タッキーの観てきた!クチコミ一覧

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新選組ミュージカル~陽光~

新選組ミュージカル~陽光~

剣舞

南大塚ホール(東京都)

2014/11/28 (金) ~ 2014/12/01 (月)公演終了

満足度★★★★

華麗な剣舞
企画・制作は、剣舞プロジェクト…と言うだけあって“剣舞”は華麗であった。新撰組でよく描かれるエピソードを場面毎に繋ぎ、題材を魅力的に仕上げていた。もとより本格的(時代考証を行う)な時代劇を目指すのではなく、魅せるエンターテイメント公演。そのこだわりは、殺陣とダンス(剣舞)を区別した演出に表れていた。
本公演の新撰組…シリーズ化の第一段らしい。「新撰組物語」の終幕をどこまでにするかによって、今後、何公演になるか決まるだろう。
今回、新撰組が分裂したところまで…これから先、副長・土方歳三が五稜郭で戦死するまで描くとすれば…楽しみである。
なお、事故には気をつけてほしい(自分が観た回は、音響装置が倒れて場内に大音が響いた)。

ネタバレBOX

舞台は、木刀を模した鴨居、格子段間を釣り緞帳のようにした和風の感じにして趣があった。

詳細は、後日追記
気がつけば、あした。

気がつけば、あした。

aibook

OFF OFFシアター(東京都)

2014/11/26 (水) ~ 2014/12/02 (火)公演終了

満足度★★★★★

感動した
どこにでもありそうな家族の物語を情感豊かに描いた秀作である。本当にある家族の法事前夜を垣間見た感じで、そこには坦々とした日常があった。そして現代社会が抱える悲しみも…。

夜よ、水際に揺らぐノートルダムの夜よ

夜よ、水際に揺らぐノートルダムの夜よ

天幕旅団

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2014/11/28 (金) ~ 2014/12/01 (月)公演終了

満足度★★★★

雰囲気ある公演
実に幻想的、幻視的な芝居であった。SPACE雑遊という劇場の特長を上手く利用し、ノートルダム大聖堂を表現していた。あの螺旋階段を駆け上り鐘つき場へ…その臨場感が薄暗い場内とマッチし、ランプの灯だけが頼り。
そして、せむし男とジプシーの踊り子の儚い夢物語。ヴィクトル・ユーゴーの原作の一部を切り出し、75分にまとめた演出はお見事。。

ネタバレBOX

ストーリーはほぼ原作にそって展開するが、せむし男とジプシーの踊り子の純愛が中心に据えられ、ラストは少し異なるよう工夫していた。
登場人物のセリフはその場で必要最小限におさえ、15世紀のパリの街、カーニバルの様子、無口なせむし男の心情は、大聖堂石像(加藤晃子)が語ってくれる。
「孤独」と「不信」を持った男女の心の機微が情感豊かに描かれ、切ない思いにさせられた。その暗澹たる絶望の淵に見える、一筋の光明…偏見と迫害の無い新たな地を求める姿、それこそ当時の戦争に苦しむパリ市民の縮図。
物語は悲しい結末になるが、その描き方は優しい。

今後の公演にも期待しております。
ノア版三人姉妹【ご来場ありがとうございました!】

ノア版三人姉妹【ご来場ありがとうございました!】

ノアノオモチャバコ

小劇場B1(東京都)

2014/11/27 (木) ~ 2014/11/30 (日)公演終了

満足度★★★

場面転換に工夫が必要かも
チェーホフ作の「三人姉妹」をノア版にアレンジした公演…とは言え随分原作(邦訳)に忠実であったと思う。
田舎で無為な時を過ごし、それを嘆く姉妹たちの心理が描かれる。その演出は…。

ネタバレBOX

あっという間に過ぎさる時間の残酷なこと。その貴重な刻みにもがく苦しみが観てとれる。
紙屋悦子の青春

紙屋悦子の青春

劇団俳協

TACCS1179(東京都)

2014/11/27 (木) ~ 2014/11/30 (日)公演終了

満足度★★★★

面白いが…
分かりやすい反戦芝居。場内にはすすり泣きがもれるほど情感豊かに描いていた。また、俳協らしい丁寧な場面転換は見事だった。
全体的には面白かったが、気になる所も…。


<2014.12.3追記>
劇団俳協の公演の楽しみは、もちろん芝居であるが、その以外に演出部の方の当日配付パンフの「はしがき」に興味がある。本公演、準劇団員公演に記載されている内容には、いつも感銘を受ける。

本公演では増田敦 氏が書いている。長いので全文を転載できないが、その一部を引用さてていただく。
「戦争を体験したことがない私たちが、戦争の時代を物語とともに擬似体験し、共有できるのが演劇のすばらしさです。この芝居を観て何かを感じ、少しでも戦争の悲劇を考えるきっかけになればと思います。」…同感です。

ネタバレBOX

テーマは明確。戦時中という、今から考えれば悲惨な時期に慶事を絡め、より戦争の無意味さを訴える公演である。
俳協らしい丁寧で手堅い芝居であったが、次の点が気になった。
第一は、戦時中(1945年3~4月)という状況にもかかわらず、悲惨・緊迫感が希薄だったと思う。非常時であることは、セリフでの説明が中心で状況説明(自分は戦争体験がない世代だが、食料不足も感じられず不思議)がほしかった。
第二に、キャストが総じて若く、重厚感が感じられなかった。第一の状況と合わせて、普通の食卓風景に観えてしまったのが残念である。

そんな時代でも、いやそんな時代だからこそ人に対する思い遣り、家族愛が十分伝わってくる温かみのある公演である。そして桜の花びらを使った余韻も…素敵だった。

次回公演も期待しております。
ハーフテールモニュメント

ハーフテールモニュメント

B.LET’S

小劇場 楽園(東京都)

2014/11/26 (水) ~ 2014/11/30 (日)公演終了

満足度★★★★

不気味な雰囲気
何を考え、何を行うのか解らない、その不安感、不気味さが十分伝わる芝居であった。
一方、気になる所も…。

ネタバレBOX

両親に虐待され、家出していた次女が、15年振りに叔父夫婦に連れられ実家(レストラン経営)に戻ってくる。既に両親は事故死しており、姉妹弟とは家族の意識はない。そんな他人のような家族…。そして叔父夫婦の狙いは何か。ここまでの舞台雰囲気は不気味で見ていて胸が苦しくなるような迫力があった(象徴としての“少女像“も存在感あり)。
しかし、途中の障害事件(唐突感あり)を契機に雰囲気や演技(特に次女=土田有希)がガラリと変わり、不気味さや緊迫感が無くなったと思う。

公演テーマの明確さ、それをどうストーリー展開するか…そこが厳しく、難しかったようだ。ストーリーにしても意外性や納得感が弱いと思う。
演出について、事件発生までの濃密な会話は見事だった。そのままの雰囲気で芝居を貫いてほしかった。
B.LET'Sは、シャレたセリフの応酬が真骨頂。それが本公演では中途半端に終わった。
勿論、本公演も面白いが、レベルの高い芝居を続けているだけに過去公演と比較した感想である。

今後も素晴らしい公演を期待しております。
とけない鎖

とけない鎖

劇26.25団

OFF OFFシアター(東京都)

2014/11/19 (水) ~ 2014/11/23 (日)公演終了

満足度★★★★

もつれた愛
加害者家族の深く悲しい物語。と、同時に一人の人間として自分の心を本当に開放できないもどかしさ。それを他人ではなく家族の中で感じる苦しさ、虚しさが伝わる公演だった。

(後日追記)

海のてっぺん

海のてっぺん

ワンツーワークス

吉祥寺シアター(東京都)

2014/11/20 (木) ~ 2014/11/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

いつも新鮮な驚きが…
ワンツーワークスの公演は、いつも優しく心を和ませてくれるとともに、社会性をチラッと垣間見せる。もしくは、その逆で社会性の中に人の喜怒哀楽を盛り込むという贅沢な芝居だ。今回はどちらかと言えば前者の部類に入るだろう。
さて、舞台全体に建築途中の家が…見た目はこのまま続ければ本当に住めるのではないかと思わせる出来栄えであった。そして木の香漂うには、仕掛けがあった様だが…。
説明文では、嫁・姑問題のようだが、本筋はもっと深く悲しい。そして現在の日本の姿が浮かび上がる、という秀逸な作品であった。

ネタバレBOX

2001年(阪神・淡路大震災から6年後)が時代背景。
海が一望できる高台に「家」を建てる…そして 骨組みができあがりつつある、そんな建築現場に結婚を約束した二人が下見に来る。その現場で働く大工達との会話は笑いを誘う。一方、新婦になる女性は、実家が旅館を営んでいたが、震災で倒壊し働いていた仲居が皆亡くなったという辛く悲しい過去を持つ。
この現場(実は、住宅は二世帯を前提に建築していた)と過去の旅館の情景をオーバーラップさせ、笑わせた分だけ余計に悲しさを倍加させる。だから心が揺さぶられ印象深い公演になった。
当然、”海が見える”、というシチュエーションは東日本大震災を想起させていることだろう。見事な演出手腕である。
木の香りの秘密を書くと興ざめするので、「ネタバレ」にも記載しないでおく。

今後の公演も楽しみにしております。
橋を渡ったら泣け

橋を渡ったら泣け

劇団CANプロ

銀座みゆき館劇場(東京都)

2014/11/21 (金) ~ 2014/11/24 (月)公演終了

満足度★★★★

厄介な自分心理
極限状態に置かれた人間の心理。状況設定はよくあるが、面白く描いていた。
説明文から小松左京の小説「日本沈没」を想像した。本公演も時代背景やラストのセリフはそれを彷彿させるようであった。

ネタバレBOX

さて「日本沈没」は小説、映画ともに読み、そして観た。書き下ろされた1973年は、高度成長期が終焉を迎え、インフレーション、オイルショックなど社会不安が背景としてあった。翻って現在は、東日本大震災以降の地震・火山噴火・大型台風等の自然災害、そして経済の閉塞感が漂う。多少こじつけかもしれないが、共通して言えるのは、「日本人が国を失い放浪の民族になったらどうなるのか」をテーマに据えた点であろう。
今作品も状況設定は同じようであるが、一人間の行動心理、集団心理という内面を掘り下げたところに面白さがあった。
特に、登場人物の性格・立場をそれぞれの視点で捉えているから、ミニマムの社会性が上手く表現できていた(とにかくリーダーになりたい、逆に無責任な追随主義者など)。
この公演は極限状態における人間を通して、醜さ、浅ましさという暗部を描きつつ、最後にはそれを乗り越え未来を見た、ところに救いというか安心感を覚えた。自分としては、少し予定調和なような印象が残ったのが残念であったが…。

今後の公演も楽しみにしております。
はなはどこへいった

はなはどこへいった

榴華殿(RUKADEN)

タイニイアリス(東京都)

2014/11/21 (金) ~ 2014/11/24 (月)公演終了

満足度★★★★

珠玉…
この種の公演は好き。
説明文には「老女」「徘徊」「追憶」と少し寂しい言葉が出ていたが、お茶目な老女のシャレた会話が魅力的だ。最後は悲しいが、長い人生における心の「彷徨」は見事だった。そしてラストシーンは美しく印象的に仕上げた。

ネタバレBOX

ほぼ素舞台…老女が懐かしき旅先で巻き起こす出来事のたび、小物・衣装が持ち込まれ、彩りが添えられる。そして、それらを手に取りはしゃぐ姿は愛らしい。
失踪した老女を探す旅にでた4老女(久保庭尚子、森田小夜子、かやべせいこ、小澤凌)…長い年月を歩んできた友達同士の辛辣なセリフも味わい深い。失踪した老女(はなさん)は、15歳の時に事故死。しかし、本当は4老女のほうが亡くなっていた。
物語は”はな(西村博子<特別出演>)”さんの追憶であり、心魂の彷徨であった。その旅立ちは美しいお花畑へ…素晴らしいラストシーンに感動した。

今後の公演も期待しております。
バスに乗る天使たち

バスに乗る天使たち

ナマイキコゾウ

「劇」小劇場(東京都)

2014/11/19 (水) ~ 2014/11/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

ファイナル公演…残念!
劇団ナマイキコゾウ…素晴らしいファイナル公演ありがとうございます。
そして残念です。今年は多くの旗揚げ公演を観たが、一方ファイナル公演もいくつか拝見した。

(公演については、後日追記)

言の葉の散りぬるを

言の葉の散りぬるを

wordleafproject

高田馬場ラビネスト(東京都)

2014/11/21 (金) ~ 2014/11/24 (月)公演終了

満足度★★★★

見応えあり
まず、テーマの着想が面白い。ストーリーも推理小説のように二転三転させて飽きさせない工夫が施されている。演出も幻想的な導入によって観客を舞台に集中させる手法は成功した。脚本・演出は優れていると感じたが、それを体現する演技力が足りないと思う。せっかくの主張が十分伝えきれないから、見ている方も感情移入出来ない。
(後日追記)

月闇の詩 -竹取の調べ-

月闇の詩 -竹取の調べ-

劇団 夢神楽

d-倉庫(東京都)

2014/11/19 (水) ~ 2014/11/24 (月)公演終了

満足度★★★★

丁寧だが…
結構な長編小説を読んだ気分である。満足感はあるが、途中のふざけた部分も含め不要な場面も多々あったと思う。それゆえ、序盤の登場人物の立場・関係性を説明する重要な場面の印象が薄れてしまった。せっかくストーリーは単なる予定調和へ導くことなく、最後まで観せてくれただけに残念に思えた。エンターテイメント作品…キャストは、役者・ダンサーが同一舞台に立っていたようで、それぞれの得意分野が際だちレベルアップを図っている所は好意を持ったが、一方アンバランスにも観えた。少なくとも、群舞はある程度レベル(高次での)合わせが欲しい。
(後日追記)

ぼくたちの学校

ぼくたちの学校

演劇企画ハッピー圏外

TACCS1179(東京都)

2014/11/19 (水) ~ 2014/11/24 (月)公演終了

満足度★★★★

そういえば学生運動が…
自分より先輩たちの世代で盛んだったようだ。そして学生寮に入寮した経験がないから、”そうだったんだ”という追体験もしくは俯瞰した見方になった。それでも1972年当時のノンポリ大学生を通してみた学生運動の雰囲気は出ていたと思う。その緊迫状況は、終盤になって発揮される。惜しむらくは、その表現が状況ではなく、セリフ(アジテーション)による説明になっていたこと。
もう一方のテーマ…上京した純情大学生の恋愛、女性同士の嫉妬・裏切りを交えた生身の人間像のあぶり出しが見物であった。
その演出には、「演劇企画ハッピー圏外」らしさが…
(後日追記)

通る夜・仰げば尊し

通る夜・仰げば尊し

劇団芝居屋

ザ・ポケット(東京都)

2014/11/19 (水) ~ 2014/11/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

覗かれる人生芝居の味わい
今回公演…消滅危惧地域となっている北国の辺鄙な地ホタムイが舞台になっている。わが故郷も山間部の豪雪地帯だった。懐かしさとともに、現在の境遇(都市部には演劇、映画、音楽等の文化に触れやすい環境下にある)は恵まれていることを痛感した。
僻地教育に情熱を燃やした教師の通夜、卒業生の想いは分かるような気がする。さらに地域が家族そのもののような絆の強さがあり、見方によっては過干渉かもしれない(笑)。
さて、芝居屋の公演が好きなところは、演技がしっかりしているところ。もちろん脚本・演出は秀逸である。今回、脚本・演出を行っている増田再起氏の出番が少ない。そして、本公演はオーディション(1名)以外は、劇団員だけで上演しているという。当日配布の「芝居屋とは」からその趣旨は読み取れた…
(後日追記)

「螺旋戦車PART20 virus hospital-pandemic-」

「螺旋戦車PART20 virus hospital-pandemic-」

SPIRAL CHARIOTS

ステージカフェ下北沢亭(東京都)

2014/11/16 (日) ~ 2014/11/16 (日)公演終了

満足度★★

呆気ない
あまりに呆気なさすぎて物足りない、というのが第一印象である。
観客参加型のゲーム演劇で、今年は4公演目であったが、こんなに早く解決してしまっては劇になっていないと思う。
本公演では、病院が舞台で「ウィルス」「感染ウィルス」を駆除するものだが、ほとんど推理することもなく、観客はほとんど正答した(わざと不正解に…大人の対応をした方3名)。
前説でもあったが、エピローグ、プロローグ以外はアドリブだからやむを得ないのだろうが…。

次回公演を期待しております。

音楽劇・聖なるかな

音楽劇・聖なるかな

海千山千プロデュース

OFFOFFシアター(東京都)

2014/11/12 (水) ~ 2014/11/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

お見事!
素晴らしいコメディ音楽劇…ストライクゾーンに速球が来た感じである。良質な笑いを誘いながらも、しっかり社会批判を込める。それも正面から堂々(シニカルではない)と行うから誰にも分かる。本当に10年後には現実になっていそうな物語である。
舞台は、宗教(修道院)…そこに政治的な話題(寄付金に課税)を取り上げ、さらに修道士達の人間としての苦悩が…どちらかと言えば避けてしまいがちな設定であるが、上手く描いていた。
また、音楽劇…専門家ではないキャストの味わい深い歌声は、温かみがあり印象に残る。なにより歌詞が、劇中のセリフとして生きている。
今「音楽劇・聖なるかな」は、4年前の男性版として上演しているが、更に条件・状況を変えて再演してほしいものである。
全てにおいて満足した公演でした。

ブルドッグは支配できないⅡ

ブルドッグは支配できないⅡ

湾岸ビルダーズ

ワーサルシアター(東京都)

2014/11/15 (土) ~ 2014/11/17 (月)公演終了

満足度★★

残念ながら…
自分はあまり好きな公演ではなかった。何を表現したかったのか、が分からない。脚本家・演出家が描きたい思いは大切だが、観客(自分)はついて行けなかった。もう少し観客を意識した目線がほしい。芝居は虚構の世界だが、それにしても、もう少し現実性を持たせないと感情移入出来ない。最後は、ハートフルコメディのような結末だが、印象に残らない。

ネタバレBOX

間違えられて捕まった男(桐島)を中心に、留置所に拘留された人間達が起こす、笑いあり涙ありの人間ドラマ…という謳い文句であった。
確かに、舞台設定はそうなのだが、留置所にしてはあまりに自由すぎて、その拘束感がない。また看守があまりに丁寧な対応で、サービス業における接客のようだ。
なにより留置所4号棟には幽霊が出るという噂があり、その通りに出没する。その幽霊は誰にも見えてしまい、生身の人間として行動しているのが不思議だ。もっと幽霊を登場させている理由付けを考え、その存在?をどう芝居に活かすか。

公演全体を通じてドタバタコメディ風で、メリハリが薄くなった分だけ、最後のハートフルな想いは飛んでしまった。

もう少し描きたい内容を整理・構成すれば、面白いと思う。
次回公演に期待しております。
巨人伝説

巨人伝説

劇団俳優座

俳優座劇場(東京都)

2014/11/06 (木) ~ 2014/11/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

虚人伝説
人間の生に対する執着…究極には、見栄や外聞もなく虚勢を張ってでも生き抜く。その魂胆が見て取れる秀作だと思う。
あまり書き過ぎると、自分が透けて見えるようで恥ずかしく、また怖い。

全てにおいて印象深い公演でした。

Antique

Antique

Project ONE&ONLY

「劇」小劇場(東京都)

2014/11/12 (水) ~ 2014/11/16 (日)公演終了

満足度★★★★

懐かしい雰囲気
優しい空気がゆっくり、また時として激しく流れる感覚が心地良い。小さな場内に大きな想いが詰まった不思議な空間を創り上げた。
アンティークショップの雰囲気は出ていたが、よく見ると不自然な(古美術品、骨董品というものから外れた)物も置かれていた。そこはご愛嬌だろう。想いが込めれた品々は、その想いが既にアンティークという解釈なのだから…。

ネタバレBOX

ストーリーは、店内のアンティークを巡る、店主(老女)と客(男)の会話によって展開する。その会話は「主語は?」がセリフの接頭語のようになっており、“誰の想い”、または”誰への想い“を感じ取ると、劇中の回想シーンが面白い。多少くどいと思うが、会話の主導権を転換させるには効果的だったと思う。
公演全体を貫いた思いは、表面的には攻撃的なセリフの応酬だが、底流には思いやりが…。

今後の公演も楽しみにしております。



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