城井の観てきた!クチコミ一覧

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かべぎわのカレンダリオ

かべぎわのカレンダリオ

バンタムクラスステージ

シアターKASSAI(東京都)

2015/05/14 (木) ~ 2015/05/25 (月)公演終了

満足度★★★★★

B ラウラが可愛すぎて夏。
B公演【ラウラの夏】

バンタムクラスステージ かべぎわのカレンダリオ B公演観劇。
70分と短い中に物語の展開も思いもしっかり詰まってた。ホッとしてキュンとする。
バンタムの福地さんがかっこいいのは当然ですが、亜音さんが超絶可愛いから見るべき。そして渡辺さんのかっこよさに悶えた。あのヒール役、しびれる。

亜音さんとの面会、ラウラかわいいbot と化していた。←
だって乙女だったんだもん…。
しんにぃこと渡辺さんの役みたいな、キリッとしてて影のある人、ツボなんだよね。ヒールなら尚更。三竦みの場面、背筋ゾクッとしたもん。
小川さんの神父も、ズルいなぁ。貫禄とでも言うべき、あの雰囲気。しかも闇落ちしてるんだからハンパない。
ライツの林梨沙子ちゃんも、若さ溢れてて似合ってたなぁ。

照明が素敵でした。舞台セットに組み込まれた透かしが美しい。窓の射し込む陽、教会の十字架、立ち位置のスポット、全部計算された芸術。

あと、段差の演出、ほんとに高さの違いあったなぁ。

変態発言なのは百も承知だけど、ハケが美しい。

あまもり

あまもり

演劇企画ユニット劇団山本屋

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2015/04/01 (水) ~ 2015/04/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

「よっ、山本屋!」
あまもり 千秋楽観劇。感激。
先日の雨チームとは少しだけメンバーが入れ替わった守チーム公演。どちらの良さも知れて良かったです。席が前方だったのもあり、すごく熱量が高かった。
一度見てストーリーを知っていても、やはり感情が揺さぶられて高ぶって落涙してしまうね。
1回目では、たどり着けなかったパズルのピースの組合せに気付けた。目が届かなかった動きや表情に気付けた。
たくさんの愛情に溢れた空間。ありがとう。


一昨日は後方で、今日は最前列だったので、場所の違いでも気付けるものが違って。前過ぎると死角増えるけど、細かい台詞や動きが拾える。
これ、今日しか観れてなかったら消化不良極まりないだろうなぁ。


メイチェル、好きだなー。雨(河口さん)も守(松丸さん)も。
どっちも、あ姫のことをしっかり見ていて、支えていて、心配していて、"身分"に囚われた女性として姫と同じような目線を持ってすらいる。そんな気がした。
真っ白な王家の衣装がとてもお似合いでした。

チームモーダの3人が好きです。黒い衣装最高にかっこいいし、ビシッと着こなせちゃう御三方のスタイルの良さもすごいし、何よりあの空気感がいいなぁ。信頼がしっかり根底にあることが、前面に出てくる訳じゃないのに伝わる。そして、思い合ってる。
三枝さん演じるデリカーノ(上の世界の最高級トップモデル)が出てきた瞬間に、やっぱり空気が締まるんだよね。
ホンモノはやっぱりすごいよ。
あの三枝さんは、生で見るべきだ。
それを崩せる演技力も持ち合わせていることも最高なんだけど(笑)。

王族の白、チームモーダの黒、流行の多色。下の世界の茶褐色。
視認性が高くて、理解もしやすい分け方で、雰囲気が出ていて。山本屋らしいなぁ、って思ったんだよね。
タクさんの演出意向と、衣装チームの意向のdiscussionの結果なのだろうけど。

身内贔屓も含めて言うけれど、河内さん&hanawayaさんの楽曲が感情を絶妙なタイミングで押し上げてくれてたと思う。あと、登場人物の名前が服飾ブランドの名前をもじってあったりするのと同様、ドラゲナイ風の楽曲なんかもあって、遊び心を忘れてない。
劇団山本屋 の「2号」がいつになるのかは分からないけれど、これから先もこのお二方が彩ってくれたらいいのになぁ。と思っている。

制作部さーん、サントラまだですかー?


大好きな人達が大切にしながら作った作品、素敵でした。

劇団山本屋 思うところはたくさんあるけど、
「よっ、山本屋!」
この言葉に全部込められる。

かべぎわのカレンダリオ

かべぎわのカレンダリオ

バンタムクラスステージ

シアターKASSAI(東京都)

2015/05/14 (木) ~ 2015/05/25 (月)公演終了

満足度★★★★★

A 納得のハードボイルド
A公演 マレーネの晩秋 観劇。
ラウラかわいいよ、ラウラ。←
マレーネの宮島小百合ちゃんがとてもヒロイン力高くて、ラススマも楽しみ。バラキ牧島さん(StudioLife)を見れたのも嬉しいな。神父小川さんかっこよすぎだろう…ピアスとの対峙とかさ…
先にBを見てから、今日のAだったので、数日反芻して溜まった謎が解決されていったのもアハ体験だったし、バンタムの特徴とも云われてるヒリヒリしたシリアスな展開も良かったな。
完売続出も納得の公演でした。
確かにA→Bの順の方がよかったかもねぇ。

舞台『プリンス・オブ・ストライド THE LIVE STAGE』

舞台『プリンス・オブ・ストライド THE LIVE STAGE』

トライフルエンターテインメント

THEATRE1010(東京都)

2016/12/09 (金) ~ 2016/12/14 (水)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2016/12/11 (日)

気持ちよかった。
風を感じた。

初見、原作&アニメ未チェックの予備知識ゼロの状態でも、本編の途中からすでに鴨田兄弟エンディングへの期待が上がった。それくらい、伝わってくるものがしっかりある。
各キャストもすごいし、脚本もすごいし、演出もすごいわ。
アンサンブルの6人の動きが本当に重要で。大袈裟に言えば、キャストの命預けてる存在。信頼できるメンツだから、不安はないよ。ひとつひとつ、確実に、お願いします。

THRee'S

THRee'S

ENG

笹塚ファクトリー(東京都)

2014/09/10 (水) ~ 2014/09/15 (月)公演終了

満足度★★★★★

独特な三国志前史
ノブさんの三国志愛と久保田さんのロジック脚本が全開で、殺陣満載。面白いに決まってる。
歴史に明るくない私でも、ステージ上にツッコミ役がいて解説をねだる→ストーリーテラー役が説明するからスムーズに理解出来た。この構造は耳蒼と同じ。まぁツッコミ役の"処刑人"とストーリーテラーの"王允"は舞台上に出ずっぱりなんだけど(笑)。その事を、"処刑人"の卓さんと話したら、やはり表情芝居が大変だったとのこと。本人もあんな役どころが回ってくるとは思ってなかったらしい(笑)。
中心となる3、劉備 関羽 張飛のトリオは役としても役者としても申し分ない3人で、とても安心するしワクワクするし引き込まれる。
個人的には曹操軍の軍師"荀彧"智絵さんがかっこよくてなー!頭脳も武力(しかも素手殺陣)兼ね備えてる、っていうか、そもそも男性の役をやってるわけだし!
女性が演じる男性の役と言えば宦官。見た目はおなご、衣裳はスカート。大友さんがいい悪役笑顔するのよ!"貂蝉"木本さんは、やっぱりヒロインだなー!その器がある。
十月って言った時、あれかな?と思ったことがエンディングに向けて起こって、三田寺さんの役に繋がって、久保田脚本らしかった。

ネタバレBOX

千秋楽カーテンコールで、客席まで含めて義兄弟の杯を交わせたのは嬉しかったなぁ。
高城さんが『アレやろう!』って言い出した時は、全員『?』だったし、手を出した時の木本さんの『知ってる!フレミングの法則!』には笑ったけど。

始まる直前に、久保田さんが見に来たのが目に入ってて、本編終わった後にそっちを見たら、ノブさんもいて、カテコはステージと演出&脚本の両方を見るのに忙しかった私(笑)。でも満足してる二人の顔が見られてほっこりした
クジカン×キカク

クジカン×キカク

シアターKASSAIイベント部

シアターKASSAI(東京都)

2014/09/08 (月) ~ 2014/09/09 (火)公演終了

満足度★★★★★

早回しで観る舞台制作
10:00(稽古)~19:00(本番)~20:40(反省会終了)まで通して観ることで舞台をつくることの大変さも面白さも知ることが出来ました。
過去に関わった舞台では、演出がついた後からしか座組みに加われなかったので、"演出を付ける"とはどういうことなのか見ることが出来たのは面白かった!
中でも9日は、6人の演出家が役者として演じ、それを別の若手演出家が演出するのですから豪華です。
演目は「ばら色の人生」。
演出家目線を持った演者同士だから、ディスカッションがとても効率が良かったのをおぼえています。舞台上の配置や出ハケにも気を配りながらの稽古。1を言えば8~9は伝わるやり取り。熱量の持って行き方。

通し稽古の段階では、全員台詞が入りきっていない状態。
これはちゃんと幕が開くのか!?とハラハラする客席。

けれど、19時からの本番では、ほぼプロンプター(台詞を忘れた時にそっと教える人)の出番無く、台詞や出ハケの大間違いも無く、ミスはアドリブで支え合って乗り切る!という見事な1本の芝居になっていました。

もちろん、アラはあるし、衣装や小道具は最小限。
それでも、そこに【キムチ味のなめたけ】がしっかりあったんです。
本番しか見ていない人にも、見えたんじゃないかな。

公開打ち上げで、
『初見読みの大変さが分かった!こりゃ間違えるわ。今まで生きてきた中で、一番役者さんに"ゴメン!”って思った。』
とボク団久保田さんは仰ってましたし、他のキャストも同様に言ってたり。
さて、今後の演出業務に影響は!?役者さんも沢山見に来てましたからねぇ(笑)

丸一日劇場で過ごせたのは楽しかったなぁ。9時間あれば芝居は作れる、という証明になりましたね。そして、演出家の底力を見せて頂きました。KASSAIさん、またやって下さい!
次回は演じる演出家の枠に、ぜひ松崎史也の起用を…!KASSAIとは縁も有りますし。

影の功労者は2日間、MCとプロンプだった亜音さんだよね。稽古段階からの舞台上にも客席にも向けた的確なサポート無しでは出来なかったよ。今日の本番はプロンプとしては活躍の場は少なかったけれど、それはキャストの台詞覚えが良かったってことだもの。
そして、反省会での亜音さんの仕切り&ツッコミ!さすがだったな。酔っ払いが暴走しても安心して聞いていられる(笑)。

小さなお茶会。

小さなお茶会。

空想組曲

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2015/12/05 (土) ~ 2015/12/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

八百屋は無いけれど。
私が空想組曲を知ったのも、ほさかさんの物語を好きになったのも、小さなお茶会がきっかけ。
舞台美術と、劇中で出てくる小説(映画だったかな?)のタイトルを妙に気に入ってしまったのが印象深い。それはわたしが紅茶派だからに違い無いのだけれど。

その舞台が、7年?8年?を経て、帰って来た。
キャストも劇場も全く新しくなって。

進化、してた。
ほさかさんの、愛情が、人情が。
心がキューって音を立てて震えた。




あの映画、本当に見たいんだけどな。ほさかさん、書いてよ。誰か、撮ってよ。

ネタバレBOX

初演は八百屋舞台(傾斜舞台)で2階も表現していたけれど、今回は回転盆で裏面が2階。ちゃんと奥行きがあったなぁ。その階段を駆け上る小玉さん、愛らしかったな。

「頑張ってたんだから見逃さないでよ。 」という、みどり先輩の言葉で、記憶がどどっと戻ってきて、胸が苦しくなった。
こいけさんが強い女を演じ切ってくれたから、その弱さや痛みがリアルで、痛くて、抱きしめたかった。

町田さんのあきら、ゾクってした。



初演で亀山役を社中の堀池さんがやっていたという記憶が1ミリもない・・・。今日見た再演に沿わせて記憶を掘り起こしてみたけど、さっぱりである。
園美がDMFの生井さんだったのは、生井さんのお写真検索して、納得が行ったんだけどね。
比較する意図はないよ。

劇中の「紅茶党の彼女」「エスプレッソの恋人達」、本当に映画作って欲しいな。
WORLD

WORLD

sp/ace=project

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2015/07/30 (木) ~ 2015/08/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

現段階での最高のチーム
初演キャストを基本としたことによる、物語の深さ。
再演からのキャストによる新しい風。
信頼できるスタッフ陣。

そのどれもが功を奏していた。

「光」に託されたものが、たくさんあったな。

蒼海のティーダ

蒼海のティーダ

ACTOR’S TRASH ASSH

新宿村LIVE(東京都)

2014/08/20 (水) ~ 2014/08/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

人魚と太陽
ファンタジーとして素直に楽しめる作品でした。新宿村の広めのステージだから可動式の演出が出来たし映えていて良かったです。 殺陣も見ものですね。ASSHの二人が殺陣指導なのでしっかりしてるし迫力あり!刀、太刀、長物、トンファー、色々出てきます。
でも、カーテンコールで前内さんが言ったように、争いの無い平和な世の中で笑顔でティーダを観られることが幸せですね。

ティーダとは、沖縄の方言で太陽、 カジとは、沖縄の方言で風。 たぶんカジーはカジの変形なのかな、とか、 兄弟二人の性格の違いも、名前とリンクしているのかなぁ、なんて勝手に思いながら観てました。

主題歌自体がとても透明感があって美しいのですが、更にOPのダンスが美しい。尺はそんなに長くないけれど、人と人魚と自然がちゃんと存在していますね。振付の永石くんがイメージの解説tweetをしているので参考にどうぞ。

主軸は王子ティーダと人魚ザンの恋の物語だけど、ティーダにはゾーイが、カジーにはテミーが側に仕えていて離れない。あの忠誠や信頼も愛だった。弓音が手負いの朱里を連れて帰るシーン、あれも愛だよな、って思うのです。
リース海賊団、天陽&蝉丸、ウースお父ちゃん。三者三様にアドリブ枠というかギャグ枠があって、その輝き方がちゃんと違うんだよね。それを分かっていて入れ込んでくる壱岱さんは計算高いです。

沖縄いきたーーーい!(笑)

耳があるなら蒼に聞け ~龍馬と十四人の志士~

耳があるなら蒼に聞け ~龍馬と十四人の志士~

企画演劇集団ボクラ団義

ザ・ポケット(東京都)

2014/06/25 (水) ~ 2014/07/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

まるでパズル。
ボクラ団義さんの本公演を観るのは初めてでしたが、本当に面白かった!幕末、龍馬をはじめとする志士や新撰組を取り巻く謎が、一つ一つ丁寧に紐解かれていく様は、ルービックキューブが一面ずつ揃えられていくみたいだった。物語の組み立てに感服です。
久保田さんが紡ぎ上げた世界は、映像を上手く使った演出や、ストーリーテラー的な存在が複数いることによって、歴史が好きでも、歴史が苦手でも、十分に楽しめる作品に仕上がっていました。
ただ歴史を語りたいだけではなく、その時代を生きた人間の”大切なものへの想い”の物語でした。もちろん、幕末のお話だから殺陣も見どころ。ボクラ団義の沖野さんの殺陣がカッコイイ!そして客演の永石君の殺陣がキレイで、あの太刀筋で斬られたい。でも、戦いばかりじゃなく、待つ女性たちのストーリーも丁寧に書かれていて、心揺さぶる場面がいくつもあります。
もう一人楽しみにしていたのが、ノブさんこと佐藤修幸さん。久しぶりに舞台上で演じている姿を拝見できて嬉しかった。 以前見た時と、良い意味で印象が変わらなかった。今回の配役、というか、役どころがすごくハマっていて、長台詞も、笑いの要素もバランスよく演じていたなぁ。

一度目はまさかの最前列で見てしまったので、事件において重要な小道具のアレやコレを見逃すことも無く、迫真の演技にクギづけ。ほとばしる汗も、殺陣の風圧すらも感じられるくらいの勢いでした。ものすごく、響く。
二度目はいい具合に高くて遠くい位置から俯瞰で全体見られて良かった!ストーリーが分かっていて観ると、本筋とは違う所で演技している人物のことも見る余裕が出てきて、二倍楽しかった!

ナミヤ雑貨店の奇蹟

ナミヤ雑貨店の奇蹟

ネビュラプロジェクト

Zeppブルーシアター六本木(東京都)

2016/04/21 (木) ~ 2016/05/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2016/04/29 (金)

川原さんが、素敵すぎる…。初見なのに開始5分で涙した…。ハンカチではなく、ハンドタオルで正解だったわ。
キャラメルメンバーが芸達者でスゴい。これは確かに長く支持される。

地名が、刺さりすぎて、共感倍増

TVの中でしか見たことのなかった川原さんの生の演技が観られたこともとても嬉しくて、世界に引き込んでくれる力が凄くて、トリプルコールの時にハケの方向間違えてテヘヘってしてるのが可愛くて、心がゴロンゴロンしてる。
ちゃんと若いし、ちゃんとジジイだった。

コソ泥三人組もキャラ立ってたなぁ。鮎川くんってあんなに大きかったんだ。前に見たときはそういう記憶なかったから驚きというか新鮮
魚屋と仔犬と女学生がよかったな。

私はスター

私はスター

ジェットラグ

赤坂RED/THEATER(東京都)

2014/12/05 (金) ~ 2014/12/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

工夫の凝らされたレヴュー
偶然にもチケット譲ってもらえて完売公演を観れました。
華やかな音楽劇で、自然に手拍子しちゃう。小さな宝塚だと思ったし、小劇場的な熱さもあるし、ポジティブな姿が素敵だったなぁ。しんにぃこと渡辺慎一郎さんは、役のポジション的に歌わない…と思ったら終盤でまさかの…!

まさかの美声披露ですよ!ビシッとしたスーツ姿で。
ちょっと恥じらいと驚きを見せながら。
さらに…幕の間から白塗りで顔出したぁぁぁ!?
しかも背中が無防備な衣装(笑)。
おちゃめなオッサン大好きですよ。うん。

終盤のシーン、女性よりも男性のほうが、ダンスで脚が上がっていておぉっ!ってなったし、衣装も凝っていてすごい!(衣装の強度と保管とメンテが心配/笑)
みんなおめめパッチリで、最初誰が誰だか分からなくなったw

最近ヅカオタのヅカ話を聞いたりしているので、楽しかったなぁ。宝塚の大劇場もいいのだけど、それを小劇場で見れてしまう。チケット5000円だから、A席相当=2階席。そう考えると、お得過ぎる…

バックトゥ・ザ・舞台袖

バックトゥ・ザ・舞台袖

ENG

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2016/09/23 (金) ~ 2016/10/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

Show must go on.
「バックトゥ・ザ・舞台袖」〜The stagewing of THRee'S〜
つまり、「THRee'S」という舞台の舞台袖で起こるタイムスリップシチュエーションコメディ。難しいことを考えずに、目の前で展開するドタバタ劇を楽しめばいいだけ!
舞台観劇したことある人は絶対楽しいし、ドキュメンタリーとか稽古オフショットみたいなものが好きな人は尚更。
でも、全く舞台なんて見ないという人にもオススメできる。
全ての物事には裏で尽力している人が必ずいる、って事を誰もが知っているから。
主演の加藤凛太郎さん。通称りんりん。いろんな舞台で拝見している器用で真っ直ぐで実力派な俳優。自転車で770km走って心配させたりするけど、舞台では何も心配ない。
全力で演劇愛を演じて走り回って絶叫して汗だくになってる姿は、同年代の星です。
バク袖でのめり込んで見ちゃうのが裏方スタッフの役。中でも平山空さんが芯があって最高でした。CRさんも良かった。ENGのMs.爆発力・大友歩さんも見事な爆発を見せていてキーマン。
空ちゃんの何が良かったって、目的意識・プロ意識がしっかりしていて揺るがないところ。取捨選択をできる強さ。人を信じられるハートの強さ(役者だけじゃなく出てこない裏方全部に対しても)。それが感じられた役。
ボク団以外でも沢山見てるけど、本当にいい女優さんになってらっしゃる。
図師さんが、本気で図師さんにしか演じられない役で、完璧すぎて最高でした。仮に再演あっても役者変えると大変な事になっちゃうヤツだ・・・。

パダラマ・ジュグラマ終演いたしました!総動員3672人。ありがとうございました!

パダラマ・ジュグラマ終演いたしました!総動員3672人。ありがとうございました!

おぼんろ

王子MON★STAR(東京都)

2014/07/09 (水) ~ 2014/07/21 (月)公演終了

満足度★★★★★

馬に牽かれた不思議な乗り物
【観劇前】初めておぼんろを見に来たのだけれど、何だろうこのサーカス感と四畳半感!!!めっちゃテンションあがる!
【観劇後】おぼんろのパダラマ・ジュグラマを観てきたわけですが、えもいわれぬ高揚感。ちょっと整理がつきません。
おぼんろの役者さん五人しか出てこないのだけど、そこで劣る物語ではないし、全方位に役者さんがいるから逆に忙しいくらい。
あの空間を駆けずり回る体力も大したもんだよ。
王子の会場のドーム型の天井が似合いすぎてて、この公演をどうやって八幡山でやっていたのかと首を傾げざるを得ないのである。地方公演ももちろんなのだけど。それほど王子の会場がはまっていて・・・。
狭い空間にギチギチに詰め込まれたファンタジー感、とてつもないほどの演劇への熱量、それをやさしく包み込む暖かさ。

劇団おぼんろ 『パダラマ・ジュグラマ』全44公演で 総動員数は、3672人。目標動員数には届いていないけど、誇っていい数字だと思う。
そして、その中の一人になれたことも、誇りに思う。
参考:ボクラ団義さんの『耳があるなら蒼に聞け』は18ステージで2440人。

【閑話休題・個人的後日談】昨日NOIZのLiveで多幸感に包まれながらふと思い出したのは、おぼんろの「パダラマ・ジュグラマ」。全然違うのに、すごく似ている。あの5人が1人のむちゃくちゃな夢に全力で乗っかって、47都道府県公演や44公演をひとつひとつ積み重ねて、足を踏み入れた全員でオカシナ乗り物を操縦していくんだ。

シットアウト

シットアウト

tubbing

キッド・アイラック・アート・ホール(東京都)

2014/08/29 (金) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

奇跡の3人芝居
見に行けて本当に良かった。 むしろ、見に来なかった人は損だ。とすら思う濃密な時間。75分しかなかったなんてウソみたい。軽く90分越えてる体感だった。

大沼さんの普段(youtubeで見たトーク)の声のふにゃふにゃ感が割と好きで、だからこそ、この人の演技ってどうなるの?って思うとこがあったのだけど、めっちゃハキハキ話すし怒るし俊敏だし別人なんだけど、猫背だけ変わらなくてダメ芸術家感に繋がってていとおしかった。
末原さんは、嫌味が強くなってしまうはずの役なのに、とても愛嬌があって、人柄の成せる技だと思った。フワフワしてるのにすっごくこだわりが隠されてて、一人閉じ籠って絶叫してる姿はぞくぞくした。それなのに変に成功して変に現実知ってて、一気に変わる場面がある。天才には敵わない、のである。
小玉姐さんは、強がってるけど繊細で、だけど、ホチキスでのおちゃめさがきっちりあって、色っぽくて、なんかもうズルい! 私もおっぱい触らせてって言いたい← 先日見た一人芝居のどれとも違って、ものすごく女優だった。 男二人女一人、絶妙過ぎる。
あんな愛憎渦巻く脚本を書けるなんて、あんなリアルな3人が息を吹き込まれて動くなんて、脚本も演出も凄かった。 ドアの枠、ソファー、イーゼル、そして椅子。それしかない空間で、場所設定も一切動かず、喜怒哀楽全て詰まった物語が、シットアウト。

個性派の3人の役者が集まれたこと、その瞬間を目撃できた歴史の証人であること、嬉しく思います。

最終兵器ピノキオ、その罪と罰

最終兵器ピノキオ、その罪と罰

X-QUEST

シアターサンモール(東京都)

2016/10/06 (木) ~ 2016/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

見るんじゃなくて感じる2時間
楽しくて笑えてドキドキして爽快で泣ける。クオリティの高さはピカイチ。キャストだけでなくスタッフも。ショーのようなアトラクションのようなおもちゃ箱みたいな2時間。
個人に言及し出すときりがないくらい、全員が輝いてた。
主演のこうせいさんの、あの全力を見せられちゃ、キャストみんな火がつくよね。支えたいし輝かせたいから、それには自分が役として輝くのが一番いい。そんな空気を感じました。 当たり前のことなんだろうけど、とても大事ですね。
テクニカルスタッフも一緒に闘っていて、食らい付いていく感じがして、大好きです。本当に頭が下がる思いです。 クエストは、音響、照明、映像、演出部、舞台美術、衣装、制作、どのセクションも自分の仕事を全うしていて素敵。 この総合芸術は劇場で感じてもらうしかないんだよ。

義経ギャラクシー

義経ギャラクシー

X-QUEST

王子小劇場(東京都)

2015/11/18 (水) ~ 2015/11/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

終わりの始まりの終わりと始まり。
義経ギャラクシー、観劇!
めっちゃ楽しかった!個人的に銀河鉄道の夜が好きなのもあったし、アクションばりばりだし、ダンスかっこいいし、今日だけ出演の胸元亜紀さんセクシーすぎて!!!
確かに義経や源平合戦をめぐる話なのだけれど、しっかり銀河鉄道で、二つの要素がシームレスに行き来するのがすごい。さすがトクナガさん!
照明さん、音響さん、衣装さんの力添えもかなりの高ポイント。天の川も列車も橋も、しっかり照明で表されている。弓の表現のところの音と光のバシッと決まる感じ、好き。

以下、数名ピックアップ。

胸元さん と なしお成さん。この組み合わせ最強かな・・・・・・!!!二人ともセクシーなんですよ。そして、ダンスがお綺麗。

野中美智子さん
強い愛に涙。まっすぐで健気で、とても素敵な役。まだ若いのにいろんな現場で揉まれてる感。本役じゃない所で飛び道具として出てくるのがサイコーにパンチ効いてますねwww

まーくん こと 石川正人くん
中の人もやったりするアクション俳優の面と、青い猫型ロボットを愛する面の両方が打ち出されていて、個性のアピール万全!
本役じゃなく帽子被ってる時の役も好き!

渡辺隼斗さん
序盤の赤い◯◯◯な一連のシーン、爆笑でした。さすがフルマラソン完走者。愛くるしさ全開の役ですが、締める所はカッコイイ!体力あるから出来るシーンがいくつもありますね。

塩崎こうせいさん
数多の舞台で見ているけれど、やっぱり塩様はHomeのクエストで一番輝く!ヒールっぽい面もあるけれど、愛おしい役どころ。

ずんさん こと 高田淳さん
序盤は銀髪が見慣れなくって落ち着かなかった(笑)。長物の殺陣のキレが最高。終わりの始まりに戻った時点から、さらに愛おしくなる。

パラノイア★サーカス

パラノイア★サーカス

少年社中、東映、テレビ朝日、BS朝日

サンシャイン劇場(東京都)

2016/02/26 (金) ~ 2016/03/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

起きながら見る夢
2日、5日と2回の観劇。
頭の中で、アコーディオンが鳴り続けてます。パラノイアサーカスのテーマ。
すっぺしゃるかぁーてんこーーる♪すっぺしゃる、フフッ♪
ずるいよ、ありそさん。

とてもエンタメ。だけど人情芝居。
東映と少年社中のコラボ第一段として、期待値通りのステージでした!
みんなかっこいいよぉぉぉぉぉう!ニチアサのヒーローたちのことはよく知らない私だけど、とても素敵な演者さんでした。
社中の皆さんも凄く素敵で心の中でゴロンゴロンしっぱなしですよ!!!
尚文さんの右腕、めっちゃ疲れそう!智絵さん、二人分踊ってる!openingから太郎さん無双!ありそさんも、廿浦さんも、堀池さんも、井俣さんも、みんなみんな魅力的。

○○なイッス!ってこじつけて、ただでさえ椅子にこだわった言葉遣いが面白かった太郎さん。
Ouch!がカウチ!だったのがツボ。太郎さんの小噺が日替わり。全部聴きたかったな。

尚文くんが、ほぼほぼ舞台に出ずっぱり。時間の経過を見守る役だから当然なんだけど。セリフはないのにずーーーーーーーーっと居なくちゃいけなくて、邪魔にならない程度に動かなきゃいけなくて、難しかっただろうな。そして、小道具の時計を持って、秒針の動きのように腕を揺り動かしていたのがとても滑らかで美しくて、同時にものすごく大変な労力なのを察して、感心するばかり。

芋虫夫人=智絵さんが、芋虫大尉=岩田さんの腕に指で文字を書いて教えてて、細かいことだけど、すごく良くて。智絵さんは衣装もキュート。明治大正のカフェーの女中さんみたいな矢絣模様の着物&エプロン!キュンキュンするわー。

少年社中は、夏夜さんの衣装は、毎回なんだけども、どの役の衣装も凝っていて大好き。
ヴィジュアル撮影の時の衣装だけじゃなくて、本番衣装ももっともっと手元に残しておきたい。この差分を埋めることって、小さい団体では難しいことだったりもするんだけど。

一番欲しかった日替り缶バッチが、5日だったってのが幸せ。
智絵さん尚文くんの同期組大好き~!
最後の二十面相のマントを右肩に喰らったり、他の演者も移動の風圧感じたので幸せ!



パラノイアサーカス、素敵だったこと覚書。
物販整列案内の女性スタッフの声がいいアルト。
みつめあうシーンで僅かに流れる秒針の音。
ボーンがしっかりしたスカート。むしろ、ボーン。

「夜明けの街に清き一票」

「夜明けの街に清き一票」

エビス駅前バープロデュース

エビス駅前バー(東京都)

2015/12/16 (水) ~ 2015/12/28 (月)公演終了

満足度★★★★★

barであることの本質
毎度、エビスの演目はハンカチ必須です。75分とコンパクトなのに、ストーリーの組合わさり方と帰結が美しい。バー公演だからできる、お酒を飲みながら、人間の深い部分を覗き込む感じが好き。
主演の大沼優記さんの役が、穏やかで優しくて、だからこそ寂しさがベースにある感じがしてて、語り始めた時にその片鱗を知れたし、解決?できたラストは込み上げるものが大きかった。実年齢より10歳上の設定なんだけど違和感無いんだよな。元々年齢不詳オーラあるし(笑)。
別軸で、長谷川太郎さんがリアルで痺れた。こういうタイプの人居るよな、って思う。恋人役の青木さんの演技も良かったから、最後に心が変わっていく時に累積したものがどっとくる。
至近距離で演じるからこそ技量が求められるわけで、それに応えられるキャストたちがすごい。

アマテラス

アマテラス

少年社中

紀伊國屋ホール(東京都)

2017/02/03 (金) ~ 2017/02/13 (月)公演終了

満足度★★★★★

レバ刺し食べたーい!

やっぱり少年社中はすごいよ。
裏切らない。
何もかもが。みんなみんなすごくいい。それぞれの人らしさがあって、役らしさがある。
衣装も美術も音響も照明も一級だ。演出部さんには頭が下がる。
古事記の古くさい話なんかじゃないからちょっと無理してでも見に行った方がいいよ。

ネタバレは避けるけれど、三上俊さんがとてもとてもとてもいい仕事をしていて、その為に見に行ってもお釣りがくることは確かだよ。
三上俊さんに関しては、舞台上はもちろん、パンフもお買い逃しなく。
ありそさんとみかしゅんさん、振り切ってて好き。

振り切ってるのはウミサチ・ヤマサチ兄弟なんだけど、2人の空気感がすごく良くて、絶対裏では苦労してるんだけど、楽しい面だけ投げてくれるのがすごく嬉しい。コメディができる人って本当に頭がいい。

主演の竹内尚文さんが、とても「少年」らしさを持っていて、「人間」らしさを持っていて、今この人がやるべき役だなぁって劇中ずっと思ってた。太陽みたいに明るくて温かいヤマトタケルの愛情を、客席で受け取ることができて幸せでした。



ものすごく乱暴なまとめ方かもしれないけれど、X−QUESTの『神芝居』が好きだと思った人は、少年社中のアマテラスを見たほうがいい。見て欲しい。
いろんな共通項とそれぞれの差異が感じられて、どっちも愛おしくなるから。

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