Birth
BQMAP
笹塚ファクトリー(東京都)
2014/04/09 (水) ~ 2014/04/13 (日)公演終了
満足度★★★★
笑えて泣ける時代劇
世界史派で日本史には疎い私にもとてもわかりやすい「史実っぽさ」 と、役者の個性に合ったキャスティングの妙でとても楽しめました。特に若い松本くんの活躍ぶりには大きな拍手を贈りたいと思います。
ジャンク・オペラ『ラ・ボエーム』/ショーGEKIワークショップ発表公演『自分独立宣言』
ショーGEKI
ワーサルシアター(東京都)
2014/04/08 (火) ~ 2014/04/13 (日)公演終了
満足度★★★
チラシ買い
RENT好き、素直に反応しました。だからと言って大いに期待した訳ではないけれど。
詩人はああいうキャラ設定なんだろな、とは思ったけど、素直に「うるさい!」
映画監督共々、あの暑苦しさがとてもアングラちっく。「現在の日本に舞台を移し」と言うのが、「時代違くない?」 という感じ。 唯一現代的な音作家の地味に知的な雰囲気を漂わせているのが好みだった。 ストーリーテラーもいい感じ。話は上手く作ってあるなと思った。
最後は見事に泣かされたが、 あれで泣けなかったら、「わざわざ何しに来たんだろう?」 ということになっていただろう。
イエドロの落語 其の壱
イエロー・ドロップス
新宿カールモール(東京都)
2014/03/08 (土) ~ 2014/04/11 (金)公演終了
満足度★★★★★
お見事!!
三つの噺を一本のストーリーにまとめたのも見事だが、それぞれの噺が単なるエピソードではなく、ちゃんと独立した短編としても成立していて実にお見事!
演者お二人の息、粋、勢いが登場人物をいきいきとさせる。特に「ジョーキゲン」しか知らなかっためぐみさんの表情の豊かさに釘付け!時には艶っぽく… ストレートな当て振りは感心するばかり。また急遽合わせたという映像とのコラボもバッチリで、ひとつの作品としての完成度の高さに感服!堪能させていただきました。欲を言えばアフタートークをオールナイトでやって頂きたかったです(笑)
其のニ、其の参、大いに期待しております!
3番目の恋人(終了しました)
エビス駅前バープロデュース
エビス駅前バー(東京都)
2014/03/20 (木) ~ 2014/04/02 (水)公演終了
満足度★★★★★
やっぱり伝えたいことはちゃんと言わなきゃね。
でもなかなか言えないものね。
勇気を振り絞ってもぐだぐだになったり。
キモイと評判だったオタク青年が全然キモく感じなかったのは、本来の自分とは違うキャラを一生懸命演じていた(彼女のために)ところが私自身と重なったからかも。
みんなで「がんばれ、がんはれ!」って感じだったのが、最後はお嬢様の方が一枚上手。きちんと自分の気持ちを言えたのは彼女だけでしたね。お嬢様がいい子でホント良かった!
不器用過ぎる大人カップルはあの後ちゃんと気持ちを伝えられたのかしら?ちょっと心配。
でも、あの若いカップルを見てたんだから、きっと大丈夫よね。
そしてお調子者の店長は、またどこかで性懲りもなくお店を開くのでしょう。妹カップルと一緒に。
終始笑顔でいられるお芝居でした♪
Rock'n role-playing
おぼんろ
南青山MANDALA (東京都)
2014/02/16 (日) ~ 2014/02/17 (月)公演終了
満足度★★★★★
堪能しました!
初めにお断りしますが、私は音楽派の人間です。小説や絵画等、音のないものでも私がそこに「音楽の風が流れている」と感じたものはすべて、私にとって「愛すべき音楽」なのです。
戯曲についても同様のこと。
そして「音楽性」の高い戯曲であればあるほどBGM的な音楽は耳に入らない。自分の中で鳴っている音楽にかき消されてしまうから。
耳に入るのはミュージカルのように音楽自体が強く主張しているか、戯曲がBGMに負けているか。
さて、この公演、ミュージシャンである父の背中を見て育った子がアクターとして父と正面から向き合う、という、この上なく興味深いもの。
結果、非常に満足です!!
双方がちゃんと向き合い、ぶつかり合い、融け合い混ざりあってひとつの世界を構築していた。
どちらが主役、ではなく、ぶつかる音は対等の力でぶつからなければ不協和音にしかならない。そして倍音効果。鳴らしていない音が、確かにそこで鳴っていた!
得も言われぬ美しさに体が震えました。
子は親の影響なしには存在し得ない。
末原拓馬は音楽の子です。
表現体は変わってもDNAは受け継がれる。
彼は今後も全身全霊で音楽を奏で続けるに違いない。
甚だ主観的な感想でした。