あつい胸さわぎ
iaku
こまばアゴラ劇場(東京都)
2019/09/13 (金) ~ 2019/09/23 (月)公演終了
満足度★★★★★
観た後に「心地良い疲労感」を感じる時、私は「いい芝居を観た」と噛みしめる。今回もそんな体験を久しぶりにした。「この作家が面白いよ」と、とある小劇場で教えてくれた人に感謝だ。会話劇が実に面白く関西弁のテンポの良さが生きている。観劇しながら登場人物の人生の一部分をともに体験できる素晴らしい舞台だった。今後もこの作家の舞台を見逃さないようにしたいですね〜。
令和元年9月文楽公演
国立劇場
国立劇場 小劇場(東京都)
2019/09/07 (土) ~ 2019/09/23 (月)公演終了
満足度★★★
「嬢景清八嶋日記」が目当てで第二部を観に行って来ました。やっぱり文楽好き〜あっという間に引き込まれてしまいますね。
ですが次の演目「艶容女舞衣」では集中力が切れてしまった私。半七と三勝にのめり込めない?というか見えないのよ人形が...!「娘景清〜」では見えたのは私前の席の方が寝ていたから??かな?私は小柄なので最後列だとこういうこともあるのです。う〜残念。こんな時は素浄瑠璃と思うコトにします。
でも「心中天網島」も観たかったなあ〜。
秀山祭九月大歌舞伎
松竹
歌舞伎座(東京都)
2019/09/01 (日) ~ 2019/09/25 (水)公演終了
満足度★★★★
一幕見席で観てきました。「寺子屋」「勧進帳」
やはり吉右衛門の松王丸は素晴らしい!これくらいの人物の大きさを表現してくれる役者はそうはいないですよね~。
さて仁左衛門の「勧進帳」は素晴らしいですよ〜。ずーっと立ち見だったけれども疲れも吹っ飛ぶようでございました。
「沼津」も観に行って来ました!吉右衛門と歌六が実にいいのです!席に座れたので、ゆったり観劇したのでした。
もう一人のヒト
秋田雨雀・土方与志記念 青年劇場
紀伊國屋ホール(東京都)
2019/09/14 (土) ~ 2019/09/22 (日)公演終了
日の浦姫物語
こまつ座
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2019/09/06 (金) ~ 2019/09/23 (月)公演終了
満足度★★★
こまつ座、二回目です。
ところどころに、私にはわからない笑いのポイント?があるようで、ちょっと戸惑うこともありましたが、やはり役者 辻萬長 はいいですね!芝居うまいっすよ!
たかお鷹も素晴らしかったので、まあ観て良かったかな。
八月納涼歌舞伎
松竹
歌舞伎座(東京都)
2019/08/09 (金) ~ 2019/08/27 (火)公演終了
満足度★★★★★
「新版 雪之丞変化」を観てきました。新版 たしかに新版でした。映画みたいな?でもやっぱり歌舞伎でした。まさに新感覚の!
玉三郎のこれまでを振り返ったような舞台でもあったのかもしれません。
リハーサルのあとで
地人会新社
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2019/09/01 (日) ~ 2019/09/10 (火)公演終了
満足度★★★
緊張感のある会話劇を期待していたのだが若い女優アンナの台詞がどうしてか言葉として私に入ってこない?そんな時が多々あり、どうも集中できなかった。
しかし、元女優のその母親登場から空気が変わった?そんな感じだ。一気に緊張感が高まったというか、ぐっと引き込まれるようでした。
さなぎの教室
オフィスコットーネ
駅前劇場(東京都)
2019/08/29 (木) ~ 2019/09/09 (月)公演終了
満足度★★★★
大竹野作品「夜、ナク、鳥」の再構築した新作とのことですが、私はその元作品を観ていないので、ただ新作を観ただけなのですけれど。
女性看護師のリーダー的存在ヨシダが他の3人を支配してゆくのが実にコワイ。観終わった後でなんだか残る感じで何かを持ち帰ってしまったような気になります。
音楽劇 人形の家
俳優座劇場
俳優座劇場(東京都)
2019/09/03 (火) ~ 2019/09/07 (土)公演終了
満足度★★★★
イプセンの「人形の家」が音楽劇になっていたとは知りませんでした!
ミュージカルではなく音楽劇っていうのもいいですね。感情心理がダイレクトに伝わるというか?!強烈でした。
√ ルート
Pカンパニー
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2019/09/04 (水) ~ 2019/09/08 (日)公演終了
満足度★★★
大人に支配され仲良しごっこを強要された「学校」は私は大嫌いでした。この舞台を観て思い出し嫌な気分になってしまった。
子育て中の母親教師が舌打ちして思っているコトをぶちまける場面がかなり面白かった。
私は母親経験ないけれど、かなり共感してしまった。
ENDLESS-挑戦!
劇団銅鑼
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2019/08/27 (火) ~ 2019/09/01 (日)公演終了
黒い雨-八月六日広島にて、矢須子-
劇団民藝
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2019/07/30 (火) ~ 2019/07/30 (火)公演終了
DNA
劇団青年座
シアタートラム(東京都)
2019/08/16 (金) ~ 2019/08/25 (日)公演終了
満足度★★★
DNA 次世代に引き継がれるもの
舞台上で表現されるのは、私のいる現在の現実と同じような社会
社員は会社の方針に従ってあたりまえ
上司は部下に理不尽に命令して
仕事するなら個人的な生活を犠牲にしてあたりまえ
結婚したら子どもを産んであたりまえ
子どもを欲しいなら他にやりたいことは諦めてあたりまえ
こんな言葉を次世代に引き継ぎたくないですね
子どものいない夫婦の女性の方の叫びは今の現実世界で無言の圧力を受けている人々の悲鳴にも聞こえた
やりたい事を一つしか選ばせないような多様性の無い不寛容な現在の社会
不正行為を長年続けて改善できない会社
次世代に引き継がせないためには、自分が変えられてしまう前に変わらなければ会社も社会も変えられない そんなことを思って観ていた舞台だった
バグ・ポリス
劇団テアトル・エコー
恵比寿・エコー劇場(東京都)
2019/08/16 (金) ~ 2019/08/26 (月)公演終了
ジャスパー・ジョーンズ
名取事務所
小劇場B1(東京都)
2019/07/12 (金) ~ 2019/07/21 (日)公演終了
満足度★★★★
おそらく小劇場向きではないのだろうけれども舞台美術も頑張ったのだろう場面転換もうまくて面白く観劇できたと思う。はたして現在の日本に重なる?かどうかはともかく、人種差別、階級差別、いじめ、虐待、暴力、排除等々、ずーっとあり続ける社会問題をこんな風に舞台で観るのも興味深いです。
明日ー1945年8月8日・長崎
劇団青年座
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2019/07/10 (水) ~ 2019/07/17 (水)公演終了
満足度★★★★
原爆投下前日の日常を描くことにより翌日の悲劇を浮き彫りにしてゆく舞台でした。私は初めて観るのですが原作をしっかり読んでみたくなりました。こういう骨太?な演劇が観られるのは老舗劇団だからこそなのか?新劇の強さなのかしら。
ドライビング ミス デイジー
ホリプロ
紀伊國屋ホール(東京都)
2019/06/22 (土) ~ 2019/07/15 (月)公演終了
満足度★★★★★
草笛光子の舞台を観に行きたいと思っていたのですが、この公演を見つけた時は小躍りしました。作品も素晴らしくホーク役も文句なし!!
実をいうと私は舞台で観たことのないのです。映画のみだったのですが、草笛さんのミス・デイジーを観られて大満足です。ホークとの不思議な関係が大切な友人関係へとなってゆくその年月を舞台で見せてくれました。
闇にさらわれて
劇団民藝
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2019/06/23 (日) ~ 2019/07/03 (水)公演終了
満足度★★★
最近多い気のするナチ政権下の悲劇を描いた舞台です。ん〜ただ第一幕の獄中の場面が私はどうも...ひとりこぼれてしまったような状態に。なんだろうあの感覚は。全体的にはいい舞台だったと思うのですがね〜。
六月大歌舞伎
松竹
歌舞伎座(東京都)
2019/06/01 (土) ~ 2019/06/25 (火)公演終了
満足度★★★★
吉右衛門の「石切」はやっぱり素晴らしいですね〜。観に出かけて良かったですよ。梢がね~可愛い娘って感じで夫のために身売りも…という健気な人妻には見えなかったのは残念でしたが、お若い役者のようですからそのうちなんとかね~と。
そして「封印切」です!!私は初めて観る仁左衛門の封印切〜楽しみにしていました。忠兵衛がちょっと三枚目みたいな可笑しさもあってまるで喜劇っぽいのです。前半は恋する二人に思わず見ているこちらも笑みがね。ふふっ
後半は二階に忠兵衛がいるところへ八右衛門がやってきてついに封印切へと…。「五十両」「二百両、びっくりするなまだあるわい」と…。ああ仁左衛門の忠兵衛が観られて良かったです。八右衛門がね〜ちょっとねワーワー台詞言っているだけみたいに私には思えてん〜って感じでした。おえんさん(秀太郎)梅川(孝太郎)はとっても良かったのでちょっと残念でした。
『methods』&『過妄女』
劇団山の手事情社
ザ・スズナリ(東京都)
2019/06/21 (金) ~ 2019/06/30 (日)公演終了
満足度★
「methods」を観てきました。
劇団山の手事情社を観るのは初めて。
ん〜「フリーエチュード」の、こんなしぐさって?なんか観ていてつまらないし私の共感力が低すぎて劇場へ来たのを後悔した。やっぱり合わないってあるものね。
でもスタンダップコメディアン?が登場してからの後半エチュードはちょっと面白かったかな。しかし「寸劇づくり」はね〜観客からお題をってなってるけれどまあ出た「お題」も何アレ?てなもんですから仕方ないけれど関連はこじつけでなんでもあり。これなら予め作っておけますね。いや~老舗劇団みたいだから観客も高齢者が多いの?なんか私場違いだったのかな。
「過妄女」を観て来ました。
いや~チケット買っちゃたのだから観なくちゃねと懲りない私。
合わないってわかっちゃたのにね~。
原作はチェーホフの「かもめ」です。意外にも合わない私でも観られたね。
恋愛と退屈、閉塞感でいっぱいの「かもめ」を「剥製」と「生きた人間」の対峙として描かれているのは面白いかな。
演出家はどう意図したかはわからなかったけれど、ここにいるすべては「剥製」だと私は受けとめました。
つまり演じている役者も演出家含む、この劇団そのもののも観に来ている観客もすべて、生きていない「剥製」だということ。
それにしても満席でしたので大人気の劇団のようですね。さすが老舗!!
私は合わないので、もういいかなと思いました。
冒険するとこういうこともあるさっ。