悪党
innocentsphere
座・高円寺1(東京都)
2016/04/13 (水) ~ 2016/04/17 (日)公演終了
満足度★★★★
重みのある演技と題材が調和してました
所属の役者さんはあちこちで拝見してましたが、
InnocentSphereという団体での公演を観るのは初めて。
凶悪犯と「リチャード3世」の重なり具合、
その見せ方がズシンときました。
休憩なし2時間15分。
長いとは思いませんでした。
自分が端で観ていたというのもあるのでしょうが、
全体的に声が小さめだったなという印象です。
天晴パラダイス青信号〜ゴールドフィンガー
ブラボーカンパニー
シアター711(東京都)
2016/04/06 (水) ~ 2016/04/10 (日)公演終了
満足度★★★★
からから笑える
初、ブラボーカンパニーでした。
上演時間、1時間半。
勇者ヨシヒコシリーズの、
あの独特な空気感を彷彿とさせるところもあって楽しかったです。
The Fiend with Twenty Faces 幻燈の獏
ACRAFT
シアターKASSAI(東京都)
2016/06/08 (水) ~ 2016/06/12 (日)公演終了
満足度★★★★
読みたい乱歩作品が、また増えました
舞台上下手側も座席にした、カギ型の席配置。
マチソワで両面から観劇しました。
江戸川乱歩はここ数か月前にかじりだした者で、
明智小五郎やいくつかの作品タイトルは知っていましたが、
怪人二十面相についてはほぼ無知識でした。
それでも思わずニヤリとさせられる乱歩モチーフの使い方や、
現実的な部分とフィクション全開の仕掛けの組み合わせが絶妙でした。
休憩なし2時間ちょっとの、
映画のようで、かつ、人間の熱を直に感じる時間、楽しかったです。
内容もさることながら、スタッフワークもよかったです。
KASSAIのお手洗いは女2、男1で3つあるのですが、
開演10分前まで男女共用で混雑解消。
また、開場時間には
整理番号付き40名+当日精算で、開場時間は大所帯が移動するので
「入場が落ち着くまで、
空席がわかるよう、着席したままお待ちください」
ってアナウンスも、スムーズに入場できて快適でした。
個人的に、ちょっと…と思ったのは、
有料のパンフレットを買わないと配役一覧が手に入れられなかったこと。
内容的に「何人の人間が出てくるか」、「役の名前は」などは
開演前に知らないほうが楽しめる作品でしたし、
何も知らない状態で観ていても
登場人物の名前などはするっと頭に入ってきました。
ですが、終演後に「あの役の役者さんはなんて名前だったのかな」が
すぐに調べられないのはちょっと不便だなぁと思いました。
終演後に受付付近で配ってくれたらよかったのになぁ、と思いました。
あと、開場中に明滅するの電灯の美しさが、
入場者(舞台下手側)の足元を危うくさせてるのが一長一短な感じでした。
『シェリングフォード・ホームズの論理的推論~第二楽章 who is ripper?~』
黒雪構想
APOCシアター(東京都)
2016/07/21 (木) ~ 2016/07/25 (月)公演終了
満足度★★★★
黒雪構想を感じつつ、単体推理モノでも楽しめました。
旗揚げ公演の『蝶(キミ)が夢で~』以来の観劇。
上演時間も90分と
今回は前作と時間軸が同じということで、
「途中参加にはハードル高いかな」とドキドキしてましたが、
劇団サイトや団体公式ツイッター、
開演前にスクリーン(壁)に映っている文字、
開演直前のダイジェスト映像などで予備知識は得られました。
上演時間も90分程度で気楽だし、
推理もののポイントを押さえつつ
(イイ感じに全員あやしい・笑)
そこにこの団体独特の世界観「黒雪構想」が絡んでいて、
面白かったです。
犯人が複数の女性を殺害するに至るまでの動機(重なるところ)や
最初の殺人シーンの演出(逆光)、
舞台全面をセピア色に染めて
リアルなのに映像のように見せる技術などもきれいでした。
ハロウザディップ
演劇組織KIMYO
王子小劇場(東京都)
2016/09/08 (木) ~ 2016/09/11 (日)公演終了
満足度★★★★
にぎやかな茶番劇。ネーミングセンス超好み!
上演時間は休憩なしの2時間。
内容的に、
休憩がもし入るならここかな~、
というポイントは有りましたが、
勢いがある話なので休憩なくても
「長いなぁ」とは思いませんでした。
(むしろ休憩が入るとあの疾走感が損なわれそう)
鮮やかなダンスや大量の衣装も豪華で
舞台空間を全部使う演出もあって目が楽しかったです。
展開全部を知ってから、
「ある登場人物」の人生を追いたくなったので、
リピート割引にも背中押される形で
明日も観ることにしました。
こりっちの予約確認メールに
開場は45分前と書いてあったのに、
劇場に行ったら30分前に受付開始でした。
私が行った回だけだったのかなぁ…
パイプ椅子に劇団オリジナルの座布団が敷いてあったのも、
親切でよかったです。
紙の方舟
シアターノーチラス
小劇場 楽園(東京都)
2016/05/18 (水) ~ 2016/05/22 (日)公演終了
満足度★★★★
観られた部分だけでも惹かれました
元ネタになったという事件(?)について少しだけ調べてからの観劇。
上演時間は1時間40分程度との事前告知。
観れた範囲では公演ページに記載の通り、再現ではなかったし、
事件の是非を問うものではありませんでした。
「家族」という不思議な関係について色々な角度から描いているなぁ、
この登場人物の言う感覚わかるなぁ、
など、
観ながら
「あなたの正しさはどこにある?」と
問いを投げかけられている気がしました。
東益平7丁目団地防衛隊
キリンバズウカ
【閉館】SPACE 梟門(東京都)
2016/05/14 (土) ~ 2016/05/22 (日)公演終了
満足度★★★★
想像以上に重めで笑えて面白かったです
上演時間80分。
マチネでA組、ソワレでB組を観ました。
開場時間は開演の30分前。
セット券の片方などの、
チケットを先に持っている人から記載の整理番号順で入場。
一度上演された作品とのことですが、
チラシに書いてあるあらすじがふわっとしていて、
公式ツイッター等でもあまり内容にはふれられて無かったので、
特に下調べもせずに観劇。
思ってた以上にガッツリと心にクる作品でした。
傷つくな、鮮やかに浮遊せよ
チョコレイト旅団
小劇場てあとるらぽう(東京都)
2015/09/18 (金) ~ 2015/09/22 (火)公演終了
満足度★★★★
自分の人生でくらい、主役になりたいですよね
【敷金】チーム千秋楽を観劇。
上演時間、1時間50分休憩なし。
劇場の空調が全体に回りづらい、とのことで
開場時間のうちからその旨を何度もアナウンスしていて、
親切だなと思いました。
「うちわを配ってます」
「数多く確保してないので大きめの紙皿も…」のくだりも
ガチなのかウケ狙いで客席をあたためておく意図があったのか
謎でしたが面白かったです(笑
開場時間中から女優さんの数名がが「登場人物」として過ごしていて、
作中で日常描写が少ないところを補完しているようで良かったです。
一人一人に焦点をあけていけば
各々主役になれそうなエピソードを持っていて、
でも実際の人生では決して主役になれてない女子たちの事情が
少しずつ明かされて、からんでいく様子が面白かったです。
「私は今、誰かの脇役として産声をあげた。」
というフレーズが
特定の誰かにずっと焦点を当てるわけじゃない演出と
どこか影を落としている登場人物たちの生き方そのものにかかっていて
ジワジワ染みてきました。
初見の役者さんが多かったので、
できたら当日配布のキャスト表にチームも書いておいてほしかったです。
(劇場を出てサイトと照らし合わせるまで、
名前がわからないままだった方もいてちょっと不便…)
整理番号式での入場は、
開場5分前に劇場前に並ばせる等の対応をしてもよかったんじゃないかな…
と思いました。
通行する町の人が通りづらそうにしてて、ちょっと気まずかったです。
アップ・ダディ・ダウン
ステージタイガー
近鉄アート館(大阪府)
2016/01/23 (土) ~ 2016/01/24 (日)公演終了
満足度★★★★
ダンスありアクションありの三方囲み舞台。
C側(舞台に向かって右)で、初日を観劇してしてきました。
10分おして、21時終演。
(前説で開演おしたのを謝罪してました)
わかりやすく、ベタだなぁと思うところもありましたが、
登場人物たちのあちこちに自分に重なる思いを見つけることができて
何度か涙がこぼれました。
劇場前に受付が並んで2つあり、
ステタイ扱いと日本写真映像専門学校扱いで分けられているようでしたが
遠目からではどっちがどっちなのかちょっとわからなかったです。
口頭で言っていましたが、プラカード等あるとよかったかな、と思いました。
Dの再審
かはづ書屋
スタジオ空洞(東京都)
2016/03/11 (金) ~ 2016/03/16 (水)公演終了
満足度★★★★
「名探偵」への思惑、入り乱れ。
上演時間はおよそ95分。
当日パンフレットにも、作中にも「D坂の殺人事件」の概要説明があり、
未読者にも親切なつくりでした。
模擬裁判ということで法律用語も出てきますが、
それも作中の一般人に説明するというていで解説されるので
置いて行かれずに観ることができました。
対面客席の奥→手前の順で、2回観劇。
2回目観劇の時は開演がおしましたが、
「3分」とスタッフの方が具体的な時間を言っていたのが好感持てました。
役者さんのスタンバイ位置の関係で
一部が確実に観づらくなる…という席があり、
そこには置きパンフレットの上にその旨が書かれた紙が置いてあったり、
空席に余裕のある段階で見切れそうな席に座ろうとする人に
スタッフさんが個々に「○○なので、見づらいかもしれませんが…?」と
理由を告げて他の席に移る選択肢を提示していて優しいなと思いました。
アンケートがWEB方式なのも、
時間を気にせずゆっくり書けるので良いなと思います。
(スタッフに申し出れば紙のアンケートも用意があるとのことでした)
直球・変化球のセリフが入り乱れる論争劇、楽しかったです。
(今まで観た柳井さん作品の中で、
いちばん役者さんが噛むのが多かったなぁという感想も持ちました)
台本販売に加え、DVDになるというのも、とてもうれしいです♪
そこにある場所
崖っぷちウォリアーズ
劇場MOMO(東京都)
2016/03/09 (水) ~ 2016/03/13 (日)公演終了
満足度★★★★
ほのぼの話
上演時間は1時間40分。
受付順に整理番号で入場、
物販のパンフレット(1000円)は終演後に販売でした。
チラシの表面の渋いイメージは、作中ではあまり無かったです(笑
空は青くて
ソラトビヨリst.
王子小劇場(東京都)
2014/11/20 (木) ~ 2014/11/24 (月)公演終了
満足度★★★★
着眼点と発想が好み
まず入場時に、
下手側のバルコニーを使うことをスタッフさんが説明してくれて、
少しでも見やすい席に座れるよう ギリギリまで配慮してくれてるところに好印象。
リーフレットの人物説明もありがたかったです。
写真もカラーで役者さんの顔も見やすく、
ほぼ衣装姿だったので
舞台上で観たときに悩むことなくて、こちらも助かりました。
リーフレットに世界についての情報があるよ、という旨も
前説で言ってくれるのも親切。
脚本も舞台美術も濱崎さんでしたけど『スモーク』での生々しい、
人間の息づかいを感じた舞台美術とは全然違う雰囲気で、
造られた空々しさ、空虚感、
でもそこにある管理された美しさ…みたいなものを感じました。
公演時間95分で、
現代ものでなく、
教科書で読んだ歴史でもない
オリジナルの世界観を表現したのは見事だと思いました。
役者さんたちも各々の個性があり、
実力も高いところで安定しているので
安心して物語に没頭できました。
next BLUE
7contents
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2014/10/15 (水) ~ 2014/10/20 (月)公演終了
満足度★★★★
キャストの数だけ役がある、を実感
都合つけられたので、昼夜で両チーム観劇してきました。
同じ役でも、
キャストによって言葉の雰囲気が変わっていて面白かったです。
前説や出演者のツイッターで、
劇場の温度設定の説明をしていたのも親切だなぁと。
ところどころで
「あの人どうなった?」
「そこは作中では判明しないのかな?」と思うところがあったので☆4で。
感想は長くなったのでブログに書きました。
すってん×小町
劇団ようきたなぁ
ワーサルシアター(東京都)
2016/01/23 (土) ~ 2016/01/24 (日)公演終了
満足度★★★★
某登場人物の個性が際立っていました
開場前、劇場付近で役者さんが衣装姿のまま呼び込みしていて
(酢呑、納言、あともう一人…遠目だったので未確認ですが晴明かな?)
その時点で既にカオス感があって面白かったです。
開演前に客席で、
上演時間が長い(休憩なし2時間40分)という話を小耳にはさんで、
ドキドキの観劇。
椅子には団体オリジナルの座布団が敷いてあって、
お尻が痛くなることはありませんでした。
( 客席中央の通路を使うことが多かったので、
それで体をひねって血行が良くなったのもあるのかもしれない・笑)
座席に置いてあった当日パンフレットが
大阪公演の舞台写真などを使ったオールカラーで、
歴史的な情報も作中の人物関係図もあって、
予備知識補充&終演後の情報整理に役立ちました。
内容としては予定調和っぽいなぁと思うところもありましたが、
強烈なキャラクターが多くて、退屈することは無かったです。
武士の鎧も軽い素材でできていると伺ったのですが、
そうは見えないクオリティの高さでした。
特別ゲストの催眠術も面白かったです。
漏れて100年
突劇金魚
AI・HALL(兵庫県)
2014/09/26 (金) ~ 2014/09/28 (日)公演終了
満足度★★★★
伊丹公演観てきました
何度か訪れたことがあるAI・HALL。
斜めになったセットだったので、
奥側が見えづらいかなぁと思って段差のある席をチョイスしました。
『ゲルダ〜Christmas Edition〜』
ムーンビームマシン
HEP HALL(大阪府)
2014/12/11 (木) ~ 2014/12/14 (日)公演終了
満足度★★★★
開演前からあたたかかったです
まず、席においてあるチラシ束が入った袋の
一番外側にキャスト一覧があったのがいいなと思いました。
袋から出して、折ってあるのを広げることなく
一目で登場人物の名前、キャラの簡単な説明と役者名が見れます。
開演20分前に
出演者によるミニライブ&パフォーマンスがあって、
それが終わったあと
開演までの間が10分くらいだったので、
登場人物や役者名を頭に入れる際に、この方式は親切です。
ダンスシーンも景色・心情とうまく掛け合わせた演出で、
特に「なのはな色の靴」のくだりの
シューズ&精霊たちの動きと表情が物語的で好きでした。
途中キャストが歌い出すのですが、
それもパンフレットに歌詞が載っていて
(初見ではそこは読まず、2回目観劇の前に読みました)
一部歌詞が聞き取れなかった所があったので助かりました。
ストーリーは細かいところで若干謎が残ってるような…
と思いましたが、
ゲルダとカイのことは解決しているのでいいのかなぁ、と。
試練に立ち向かう少女と、
かつて子供だった者たちを描いていて、
ストーリー展開もクリスマスや年末など
好きな人や家族で過ごすイベントを控えたこの時期にぴったりの
どの世代にも響くものだったと思います。
おもてなし
玉造小劇店
ザ・スズナリ(東京都)
2014/11/18 (火) ~ 2014/11/26 (水)公演終了
満足度★★★★
もてなしの心を学べました
チラシの絵が艶っぽかったので、
大人っぽい話なのかな…? と思っていたら、
真面目からコミカルまでふれ幅のある、万人向けのお話でした。
全編にわたって大阪弁(商人言葉)なので
最初はとっつきにくかったのですが、聞いているうちに大抵の事はわかりました。
MID騎士(KNIGHT)ミラージュ
無頼組合
シアターKASSAI(東京都)
2015/12/11 (金) ~ 2015/12/14 (月)公演終了
満足度★★★★
前作から続けて観劇しました
1時間50分を長いと思わせない、楽しい公演でした。
銃撃戦の演出がとても好きです。
何役も兼ねる方が多いので、
当日パンフレットの中には写真入りで、
裏には身分と役名キャスト名の一覧で掲載されている今回の方式、
とてもいいなぁと思いました。
アンケート書く際にも重宝しました。
あと2つで騎士シリーズ最終回ということで…
今後の展開が気になります。
LINX’S PRIME
演劇ソリッドアトラクションLINX’S
TORII HALL(大阪府)
2014/09/27 (土) ~ 2014/09/30 (火)公演終了
満足度★★★★
きんのたまごがたくさん
有り余るほどのパワーを秘めた、
若い世代の演劇をいろいろ観ることができました。
各団体への感想は長くなったのでブログに書きました。
各々短時間とはいえ、総上演時間はけっこう長くなるので、
各団体の合間の時間、
席についたままでお水だけでも飲める劇場だったら、
もっと良かったかなってことで★4つにしました。
Only Lonely Rose
My little Shine
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2015/11/18 (水) ~ 2015/11/23 (月)公演終了
満足度★★★★
年代によって印象変わりそう
開演30分前に受付&開場(自由席)。
受付開始時間のちょい前に行ったら、劇場前に列ができていました。
上演時間は告知通り1時間40分程度。
満席だったので暑くなるかと思いましたが、
冷房強めだったのかな…むしろ涼しいくらいでした。
「星の王子さま」に重なる部分もありましたが、
それを知らなくても話は通じているので
星の王子さまを知らなくても大丈夫だと思いました。
自分は同性だし年代的にも少し重なってるので、
いろいろと身につまされる部分や
理解できる感情、やりとりもあって苦しくもありましたが楽しかったです。