く通っていた
カルメンの仲間ふたりのソプラノは素晴らしかった
密輸団の仲間ふたりもなかなか
正直エスカミーリョだけが不満が残った

子供の頃からレコードを聴いて育ったので、ほとんどの曲は口ずさめるのだが、第二幕は意外と記憶にない部分があって、またそこの歌唱、特に五重唱などが気に入った
セットは各幕(場)オーソドックスなもので、変に簡素化もしていないが凝ったと言うほどでもなかった(第三幕第一場がちょっと変わってた)

無事に帰ってウクライナでも公演を続けられることを願うのみ

『トスカ』新制作

『トスカ』新制作

財団法人日本オペラ振興会 藤原歌劇団/日本オペラ協会

愛知県芸術劇場 大ホール(愛知県)

2023/02/04 (土) ~ 2023/02/04 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

第一幕から藤田卓也の声量が凄かった
ちょっと声を張り上げすぎかな
第二幕では須藤慎吾も良かった
佐田山千恵は有名なアリアで不発
その後は尻上がりに良くなって第三幕は聴かせてくれたので残念
藤田、佐田山のバランスが悪かったな
最後の城壁から後ろに倒れる演技は見事だった
アンサンブルは全員マスク着用だった
演出はオーソドックスだったが奇を衒わず好感が持てた
舞台もまた同じく

タンホイザー

タンホイザー

新国立劇場

新国立劇場 オペラ劇場(東京都)

2023/01/28 (土) ~ 2023/02/11 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

今年もワーグナーが観られた
タンホイザーの生は初めて
まずは中学生の頃から半世紀の間フルトヴェングラーで聴き慣れた前奏曲
管がちょっと?なれど、すぐに弦が取り返す
セットは天井近くまで届くような長い樹脂製?の棒を多用して、それが動くオープニング
ライティングが素晴らしい
ワーグナーには割とこういう現代的な舞台が似合うな
バレエというものはあまり好きではないのだけれど(まあオペラの中はアイーダとかも例外だけど)、音楽に合ったスピード感あふれる(下手上手を全力疾走するような場面も)ステージングと絶妙なライティングで大いに楽しむ
第1幕での拾い物は牧童
歌唱も素晴らしかったが、つの笛を吹く仕草が音楽にぴったり合っていた
タンホイザーを囲んでの騎士団の合唱がそれぞれの歌唱は良いのに今ひとつ合わなかったのが残念
第2幕は豪華
やっぱり大行進曲いいなぁ
合唱もちゃんと後ろで頷きあうなど演技してた
妻屋さんのバスを久しぶりにたっぷりと聴けた
タイトルロールのグールドは世界最高峰のヘルデンテノールと言われているらしいけど、個人的にはあまり好きになれなかった
声量があるのに、絞り出すように声を張り上げている感じがしたのは残念
エリザベートとヴェーヌスはなるほどと思わせた
妻屋さんはさすが、ヴォルフラムも良かった
新国立合唱団が舞台上に100人超えはコロナ以後は初めて見たかな、さすがの歌唱だった
全体通して景山梨乃さんのハープが大活躍で素晴らしかった
カーテンコールでペレスもアプレイズ
しかし彼はもっとオケに拍手させろよな
彼女も東響離れるらしいけど、コンマス水谷くんも来月で退団
彼のリードするオペラを聴くのは最後になった
荒木奏美ちゃんのオーボエも相変わらず良く歌っていた
チケット取ったの遅くていい席なかったから天井桟敷の最前列にしたけど、第2幕とか後ろの方まで良く見えたし、ピットの中も結構見えた

舞台上のセットでも十字架が出てきたけど、やっぱりキリスト教の色合いが濃いな
祈りと贖罪と恩寵
あんまり恩寵という言葉出てくるから、久しぶりにシモーヌ・ヴェイユの「重力と恩寵」思い出した
「ここに芸術と平和が続きますように」という歌詞が心に沁みた

戯けの死に様

戯けの死に様

獏天

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2023/02/08 (水) ~ 2023/02/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

初めちょっとドタバタが過ぎるかな?と思ったが、どうしてとても面白いエンターテインメントに仕上っていた
ただでさえ面白い幕末の史実を追いながら、それを大幅に改竄して(笑)笑いも涙もある世界に
殺陣はかなり稽古したろう、かなりの水準に仕上がっていた
あの何もない「箱」の空間を巧妙な照明が上手く活かしていた
さりげない音楽もよくマッチしていた

日本文学盛衰史

日本文学盛衰史

青年団

吉祥寺シアター(東京都)

2023/01/13 (金) ~ 2023/01/30 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

なんと高橋源一郎のこんな原作を戯曲にしてしまうのか‼️
明治から大正にかけての4人の文豪の葬儀(通夜)の場での会話を通じて文豪たちの時代の流れとの葛藤を描く(平田オリザさんの挨拶で良く分かる)
とはいえコメディタッチでパロディ、現代の社会風刺満載で、笑いの連続
文句なく面白かった
連れて行った若い友人も面白かったと言ってくれたが、会場に早く行って解説して読めばよかったな
自分は98%分かったけど、彼女には何のことか分からないエピソード、人物、人間関係が多かったろう

さなぎになりたい子どもたち

さなぎになりたい子どもたち

演劇集団 Ring-Bong

座・高円寺1(東京都)

2023/01/18 (水) ~ 2023/01/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ヤングケアラーやシングルマザーといった現代的な重たいテーマを、暗くなりすぎずに深く考えさせてくれた
子どもにとっての自分の人生ってなんだろう⁉️
今年最初の舞台は最高の滑り出し
キャストはベテラン勢が多くさすがという感じ
ほとんどは中学校の保健室に使われるセットも、上手く回り舞台にして効果的に舞台転換していた
一応ハッピーエンドで重たいテーマも暗くならずに劇場を後にできた

ネタバレBOX

加藤凛(15)3年2組、クラスで浮いている劣等生
母が精神に障害を持つヤングケアラーであることがわかってくる
母はシングルマザー、3年前から祖母が同居して1日中働きに出ながら3人家庭を支えている
凛は高校には行かず働いて一家を支えようと考えている
渡辺天音(15)3年1組、表情が見えない優等生
両親は離婚している、経済的には裕福でPTA会長の母は学校にポルシェで乗り付ける
実は小さい頃から母に怒られ通しで、その意に沿ったことをさせられ続けてきた
ふたりはボランティア部の(天音の義弟のいる)隣の保育園の園児たちのためのかぶと虫を育てることを通じてお互い唯一の友人となっていく
生徒にはもう1人、舞台には現れないが重要な存在である陸上部のエース青木くんがいる
彼はプレッシャーから拒食症になってしまい、高校のスポーツ推薦も棒に振る
卒業式の日に飛び降りようとするがふたりを中心とする人々に止められる
天音は母の希望する高校ではなく、理系の優秀な高校に受かる
凛は高校に行くことを決意し最後の枠に受かり、発表を一緒に見に行った天音と共に道子先生に報告に来るところで終わる
教員側は
野村道子(58)ベテラン養護教諭だが新任でボランティア部顧問を押し付けられる
生徒たちに「ちょっと熱血」と言われる通り、優しく熱心に生徒たちに向き合っている
高岡美穂(38)先任の養護教諭、元看護師でその頃付き合った妻子ある医師の子を身籠っている
強い意志で産もうとしているが、凛の母親をめぐる校長の発言に強く反発して休んだりする
辞めた後に卒業式にやって来るが、青木くんの騒ぎの中で産気付き救急搬送される
その他旧弊依然たる校長や、有能だがその片棒担ぐ天音の担任で陸上部顧問、仕事があっても保育園のお迎えにさっと消える凛の担任、地獄耳で豪快な給食のおばちゃんなどが登場して重層的に話が進んでいく
道産子男闘呼倶楽部 新作先出し読み合わせ『きのう下田のハーバーライトで』

道産子男闘呼倶楽部 新作先出し読み合わせ『きのう下田のハーバーライトで』

モダンスイマーズ

ザ・スズナリ(東京都)

2022/12/28 (水) ~ 2022/12/28 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

読み合わせでも声の変化でかなりの表現力がある
プロットはとても面白い
禍福はあざなえる縄の如し
人生逆転の連続
どこが転機だったんだろう
面白いように(悲しいかな)コロコロ変わる
自分の人生を振り返っても・・・
転機に戻ってもやり直せそうもないし、結局は同じことのような気がする、オー・ヘンリーの「運命の道」のように
でも最後は笑っている

マザー4

マザー4

サヨナラワーク

劇場HOPE(東京都)

2022/12/20 (火) ~ 2022/12/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

昨年末の前作と同様キャストは役名=出演者名の若い女優さん達、今年は4人
またしてもプロジェクション・マッピングが素晴らしかった

自分の人生を否定(記憶を消去)すれば生まれ変われる(もっといい人生かもしれない)と言われても、それはできない相談だよね

ライダース・バラッド

ライダース・バラッド

円盤ライダー

πTOKYO(東京都)

2022/12/13 (火) ~ 2022/12/22 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

テイストの異なる3つの話のオムニバスだが、いずれも日常とは何だろうと考えさせる
それぞれはまり役だと思う
個人的には最後の「ホタルノヒカリ」が一番心にしみた
と言うか、今年最後の観劇があまりに切なかった

ネタバレBOX

「目玉焼き」の最後に見る「走馬灯」
ほんとくだらないことが思い出されるの、実際そうかもしれないな
自分は何を見るのだろう
渡部将之の黄身の吸い方最高
「ネバーランド」だけがハッピーエンド
絶対に電話の相手に走ると思ったが・・・(笑)
「ホタル」では賢茂エイジのダメオヤジぶりがさりげなく真に迫っていた
最後の駐車場を見下ろす姿良かったな
チャリで帰る途中ワゴンRを探してしまった(笑)
Los Cascabelitos con 芋洗坂係長2022!

Los Cascabelitos con 芋洗坂係長2022!

大野環フラメンコアカデミア 「EL ANILLO」

タブラオ・フラメンコ・ガルロチ(東京都)

2022/12/11 (日) ~ 2022/12/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

フラメンコとお笑いのコラボ
やっぱりフラメンコいいな
バイラオールの踊りはもちろんアバニコ(扇子)やカスタネットも見事だった
カンテやパルマ(手拍子)も良かった
芋洗坂係長(小浦一優)のお笑いも面白かったが、ダンスも流石でマイケル・ジャクソン最高だった
席が舞台の横でサイドからしか観られなかったのが残念

モノオペラ《いちとしいけるもの》

モノオペラ《いちとしいけるもの》

空間創造Oto Camerata Project

千葉県文化会館(千葉県)

2022/12/10 (土) ~ 2022/12/10 (土)公演終了

実演鑑賞

嘉目さんが新作のモノオペラを歌うというので千葉県文化会館まで
1時間の間嘉目さんと本山さん(Cb)はほとんど歌い通し、弾き通し
人形同士(?)が歌い、弾く
作った「あの人」に翻弄されながら
舞台美術はシンプルだがかなり凝った空間を作っていた
それを活かすかなり絞った照明も
嘉目さんの歌唱は期待を裏切らず素晴らしく、盛り上げ方も見事だった
幕が開く前から始まっていたコントラバスの演奏はミニマルミュージックのような単純な繰り返しからやがて倍音、重音を加え、旋律も変化していったが、終始ヴィブラートで安定していた
という訳で内容に不満はなく、遠路はるばる行って良かったのだが、千葉県民には悪いがなんでこんなところでやるの???
観客30人足らず、都内でやれば満席だろうに・・・
後ろのオバサンたちは終わって「寝ちゃった」「私もずっと眠くて」
嘉目さん達に失礼だよ

『不器用な三角形は足枷を喰いちぎる』【公演中止】

『不器用な三角形は足枷を喰いちぎる』【公演中止】

演劇企画ユニット劇団山本屋

シアター・アルファ東京(東京都)

2022/12/07 (水) ~ 2022/12/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度

13時開演でお知らせメールが11時44分、Twitterもそのちょっと前
たいていは家出てるだろ
対応遅すぎる

超科学戦闘機スーパーホーク1号の着陸(再演)

超科学戦闘機スーパーホーク1号の着陸(再演)

劇団鋼鉄村松

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2022/12/08 (木) ~ 2022/12/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

まあ馬鹿らしいと言ってしまえばそれまでだけれど、久し振りに文句なく楽しめた
会場も笑いが多く、1時間40分があっという間だった

ハムレットマシーン

ハムレットマシーン

LOGOTyPE

吉祥寺シアター(東京都)

2022/12/02 (金) ~ 2022/12/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

なんかものすごいものを観たという確かな感触はある
演技も演出も
濃密な時空間だが、いったい何だったんだろう
頭の中はグシャグシャで疲労困憊
寝不足で疲れた身には集中力が続かなかった
久し振りに観た難解な舞台
心に残りそうなセリフなどもあったが、もはや言葉のるつぼに消えた
途中ひとり芝居と言っていい時間が長かった
肉体を駆使し台詞の洪水
ひたすら圧倒されて観ていた
感覚的には勅使川原三郎や田中泯のコンテンポラリーダンスを観た時のよう
カラスの合唱がRIASかなんかのようでぴったり一致して素晴らしかった
ともかく役者も観客も極限状態に置かれる舞台
たまにはいいが日々こんなものを観たらこちらも狂気の世界に引き込まれそうだ

2222年の雨宿り

2222年の雨宿り

The Stone Age ブライアント

サンモールスタジオ(東京都)

2022/11/30 (水) ~ 2022/12/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

前作が良かったので期待して観劇
相変わらず開演前に流れる曲が懐かしい
セットもちょっと粗いがとてもノスタルジック
微妙に変化する照明がいっそうそれを引き立たせる

アベベのベ 2

アベベのベ 2

劇団チャリT企画

駅前劇場(東京都)

2022/11/30 (水) ~ 2022/12/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

思ったよりマイルドなブラックユーモアだったが面白かった
コンビニが舞台で様々な事情のバイト達が繰り広げるコメディ
店長候補白川と昼間バイト上田のケンカのシーンはなかなか迫力あった

リア王~スマホVSリア王~

リア王~スマホVSリア王~

一般社団法人銀座舞台芸術祭

シアター風姿花伝(東京都)

2022/11/23 (水) ~ 2022/11/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

なんと客席からスマホで参加できる舞台!
「携帯電話の電源はオンでお願いします」の注意書き
途中LINEのオープンチャットで撮影可の写真をアップしたりアンケートがあったり
衣装も舞台も現代風
しかし人間の凄みと科学技術が進歩した凄みの対決(演出木村)という構図はなくても、シェイクスピアのスペシャリストのタッグは十分にリア王の本質を表現できた気もする
途中からは単に演技に注目していた
栗田やシェイクスピアの人間の凄みが勝ったか
ラストシーンはとても印象的だった

花を灯す

花を灯す

劇団水中ランナー

駅前劇場(東京都)

2022/11/11 (金) ~ 2022/11/14 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

水中ランナーは前に観た時と同じく一風変わった設定でありながらとても温かい
癌が分かって病院から帰って来てお母さんが「6秒だけ」と言って泣くシーンは周囲ですすり泣き、こちらも涙腺ゆるんだ
ここだけでなくお母さん役の織田あいかの表情が素晴らしかった
次の場面のキャストが舞台上の別の場所に現れていて、ライティングで切り替えるため、テンポが良かった
最も印象に残ったのは先のお母さんのシーンと長男、次男とその妻たちなどそれぞれの会話がシンクロするシーンだった
開演早々は発声に?と思ったけど、初日ゆえか直ぐに改善された
あとは皆なかなかの好演だった
主宰の堀之内良太は相変わらず
フラワーロックがうまくメタファーに使われていた
しかし、こんなお父さんお母さん最高‼️
お父さんみたいに「楽しかった」って言って死にたい(今のところ大丈夫、ただし家族ではなく〜苦笑)

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