コムギの観てきた!クチコミ一覧

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メロン農家の罠

メロン農家の罠

桃尻犬

OFF OFFシアター(東京都)

2017/01/12 (木) ~ 2017/01/18 (水)公演終了

満足度★★★★

チラシからの想像だともっとふざけたドタバタコメディかと思っていて そのイメージが良い意味で裏切られた。

妹役に共感してエグられたけど、笑いも沢山あって面白かった。

Which is a Liar?

Which is a Liar?

TEAM空想笑年

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2016/12/03 (土) ~ 2016/12/04 (日)公演終了

満足度★★★★

嘘というファンタジー
久しぶりの参宮橋TRANCE MISSION。

ここの劇場は地下にあり、入るには螺旋階段を下りるのだけど三半規管の弱い自分にはちょっと下りた直後はクラクラ(汗)


そんなココで観たのは二人芝居。サスペンスかコメディか・・・・

良い意味でストーリーが二転三転して、ある意味物語にもクラクラさせられながらも気がつくとどっぷりと舞台の世界に・・・

「嘘」ということがテーマだったけれど、どこからどこまでが嘘? ドキドキワクワクできました。


頼んだドリンクによって変わるラストというのも面白い。自分が観たのは武石さん回でした。
もう一つのラストはどうだったんだろ?


また次回公演も楽しみです。

This is Mine,not Yours.

This is Mine,not Yours.

劇団ORIGINAL COLOR

新宿眼科画廊(東京都)

2016/11/26 (土) ~ 2016/11/29 (火)公演終了

満足度★★★

最後に犯人はどう締めくくるのか・・・
自転車と接触して亡くなった被害者、その被害者を弔う復讐劇・・となるのだろうが・・・。


本来復讐すべき相手は自転車を運転していた人物、被害者が避けようとしたタクシー(ドライバー)、そして被害者のストーカーであろう。

でも面白いのが直接被害者の死とは関係のない3人を集め、追い詰めていくということ。
少なくとも内2人は被害者と面識がなく、存在すら知らなかった。
犯行理由が明らかになった後に「言いがかりだ」というような言葉があったがまったくその通り。

でもその視点が面白い。


結局この犯人は何がしたかったのか?
被害者の死を弔うというよりも被害者である女性の話しを誰かとしたかっただけかもしれない・・・

3人を解放した後、この犯人がどう行動したのかこの舞台の先のストーリーに興味がある。

静電気と少女

静電気と少女

白米少女

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2016/11/18 (金) ~ 2016/11/20 (日)公演終了

満足度★★★

寒さと温かさの共存
主宰のやないさきさんは客演では何度か見た事があるものの、ホーム作品を観るのは初めてでした。


公園で生活をしつつそこで売春業を営む人達の元へ、仕事で大きな失敗をして泥酔し 訳も分からずその場所へ偶然辿り着いてしまった青年との出会いから始まる・・・・・

ネタバレBOX

劇場に入ってまず驚いたのは所狭しと置かれたダンボールのセット。

ダンボールとはいえ、ここ(雑遊も含め)スペース梟門でここまで作り込まれたセットは初めて見たな・・と心意気も含めて感心。

物語が始まって路上生活者達のスペースということでダンボールの用途も納得、それが照明と合わさって温かで緩やかな世界観になっていました。


物語は悪者もいない不器用で優しい人達の集まり。

コミカルな展開が主軸だけれど 扱うテーマの一つが売春だから感じるフェミニズムには面白いと思いましたし 仕事だったり家庭だったりそれぞれ何かから逃げてきた人達の心の影。

その影と光のバランスがうまい具合に描かれていて、重苦しくなり過ぎず丁度良い塩梅だったと思います。


今まで客演で見ていたやないさんとは違い、風俗で働いているとはいえ等身大で繊細な女性の芝居に好感。

無邪気な表情から徐々に陰りゆく芝居まで これまでのやないさんに対するイメージが変わっていきました。

特に良かったのは藤波想平さん。おそらくこの方が本来持っている可愛らしさと芝居が相まって、純朴で少し頼りない青年役がよく似合っていました。


最初から最後まで違和感が合ったのは握手する時の手。皆さん全員左利きなんですか?というくらい左手を差し出していましたね。見せる為の演出上そうなったのでしょうが、そこがどうも気になってしまいました。



でも秋の肌寒くなった公園で、そっと差し出されたコーヒーに心が安心するような そんな良い意味で肩の力が抜ける作品でした。
灯トモシコロ

灯トモシコロ

Fallen Angels

シアターシャイン(東京都)

2016/11/10 (木) ~ 2016/11/13 (日)公演終了

満足度★★★

ラストシーンがとてもきれいでした
舞台は人里離れた静かな村、側にある森。

森の奥には「その花が咲く時、不吉な事が起きる・・・」という曰くつきの大きな桜の木がある。


10年前の事件の時に咲き、また今年 蕾をつけ始めた桜・・・

ネタバレBOX

終始 不穏な空気で緊迫感のある物語。ロマンもあるし、脚本は面白い。


演出も「あれがあそこに繋がるのか」と結末で納得も出来たけれど 初日のせいか固さを感じたのが残念。

役者さんがもっと滑らかに演じられたら、さらに面白く観られると思います。
アイムオールウェイズバッド

アイムオールウェイズバッド

荒川チョモランマ

高田馬場ラビネスト(東京都)

2016/10/07 (金) ~ 2016/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★

スッキリ軽快なコメディ
コメディタッチなので笑いながら観ていたが、出てくる役柄がほとんどクズという設定。
自分も他人の事を言えないので どの役(クズ)に一番近いか自分の姿と重ねながら観てしまう・・・

謎解きのような流れで物語が進んでいくので引き込まれ、2時間の上演時間も退屈せずにいられた。

受付の際もどこか劇団の女優さんだろうか?とても愛想が良く、立ったままの対応(個人的に受付は座っているより、立って対応してくれた方が好感が持てる)初見の劇団だったが安心して客席に入れたので 総合して今後も期待して観て行きたい劇団だと思う。

---黄離取リ線---【ご来場いただき誠にありがとうございました!】

---黄離取リ線---【ご来場いただき誠にありがとうございました!】

劇団えのぐ

シアターKASSAI(東京都)

2016/09/29 (木) ~ 2016/10/02 (日)公演終了

満足度★★★

ポップな視点で切り取られた作品
「親権免許」という制度を実験的に取り入れた養護施設での親子のストーリー。
ある事件をきっかけに一時的に引き離された親と子・・・・

『---黄離取り線---』というタイトルは くっきりとした「線」ではなく「点線」というあくまで「仮」という部分と 主に子供から目線のネグレイトという社会的な問題に「切り込み」を入れた・・・・というのが今回のタイトルにかかっているのだろう・・うまいタイトルである。

ネタバレBOX

客席に入ってすぐに目に入るのが 天井から大きく垂れ下がった白い幕。
真ん中あたりに点線と「黄離取り線」という文字が入っている。
一人の少年が出てきて、ハサミでその点線部分を切り取りながら回想シーンが始まるという演出は惹きつけられた。

セットも左右非対称に置かれた積み木のような板が 子供たちのアンバランスな精神状態を表しているとも思え 更にただ物が置いてある棚が向きを変えると檻のように見えて親や社会からの断絶とも捉えられ 面白いと思った。

池袋演劇祭の今作、良い評価を得られることを願っています。
天召し-テンメシ- 【第28回池袋演劇祭参加作品】

天召し-テンメシ- 【第28回池袋演劇祭参加作品】

ラビット番長

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2016/09/15 (木) ~ 2016/09/19 (月)公演終了

満足度★★★★

2時間が早かった!
将棋はまったく分からないので難しい話かなとは思っていたら 人間ドラマが濃くて非常に楽しめました。
刹那的に生きる義父とその義父とした約束を守る少年・・そこに胸が締め付けられる・・・祭壇のセットにも驚かされました。

Back Stage~REBOOT~

Back Stage~REBOOT~

TEAM空想笑年

シアターKASSAI(東京都)

2016/09/08 (木) ~ 2016/09/11 (日)公演終了

満足度★★★★

コメディ
お芝居みて久しぶりに笑った

ネタバレBOX

初見の劇団さん。

タイトルにもある通り、舞台バックステージのお話。
主人公が舞台で芝居をやりたいと決意したところから喜劇(人によっては悲劇?)の始まり。
「そんな都合よくいくかい!」とツッコミたいところはあるものの、そこはコメディ テンポも良く波乱が波乱を呼んで だいぶ笑わせてもらいました♪ 

途中に舞台のセット組もあって、こうゆうのを観たのは初めてだったかも?!ビックリ! きっと実際はもっとピリピリしているんだろうけど コントみたいになってて面白かった♪
 
芝居創りに関わったことのない観客はただゲラゲラ笑えて、関わったことのある人は耳の痛い部分もあるとかないとか・・・。
観客としてもあんな操作不能の劇中劇が実際にあったら困るけど・・・。

噂で面白いと聞いていた劇団さんだったけど その噂に間違いなく楽しめました♪
間、違えば、愛した竜

間、違えば、愛した竜

コジョ

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2016/08/12 (金) ~ 2016/08/14 (日)公演終了

満足度★★★

気合は感じるが・・・
前作より分かりやすくは感じるものの物語にいまいち入り込めず。

特に主人公『那鬼』と『瑞』の惹かれあった部分が腑に落ちない。目と目が合って惹かれあうなんてそんな事はファンタジーならではなのかもしれないけれど 今ひとつそこを伝える部分は弱い。

ただ殺陣もあり華やかでエンタメ色が強く、それなりに楽しめた感はある。竜と人間の長の対決は見物だった。

ナイゲン(2016年版)

ナイゲン(2016年版)

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2016/08/11 (木) ~ 2016/08/22 (月)公演終了

本家を知っていても知らなくても楽しめる
本家アガリスク版を知らぬまま見ておりましたが大変面白かったです。
終わり方が若干あっさりだなとは感じるものの そこへ至るまでで十分堪能。色々な団体で上演されるというのも納得の質の高い脚本。
またどこかで彼等と出会いたいです。

フランス革命三部作

フランス革命三部作

芸術集団れんこんきすた

シアターノルン(東京都)

2016/07/20 (水) ~ 2016/07/29 (金)公演終了

満足度★★★★

革命家 ロベスピエール
Bleuを観劇。素の4人のグダグダな前説(?)には「大丈夫か?」と心配になったけれど そこは役者、芝居ではビシっと魅せてくれた。
特にマクシミリアン・ロベスピエール役の早川佳祐氏の好演が印象に残る。品位、葛藤、苦悩が非常に繊細にジワジワと深く伝わってきた。

一つひっかかったのは開演前、受付に居た女性に上演時間を聞いたのだが返ってきた答えが「そこに(劇場扉部分)書いてあります」とだけ・・・。確かに書いてあるのに気付かなかった自分も悪いが 随分冷たい対応だと感じた。その時丁度受付の客足が止まり、手があいているようだったので聞いたのだが・・・そこだけが残念。

芝居全体はとても良かった。

英雄コレクション

英雄コレクション

ジョーカーハウス

サンモールスタジオ(東京都)

2016/07/21 (木) ~ 2016/07/24 (日)公演終了

満足度

セリフが・・
ボーイズチームの初日を観劇・・・なんというか緊張なのかまだ初日を明けられるレベルではなかったのか不明だけど とにかくセリフを噛みたおしたという印象が強い。

話は面白いし、使われている曲もカッコいいのでそこが残念。。。

CRANK UP

CRANK UP

PLAN N

シアター風姿花伝(東京都)

2016/06/29 (水) ~ 2016/07/03 (日)公演終了

満足度★★

青春
映画・・というよりドキュメンタリーを見ているような感覚になった。
きっと彼らと同世代、同じような夢を持っている人たちなら共感できそうな物語。
円形の台を使った演出が面白かったと思う。

ネタバレBOX

芝居に関しては演技の良し悪しにバラつきを感じた。
それぞれ自分の演技に精一杯で役同士のコミニュケーションが出来ていないように見えた。
厄病神とジレンマ

厄病神とジレンマ

ジョナサンズ

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2016/06/01 (水) ~ 2016/06/05 (日)公演終了

満足度★★★

旗揚げ公演なので・・・
前半のテンポの悪さと全体的な間が気になって 消化不良気味。

ネタバレBOX

冒頭に出てくるカップル。女性はゾッコンのようだが相手の男性は冷めている。その為の間のズラし方なのかもしれないが 個人的にはそうとも取れず気になった。後半は核が明確になるにつれてその違和感がやっと気にならなくなったがそれまでが長く感じた。 

そして自らを厄病神と称する矢澤、それを演じるむらさきしゅう氏の演技は逸脱であったので 彼の出番をもっと増やして矢澤を中心とする探偵事務所の物語として見たかったというのが個人的な見解です。
ケムリ少年、挿し絵の怪人【全公演終了いたしました!誠にありがとうございました!】

ケムリ少年、挿し絵の怪人【全公演終了いたしました!誠にありがとうございました!】

くちびるの会

吉祥寺シアター(東京都)

2016/06/03 (金) ~ 2016/06/07 (火)公演終了

満足度★★

演劇らしい演劇
この作品が好みかと聞かれたら そうでもないのだけれど、演劇らしいファンタジー的な要素を逆手に取って それを笑いに見せてきたところは面白かった。
あとはケムリ役の傅川さんの動きがすばらしい。

神芝居

神芝居

X-QUEST

王子小劇場(東京都)

2016/04/20 (水) ~ 2016/05/01 (日)公演終了

満足度★★★★

思ってた以上によかった
遊び心とスピード感のあるセリフ、そこへダンス+殺陣が入りゴリゴリのエンタメ・・・・のみ・・・・というのが前回までの印象。

今回はそこへ厚みのある脚本で期待以上だった。
メルヘン感溢れる始まりから あんな結末になるなんて思ってもみなくて、舞台上のあった赤い丸の意味が分かった時に鳥肌が立った。

ただ派手でカッコイイだけじゃないトクナガワールドに今後も更に期待。

スケベの話~オトナのおもちゃ編~

スケベの話~オトナのおもちゃ編~

ブルドッキングヘッドロック

ザ・スズナリ(東京都)

2016/04/09 (土) ~ 2016/04/20 (水)公演終了

満足度★★

長い・・・・
微妙・・・結局何だったのかよく分からなかった。これならもう少し短めの時間でやって欲しい、途中で飽きてしまった。
女優さん達は色っぽくて良かったと思う。

エージェント・ストレンジ

エージェント・ストレンジ

劇団ベイビーベイビーベイベー

d-倉庫(東京都)

2015/10/29 (木) ~ 2015/11/01 (日)公演終了

満足度★★★

ヒーローはロックスター?!
休憩10分入れての約3時間。
最初に予定時間を聞いたときは「ながっ」とは思ったけれど 宇宙海賊vs防衛隊(?) そこへ友情や裏切り、家族愛などなど・・・どんでん返しのどんでん返しで約3時間のお祭り騒ぎ☆☆☆

丁度これを観る前に重い内容の芝居を観ていた為 おかげでよい感じに気持ちが中和されました。

ネタバレBOX

『テーマは大運動会。でたらめで最高にロックな世界』と主宰の挨拶文にありましたが 大人が真剣にふざけているのってカッコイイと思うのです。
まさにロックでクレイジーな世界でした。

そしてロックスター夢見る主人公の武器がギター♪
某有名舞台の演奏してその音楽でどうのというファンタジーではなくて 単純に殴るというのが直球で好き。最初から主人公が強かったらおかしいので 武器に細工して強くしているという設定も○
この主人公『立花浩輔/ストレンジS』の衣装もカッコよかった!
着こなせる長田陽さんが凄い!!


自分の推しキャラは『ナルシー』(野田紅貴さん)
キャラも濃いけど あのテンションと動きを開演から終演までフルスイングでブレなく演じられるところを評価。
心の中でひっそりとMVP贈呈。


まぁ そうは言っても結成1年目の若手劇団 本の内容は面白いけどセリフを咬む回数が多かったり、聞き取りづらかったりもあったけど(星のマイナス原因)すべてはこれから
今後とも楽しみな劇団です。
私的恋愛ベスト〜全ての女に懺悔しな!〜

私的恋愛ベスト〜全ての女に懺悔しな!〜

元東京バンビ

スタジオ空洞(東京都)

2015/10/24 (土) ~ 2015/11/01 (日)公演終了

満足度★★★

懺悔?!
主人公は40歳誕生日目前、キモかわ+売れていない劇団員男の過去と現在の恋愛話。

恋愛におけるクズぶりに大笑い。

ネタバレBOX

なんだかんだと美人の彼女がいる主人公に最初は怒りすら感じるが 主人公の聞き役となる作・演出家の的確なツッコミと展開にに胸がスっとする

ただ、タイトルにある懺悔は最後までしていないもよう。
でも学ばず同じような間違いを繰り返している主人公に最終的には応援したくなる感覚だった。

とりあえず千秋楽まで はやしさんの肋骨が折れない事を願います。

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