『田瓶奇譚集』
劇団肋骨蜜柑同好会
駅前劇場(東京都)
2022/09/16 (金) ~ 2022/09/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/09/18 (日)
価格4,800円
18日16時開演、劇団肋骨蜜柑同好会、たすいち、日本のラジオの3団体による短編3本、怪チームの回(104分)を拝見。
怪チームでの劇団肋骨蜜柑同好会「腸詰と極楽」。
開演後、直ぐにストーリーのアウトラインは読めるので、どういう結末に持ち込むのか?が関心の的。ラストシーンでの仁田(演・澤原剛生さん)のセリフ、彼の意地が垣間見えて安堵。
2本目の、たすいち「隣は猫をする人ぞ」。
メニューに「怪奇譚」と書いてあっても、そこはレストランたすいち!
目崎シェフの腕にかかれば、どんなジャンルであろうと、”たすいち”らしい良さを堪能させてもらった。
ラストは、日本のラジオ「くるくるさん」。
個人的認識として、もともとホラー寄りの作風だと思っている日本のラジオだけあって、事前の期待?に違わず、奇チームの3本も合わせて、最もホラーらしい作品だった。
なお、役者では、久しぶりに舞台で観る、上述の澤原剛生さん、"謎解き"役の大森さつきさん、第3話の主役・安東信助さん、”マジで怖かった!”館山サリさん、の4人が印象に残った。
それから、全話通してのストーリーテラー(図書館の女)役・嶋谷佳恵さん、千穐楽の公演まで頑張って下さい!
『田瓶奇譚集』
劇団肋骨蜜柑同好会
駅前劇場(東京都)
2022/09/16 (金) ~ 2022/09/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/09/17 (土)
価格4,800円
17日19時開演、AURYN(アウリン)、Mrs.fictions、劇団肋骨蜜柑同好会の3団体による短編3本、奇チームの回(104分)を拝見。
まず、AURYNの「ゴーシュ」。
最初はSFか何かかと思っていたが、三森みちさん演じる「女」の登場から徐々に…に移行。あおのゆきかさん演じる「後輩」によるオチも綺麗。
次のMrs.fictions「そして誰もいなくなるまで待って」(昔の洋画ファンなもんで、タイトルでニヤニヤ!)。
オドロオドロしいイントロの割には、賑やかなコメディーだと思っていたが…終盤に入った途端、帝●事件かよ!の急展開。イントロの伏線を鮮やかに回収。
ラストの劇団肋骨蜜柑同好会「もっけの幸い」。
主人公のサエコやら、広い屋敷やらの設定からして、3話中、最もオーソドックスな怪異譚だった。
程よく幻想的・程よくコメディー・程よく不気味、そして、いずれも程よく恐怖、な3本の短編の組み合わせは、観終わった後、なかなかの充足感をもたらしてくれた。
なお、役者では、上述のあおのゆきかさん、登場時は賑やかなれど…な丸尾社長役・高橋義和さん、舞台でのお姿は久方ぶりのユキエ役・佑木つぐみさん、のお三方が印象に残った。
ゆめみたい
めがね堂
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2022/09/15 (木) ~ 2022/09/18 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2022/09/15 (木)
価格3,500円
15日19時開演の初日舞台(90分)を拝見。
最初は、期待に胸を膨らませながら初任地に向かう大卒の娘と、娘離れの出来てない父親との、ほのぼのコメディーといった雰囲気で始まりながら、途中からは洋画のサスペンス物みたいな展開に一変。そして、終盤でタイトルの意味合いに「成程!」と頷く仕掛け。もっとも、その直後に更に…。
観終わって、改めて振り返っても、どこからが現(うつつ) で、どこからが"(●物語の)ゆめ"なのか、なかなか区別の付けづらい構成(注.文中の●はネタバレになるので伏字で)。
恐らくは、冒頭のシーンから殆んどが…とは考えるものの、終演後、台本を求めたが売ってなく、このため、自分の解釈を確認する術も無し。
劇場からの帰路に耳にした、若い男性客の「どこまでが"●物語"の語りなのか、ようわからん!」の声に苦笑しつつも頷くばかりだった。
なお、雑感だが、雷鳴もあまり鳴らし過ぎるのは、かえって…と、やや残念に思った。
役者では、希望と不安を抱えた新任教師役の小泉眞琴さんが(初日の緊張からくる演技の硬さ(私見)さえ、かえって)新鮮で印象的だった。
【蛇足】
今半の「すき焼弁当」も、弁松の深川飯(→亀戸升本の「すみだ川あさり飯」のこと?)も、確かに美味しいですよ♪
夜明け、踝、泣け -2022remix-
劇団milquetoast+
スタジオ空洞(東京都)
2022/09/09 (金) ~ 2022/09/11 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2022/09/09 (金)
価格3,000円
9日、定刻の19時やや遅れて開演の初日舞台を拝見(107分)。
前説に大変工夫が施されていて楽しめた。それゆえ、本編もさぞや!と期待したものの…
途中までは、個々の登場人物たちの関係性がよくわからないまま。後半、”説明台詞”の連発でようやく理解が届いたところで、ストーリーは一気に収れんに向かっていく。
人物の描き方や場面の設定などは、個人的な嗜好には全く合わない、嫌いな部類の芝居で、あまり良い"読後感"を得ることは出来なかった。
なお、主演の、かくたなみさんの熱演には大いに感じるものがあった。
彼女の演技だけでもチケット代の元は取れたかなぁ。
夜鳴く鳥は朝に泣く
吉祥寺GORILLA
王子小劇場(東京都)
2022/09/07 (水) ~ 2022/09/11 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/09/07 (水)
価格3,500円
7日19時開演の初日舞台を拝見(101分)。
チカラ技な筋立てのホンを、行間にこもった作者の熱気と、演技者達の熱演とで、最後までやり抜いた101分。観る側も居住まいを正して拝見した。
なお、なにせ豪速球な芝居だけあって、ワンクッション的役柄の村松ママンスキーさんの存在感がひときわ尊く感じられた。
それにしても、最近観た、中野坂上デーモンズ、あやめ十八番、やみ・あがりシアター、アガリスクエンターテイメント(注.観た順)の緻密さやら様式美といったプロ仕草な味わいは、失礼ながら、あまり感じなかった。代わりに、アマチュア的なパッションには大いに引き込まれるものがあった。
SHINE SHOW!
Aga-risk Entertainment
シアター・アルファ東京(東京都)
2022/08/31 (水) ~ 2022/09/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/09/04 (日)
価格4,500円
4日17時開演の千穐楽の舞台を拝見(途中休憩5分込み152分)。
個人的には、過去作ほどには、自分の笑いのツボとのチューニングは上手くいかなかったが、ストーリー自体は、幾重にも張り巡らせた伏線を鮮やかに回収。そして、主演・熊谷有芳さんの予期せぬ見せ場をラストに用意するなど、実に綿密な構成の作品だった。
Show me Shoot me
やみ・あがりシアター
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2022/09/02 (金) ~ 2022/09/11 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/09/03 (土)
価格2,500円
3日19時開演回を拝見(120分)。
コミュニケーションを取るのが互いに不器用な、社宅に住む1組の夫婦を中心に、夫の職場の同僚や社宅の住人達が繰り広げる、不条理コメディ。
目まぐるしく場面が移り変わる、まるでテレビのチャンネルをザッピングしているような展開は、観るヒトによって手が合う・合わないがハッキリ分かれる作風だろうなと感じた。
でっ、自分は?というと…
出演者の中に顔と名前が一致する役者が大勢いたため、流れに混乱せずに付いていけたこと
テンポの速さがせっかちな当方の嗜好に合ったことから
望外に楽しむことができたようだ。
特に、花形、姫川夫妻を演じる4人の摩訶不思議な?掛け合いにはニコニコさせてもらった。
空蝉
あやめ十八番
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2022/09/01 (木) ~ 2022/09/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/09/01 (木)
価格1,000円
9月1日18時半開演回を拝見。
前半73分、途中休憩10分挟んでの後半73分、上演時間160分弱の舞台。
最近は「江戸系 宵蛍」「音楽劇 百夜車」とシリアスな題材の作品が続いた「あやめ十八番」だが、今回は、ソフィスティケイテッドされた落語テイストの、現代版・浅草軽演劇の趣き。
終始、くつろいだ気分で、各々の役者のセリフや一挙手一投足を楽しませてもらった。
なお、登場人物では、魚屋・新八(演・林明寛さん)と緒方卵白(丸川敬之さん)の活き活きとした描写がとりわけ気に入った!
※チケット代は障害者割引を適用。
鬼崎叫子の数奇な一生
中野坂上デーモンズ
ザ・スズナリ(東京都)
2022/08/31 (水) ~ 2022/09/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2022/08/31 (水)
価格4,000円
31日19時開演の初日舞台を拝見(107分)。
昨年1月の「で」以来の中野坂上デーモンズ、終演後、耳にした感想は、毎度のことながら賛否両論w
俺的には、観劇経験のあるらしい若い女性の「男のヒトが考えた理詰めの脚本だね〜」という意見に賛同。
まっ、観慣れてないと困惑する芝居だよなぁ。
なお「注:あらすじは全く変わることがあります」の注意書き通りでしたので、観劇の際は白紙で臨んでくださいw
「クォンタム・アリアの碧い首」
家で出来る演劇
光明寺・オープンテラス(東京都)
2022/08/26 (金) ~ 2022/08/27 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/08/27 (土)
価格1,500円
27日17時開演回(65分)を拝見。
屋外の光明寺・神谷町オープンテラスでの上演。
折からの蝉時雨に、開演直後から吹き始めた微風が重なって、「日本霊異記」をベースにしたおはなしにふさわしく、客席はまるで幽玄?の彩りに染まったような気分。
さらに、4人の役者さんの見事な発声からは、和風シェークスピア劇の趣きさえ体感できた。
帰還不能点(8/17~8/21)、短編連続上演(8/25・26)、ガマ(8/29~9/4)
劇団チョコレートケーキ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2022/08/17 (水) ~ 2022/09/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/08/25 (木)
価格3,130円
25日18時半開演
どのように死んでゆくべきか?の『〇六〇〇猶二人生存ス』(49分)
前を向いて生き続けていきたい!の『その頬、熱線に焼かれ』(70分)
対照的な短編2篇を、い組の回で拝見(途中休憩10分込み上演時間130分)。
明けちまったな、夜。
ゴセキカク
王子小劇場(東京都)
2022/08/13 (土) ~ 2022/08/16 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/08/14 (日)
価格3,500円
14日19時開演回(95分)を拝見。
たかが28歳の分際で、もう"人生走馬灯"?と最初は鼻で笑っていたが…
隠れていたホンネがぶつかり合う、ダラダラ・ドロドロのオールの夜は、只々懐かしく哀しくもあった。
特にラストシーン。
主人公の奥川(演・岡本セキユさん)と松村(同・後関貴大さん)とが絶叫する長台詞の熱い"エール"には、胸を打たれた。
それにしても、誰でも思いつきそうな設定(卒業後、年月を経て、高校の同窓がカラオケ屋に集結して、ウンダラ・カンダラ…)にも関わらず、誰にも真似できないほど、観客の気持ちを惹きつける作劇の妙、作・演の実力の凄さが伺えるなぁと感心しきり。
華麗なる家路【一部公演中止】
しむじゃっく
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2022/07/30 (土) ~ 2022/08/07 (日)公演終了
映像鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/08/06 (土)
価格2,700円
太陽Teamの動画配信を視聴(110分)。
コリッチ記載のあらすじとはかなり異なるw…はさておき、久美と珠美を中心とした ”幻のカレー”を追い求めての旅は、最後には二人それぞれにとって大切なものを見つけ…といった、ロードムービーとカレーグルメの合わせ技テイストの110分。
話の運びはかなり突飛でチカラ技満載だが、カレーのスパイスが効いたのか、うるっと来るシーンもチラホラ。フウフウ言いながら辛いカレーを平らげた後の満足感にも似た、爽やかな後口の作品だった。
演技陣では、これまで何回も舞台を観て来た妃咲歩美さんの、(自分にとっては)新たな一面が大変印象に残った。
HEISENBERG【Aキャスト全公演中止】
conSept
ザ・ポケット(東京都)
2022/07/29 (金) ~ 2022/08/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/08/02 (火)
価格6,800円
2日19時開演のBキャストを拝見(90分)。
肉屋の店主である70代の男性・アレックスに、平田満
風変わりな40代の女性・ジョージーに、小島聖
を起用した本作。
個人的な感想をひとことでいえば、中高年層…いや、高齢の男性観客に夢と希望を与える⁉︎ 90分かなぁ。
いかにも翻訳モノらしいストーリーだったが、大量のセリフを叩きつける小島聖さんと、それらをやんわり受ける平田満さんお二方の熱演もあって、見応えのある舞台だった。
ただ、残念なのは、高齢者向け?だからなのだろうか、コロナ感染を恐れたのか、あるいは…S席(9,800円、C列~D列)とC席(6,500円、M列~O列)は埋まっているのだが、A席(8,800円、E列~L列)はガラガラ!(私の観た回は、1列13名のI〜L列がほぼ空席という惨状)。
他の回も同様らしく、舞台の出来からして、勿体なさ過ぎ!
なんとか、集客面で挽回を期待したい。
公演日程(Aキャストは全公演中止)
8月3日(水) 14:30B
8月4日(木) 14:30B
8月5日(金) 19:00B
8月6日(土) 17:00B
8月9日(火) 19:00B
8月10日(水) 19:00B
8月12日(金) 14:30B
8月13日(土) 13:00B
8月14日(日) 13:00B
自亡自記
セツコの豪遊
新宿眼科画廊(東京都)
2022/07/29 (金) ~ 2022/07/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/07/30 (土)
新宿眼科画廊スペース地下で、セツコの豪遊の、ひとり芝居『自亡自記』(じぼうじき)30日19時半開演回を拝見(40分弱)。
「捨ててしまった恋の顛末を題材に、一人芝居を書き下ろす女の話」を、不器用に・実直に・体育会的に?!自分語りしていく40分。
2年前、アポフェスひとり芝居博覧会で拝見した『粧自記』(しょうじき)と同系統のストーリーだが、今回の方が作者の視点がより客観視されているように感じられ、素直に、この”コミカルだけど・そこはかとなくペーソスを感じさせる世界観”に没入できた。
予想した以上に充実した観劇体験となった。
【追記】
折からのコロナ第7波で公演中止が相次ぐ中、座組の人数を2名に絞り、受付業務以外は全て、宮村さんお一人でこなせるように段取られたとのこと。(陽性反応者が出ても代えが効く、ないしは、残りのメンバーで公演が実施可能な)複数名による高座やスタンダップコメディ形式でなく、演劇として成り立たせたのは敬意を表したいと思う。
「だらしなくあいた唇」
カラスミカ企画
パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)
2022/07/22 (金) ~ 2022/07/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2022/07/24 (日)
価格3,200円
24日18時開演回(100分)を拝見。
大学時代から付き合っている彼氏、実姉、女性向け風俗の男、そして"ワタシ"の4者から突きつけられた、(唾棄すべき母親と変わらない、いや、それ以上の)自身の醜さに、一旦は自己崩壊しつつも、最後には、ナマの本心を押し殺して、したたかなフリを演じながら生き続けるヒロイン。
強力な共演陣の支えもあって、主演の杏奈さんにとって、本舞台、代表作になりそうな予感がする100分間。
星の王子と うたかたの日々
キャンディプロジェクト
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2022/06/29 (水) ~ 2022/07/03 (日)公演終了
映像鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/06/30 (木)
価格2,600円
まついゆかさんご出演ということで「熱海殺人事件―売春捜査官」(2015)、「売春捜査官」(2019)、「不思議の国のドグラマグラ」(2020)、「熱海殺人事件 水野朋子物語」(2021)と観て来た、キャンディプロジェクトの最新作。
本来ならば7月1日に観劇予定だったが、折からのコロナ禍で公演中止。
やむを得ず、6月30日15時半開演回【B・薔薇組】の収録動画(116分)を視聴することに。
まだ動画配信期間中(~7月29日)なので、詳細は伏せるが、思いがけず、ほろ苦いエンディングは、人生の重みといったものを感じさせ、大層、胸を打たれた。
それにしても…やっぱ、劇場で、その目で・耳で・体感したかったなぁ。
なお、役者陣では、主人公の星の王子役・のいさんの声音が役柄にとてもマッチしていて、印象深かった。
仕事中御免
喜劇のヒロイン
新宿眼科画廊(東京都)
2022/07/15 (金) ~ 2022/07/18 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2022/07/17 (日)
価格2,800円
17日19時開演回を拝見(52分)。
開園から年月が経ち、すっかり人気が無くなったテーマパーク「地獄博物館」を舞台に
両親から経営を引き継いだ姉
釜ゆで地獄の鬼を演じているうちに現実と虚構の区別が曖昧になった弟
「地獄博物館」の地下に広がる鉱脈を目当てに、土地の買収交渉に来た男
「地獄博物館」の常連客
の四者が織りなすコメディーというか?コントというか?の50分強。
かなりのチカラ技な展開だったが、最後までリラックスした気分で愉しめた。
【追記】
せっかく最終日まで辿り着いたのに、「本日、関係者1名に体調不良が確認されましたため…残りの公演を【中止】とすることとなりました」とのメール。
”災難”に負けず…次回の公演、期待しております。
最悪な大人
劇団献身
新宿シアタートップス(東京都)
2022/07/13 (水) ~ 2022/07/18 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/07/14 (木)
価格3,200円
14日19時開演回(110分)を拝見。
「女の壁/憧れの雪国」「幕張の憶測」と観て来たが、2年前、星のホールでの公演が(私見だが)あまりにもダメ駄目だったので、それ以来、敬遠していた団体さん。
だが、今宵の、2016年初演の本作、笑いも泣かせどころもかなりチカラのこもったホン。展開のテンポの良さに、客席が沸きに沸き、当方も思わず、その勢いに飲まれてしまった。
演じ手では、久方ぶりに拝見する日高ボブ美さん、お馴染みの高木健さん等の熱演もあり、充分に愉しめた110分だった。
背神
劇団幻ノ國
OFF OFFシアター(東京都)
2022/07/08 (金) ~ 2022/07/10 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2022/07/10 (日)
価格3,500円
10日13時開演の宮坂莉乃さんの回(70分)を拝見。
他の方の感想が見当たらないので、自分だけの意見かもしれないが、舞台前列のモニターを駆使した工夫を評価しても、この一人芝居に70分かけるのは、かなりシンドイかなぁと。