あにょの観てきた!クチコミ一覧

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往路「オムニバス作品 鬼エント急行」 復路「銀河鉄道の昼」

往路「オムニバス作品 鬼エント急行」 復路「銀河鉄道の昼」

CAPTAIN CHIMPANZEE

都電荒川線(東京都)

2018/02/11 (日) ~ 2018/02/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

 走る電車で観劇というのは贅沢な経験でした。外の人が「何やってるのかな?」と覗いているのも面白かったです。

 でも、何よりお芝居が面白かった。特に往路「鬼エント急行」は、それぞれ「鬼」と呼ばれる人の悲哀や影の努力など垣間見えて楽しめました。

Regulation'sHigh

Regulation'sHigh

BLACK JAM

萬劇場(東京都)

2017/09/20 (水) ~ 2017/09/24 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/09/20 (水) 19:00

 前作までの2作は上野で演じたのですね。大塚に来てもらってよかったです。もちろん、前作までを観ていなくても十分楽しめましたが、前作までを観ていれば、さらに人間関係がわかったのでしょうか。
 教育のあり方をも考えさせる良作でした。面白かったです。
 40年前は小学生でしたが、先生に怒られたら、親に話すなんて考えられなかったです。そんなことをすれば、「どんな悪いことをしたのか?」と二重に叱られますから。
 前の二作を観た方は問題ないのでしょうが、合言葉の「ざくろ」は、音読み+訓読みのいわゆる重箱読みなので、ふりがな振った方がいいと思います。

ネタバレBOX

★印象に残ったシーンは丸山がゴールを決めたシーンですね。
 印象に残った人物は進藤先生と氷室先生です。


★客演が多いのに、抜群のチームワークを感じました。野郎だけの舞台がプラスに働いたのでしょうか。

 40年前で何日間過ごしたのかわかりませんが、速水たちがすぐに頭髪を戻されなかったのに大いに違和感を感じました。それだけ厳しい校則があるのなら、まず強制的に散髪、脱色させられるでしょう。さらに、それだけ厳しいのに、煙草の吸殻が校内に落ちているというのもまず考えられません。あの落書きだらけの壁も不思議です。
 同じようなことなのですが、氷室や浦辺はもう六十前ということになります。浦辺の息子が中学生とか長谷川の息子が高校生とか相当な晩婚になってしまいますので、これも少し違和感があります。もっといえば、終戦時軍曹だった進藤は少なくとも三十代だったでしょうから、それから32年経って六十代半ばでしょう。このあたり、役者さんたちが皆若すぎました。
ノー・サイド NO SIDE

ノー・サイド NO SIDE

トツゲキ倶楽部

小劇場 楽園(東京都)

2017/09/12 (火) ~ 2017/09/18 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/09/12 (火) 19:30

座席2列

隔てている何かを無くしていく、というテーマを持つ3つの短編からなるオムニバス作品。ラグビーとはあまり関係ありません。
 前説を受け持った桜井が、そのまま第1話に導入し、また第3話の最後の台詞も受け持つという構成も見事でした。
 アンケートを書いた人の中から抽選で次回公演の割引券がもらえるということでしたが、筆記具を持っていなかったので、泣く泣くそのまま帰ることになりました。

ネタバレBOX

「それでも地球は廻っている」
 壁が無くなったのは、桜井と鈴川の関係だけだったのでしょうか。まあ、財津のおかげで登場人物間の隠し事は無くなったのかも知れませんが。
 タイムマシンネタなのに、タイムマシンの装置は出てこず、観客の頭の中で想像させるのは巧いと思います。また、その原理を人間で説明するのもわかりやすくて良かったです。
 また3話を通じて唯一のラガーマンである古谷がボーダーを着ていたのも、在学中のプレーヤーを髣髴とさせ、良かったです。

「ハヴァナイストリップ!」
 前話の古谷の恋人はアサマだったのでしょうか。
 頑ななナンバの心が解けていく様子は感動的でさえありました。
 時間経過を示すのに、マサルとアサマはほぼ動かさず、ユウキだけいじるというのには笑わせられました。

「NO SIDE」
 前話のマサルとユウキが、この話の登場人物がいない間に舞台をちょろちょろするという展開が面白かったです。また、どちらがいづみの父であるか、というのは、三宅ならずとも観客が惑わされたと思います。
 しかし、なんといっても面白かったのは、いづみの妄想のショックを示す照明と音楽でした。
ビリーバーズイントウキョウ

ビリーバーズイントウキョウ

ぷぐあんず企画

要町アトリエ第七秘密基地(東京都)

2015/01/10 (土) ~ 2015/01/11 (日)公演終了

満足度

つまらなかった
正直、自分には難しすぎたのか意味がわかるようでわからなかったです。
役者さんたちの演技にははっとさせられることもあったのですが…、野心的な実験作品ととらえればいいのか。それとも完成された新しい芝居なのでしょうか。

ネタバレBOX

台詞の繰り返しは心理的にエコーがかかっているということなのでしょうか。単に短い話を延ばしているようにしか感じませんでした。
コメディライン

コメディライン

東京ミーコ

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2014/10/24 (金) ~ 2014/10/25 (土)公演終了

満足度★★★★★

面白かった
 テンポの良い笑い。私が観たのはザブングルの回だったが、彼らの持ちネタもうまく活かせてあり、作品に味がでていた。
 世相を反映した時事ネタがここまではまるのか。パンフにも書いてあったが、喜劇とか、コントとか、ジャンルなんかどうでもよくてただ面白いのが正義なのだと思った。
 「アイスバケツチャレンジ」「絶賛都議会」なんて来年やってもその面白さが半減するのではないか。それぐらい旬なネタを使ってきていた。
 ただ、「自主規制」では杏さんの美脚に見とれて、各人の芝居をじっくり観られなかった。反省。
 個人的には「尖閣団地」が一番好きだなぁ。

恋夢

恋夢

少年ギ曲団

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2014/09/25 (木) ~ 2014/09/28 (日)公演終了

満足度★★★

退屈はしませんでした
 予想された内容は「人造人間キカイダー」のようなものかと思いましたが、かなり違っていました。

ネタバレBOX

 予想が合っていたのは、MJが人間になりたがろうとしたことくらい。ラブコメディなら年齢的に気恥ずかしいな、と思っていましたが、もっと人間の本質を問うような感じではありました。
 ロボットと人間の演じ分けをどうするのか、と思いましたが、「実在した人間の魂をロボットに入れるので、より人間らしくなる」ということで、特に差をつけることもなく、考えられた脚本だと思います。
 適度なギャグもあり、そこそこ観られましたが、ラストはあまりに観客の想像にゆだねすぎな気がします。
ヨロタミュージカル2 Ready Go ~あいのままで~

ヨロタミュージカル2 Ready Go ~あいのままで~

劇団ヨロタミ

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2014/09/25 (木) ~ 2014/09/28 (日)公演終了

満足度★★★★

ミュージカルっていいもんだなぁ
 今までミュージカルでは男優のノリが今一だな、と思っていた俺。歌やダンスはとにかく、男優の表情に楽しさを感じなかったのだが、この作品すごくよかった。歌や踊りはまだうまくなれると思うし、台詞のとちりも多い気がする。しかし、それを補ってあまりある豊かな表現!本当に面白かった。
 ちなみにこの劇団、初見だと思ったら、3年前に1回観ていた。

ネタバレBOX

木下先生の豊かな表現力は言う間でもないのですが、高校生役の3人ははじめはわざと下手にやっていたのか、と考えるほど終わりはよくなっていて、それも合宿の成果を表現する演出なんだろうと感じました。
考えてみれば普通のミュージカルよりもひょっとしたら音楽のシーンは少ないかもしれませんが、印象深いものに仕上がっていました。
話の展開として、ちょっと無理があるという気が無きにしもあらずという気もしますが…。
前説で「今なら写真撮っていいですよ」とおっしゃってましたが、本当に記念として撮影しておけばよかったと後悔しました。
オレンジ新撰組 リターンズ

オレンジ新撰組 リターンズ

劇団6番シード

シアターKASSAI(東京都)

2014/05/02 (金) ~ 2014/05/11 (日)公演終了

満足度★★★★

面白かった、けど…
 6番シードはギラギラしている感じがとてもいい。今回もよくもまぁこんなくだらないことで1つ芝居をつくっちゃったな、という感じ。
 他の方も思われたようだが、殺陣や音楽を含め、さすがに洗練されすぎている。ただ、期待が大きかっただけに何か中だるみのように中盤がだれた感じがしてしまう。
 もっと面白くなるだろう、という期待をこめて辛口で。

三人姉妹

三人姉妹

華のん企画

あうるすぽっと(東京都)

2013/10/24 (木) ~ 2013/10/27 (日)公演終了

満足度★★★★

よかった
 自由になれない時代の、因習にとらわれた片田舎。都会での生活を忘れなれない姉妹。そんな哀しみと、そんな中でも喜びと、という爆発しそうで、爆発させない危うさというものが垣間見えてよかったです。

プロジェクトB

プロジェクトB

SNATCH

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2013/08/21 (水) ~ 2013/08/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

大いに笑わせてもらいました
めちゃくちゃでありながら意表を突く展開にずっとわくわくしながら、大いに笑わせてもらいました。
殺陣もなかなか迫力があり、本物のカンフーを観ているようでした。

ネタバレBOX

お下劣な下ネタの連続でありながら、結構若い女性にも受けてましたね。小生、中年なので、(ここで笑ったら、自ら変態と認めるようなもんだ)と我慢してましたが、すっかり芝居に引き込まれて、ずっと笑い放しでした。
チェンのだめさは身につまされて心が痛いほどでしたが、中二病も不治の病じゃないようですし。
話も無理が無く、最後に「プロジェクトC」として新たなる冒険への旅立ちを魅せるというのは考えられてますね。
感動や教訓というものも匂わせながら、木人を生き返らせないことによって、いい裏切りで、押しつけがましくなっていないのもよいです。
そして、本編とは関係ないのですが、あの「NG集」、ジャッキー・チェンの映画のエンドロールでお馴染みのシーンの再現は嬉しくてたまりませんでした。
今年の観劇ではベストかな。
ニールサイモン・作 「カルフォルニア スィート」

ニールサイモン・作 「カルフォルニア スィート」

有機事務所 / 劇団有機座

萬劇場(東京都)

2013/08/20 (火) ~ 2013/08/23 (金)公演終了

楽しめた、が…
役者さんたちの演技はよかったと思うし、まずまず楽しめた。

ネタバレBOX

内容は悪くなかったのに、NY・フィラデルフィア・ロンドン・シカゴという人たちそれぞれの土地の気質というものをこちらが少しでもわかっておけばなおさら楽しめたと思うと残念でならない。

役者さんの中ではハナ役の女優さんが間の取り方がうまいな、と。話はフィラデルフィアの客が楽しめた。

不満は舞台装置。全くスィートに見えない。なんとなく場末感があるというか…。
ワクラバノユメ

ワクラバノユメ

メッテルニッヒ

萬劇場(東京都)

2013/02/08 (金) ~ 2013/02/10 (日)公演終了

もっと広い舞台で演らせてあげたい
 主役は間違いなく女優陣なのだが、殺陣がなかなかよく、男優陣の見せ場も十分ある。さらに狭い舞台にあの大人数でのダンスシーン。世代的に「フライングゲット」より「前略道の上より」がよかったけど、振り付けは完全にオリジナルだよね。ダンス・殺陣共に狭い舞台で大きく魅せる最大の配慮を感じられるものだった。
 もちろん構成もよく練られていて、ギャグも楽しめたので満足した。

ネタバレBOX

 前世という設定上、同じシーンをリプレイのように魅せる演出は大変おもしろい趣向だったが、油断すると頭が混乱してしまう。満席の割に私たち観客のノリがまだ今一歩で、その点と併せて、こちらが反省しなくては…。
 単なるオカマと思えた梅枝が殺陣でも魅せるというのもなかなかよかったし、夢子とバク達はまるでドロンジョ一味のようで面白かった。
嘘ツキタチノ唄

嘘ツキタチノ唄

企画演劇集団ボクラ団義

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2013/01/18 (金) ~ 2013/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

あっという間
 嘘がテーマで、観客にもその嘘と真実を見分けさせる、面白い舞台となりました。もちろん、サスペンスなので伏線を見逃さないようにしないといけないという心構えはありましたが、2時間半を過ぎていたとは思えないほど集中して観ることができました。多分36年前はまだ生まれていらっしゃらなかったであろう役者さん方が当時の風俗もかなり研究されたんだと思います。
 エンディングの「嘘」も洒落ていましたね。

週末たち(満員御礼で終幕。ありがとうございました。御感想お待ちしています!)

週末たち(満員御礼で終幕。ありがとうございました。御感想お待ちしています!)

MU

BAR COREDO(東京都)

2012/12/01 (土) ~ 2012/12/04 (火)公演終了

満足度★★★★

楽しかった
オムニバスでも少しずつリンクさせてるのがいい感じ。どれもよかったが、特に「ジャンクション」はよかった。
予定では80分だったというが、無駄なシーンなど無いように思う。間延びなく、店舗が良かったので、100分でも短かった。

ネタバレBOX

「フリマ」楽しかった週末と今の厳しい週末を較べているような真澄はリアルさがあって、導入としてよくできている。

「ジャンクション」タイニイアリスの3人の倦怠感。みっくんとエリックの現代とその当時の気持ちなどが交差して、複雑な人間ドラマを創り出していていいと思う。
また、楽屋が舞台ということで、コレドの雰囲気によく合っていた。
最後のエリックが振り向いたところなど印象的。

「暗い日曜日」一番ありえないシチュエーションながら、一番週末を感じさせる。明らかに美智子の方がおかしいんだが、また女の人が観ると感想も違ってきそうな気がする。

「まめまめしい女」3人のキャラが立っているが、レイコの外出中に他の2人がパソコンを覗いてしまうのは予想されたところ。奇妙な女の友情がレイコの哀しさを強調させていたと思う。

「こちらN公園管理人事務所爆発前」役者さんたちのオーバー気味の熱演で実は一番笑ったかもしれない。男ならメグミのような物言いの女との会話に疲れを感じることは皆経験していると思うし、逆に真子のような女も実在しそうで怖い。


こい!ここぞというとき!(2012年サンモールスタジオ最優秀演出賞、受賞)

こい!ここぞというとき!(2012年サンモールスタジオ最優秀演出賞、受賞)

ポップンマッシュルームチキン野郎

サンモールスタジオ(東京都)

2012/10/18 (木) ~ 2012/10/29 (月)公演終了

満足度★★★★

まずまずのポップンタイム
 オカマ、ゲイ、おなべ、変態、幽霊が出てくる芝居を、二丁目にほど近いサンモールスタジオで、しかも平日の昼間に観ているというのに満席。
 はじめは正直期待外れで(まぁ人生の袋小路に入っている俺にはお似合いなのかな…)と自虐的なM的快感に襲われたが、盛り上げ方が半端なく、どんどん面白くなって、最後もこの劇団らしい優しさがにじみ出る。
 極上ならずとも標準以上に笑わせてもらった。 

ネタバレBOX

 改めてパンフの登場人物紹介をみると、
「いくら『ネタバレにならない程度』っていったって『青年A』はおかしいだろ!少なくとも青年ではないよ」
と気持ち悪く独り笑いすることだった。
ズーキーパーズ ★第24回 池袋演劇祭「優秀賞」受賞作品★

ズーキーパーズ ★第24回 池袋演劇祭「優秀賞」受賞作品★

マグズサムズ

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/09/27 (木) ~ 2012/10/01 (月)公演終了

満足度★★★★

そこにいない動物が観えた?
 主人公が動物園の仕事の面白さに次第に目覚めていく過程がとてもよく、息子が父を演じることになることになるシチュエーションもかなり好きです。
 周りの観客にも大いに受けていて、観終わった時の感じでは満点でした。

ネタバレBOX

 ただ、今考えてみると、園長がテレビクルーを引き連れて行くシーンで、各動物らしい対応をもっと身振りをいれてもらった方がいいかな。さらにジョモがホワイトライオンの赤ちゃんをバッグに入れるシーンでは例えばマギー審司のように見え見えの手業で生きている感じを出す工夫なんかもいいと思います。
 後、TVの方々は納得して帰りましたが、オンエアされればどうせばれる話なので、ここはキャスターが義夫の活躍に感動して、納得したうえで「延長だけでなくスタッフ全員の頑張りを描くように内容を変更した」というオチにもっていった方がつじつまが合うのではないでしょうか。
 もっともかなり良質のコメディだとは思いますが。
「マンハッタンの女たち」

「マンハッタンの女たち」

〜Alternative Project〜 THE 座

要町アトリエ第七秘密基地(東京都)

2012/09/28 (金) ~ 2012/09/30 (日)公演終了

満足度★★★★

女は強い
 第七秘密基地という妖しげ(怪しげ?)な劇場にもひかれ、平日の昼間に行ってみると、観る人も女の人が多く、「スイーツ食べ放題に来たら案の定女の人ばっかりで気後れした」状態に。
 NYの、生活に疲れていない、女3人。でも何か足りない感じ、日本でいえば鎌田敏夫あたりが描きそうなドラマ。はじめは違和感があったが、観終わったら、なんとなく納得。観劇された女性の方々はさらに共感する部分も多かっただろうと思う。

白虎隊風雲録 コダマ!(CM大会最優秀賞受賞!)

白虎隊風雲録 コダマ!(CM大会最優秀賞受賞!)

劇団バッコスの祭

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2012/09/26 (水) ~ 2012/10/01 (月)公演終了

満足度

観たいものとは違った
 うーん。わざわざ戊辰戦争の会津を舞台にしたわけがわかりません。悲惨な負け戦に散って行った例は古今東西数限りなくあるのに。東北のヒーロー総出演にしたかったからなのでしょうか?
 アニメや実写映画のような映像作品であればまずまず面白かったのかもしれませんが、生で演じる意味がわかりません。単なる学芸会に堕ちている感じがしました。
 もちろん、殺陣や役者さんの演技、照明効果などは別に悪くないのですが、いろいろな意味でもったいない感が満載でしたので、正直観終わったとき拍手する気が置きませんでした。
 まぁ、ここは歴史ものが得意な劇団だと思ってますので、次回作に期待したいところです。

ネタバレBOX

 まだ会津藩では封建制度が続いていたわけですよね? 自分の殿様を「松平様」と呼ぶでしょうか?
 コダマの力が生前の人物に関連付けられていないし、生前の性格も受け継いでいないし、何よりわざわざあれだけ大人数コダマを準備してしまうと単なるファンタジーですよね。超人的な力を持つのはもう少し絞った方がよいと思います。それを期待して観に来ている人には面白かったのでしょうけど。
 後はもう少し方言を取り入れてリアルさを出した方が好みですね。
 歴史で遊ぶのは楽しいのですが、私が観たいものでは無かったです。
 
Sloth -スロウス[怠惰]-

Sloth -スロウス[怠惰]-

演劇レーベルBo″-tanz

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2012/09/20 (木) ~ 2012/09/25 (火)公演終了

満足度★★★★

面白かった。けど…
 シリアスなアクション、心理感じさせる長台詞。かなり魅せる芝居ではある。しかし、前回観たときのとあまり繋がりにくかった感じがする。多分、観る側のこちらの問題だとは思うのだが。
 ということで感想を書こうと思ってアンケート用紙に向かったけど一場面を出してどうだ、ということが書けずに悩んだ。

ファイティングポーズ

ファイティングポーズ

劇団光希

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/09/13 (木) ~ 2012/09/17 (月)公演終了

満足度★★★★★

キャラが立っていた
私のような人生に疲れた中年の心にズーンと来た好作でした。1人1人のキャラクターがとてもよく表現されていて、笑わせられ、またほろりとさせられました。
間延びしたシーンも無く、うまくまとめられていると思います。

ネタバレBOX

それぞれに一言
阿部…人との付き合いでも、父親としても、大きく脱皮した感がよかった。励まされた感があった。ありがとう。
香澄…旦那の良さを十分にわかっていて、さらにその付き合っている人々との触れ合いを遠してさらに素敵になる、そんな理想の女性に映りました。
知里…お兄ちゃん好きだから厳しいこと言うんだろうけど、もっと大事にしてやって。
会長…いい加減なようで締めるところは締める、さらに挫折の経験を活かしている、そんな感じがとてもよかった。
美保…妻、母、所属のボクサーのおかみさんと全てにおいて適切な心配りのできるかっこよさ。素晴らしかった。
きょん…お父さん、お母さんを助けてジムを支える立派な娘。並木ジムに欠かせない働きは阿部の台詞などからもにじみ出ていたと思う。益々良いお嬢さんに成長しそう。
辰巳…人生の全てであったものを捨てないといけない、その辛さを周りに表現してしまう、そんな弱さを克服できたのが本当の強さだと知りました。
杉本…気配りができて、強さへの憧れを秘める、現代的なスマートさが嫌味にならない。
長野…仲間のために自分のこだわりを捨てられる、杉本とは別のかっこよさを見せてもらいました。
谷原・久保・佐々木…自分以上に仲間のことに熱くなれる、そんな情熱が垣間見れるキャラ達。

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