KOMAの観てきた!クチコミ一覧

1-20件 / 59件中
川にはとうぜんはしがある

川にはとうぜんはしがある

ばぶれるりぐる

こまばアゴラ劇場(東京都)

2024/02/22 (木) ~ 2024/02/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

出演者が誰でも観に行こうと思う劇団の1つが、ばぶれるりぐるです。
でも、今回の出演者は私得でした。
メガネニカナウというイベントの主催をされていて、関西では知らない人のいない役者でもある上杉逸平さん、ばぶれるりぐるの常連で関西の演技派女優、大江雅子さん。東京の劇団、劇団5454(ランドリー)の窪田道聡さん、唯一観たことなかったけど、とっても元気で可愛かった梨花ちゃん。

続きはネタバレBOXで、

ネタバレBOX

土間が舞台って今まで見たことないです。
しかも、母屋と離れの土間。
それぞれに土間。こういう造りの家って存在したのかな?

昔、おばあちゃん家に土間はあったんですけど、うちの土間には鳥かごがぶら下がってたなぁ。犬とかペットは土間で飼われてたような気がする。

いつもニコニコだけど、鬱だったり色々あって仕事辞めて移住してきた生田目くん。
それだけに、早希の気持ちに敏感。本人は気づいてない気持ちを察して悲しんで、泣かないためにステップを踏む姿に笑うというシュールな状態。
早希が実家に帰ってきたのも同じような理由もあったのかもなぁと思った。
自分では気づいてないかもしれないけど。
そうなってたのかもだし、そうなってるのかとだし、そうなる前にと思ったのかもだけど。

実家から出ていった姉の代わりに実家を継いだ妹の陽子。
昔だと家は長女が継ぐものとかあったのかもだけど、早い者勝ちで出ていかれた感じ?
姉には才能があるけど、自分は何の才能も無いからと譲ったんだろうなぁ。
自分も出て行っちゃえば良かったのかもだけど、そうは出来なかった。
多分なりたかったものや、やりたかったこと、色々捨ててきたんだろうな。

でもきっとそれなりに幸せな人生を歩んできたんだと思う。
優しくて可愛い娘と、独特で面白い旦那さん。
凄く幸せな家族だと思う。
それだけに、娘の才能に気づいた時は恐怖したと思う。この幸せを失うかもしれないという恐怖。

嫁を名前で呼ぶ旦那さん。
昔は母さんと呼んでたっぽい。
名前で呼ぶようになったのは、娘が出ていくことを意識してかなぁと思った。
娘には娘の人生がある。
これからは2人で人生楽しもうよの名前呼びなのかなぁ?と思った。

なんも考えてないように何かは考えていた娘。
就職先はフィリピンのコールセンター。しかも日本人相手って、それは特殊詐欺なのでは?と思ったんだけど違うことを祈る。

最後に早希が陽子を抱きしめて言った言葉に泣いた。数年後、誰か私に言って欲しい。

やっぱりばぶれるりぐるは面白かった。
いっぱい笑ったし、いっぱい泣いた。
また、東京公演があることを祈る。
幸演会

幸演会

オパンポン創造社

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2023/06/15 (木) ~ 2023/06/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

20年以上観劇をしていて、一度も観劇遠征はしたことはありません。
10周年の時まだ出会ってもいなかった野村さんは、10年後の今私の最推しの役者さんであり、作・演出家であり、最も尊敬する人です。
何年も大阪だけのオパンポン公演がある度に、涙を飲んで諦めて来ましたが、公演発表前から今回だけは絶対行くと決めてました。
まさかそれが大阪最後の公演になるとは思ってませんでしたが、幸演会を観て改めて観に来て本当に良かったし、観れなかったら一生後悔してただろうなと思いました。
だからまだ観れるチャンスがある人は観に行って欲しいです。
お客さんの中には野村さんと同じく、なんらかの才能があり現在その才能で生活してる人もいると思います。
でも、そこまで行くのは決して平坦な道ではなかったんじゃないでしょうか?
また自分には才能がないから、才能がある人はいいなと思って見ている私を含めた人達。
才能があるがゆえの苦しみがあるんだということに気づいてますよね?
観に行って欲しいです。

荒人神 -Arabitokami-

荒人神 -Arabitokami-

壱劇屋

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2022/12/21 (水) ~ 2022/12/27 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

五彩の神楽の初演は映像とはいえ観ていました。

なので、荒人神がどういう話か分かってい…るはずでした…。

やはり映像と生のお芝居は違った…。
映像でもしっかり受け取っていたと思っていたんだけど、とめどなく流れる涙と鼻水(セット)

そしてあるシーン
私は驚くであろう周りの人たちを思いほくそ笑んでいたんですが、多分1番驚いてたの私でした。
ちょっと声でかけました。え?聞いてない⟵言ってない
観た人をも驚かせる演出。
忘れていた、竹村作品はどんどんブラッシュアップしていく作品だということを。

だから一度観た作品なのに、再演と聞いてまた向かってしまうんだった…。

憫笑姫 -Binshouki-

憫笑姫 -Binshouki-

壱劇屋

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2022/08/17 (水) ~ 2022/08/23 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

初演観た時は悲しい話って印象があって、今回観に行く予定では無かったんだけど、ある舞台でこの作品の主演のぶんちゃんの恐ろしいほどの成長を見て、観てみたいと行くことに。

その成長により、初演より破壊力が凄くてめちゃくちゃ良かった!同じキャストのまま再演して欲しい!

戰御史 -Ikusaonshi-

戰御史 -Ikusaonshi-

壱劇屋

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2022/11/23 (水) ~ 2022/11/29 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

おかむとこばーんがダブル主演と聞いて観たくないという壱劇屋ファンはいないと思う。
しかもそこにPMC野郎の野口オリジナルさんまで出るとあっては、1回でいいんですか?本当に?それで足りる?状態。
出てくる人が全員カッコよかった!

賊義賊 -Zokugizoku-

賊義賊 -Zokugizoku-

壱劇屋

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2022/09/21 (水) ~ 2022/09/27 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

五彩の神楽の2作品目。
前作とは違い笑い多めのお話。
でも笑いだけではなかった。
初演をほとんど覚えてないので新鮮な気持ちで観れた。
商人の登場シーンが好きすぎた。

瞬きと閃光

瞬きと閃光

ムシラセ

シアター風姿花伝(東京都)

2022/11/30 (水) ~ 2022/12/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

初めて観る団体。
なのでいつも同じ役者が出る訳ではないらしい。
やはり芝居はまず脚本が面白くないと面白くないらしい。
どんなにいい役者が集まっても、本がダメならもうダメ。
対してこの舞台は本も良ければ役者もいい、そして演出もいいんだから面白くないわけがない。ちゃんと観たいからめっちゃ泣くの我慢した。泣いたけど、ちゃんと観れるくらいまでは我慢してから泣いた。

いびしない愛

いびしない愛

ばぶれるりぐる

こまばアゴラ劇場(東京都)

2022/10/13 (木) ~ 2022/10/17 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

短編しか観たこと無かったので初めての長編。
短編の舞台を観て面白いと思って長編を観に行ってがっかりした経験は何度もある。
でもばぶれるりぐるは短編より長編がでもなく、長編より短編がでもなく、短編も長編も面白かった。
初めての東京公演とのことで、そうそう東京公演がある訳ではないとは思うけど、やるなら行くよ‼️と思う劇団。

沼部、陸へ上がる

沼部、陸へ上がる

ラボチ

シアター711(東京都)

2022/12/16 (金) ~ 2022/12/18 (日)公演終了

実演鑑賞

ずっと楽しみにしてたぷらすのとえれきの東京公演。
ぷらすのとえれきのぷらすのオパンポン創造社の野村さんが一人二役やってた。
最近服着てる役多いなと思った。

贅沢と幸福

贅沢と幸福

オパンポン創造社

調布市せんがわ劇場(東京都)

2022/05/27 (金) ~ 2022/05/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

今までのオパンポン創造社の作品がを知っていて、好きな人が受け入れられる話になるのかな?とは思ったけど、私はずっとこんな作品が観たかった。
しかもキャスティングが私の好きな役者さんばかりで、私得すぎた。
なにが贅沢でなにが幸福なのかはその人ごとに違うんだよな。

ネタバレBOX

お金もあっていわゆる生活に困らない状態にいる人が、今の自分たちのその状況は、人から奪ったものから成り立ってることに気づいたことから始まる話。

いわゆる罪悪感に駆られた長男が色々やらかした結果ドツボにはまるんだけど、彼のそれは罪悪感だったのか、正義感だったのか、それとも偽善だったのか。

本当に中川さんはどうしようもない人を演じるのが上手いなぁ。
空蝉

空蝉

あやめ十八番

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2022/09/01 (木) ~ 2022/09/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

年に1回のお楽しみがあやめ十八番の舞台を観に行くことになっている。
今回の舞台は特に以前観た舞台に出てきた人がまた出てくる話ということで楽しみにしていた。
タイトルからどんな話しか全く想像出来なかったまさかまさかのお話。

沢山笑ったのに、ゾッとする話でもあった気がした。

全部あったかいものは

全部あったかいものは

コトリ会議

こまばアゴラ劇場(東京都)

2022/09/14 (水) ~ 2022/09/21 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

今回1回しか観に行けなかったんだけど、本当はもう1回観にいきたいくらい好きな作品でした。
笑える部分が多くて一見コメディのように感じるけど、悲しい話だと思った。
それにしても役者が全員良かった。

音楽劇 百夜車

音楽劇 百夜車

あやめ十八番

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2021/10/29 (金) ~ 2021/11/02 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

生の舞台はある意味役者たちのバトルを観せられてるような気分になることがあるが、この舞台はまさに本気のバトルを観た気分になった。

1回しか観れなかったのが本当に後悔でしかない。

独鬼

独鬼

壱劇屋

萬劇場(東京都)

2021/10/20 (水) ~ 2021/10/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

生でも配信でも何回も観てて、ストーリーも全部覚えてるのに、何回観ても泣く。
しかも最初のシーンからすでに泣いてる。
ちゃんと観たいから涙めっちゃ堪えてるけど無理。
いつか泣かないでちゃんと観れる日が来るんだろうか…。

二ツ巴 -FUTATSUDOMOE-

二ツ巴 -FUTATSUDOMOE-

壱劇屋

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2021/12/22 (水) ~ 2021/12/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

今年最後に観たお芝居がこのお芝居で幸せでした。
舞台の再演は初演を超えないと何年も思ってたけど、壱劇屋はどんどん超えていく。
どこまで超え続けるのか観ていきたいと思います。

スーパーポチ

スーパーポチ

コトリ会議

こまばアゴラ劇場(東京都)

2021/09/23 (木) ~ 2021/09/27 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

大人になってからの兄妹の付き合いって、兄弟とも姉妹とも姉弟とも違って独特だと思う。
きっとそれぞれが独特なんだけど、私は兄妹の世界しか知らないから、私と兄も子供の頃こんな感じだったし、今はこんな感じだ。

ネタバレBOX

この物語の登場人物は、それぞれが何かに囚われているかのように感じた。
その囚われている人にどこまでも付き添っていこうとする人がいる人と、いない人。
いない人は囚われていた気持ちから抜け出せた今、家族を取り戻すことが出来るんだろうか。

兄と兄嫁がなぜ死のうとしてるのかはよく分からない。
借金のことは借金と思ってないみたいだし、そもそも返せないほどの金額の借金でもない。
ただ兄は子供の頃からずっと外の世界に出てみたくて、でもそれが出来ないまま大人になって、親の世話も犬の世話もしなくていい自由になった今、やっとそれが出来るようになったんだと思う。

先生と妹の関係は、どうなんだろう。
小学5年生とキス以上の事をした。
妹はそれは忘れたい出来事だったけど、、それを美しい思い出と心の中で変換したんじゃないか?

先生は妹のことを忘れられなくて、花を植えて水をあげてきていたのか?
やたらと家に訪ねてきて、お金を貸してたのは懺悔の気持ちからなのか?

この芝居は色んな部分で自分と重なって、ちょっと観るのが辛かった。

丁度兄と今年こんな感じの話をしたこともあり、うちの娘が今小学5年生という偶然もあり、まさかの初日にずっと具合が悪かったうちのペットが亡くなったこともあり。

でも観れてよかったと思った。

かげきはたちのいるところ

かげきはたちのいるところ

Aga-risk Entertainment

サンモールスタジオ(東京都)

2021/07/16 (金) ~ 2021/07/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

アガリスクの舞台は毎回コメディで、終始笑い転げるイメージがありますが、毎回本当にふざけてるだけの人と、信念を持ってる人に分かれていて、全部が全部笑えるわけではない話だと思います。

オリンピックが本当に開催される今観ると、より面白いのではないかと思います。

オパンポン★ナイト〜ほほえむうれひ〜

オパンポン★ナイト〜ほほえむうれひ〜

オパンポン創造社

こまばアゴラ劇場(東京都)

2021/03/05 (金) ~ 2021/03/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

いつも野村さんの書く脚本は、自分の心にグサグサささってくるんだけど、今回の作品に関しては、今までフォークで刺されてたくらいだったのに、今回はガチのナイフで追いかけ回されてる気分になりました。
多分初めてオパンポン創造社を観た人の中には、あの格好に対する拒否感とかあると思うし、笑える面白さだけを求めて来た人もいたと思うんだけど、私は笑いが起きるだけではない面白さを感じました。

サラッと言ってるセリフの一つ一つが本当にグサグサと、全ての作品においてそれは変わらず。

あとはネタバレにしかならないので、感想はここまでにします。

「その鱗 夜にこぼれて」

「その鱗 夜にこぼれて」

空宙空地

こまばアゴラ劇場(東京都)

2020/12/04 (金) ~ 2020/12/07 (月)公演終了

満足度★★★★★

空宙空地はおぐりさんっていう演劇モンスターがいるんだけど、その演劇モンスターが生まれたのは関戸さんっていう作演出モンスターの存在がでかいというのを今回の舞台でヒシヒシと感じました。

この作品を書いたのが男の人っていうのが凄い不思議で、本当は関戸さんって女の人なんじゃないの?中に30~40代のオカン入ってない?ってくらい同世代の私の胸にチャッキーばりに追いかけてきてグサグサ刺された。

泣きすぎて終演後も涙止まんなくて大変でした。終演後会えなくて良かった。
私感想直接言おうとしたら思い出して絶対泣いちゃうもん。
今年最後に観れた舞台がこの舞台で本当に幸せでした。

ネタバレBOX

2人の女性の話と、1人の男性の話が中心になってました。

おぐりさん演じる女性の話は、これ私の話?え?未来の自分の姿?いや今の自分の姿?とか思って観てしまいました。

もう1人の女性の話も未来の自分になるかも…と思いながら観てしまいました。

男性の話はいる!こんな男いる!てかいた!とか思いながら観てました。

最初は後悔ばかりしてる人たちの話かなと思ったんですが、違うなと。
みんなこれからを生きるんだなと思いました。

めっちゃ泣かされたけど、笑いどころも多かったです。

特にスマイルとワカメラーメンがwww
帰りにうどん食べたらワカメめっちゃ入ってて( ゚∀゚)・∵ブハッ!!ってなりました。
四角い2つのさみしい窓【三重公演延期】

四角い2つのさみしい窓【三重公演延期】

ロロ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2020/01/30 (木) ~ 2020/02/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

この舞台を観てやっぱりロロが大好きだ~!!と叫びたくなってしまった。
舞台セットを見て今から何が始まるのかワクワクした。
あと5回くらい観たい。
ネタバレしか出来ないので感想はネタバレボックスに。

ネタバレBOX

2つの話が交差する物語。
この舞台を最後に解散する劇団と、その劇団の舞台を観て感動し劇団に入れてもらった男。
その男はかつてその劇団にいた男に似ていて・・・・・。

あの歌も凄い好きだった。
ロロは舞台を映像化しないんだけど、本当に毎回映像に残さないのは勿体ないと思う。

ロロ名物の舞台バラシが見れるとは思ってなかった。


このページのQRコードです。

拡大