デザート・ベイベー
青色遊船まもなく出航
シアターシャイン(東京都)
2017/02/02 (木) ~ 2017/02/05 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/02/05 (日)
POPなフライヤーでデザート・ベイベーの文字。デザートのような甘い話なのかと思っていたが…そこは白井ラテさんの脚本の青色有線ワールド。
初めて観劇したが、「ラテさんの脚本は刺さる。」というのを体感させていただいた。
ミキシング・レディオ
OIL AGE OSAKA
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2015/11/26 (木) ~ 2015/11/30 (月)公演終了
満足度★★★★★
ジェットコースタードタバタコメディ
観た人の感想ツイートが絶賛の嵐…
まさに開演直後はスタート地点へ昇っていくジェットコースターそのもの。
そこからの展開は本当に休む暇がない程の怒濤の展開…二時間があっという間でした。
稔
Toy Late Lie
ザムザ阿佐谷(東京都)
2015/11/07 (土) ~ 2015/11/12 (木)公演終了
満足度★★★★
「自分」とは
前回「個室」でもその世界を展開していた主宰 萩原成哉率いるToy Late Lie。
今回もシンプルな衣装だからこそ誤魔化せない状況で、演技力の高い役者を集めるキャスティング力。
そして、出演陣の演技力によって繰り広げられる世界。
7人の稔の演技力もさることながら、女性陣の演技力も流石。
美女♂menの如月なつきさんの楽曲がその世界を彩り、ライティングとダンスが一体となる事で更に高まる。
そしてこの作品は、1度目の観劇でも楽しめるが、複数回観劇する事で歌詞の意味が深まったり、あのシーンを詳しく観たいともう一度観たくなるにくい作り。
自分とは?と考えさせられた後でのラストも、観劇した人それぞれでまた変わってくるかも知れないつくりもまたにくい。
時をかける206号室
企画演劇集団ボクラ団義
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2015/08/19 (水) ~ 2015/08/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
圧巻の一言…
先週と前楽を観劇。
まさに圧巻の一言…劇場に入場した際に舞台セットに驚愕し、繰り広げられ前説に驚愕し、導入部分のリアルな音響と窓からの木漏れ日の照明、そしてオープニングアクトの舞台装置と映像・楽曲に驚愕と、驚かされる事ばかり。
そして、複雑に入り組んだ伏線と役者陣の熱演で、あたかも観客が「男」になったような錯覚に陥る没入感でした。
LAST SMILE ラストスマイル
ENG
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2015/07/22 (水) ~ 2015/07/27 (月)公演終了
満足度★★★★★
最後には笑顔に
上質のアクション、タイムリープを巧みに使用した脚本、笑いあり涙あり悲劇あり…そして、感動のエンディング…。
空チーム宙チームの両チームを観劇しましたが、出演者が全員演技力が高い実力派揃いで、アンサンブル枠のメンバーももちろんアクションが出来るメンバー。
キャラクターも一人一人にバックグラウンドがありキャラも立っているのに加え、各方面で活躍中のあの出演陣をよくあそこまで揃えられたという顔ぶれ。
全ての面で上質のエンターテイメント舞台を観劇させて頂きました。
これだけの舞台ならば、常設席が完売したのは頷けます。増設席で観劇もしましたが、見切れていても大満足でした。
観劇後から既に予約したBlu-rayが届くのが楽しみな作品でした。
CRAZY SOUND
@emotion
d-倉庫(東京都)
2015/04/22 (水) ~ 2015/04/26 (日)公演終了
満足度★★★★
アクションのクオリティが高い
演劇人*さんの山茶花に出演していたメンバーに加え、ちょいとビターな日曜日出演のまゆおちゃん、そして、初客演のK.J.小城の応援に狂音両パターンを観劇。
山茶花メンバーの安定のアクション能力の高さに加え、各メンバーも良いアクション。
そして、キャラの立ってる配役と人数、これでチケット代が3000円(前売り2800円)は安すぎる…。
物語は初見では少々分かりにくい部分もあったが、狂パターン音パターンでのエンディングの変化、そして考察すればするほど面白味が増してくる。
ただ、その物語の分かりにくい部分で素晴らし音楽にのせてのOPダンスやアクションの感動が薄まってしまったり、見せ場がキャストによっては片方のパターンではなくなっていたりと、一回しか観劇出来ない場合には観客へ伝わりにくく、勿体ないように思えた。
まだ荒削りな部分もあるが、今後の彼らの活躍に注目したい。
Memento Mori
K-FRONT+
劇場MOMO(東京都)
2014/10/29 (水) ~ 2014/11/02 (日)公演終了
満足度★★★★★
戦争は終わったのです…
金曜の夜と千穐楽の2回を観劇。
2回観てもまだ全員の細かい演技を観尽くす事が出来ないほど、役者さん全員の演技が熱いものでした。
内容に関しても、男性と女性の違い、年代の違い、考え方の違い、現代の生死感とあの時代の生死感等、観る人によって様々な感じ方をする舞台でした。
小道具に関しても、戦時中の三八式歩兵銃を見事にリコイル出来る造りで作られていたり、メイクも泥汚れ血汚れ熱傷のただれ等も見事に表現されていました。
(以以下ネタバレへ)
扉座イカサマ歴史劇シリーズ第1弾 『おんな武将NAOTORA』
劇団扉座
座・高円寺1(東京都)
2014/10/23 (木) ~ 2014/11/03 (月)公演終了
満足度★★★★
久々に扉座さんの舞台を観劇
扉座さんの舞台は、人生のクライマックス・サツキマスの物語、そして人情噺「紺屋高尾」ぶりの観劇。
まさに紺屋高尾を観劇した座・高円寺での観劇。
サクラ大戦の舞台で扉座さんの役者さんを知ったので、久々に観る役者さん達は、よりパワーアップしていました。
上原さんはすっかり渋い役が似合うようになっており、塁央さんは川岡刑事の時のおちゃらけた感じも残しつつも、ダンディな雰囲気を醸し出し、岩本さんはいつもの元気な岩本さんですっかり安心。
舞台は歌舞伎や能の舞台のような松がモノクロで描かれており、両サイドに生SE用の楽器が。この生SEがまた良い…
内容は流石横内さん。良い意味でイカサマでしたw
残念ながら行けなかったラクイブナイト…Twitterで呟きを観ると、とても面白そうな寺の裏家業的なイベントをやっていたようで、行けずに残念がってしまいました。w
キミに逢いたくて
怪傑パンダース
新宿村LIVE(東京都)
2014/10/08 (水) ~ 2014/10/13 (月)公演終了
満足度★★★★★
最高の千穐楽
怪傑パンダースさんを知っている人にとっては、まさかのキャスティングと思った人も居たかも知れない。
そして、団長のいせひなたさんの病気による長期療養後の完全復帰舞台。
歌、ダンス、演技、出演者、音響、演出、脚本…パンダースさんを知ってまだ自分は日が浅いけど、その中でも最高の舞台でした。
何回も足を運んで観劇し、仕事で間に合うかわからなかった千穐楽を奇跡的に観劇出来て、本当に良かったです。
【プレミア席まだあります!】デバッグトレジャー
スタンダードソング
新宿村LIVE(東京都)
2014/10/02 (木) ~ 2014/10/05 (日)公演終了
満足度★★★★
窓際部署の巻き返しストーリー
落ちこぼれ社員を集めて無理難題をふっかける…
そして自主的に退職をさせようというコンサル会社のリストラ策…
あらすじにかかれていなかったシビアなスタートとなったものの、
社員の衣装からゲーム内の衣装への早着替えの連続だったりと、
思いの外役者さんには大変そうな舞台でした。
セットの回転扉をライティングで大きさを表現している中で、すぐ横の壁には光を当てずに回転扉にだけ当てたりと、舞台装置もシンプルながらに凝ってました。
ミュージカル「WAIST SIZE STORY ウエストサイズストーリー」
FUNエンターテイメント
シアターサンモール(東京都)
2014/09/26 (金) ~ 2014/09/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
笑えるミュージカルw
ジェット団とシャーク団、ロミオとジュリエットに着想を得たウエストサイドストーリー。
元が悲劇的な内容なので、パロディとはいえどもどうなるのか…と観劇しに行きましたが、
しっかりとパロディで、喜劇ミュージカルでした。
歌とダンスとマジック…どうなるのかと思ったのは、観劇して納得。
キレッキレのダンスと歌(歌詞はパロディらしいもの)、マジックはあの要素で使われたのかぁ…
散りばめられた笑いの要素はほぼ全てのシーンにあり、笑いに笑って腹筋も鍛えられそうな舞台でした。
ほんと、観て満足でDVDでも楽しみたい一作。
図書館二居マス
GENKI Produce
笹塚ファクトリー(東京都)
2014/09/17 (水) ~ 2014/09/23 (火)公演終了
満足度★★★★
ドタバタハートフルコメディでした
この本の開けば、きっと見つかるはず。
このあらすじのみで、どんな舞台なんだろうという部分もありましたが、
結果は図書館で繰り広げられるドタバタハートフルコメディでした。
開演の演出も良い感じで、図書館の場面に。最初はどんな役なのかさっぱりという感じだったものの、
話が進むうちにそれも明らかに。全体的にハートフルコメディなので、観ていて安心でした。
ジーンと来る物語と沁みる楽曲、良い舞台でした。
ダンスカは千五百秋の夢を見る ~有限会社新選組顛末記~
酒竜神
萬劇場(東京都)
2014/08/20 (水) ~ 2014/08/24 (日)公演終了
満足度★★★★
ドタバタアクションコメディ
女装好きな近藤、無口な斎藤、ブサイクな沖田、ニヒルな永倉、狂犬原田、
女性の身体で男の心を持つ土方。
新撰組の象徴たるダンダラをスカートにし着る有限会社新撰組の面々。
ドタバタアクションコメディーではあったけど、ジェンダー・フェチ・世界情勢といった重たい内容も入っていた舞台。
全体的にはコメディ路線だったけれどもクライマックスに向かっていくにつれ、シリアスに。
この点はコメディとして観に来た観客にとってはマイナス点だったかもしれない。
しかし、重大な決意をする土方の熱演にはぐっとくるものがありました。
個人的にはこの舞台が小劇場の舞台を観に行く事になるきっかけとなった作品になりました。」
生まれ変わった男
かーんず企画
ザ・ポケット(東京都)
2014/09/11 (木) ~ 2014/09/15 (月)公演終了
満足度★★★★★
双方とも正しい…それ故に…
山口峰範さんも出演されるという事でteam angelさんを観に行く。
奇跡体験アンビリバボーが好きな事もあり、まさにアンビリバボーでやっていそうな内容という印象で、観劇中もテロップとかナレーションが入ってきそうな雰囲気。
死刑囚が主人公という事で、ハッピーエンドにはならず、悲劇的な終わり方になるだろうと思っていましたが、
悲劇が好きではない自分でも所々に入る笑いの部分で楽しみながらも考えさせられる舞台でした。
類い稀なる善人に生まれ変わった主人公天田。
その行動に惹かれていく医療刑務所の面々。
こんな善人を治療が終わったら死刑台へ送らなければならないという状況で、天田の為にうごく医療刑務所の面々。
一方、凶悪犯を裁くという己の使命を全うしようと動く司法局の面々。
いくら今は記憶がないとしても、過去に行った犯罪に対する法の裁きは実行しなければならない。
双方とも正しい。
人間性から観る視点と、法や秩序といった面で観る視点で意見が分かれそう。
それぞれの視点で異なる感じ方をすると思う。
それ故に複雑な心境となった。
クライマックスはどうなったかをみせないまま終了となり、ここでもどちらの視点で見ていたかによって終わり方も変わってくると思う。
個人的には善人のまま過去の贖罪に死刑を受け入れたと思いたい…
正解を明示してくれていた方がすっきりしたかも知れないかなぁ…
ちなみに、天田の行動ではっとこれはみんなの為に嘘を…?と感じた瞬間涙しました。
セットは病室内というシンプルなものだったけれども、セット中央の柱が十字架に見えたり、窓からのライトがまるで夕日のようになって役者さんのシルエットを下手の壁に映し出すという綺麗なセットでした。
流刑の島ー監獄の唄ー
平熱43度
萬劇場(東京都)
2014/09/11 (木) ~ 2014/09/15 (月)公演終了
満足度★★★★★
余計な心配でした
あらすじの内容から下品なエロスが入らないかとか、前作のABASHIRIを観てないから話についていけるかとか、観劇する前には不安な面もありました。
殺陣に関しては池袋演劇祭のCM賞特別賞の動画を観ていたので、最悪殺陣を楽しもうといった感じで観劇しました。
…しかし、そんな不安は無用でした。
前説から観客をあたため、作中に舞台設定の説明、それぞれキャラの立った登場人物と、すぐにその世界に入る事が出来ました。
スピーディな殺陣に気迫の演技、コミカルな部分も織り混ぜられ、唄を歌いながらのクライマックスの殺陣等、アニメチックな演出も自分は好きです。
千穐楽後なのでここに記載しますが、良いキャラがバッタバッタと亡くなって行くのはちょっともったいない感じですね…
特に宗谷はもったいなさすぎる…一番気に入ったキャラで男惚れでした。
殺陣・唄・ダンス・脚本…全て自分的にはとても観て良かった舞台でした。
続きが気になって前作のABASHIRIのDVDを即購入しました。
これからの平熱43度さん、そして流刑の島ー完結編(仮)ーにも期待です。