川にはとうぜんはしがある 公演情報 ばぶれるりぐる「川にはとうぜんはしがある」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    出演者が誰でも観に行こうと思う劇団の1つが、ばぶれるりぐるです。
    でも、今回の出演者は私得でした。
    メガネニカナウというイベントの主催をされていて、関西では知らない人のいない役者でもある上杉逸平さん、ばぶれるりぐるの常連で関西の演技派女優、大江雅子さん。東京の劇団、劇団5454(ランドリー)の窪田道聡さん、唯一観たことなかったけど、とっても元気で可愛かった梨花ちゃん。

    続きはネタバレBOXで、

    ネタバレBOX

    土間が舞台って今まで見たことないです。
    しかも、母屋と離れの土間。
    それぞれに土間。こういう造りの家って存在したのかな?

    昔、おばあちゃん家に土間はあったんですけど、うちの土間には鳥かごがぶら下がってたなぁ。犬とかペットは土間で飼われてたような気がする。

    いつもニコニコだけど、鬱だったり色々あって仕事辞めて移住してきた生田目くん。
    それだけに、早希の気持ちに敏感。本人は気づいてない気持ちを察して悲しんで、泣かないためにステップを踏む姿に笑うというシュールな状態。
    早希が実家に帰ってきたのも同じような理由もあったのかもなぁと思った。
    自分では気づいてないかもしれないけど。
    そうなってたのかもだし、そうなってるのかとだし、そうなる前にと思ったのかもだけど。

    実家から出ていった姉の代わりに実家を継いだ妹の陽子。
    昔だと家は長女が継ぐものとかあったのかもだけど、早い者勝ちで出ていかれた感じ?
    姉には才能があるけど、自分は何の才能も無いからと譲ったんだろうなぁ。
    自分も出て行っちゃえば良かったのかもだけど、そうは出来なかった。
    多分なりたかったものや、やりたかったこと、色々捨ててきたんだろうな。

    でもきっとそれなりに幸せな人生を歩んできたんだと思う。
    優しくて可愛い娘と、独特で面白い旦那さん。
    凄く幸せな家族だと思う。
    それだけに、娘の才能に気づいた時は恐怖したと思う。この幸せを失うかもしれないという恐怖。

    嫁を名前で呼ぶ旦那さん。
    昔は母さんと呼んでたっぽい。
    名前で呼ぶようになったのは、娘が出ていくことを意識してかなぁと思った。
    娘には娘の人生がある。
    これからは2人で人生楽しもうよの名前呼びなのかなぁ?と思った。

    なんも考えてないように何かは考えていた娘。
    就職先はフィリピンのコールセンター。しかも日本人相手って、それは特殊詐欺なのでは?と思ったんだけど違うことを祈る。

    最後に早希が陽子を抱きしめて言った言葉に泣いた。数年後、誰か私に言って欲しい。

    やっぱりばぶれるりぐるは面白かった。
    いっぱい笑ったし、いっぱい泣いた。
    また、東京公演があることを祈る。

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    2024/02/24 21:13

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