t-satの観てきた!クチコミ一覧

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バゲット・ネイション

バゲット・ネイション

ヤング・ブラザーズ

現代座会館3F 小さなNPO劇場(東京都)

2017/10/14 (土) ~ 2017/10/15 (日)公演終了

満足度★★★★

「ちぃーとばかりぼけっとしてやしませんか? バゲットに馴染んでちゃいけません。 甘さでなくしょっぱさが “買い” ですぜ!」と賭けてきた役者の、田んぼくさい(?)ブレンドがあとを引く味わい。 虫の知らせではこのクワガタ、“買い”ですぜ!

青の鳥 レテの森

青の鳥 レテの森

ハグハグ共和国

萬劇場(東京都)

2017/11/01 (水) ~ 2017/11/05 (日)公演終了

満足度★★★★

闘い尽くした、疲れ果てた者のみがたどり着くべき土地、 亡くした心を取り戻し忘レテいた私に還る場所・・・ 残心纏う ”やさしい” 番人たちが誘う迷いの森は、マルチなアラカルトを抱き入れる寛容な魅力に溢れていた。

しゅうかつノート

しゅうかつノート

pafe.GWC2017

学習院女子大学 やわらぎホール(東京都)

2017/11/26 (日) ~ 2017/11/26 (日)公演終了

満足度★★★★

本当にやりた"かった"こと、心に浮かぶ大切"だった"ことが、ひと挿しずつ色鮮やかに並んでゆく。 嘘のホントで一回こっきり"死んで"みた、そのハダカの独白にはこみ上げてくるものがある。 終えて見た世の中が活き活きと変わるであろう、良い企画。

あの空に恋とかしながら6分間

あの空に恋とかしながら6分間

6minutes cooking

共立女子大学(神田一ツ橋キャンパス)(東京都)

2017/12/02 (土) ~ 2017/12/04 (月)公演終了

満足度★★★★

選択を得る。境界を見つめるうち、それがいつしか融け失せていく。拡がるようで、収斂していくような・・・ ゆでた時間が4分でも、6分でも、8分でも、「ゆでたまご」になって、それでもキミの中からまた何かが産まれ落ちる、温め育てるべき、何か・・・。

スカイスクレイパー

スカイスクレイパー

あひるなんちゃら関村個人企画

live space anima【2020年4月をもって閉店】(東京都)

2017/12/09 (土) ~ 2017/12/10 (日)公演終了

満足度★★★★

あきらめて、上か下かを突き抜けた彼女に付き随うなら・・・ 摩天楼さえフワリ、翔び越してひとつの花火を前に並び立てる、そう思えた魅惑魔。 うちゅうびとの見上げるやる気 と 地球人の見下ろす汗 の摩擦をワライに変えて、ピースなその日まで。

袴垂れはどこだ

袴垂れはどこだ

劇団俳小

シアターX(東京都)

2017/12/13 (水) ~ 2017/12/17 (日)公演終了

満足度★★★★

幻想が理想へ。 血を滾らせるには理想が必要、だが現実とは相容れぬ。じいさまを赤く染めた「わかんねぇ」刹那、小菊を紅く染めた高鳴り、開かずの扉を解かれる恐怖が押し殺していた本性、それが顕現したわが手、わが指先。 山彦の声とともに、我に返った袴垂れの向く先が唱われる・・・ ある種の清々しさを覚えた。

スピークイージー

スピークイージー

やみ・あがりシアター

荻窪小劇場(東京都)

2017/12/23 (土) ~ 2017/12/28 (木)公演終了

満足度★★★★

この水はじつにあとから効いてきやがる・・・ 呑まれおぼれて川渡る、それでも恋しいアルコール、水で流せぬラブコール。 流されぬために流すため、葬らんがため赦された、バトルの価値ある罪な奴。 記憶が無くても記憶しているあのゆるふわな空白を乞い求める恋物語。

父の黒歴史

父の黒歴史

ラッパ屋

紀伊國屋ホール(東京都)

2018/01/20 (土) ~ 2018/01/28 (日)公演終了

満足度★★★★

あちこちシガらみあるけれど吐き出す開放感でいっぱい。 吸い込む人の存在感がけむりの濃さとなって鼻先に流れて来る。 こざっぱりとホーム感漂う閑静な武蔵野で、ザッツ・ミーに溢れたザッツ・ショウワな面々のハーモニー。 吸い込まれ続けるシガない平成人には、懐かしい庭先の陽光のように眩しく映った。

かりそめ/てんじく

かりそめ/てんじく

EgofiLter

RAFT(東京都)

2018/02/03 (土) ~ 2018/02/04 (日)公演終了

満足度★★★★

流し、流してきた ”姉” と、流れ、流れてきた ”妹” 。 肉体的に流されたくない ”姉” と、社会的に流してしまいたくない ”妹” は、流れ着いた人間性の桶のなかで浄めと汚れとに ”処理” されて、それぞれの海に旅立った。 そんな流れが、誰もの足元に潜んでいる・・・。

エガオヲミセテ

エガオヲミセテ

ラビット番長

演劇制作体V-NETアトリエ【柴崎道場】(東京都)

2018/06/16 (土) ~ 2018/06/17 (日)公演終了

満足度★★★★

逆ピラミッドの 奴隷 な社会で、善意 と 信用 をエネルギーに、現場の寒さを エガオ で凌ぐ。 眩しすぎると感じる御宅もあるのかなぁ・・・ 献身を巡る、葛藤のタビ。

棄児も泣かずば雨たれまい

棄児も泣かずば雨たれまい

劇団 枕返し

北池袋 新生館シアター(東京都)

2018/06/29 (金) ~ 2018/07/01 (日)公演終了

満足度★★★★

啼いてよかったんだと、 泣いてもいいんだと、 雨たれた先の景色を見せたかったんだなぁと。 いいキジ揃いで味わいも好みながら、キャッキャッとハジケーンばかりの共鳴にはもうひとワナなき! タカ鳴る期待。

Vの果て

Vの果て

劇潜サブマリン

王子小劇場(東京都)

2018/07/12 (木) ~ 2018/07/15 (日)公演終了

満足度★★★★

空想・妄想を形にするために、背後に迫る ”作り物感" とあからさまな情熱。 「レアル」を感じた開幕のエネルギッシュな数分間。 赤みがかったフィルムから飛び出すような迫力のなか、レアルがいつしかリアルにリレーされたときの心地好い自然さ で "生ける死体" の生死が入れ替わったのか・・・そんなヤスっぽい決着にメロメロだ Z !

キシカンミシカン

キシカンミシカン

演劇プロデュース『螺旋階段』

神奈川県立青少年センター(神奈川県)

2018/07/21 (土) ~ 2018/07/22 (日)公演終了

満足度★★★★

ミシカン・・・立ちすくむ、目を疑う、流し去った光景の消え跡、だろうか。 マリオネットの助けを借りて、キシカンを覚える未来を、いつかわかるその日を取り戻す物語。 ゆるめのコミカルさにハマりつつ流れ着いて見れば、ルイジのようで違う、より幸せな始まりに立ち戻っていた。

『世 界のはじ の穴』

『世 界のはじ の穴』

sekai record

プロト・シアター(東京都)

2018/08/02 (木) ~ 2018/08/05 (日)公演終了

満足度★★★★

弱者、異物、目を逸らしたい、遠ざけたい・・・ 端から愧まで、月は照らしてるよ と兎は告げる。 水玉からモザイクに眩ましても、底知れぬ穴は回りまわって己に還る、完璧に死にたくとも、完全に忘れ去られたくとも・・・ 己の「 」を問う、掘っても埋まることのない心のアナロジーは、きちんと葬ることではじ まるお伽話、のような。

スマートコミュニティアンドメンタルヘルスケア

スマートコミュニティアンドメンタルヘルスケア

ホエイ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2018/08/18 (土) ~ 2018/08/27 (月)公演終了

満足度★★★★

左 に気を取られて 右 に乗り遅れ気味ながら、アエラ なく昇って行った スゴメン たちを隙間なく忙観。 棄てる も 信じる も忘れたように俯く集団の忙隷に 帰りの足まで引き摺られた。

「イッツ・ア・クローズドワールド」

「イッツ・ア・クローズドワールド」

楽園王

OFF OFFシアター(東京都)

2018/09/06 (木) ~ 2018/09/09 (日)公演終了

満足度★★★★

闇の中の闇の中の・・・ 頁の中の頁の中の・・・ 夢の中の夢の中の・・・ 妹のオーラを確かめる道行きて、マイナスのオーラが夢幻に満ちていて、クローズドがクローストするアナ・ザ・ワールドが PET な救水に満たされて、溢した泪に解けた何かが光り射し込む出口に誘いて・・・目覚めた。

ヤング・ブラザーズ

ヤング・ブラザーズ

ヤング・ブラザーズ

ART THEATER かもめ座(東京都)

2018/09/14 (金) ~ 2018/09/16 (日)公演終了

満足度★★★★

カッコイイですねー、何でかな? ウィ・スキーな何かをジバクしてでも守ろうとする必死さ、かな。 アホでもバカでもプーでもブーでもオニでもカブトでもいい、ロックに生きなきゃね、白黒つけてイエイ!

さらばコスモス

さらばコスモス

世界劇団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2018/09/22 (土) ~ 2018/09/24 (月)公演終了

満足度★★★★

想像芸術としての人間に 一層研ぎ澄ました斧を振り下ろす感覚、か。 『いったいでーす!』に痛みを感じぬ即物性 と 『そうそう』や『もしやもしや』にネタネタ笑う俗物性・・・ 現実とシンワする重奏構造に絡め撮られてしまうマジカル・パフォーマンス。

マイディア・ディアマイドール

マイディア・ディアマイドール

夢幻舞台

中野スタジオあくとれ(東京都)

2018/10/19 (金) ~ 2018/10/21 (日)公演終了

満足度★★★★

違いのある所に自由は生まれ、自由のおかげで「嘘」を堪能できる・・・ 「嘘をつく」よりも「嘘は悪いと決めつけて罰する」方が悪い・・・ 心の眼が開かれるアイディアに素直に感じ入りながら、自由で瑞々しく華やかな舞台に目を奪われた。

ビシバシと 叩いて渡る イシバシ君

ビシバシと 叩いて渡る イシバシ君

劇団ジャブジャブサーキット

ザ・スズナリ(東京都)

2018/10/26 (金) ~ 2018/10/28 (日)公演終了

満足度★★★★

落ち着きを取り戻した非常のさなか、ん?という引っかかりがあちらこちらと露出。 コアな予感を含みながら、それでも呆然として流れ行き忘れ去る感じが現実。 大振りのない、ジャブ・ジャブと当てる安心の作風に、空振り覚悟のストレート!でストーンと落ちる? ”ツリバシ君” にも期待したい。

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