Hocus Corpse―ホーカスコープス―
90年会
TORII HALL(大阪府)
2019/01/11 (金) ~ 2019/01/13 (日)公演終了
満足度★★★★
役者さんの体当たりな演技に笑い、展開の面白さに笑い、キャラの個性的なインパクトに笑う楽しいコメディでした。交差する人間(?)関係と嘘が重なり合って、全部をみてる私達には面白さが重なるそんな舞台でした!
ホーカスコープスは「でたらめ」って意味みたいですけど、なるほどな内容。
作家さんが3人もいる、というのが90年会さんの持ち味だと思うので、毎回違うものが見れたり、SS3本立てとか、他ができないようなお話が見れたらいいなと期待しています!
vol.3「関ヶ原の見物人」vol.4「お局ちゃん御用心!」
片岡自動車工業
HEP HALL(大阪府)
2018/06/15 (金) ~ 2018/06/24 (日)公演終了
満足度★★★★
直前で地震があったこともあり、前説の主宰挨拶が優しさに満ちていて本当に素敵でした。
言葉のひとつひとつ、それだけでもこの劇団さんが人気なのがわかりました。
キャラの一人ひとりも主演の袋小路林檎を筆頭に、個性的で、パワフルで、憎めないキャラばかり。
個人的には中元優那さん演じる竹千代が最高すぎて、また他とは違う存在感がピカイチ。
だんだんかわいく見えてくる不思議で、終わるころには物販にアクキーでもマスコットでも売ってないかなと思っちゃいました(笑)
レインメーカー(大阪公演)
劇団ショウダウン
TORII HALL(大阪府)
2018/04/20 (金) ~ 2018/04/22 (日)公演終了
満足度★★★★
圧倒的世界観。
光と音の使い方が絶妙。そこから織りなす世界観と、そこに生きる人たちがあまりにもリアル。
役者一人一人の個性やキャラや実力ももちろんあるでしょうけど、それを支える土台がなによりしっかりしている。あんなに狭いスペースが、村になり森になり世界になる。そこの基盤となっているものが本当に良いものだと思いました。
見終ってから、なんとなく、「やさしさに包まれたなら」って歌を思い出しました。
“小さい頃は神様がいて 毎日愛を届けてくれた”
“目にうつる全てのことはメッセージ”
あのセルカの村は、そんなイメージでした。
大人が見るから、あの世界は深いのかもしれない。
そんな「選択」の物語。
ただただ彼らの世界や、見るもの、取り巻く環境が幸せであればいいなと思いました
僕らだって、ヒーローだ
90年会
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2018/03/17 (土) ~ 2018/03/18 (日)公演終了
満足度★★★★★
90年生まれの新しいヒーローたちの誕生を観に、行ってきました。
元々「ニチアサ」というタイトルで公演予定だったのですが、とある事情により公演ができなくなり…、それでもあきらめずに舞台に立つことを選んだヒーローたちを応援したくて、行きました。
もう、最高でした。
最高に面白かった。
個々の役者さんを知ってるからなおさら面白かった。
悔しい想いもしたと思います。
悲しい想いもしたと思います。
後悔だって、たくさんしたと思います。
でも私は、そのおかげで今回のストーリーが生まれて、この公演に出会えたことを本当に嬉しく思いました。
ずーっと笑ってました。半フィクションとはこうも捨て身になるのかと肩を震わせ、間違えた、心を震わせました。
奇跡のようなバランスの個性的メンバーが、奇跡みたいな結束力で、最高の舞台を作ってました。面白かったなぁ。それしか言えない。
この6人が集まればなんでも出来る!そんなことを思わせてくれました。
第二回公演も楽しみにしています。
狂犬-やまいぬ-
officeZTON
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2018/04/05 (木) ~ 2018/04/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
凄まじいものを見ました。終わったあとの言葉が出ない、あの感覚。久しぶりに味わいました。まっすぐすぎる、純粋なまでの狂気が痛々しいくらいに、澄んでいて、怖くなりました。
歴史が好きな人にはたまらない、あのガッツリ感。いつもと客層も違う気がしました。あの歴史にこんな魅せ方があるのだと知りました。
そしてやっぱりダブルキャストって言葉に騙されちゃいけない(笑)
賊義賊 -Zokugizoku-
壱劇屋
HEP HALL(大阪府)
2017/09/22 (金) ~ 2017/09/25 (月)公演終了
満足度★★★
壱劇屋さんは2度目の観劇。前回の「独鬼」がとても好きだったので、楽しみにしていました。
今回の内容は前回と雰囲気が変わってコミカルな印象でした。パフォーマーさんが多いのか、パフォーマンスやダンスが多かった気がします。シリアスも挟みつつ、主演の中村るみさんの表情豊かな雰囲気に魅せらせました。一人一人のキャラが魅力的。
ただ、この内容だったら台詞ありの作品が見たかったかな、と思いました。
しぐれ-shigure-
劇団ZTON
人間座スタジオ(京都府)
2017/06/03 (土) ~ 2017/06/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
ねぇこれ新人公演?って何度なったか分からないくらい今回すごくクオリティ高かったです。特に殺陣。びっくりしました!前作をさらにブラッシュアップしてて、見応え凄かった……
圧倒的な世界観と、ZTONさんの魅せ方の上手さ、そして新人とは思えないキャストの皆さんに圧倒され、飲み込まれました。
期待値以上でした。次回も楽しみにしています。
ミロクとホクシン
NOLCA SOLCA Stage
AI・HALL(兵庫県)
2017/05/19 (金) ~ 2017/05/21 (日)公演終了
満足度★★★
初めて観劇する劇団さん。スクリーンを使った演出が面白く、エンドロールからのカーテンコールは斬新な演出でとても良かったです。ただ、プロローグなど、ところどころ文字が小さくて見えにくかったのが残念。
ストーリーは兄弟の絆が主軸でしたが、改変する展開にあまり説得力がないように感じてしまったので、個人的にはそこが残念でした。
キャラ一人ひとりが魅力的で、衣装もかわいくて、殺陣もなかなか見応えありました。
印象的だったのは、シリアスな後半に突然始まった笑いのコーナー。最高に面白かったです。あのシリアスな場面でもってくるあたり、なんて強い(笑)
これから劇団再スタートということらしいですが、頑張ってほしいと思います。
おぼろ
ゲキバカ
近鉄アート館(大阪府)
2017/03/29 (水) ~ 2017/04/02 (日)公演終了
満足度★★★★★
ゲキバカさんは初観劇。
為房さんが出られることと、あらすじに惹かれたこと、それから劇団の名前を聞いたことがあったので、楽しみにしていました。
真ん中で前の方のいい席だったこともあり、臨場感たっぷりで観ました。
最初から客席を巻き込むようで、わくわくさせてくれました。
掛け声やテープがあるのって面白いですね。
内容はシンプルに「生きる」ということのメッセージ性が強い作品でした。
喜怒哀楽が満載で、笑って喜んで楽しんで少し泣いて。感情を動かされた作品でした。
コメディの要素が強いと思っていたら、シリアスな展開ではどこまでも泣かされました。
なによりキーとなったのは可愛い双子ちゃんたち!
どう語っていいのかわからないんですが(笑)
何しても可愛いし面白いんです、この双子!!
最初は「?」とも思ったのですが、クセになる!
コメディをよりコメディに、シリアスにそっと深みと優しさを添えて、そして悲しさを紛らわせるコミカルさを持って、作品の要にいました(笑)
これから東京公演が控えているので、あまりネタバレにならないように。
そうでなくても言葉で語れない魅力ばかり。
どうぞ、自分の目で確かめてください(笑)
双子のCDがあるなら欲しかった。
できればもう一度観たい。
『暁!三國学園』
暁!三國学園製作委員会
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2017/02/17 (金) ~ 2017/02/19 (日)公演終了
満足度★★★
観劇初めての友人二人と行きました。
完全コメディなので、観劇初めての子を誘いやすいですね、三國学園。
短い稽古期間で頑張られたと思います。
再演ということを逆手にとって、キャラの性別や設定を変えてきた演出はお見事。
前作を見た人でも楽しめるようになっていました!
個人個人の差や、前作と比べてしまうところもありますが、また一転違った三國学園として楽しみました。
覇道ナクシテ、泰平ヲミル【護王司馬懿編】
劇団ZTON
ABCホール (大阪府)
2017/01/27 (金) ~ 2017/01/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
観終わった後の衝撃が大きすぎてうまく言葉になりませんでした。
前回のラストが好きすぎて、完結編は楽しみでしたが、果たしてどうなるのかなと思ってました。
今までのを観てきたから見えるストーリーと、今回だけ観て見えるストーリーはきっと大きく違ったんじゃないだろうかと思います。
長い作品だった分、彼らのたくさんの表情を観てきましたが、まさしく完結にふさわしい舞台だったと思います。
本当に終わったのか、はたまたこれからまた始まるのか。
まったく予想のしていなかったラストでした。
一回じゃ足りないから、はやくDVDで観たいです。
『Doroshy-ドロシー-』
劇団ゴサンケ
一心寺シアター倶楽(大阪府)
2017/01/27 (金) ~ 2017/01/29 (日)公演終了
満足度★★★★
劇団ゴサンケさん二度目の観劇。
「オズの魔法使い」がテーマでしたが、内容を詳しく知らなくても楽しめました。
衣装のセンスがいいなって思います。国が色ごとに分かれているのですが、それぞれの特徴とキャラの雰囲気にマッチしていていい!!そしてなにより領主様たちの美しさが素晴らしいです(笑)
個性的なキャラクターが活きていて、面白かったです。
主人公のドロシーは好き嫌いがわかれるタイプだなって思いました。(それで評価がわかれるところ)
リーフレットに配役が載っていなかったので、誰が誰だがわからない部分が残念でした。素敵役者さんをいっぱい発見できた気がします。
image -KILL THE KING-大坂公演(全日程終了!ご来場ありがとうございました!)
劇団鹿殺し
ABCホール (大阪府)
2016/12/08 (木) ~ 2016/12/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
これぞ劇団鹿殺し!!
というような舞台でした。
ハチャメチャなキャラ達、暴走のステージ、客席まで巻き込む笑い、突然のシリアス…
めまぐるしく変わる展開にいつの間にか巻き込まれ楽しみ感動し、あっという間に過ぎていきます。
出オチのようなキャラ、衣装で、出オチで終わらせないって凄いなと思わずにはいられません。
また笑いに対する仕込みが細かくて細かくて…笑
わざわざこれ用意したんですか?という小道具は、記念のお土産にしました(笑)
さすがです、の一言。
戦国転送 改
よろずやポーキーズ
一心寺シアター倶楽(大阪府)
2016/12/09 (金) ~ 2016/12/11 (日)公演終了
満足度★★★★
初観劇の劇団さん。
あらすじ内容は最近のラノベ風で、ワクワクするようなストーリー。
登場するキャラがみんな個性的で、どこかの漫画やアニメのキャラのよう。関係性も、それぞれのストーリーがちゃんとあり、また、使われる武器も多彩で観ていて面白い作品でした。
展開はなんとなく予想ができた展開でしたが、それでも面白かったです。
特に目を惹かれたのはサトル役の須藤 牧子さん。
パンフレットを見るまで、男性かと思っていました。
本当に凄い!
身体を乗っ取られる、という設定のとおり、皆さんまるで二重人格のようで、その変化にも驚かされるのですが、その中でもサトルは本当に凄くて、ここまで人は変われるのかと思うくらい心底驚きました。
印象深かったのは、明智との声を合わせて台詞をいうシーン。またこの台詞が長いし、多いのですが、そのリンクっぷりに鳥肌でした。
明智光秀役の原 圭太郎さんもかっこよかったな。
個々のキャラをあげるときりがないくらい、それぞれの物語も面白かったです。
風ヤミの国〜偽志倭仁伝〜
本若×劇団ZTON
AI・HALL(兵庫県)
2016/11/25 (金) ~ 2016/11/27 (日)公演終了
満足度★★★★
強さとは何か
初・本若さん。
ZTONさんとのコラボということで楽しみにしていました。
ZTONさんの「しぐれ」から続くストーリーと聞いていましたが、うろ覚えな記憶でも楽しめましたので、知らない方でも問題なく面白いです!!(知ってたらますます面白いけど)
一人一人のキャラクターがとっても魅力的。
国の特徴や雰囲気が両極端かと思いきや、後半からの怒涛の展開にハラハラしました。
強さとは、どういうものか。答えはタツキが一番知っているかもしれません。
それと、個人的にはここの2人のやりとりもっと見たかった!!!と思わせる組み合わせがたくさんいた、楽しい舞台でした。(笑)
邪馬台国を舞台としているためが、女性は強い!と思わせてくれました。
殺陣もいっぱい、武器もいっぱい。殺陣はちょっとたどたどしい部分(タイミングのずれ?)があった気がしますが、いろんな視点で楽しみました。
ファウストの檻
BLACK★TIGHTS
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2016/11/03 (木) ~ 2016/11/06 (日)公演終了
満足度★★★
ビジュアルクオリティの高さが桁違い
初観劇の劇団さん。
今まで観てきた中でも、こんなにビジュアルクオリティ高いの、初めて観ました。衣装も小道具も髪型もメイクも素晴らしすぎて、ずっと見ていられる気がしました。
内容はなかなか複雑な人間関係で、理解するのにちょっとかかりました。キャラの1人1人に焦点が当てられているので、誰もが主役のようでしたが、見せ場が多かったので、ここ一番の盛り上がりが難しかったです。それでも役者さんたちの殺陣はかっこいいし、綺麗だし、目が足りないと思いました。
もう1回観たら、たくさんの伏線とかが分かってもっと楽しめそうです。
独鬼 〜hitorioni〜<緊急追加公演決定!>
壱劇屋
浄土宗應典院 本堂(大阪府)
2016/10/28 (金) ~ 2016/10/31 (月)公演終了
満足度★★★★★
想像以上の舞台でした。
初観劇の劇団さん。
台詞のない舞台ときいていたので、どんな感じなのか、とても楽しみに来ました。
まずセット(舞台の形)に驚き、始まってからは言葉がなくても、こんなに表情や動き、息づかいや音楽、照明などで人の心や時間を表せるのかと驚きました。
途中では思わずもらい泣きしちゃったり……。心に響く舞台でした。
終わったあとのアフタートークイベントは、役者さんの個性がまた楽しくて可愛くて、色々な魅力に触れられた気がしました。行ってよかったです!
ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」
ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」製作委員会2016
梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ(大阪府)
2016/07/30 (土) ~ 2016/08/07 (日)公演終了
満足度★★★★★
NARUTO好きはたまらない
サスケ役の佐藤流司くん、そしてほかのキャラクタービジュアルがしっかりしていたことで、気になって観劇。(実写化はあまり好きでないので)
完成度は本当に高かった!
新しい舞台の在り方?なのか、ダンスやテクノロジー、アクロバットな曲芸みたいな部分もあり、んん?と思うことはありましたが、それを上回るキャラの完成度と、ストーリー性。あちこちのストーリーを合わせたものでしたが、見せ場がしっかりしていて笑いあり涙ありアクションあり。
特に一部ラストでは周りからのすすり泣きがすごかった。
感動の「ありがとう」のシーンは、以前よりも深く、良くなっていて、心を打たれました。これから国内・海外公演と続くようですが、ますます進化していってほしい。
パワーあふれた舞台でした。
名なしの侍 (28日より大阪公演開幕!直前予約受付中!)
劇団鹿殺し
ナレッジシアター(大阪府)
2016/07/28 (木) ~ 2016/07/31 (日)公演終了
満足度★★★★
見応え十分!
劇団鹿殺しさんは数度目の観劇。今回は時代物のようで、楽しみにしていました。
今回のセットは坂をうまく利用していて、見ていて関心するくらいです。劇団鹿殺しさんはいつも、このセットをどう利用してくるのか、ワクワクさせてくれます。
歌も生演奏も迫力があって、楽しめました!
ラストがちょっとうまく消化できなかったんですが、それでもコメディとシリアスがうまく融合していて、大変楽しみました!
また殺陣もなかなかよかった!立ち回りが上手な方がいると目をひきます。
15周年とのことで、これからもがんばってほしいです!
ティル・ナ・ノーグ〜太陽の系譜〜
劇団ZTON
ABCホール (大阪府)
2016/07/22 (金) ~ 2016/07/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
(2回目)進化する物語です
特別翻訳公演を観たくて、2回目の観劇でした。
通常公演を観ていたので、答え合わせをするように楽しみました。こんな事を言っていたのか、と思うこともあれば、やっぱりこんな事を言っていたんだ!と嬉しくなることもありました。うまく翻訳されていて、些細な演出が本当に上手でした。
2回目の観賞だったからか、1度目とは視点を替えて観ることができて、さらに奥深い物語になったと思います。一人一人の信念や行動、その背景まで作り込まれているからこそ、誰にスポットを当てても楽しめるところがZTONさんの凄いところだと思います。
殺陣も、1回目より更に早く、更に正確になっていました。
日々進化する物語でした。
通常公演、翻訳公演の両方を観てこそ、おもしろさが更に深まる作品だったと思います。