時をかける206号室 公演情報 企画演劇集団ボクラ団義「時をかける206号室」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    圧巻の一言…
    先週と前楽を観劇。
    まさに圧巻の一言…劇場に入場した際に舞台セットに驚愕し、繰り広げられ前説に驚愕し、導入部分のリアルな音響と窓からの木漏れ日の照明、そしてオープニングアクトの舞台装置と映像・楽曲に驚愕と、驚かされる事ばかり。
    そして、複雑に入り組んだ伏線と役者陣の熱演で、あたかも観客が「男」になったような錯覚に陥る没入感でした。

    ネタバレBOX

    六角形の盆が回り、1つの部屋になるギミックが更にそれ自体も回転したり繋がったりと、あの舞台装置はまさに伏線が噛み合う歯車のような動きでもあり、「男」や観客の頭の中の混乱を表しているようであり、実にお見事…。
    あの難解な長台詞を覚えるという単純な部分でも驚かされたり、指先や涙や汗の一滴にまで熱演が伝わってくる役者陣。
    特に、前楽での図師さんとりんりんさんとの場面では、通常ならアクシデントとみられてしまうかも知れない鼻水でさえ、あのキャラクターを体現した絶妙な熱演だったと個人的に感じた。

    注意書のように決して痛快爽快なタイムトラベルものではなかったけれども、あの伏線が1つの真実に辿り着いた時の衝撃は爽快だった…
    複数回観劇すると、あの場面でのあの後ろでの演技はそういう事だったのか!と、まさに驚きと発見ばかりの舞台でした。
    あの舞台ならば、リピート特典を作らなくとも何度でも時間の許す限り観劇したかった。そう思わせてくれる舞台でした。

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    2015/08/31 23:56

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