mayurinの観てきた!クチコミ一覧

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虚仮威

虚仮威

柿喰う客

ナレッジシアター(大阪府)

2017/01/19 (木) ~ 2017/01/22 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/01/20 (金)

圧倒的な世界観というか完成度というか。軽妙なセリフまわしや所作に魅せられた100分。「圧倒的なフィクション」にのめり込ませて頂きました。チケット代金を安く感じさせる満足度。
ライティング含め、オチのホラー感(?)が好みでした。

憑依だよ!栗山ハルコさん!

憑依だよ!栗山ハルコさん!

ホットポットクッキング

赤坂RED/THEATER(東京都)

2017/01/13 (金) ~ 2017/01/19 (木)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/01/19 (木)

コメディの中に実にダークなものを混入(?)するところがさすが吹原さん。いろいろ詰め込んできたなー(笑)って印象もありますが、とても綺麗なラストシーンだったと思います。玉川来夢さんよかった。福地さんはいわずもがな。脇を彩る個性的なキャラクターがみんな愛しく思えてしあわせな気持ちになりました。

グレートフルグレープフルーツ

グレートフルグレープフルーツ

OuBaiTo-Ri

ワーサルシアター(東京都)

2017/01/18 (水) ~ 2017/01/22 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/01/18 (水)

孤独とか愛とか執着とか、そーゆー題材が好きな人は好きなんじゃないかな。個人的にはラストはちょっと蛇足だった気も。土田さんがグッドルッキング過ぎて見とれました。
照明が実に効果的。わざと観せない(みえにくい)演出に想像力を掻き立てられた。

誤人(ごにん)

誤人(ごにん)

企画演劇集団ボクラ団義

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2016/03/23 (水) ~ 2016/04/03 (日)公演終了

満足度★★★

ちょっと詰め込みすぎかなー
2時間半という上演時間から最後まで集中して観られるだろうか、と一抹の不安を感じての観劇でしたが最後まで集中して観られました。私の場合だいたいその時点で「面白かった」というのですが、今回の作品についてはちょっとそんな簡単に面白かったとは言いたくないような気分になりました。以下はネタバレBOXへ。

ネタバレBOX

4つの犯罪をめぐって進む物語、サスペンスとして観客を引き込む作りは流石だなと思いつつ、どうしてもレイプ事件の取り扱われ方が粗雑に感じてしまい「あー、男性の書いた脚本だなぁ」と冷ややかな気持ちになりました。(自分の性別が女なのでここはもうしょうがないかなと思います)
物語の佳境になって明らかになる真実も、どんでん返しが多すぎて些かお腹いっぱい感。ちょっと詰め込みすぎかなと。個人的にはもう少しシンプルにしてひとりひとりの登場人物を丁寧に魅せて欲しかったなぁ。
誤っているとわかっていても付き動かされてしまう悲しい人たち、という物語の根底は好きな種類でしたが、
ところどころリアルさが足りないと思うのは敢えてなのか力不足なのかわたしの感受性の問題なのか判断の難しいところ。
少し辛口になりましたが、オープニングで役者さんのお名前がわかるところや途中にはいるセピア照明の回想シーンは実にカッコよくて瞬きするのが勿体ないくらいでした。オープニングの伊吹の表情が印象深く、2回目の観劇時にオチを知ってから観るととても胸に刺さりました。
中西のラストシーンの気味の悪い無感情さに戦慄。ロッジオーナーの穏やかさに内包された覚悟の眼差しも流石。
ルルドの森(平成28年版)

ルルドの森(平成28年版)

バンタムクラスステージ

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2016/02/19 (金) ~ 2016/02/28 (日)公演終了

満足度★★★★

辿りついたところは
2012年に観た「ルルドの森」とは少し趣きが変わっていたけれど、美麗な美術や照明のなかで描きだされる愛と狂気の物語はやはりとても好きな世界でした。愛のかたちも幸せのかたちも、人によって様々。内容はなかなかショッキングではありますが、人間の弱さと狂気を美しく描いていているところがやはりたまらなく好きです。
映画のような、という文言は敢えて使いたくないような気もしますが「映画のよう」に魅せるためのスピーディで美しい場面転換は惚れ惚れ。テンポが崩れると「映画のよう」には見えなくなってくるのでとても緻密で大切な役割を担っているなぁと感じました。前回公演を観た者としては、今回はより多く方に受け入れられやすいように、よりエンターテイメント化されているなという印象。黒船も三島も優しくなっているし、笑いのシーンもあって、それが良いとか悪いとかではなく個人的にはこれもアリだなと思って楽しみました。安心して芝居の世界にいざなってくださる役者さんが多かったけれど、少し説得力に欠ける部分も感じてしまったことが残念。大好きな劇団の大好きな作品なので☆5にしたいけれど、愛をこめて4にとどめます。

アンソロジー

アンソロジー

ACRAFT

笹塚ファクトリー(東京都)

2015/07/01 (水) ~ 2015/07/05 (日)公演終了

満足度★★

届いてこない
物語として歴史に翻弄される恋人たちの悲恋ものは好きなジャンルのひとつなのですが、どうしても舞台の上の世界に入り込めないままでした。
言葉(歌)にはチカラがある、というひとつの大切な作品テーマとは裏腹に残念ながらセリフが上滑りしている印象。早口だったり、声が小さかったり、余韻もなにもなかったり、一本調子の繰り返しだったり…気になることが多すぎてセリフが登場人物の「想い」として届いてきませんでした。
良いセリフがたくさんあったのに、感情移入できずとても残念でした。
中にはステキな役者さんも出演されていたのに、そちらが逆に浮いてみえてしまうという勿体なさ。
ストーリーは好きでしたが、言葉遣いの現代化加減も中途半端な印象で全体的な違和感を拭えず。
舞台を観に行ったというよりは、一部の力量ある役者さんの演技を観に行ったと割り切らなければ4500円のチケット代には見合わないなぁという個人的見解。

かべぎわのカレンダリオ

かべぎわのカレンダリオ

バンタムクラスステージ

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2015/05/14 (木) ~ 2015/05/25 (月)公演終了

満足度★★★★

洗練された舞台
AB両公演観劇しました。
バンタムクラスステージの持ち味をギュっと凝縮しつつ、見事に洗練された非常に上品で美しい舞台でした。ハードボイルドでマフィアや殺し屋が出てくる芝居に「上品」という言葉は似つかわしくないかもしれませんが、舞台上にうみだされる凛とした空気が癖になる。
とくに感嘆したのは場展のときの役者さん方の出ハケ。姿勢、足どり、ルート、薄闇のなかで動く人影がこんなに美しく整然としていることに感動しました。
もともとバンタムクラスステージの場展は大好きでしたが今回は本当に鳥肌もの。
物語面では、今回初めてバンタムクラスステージの作品を観るひとをかなり意識されたのかなぁというのが第一印象でした。

ネタバレBOX

個人的な好みとしては、もう少しメインの登場人物の心理描写を深く描いて欲しかったな、という気持ちもなくはなかったです。この辺は本当に人それぞれだと思いますが。
それでも十分に見応えのある生きたキャラクターを表現しきっている役者さん方の力量には脱帽。宮島さんは愛されるヒロインを見事に体現されていて、だからこそ周りを取り巻く人々の感情の動きにも説得力が生まれていたように感じました。家族想いの青年から冷酷な殺し屋へと身を落とした(劇中での表現は倒置でしたが)主役の福地さんは静かな演技の中でも実に雄弁に感情表現されていて流石のひと言。
傍を固める人々もみなさん素晴らしい方ばかりでしたが、とくに上杉さんとガラさんの存在感は実に物語に重みを持たせてくれていたように思います。
D・ミリガンの客

D・ミリガンの客

OIL AGE OSAKA

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2015/01/21 (水) ~ 2015/01/25 (日)公演終了

満足度★★★★

演劇であることの醍醐味
観劇後「いいものを観られたなぁ」と、とても気持ちの良い余韻に浸ることが出来る作品でした。ミステリッシュコメディというに相応しい、秀逸な物語。おそらく活字で読んでも面白いと感じられる散りばめられた伏線とその回収の鮮やかさとスッキリ感。そこに舞台ならではの魅せ方がこれでもかというくらい詰め込まれていて、演者の方々の確かな技術(?)と存在感に脱帽するしかありません。舞台美術も素晴らしく、劇場内に入った瞬間から作品へ対する期待感を刺激される心地よさを味わいました。そしてこの美術と照明の使い方がまたにくい。実に演劇であることの醍醐味を堪能させて頂きました。2015年最初の観劇にこの作品を選んで良かったなと思います。

I LOVE LIFE

I LOVE LIFE

空飛ぶ猫☆魂

小劇場B1(東京都)

2014/10/11 (土) ~ 2014/10/13 (月)公演終了

満足度★★★★

北海道公演に期待して
☆4つ。本当は☆3.5くらいの気持ち。どこからがネタバレかわからないので、以下ネタバレ。

ネタバレBOX

オムニバスがリンクして最後にまとまるという構成はとても好き。物語も人の葛藤や優しさが描かれていて好きなジャンルでした。
それだけに前半のテンポの悪さや、ボヤッとしたキャラ設定が残念。東京公演を3回観ましたが、回を重ねることにテンポは良くなっていたように思えたので北海道公演に期待(行けませんが)。1話がとにかく重く、笑いの要素をいれているけれど重さと笑いのメリハリがあまり感じられずダラっとした印象。2話は森役の高田氏の芝居にとにかく感嘆。セリフにあれだけの制約がありながらの感情豊かな芝居が素晴らしかった。目の使い方とかも流石。高橋というキャラがいい人なのかただの保身的な人間なのかという違和感は感じたが西氏の飄々とした演技が魅力的でした。3話で物語のリンクがほぼ明らかになり、4話のファンタジックな結末へと繋がる展開はとても楽しかった。特に4話は笑いの比率が高い中にも登場人物の心理描写がうまく表現されていて、自然と物語に引き込まれた。4話にむけての尻上がりな構成は観劇後の満足度も高くなり爽快でした。後半が良かっただけに前半の見せ方がもったいない。せっかくの2面舞台ももう少し活かせたのではと思った。
恋する、プライオリティシート

恋する、プライオリティシート

タンバリンステージ

吉祥寺シアター(東京都)

2014/04/16 (水) ~ 2014/04/20 (日)公演終了

満足度★★★★

ワンダフルにハートフル!
ハートフルドタバタラブコメディ、という表現が本当にピッタリなお芝居でした。美麗なセットに生演奏ピアノでの音楽。劇場に足を踏み入れた瞬間から、BARの客になったような感覚に誘われました。しかしそこで繰り広げられるのはしっとりとしたオトナのお話ではなくドタバタラブコメというギャップがまた魅力的。物語の展開にはリアリティなんてないのに(いい意味で)、登場人物たちの心の機微には共感できる絶妙な心地よさ。恋人たちと姉妹と夫婦と兄弟と、いろんな人間模様が交錯して目が離せない楽しい2時間でした。

Jack moment.

Jack moment.

バンタムクラスステージ

萬劇場(東京都)

2014/03/12 (水) ~ 2014/03/16 (日)公演終了

満足度★★★★

惜しい
椅子と机と照明と音、そのシンプルさゆえに人間の欲や業や愛が生々しく浮き上がるようなそんな印象。間違いなく舞台のうえで登場人物たちは「生きて」いました。人間て愚かしい、でもなんて愛おしいんだろう、そんなことを感じました。しかし、惜しくらむは、この劇団の個性のひとつでもあろうと思われる場面転換の所作にいままでのような統一感や機敏さを感じられなかったこと。とくにこの作品は場面転換が多いので、そこを「魅せ」られないと観ている側の集中力がきれて、長さを感じさせてしまうのではと思いました。明朗快活な芝居を好む方には不向きかと思いますが、人の感情を思考しながら雰囲気や余韻を楽しむ方にはオススメ。残念な部分もありましたが、わたしは好きです。ステキなセリフ、表情、しぐさ、声音、照明、音、そして物語をありがとうございました。観て、聴いて、空間に浸る、心に沁みるステキな作品でした。辛めに☆3つ、とも思いましたがメインキャスト陣の熱演素晴らしかったので4つに。

ポリアモリー・ラブ・アンド・コメディ

ポリアモリー・ラブ・アンド・コメディ

匿名劇壇

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2014/03/04 (火) ~ 2014/03/06 (木)公演終了

満足度★★★

愛だの恋だの
異質な若者たちの縮図、という印象。愛とか恋とかの本質についてとても考えさせられる。匿名劇壇らしい毒とセンスに溢れた舞台でした。登場人物たちの「愛し方」はそれぞれなんだけれど、どの「愛し方」にも共感できる部分があり不思議な気分でした。

ネタバレBOX

ピンスポの演出いいなぁ、って思ったのですが少し多かったかなという印象も。玉ねぎのくだりの笑いは、個人的にとてもツボでした。
桜×心中

桜×心中

BLACK★TIGHTS

世界館(大阪府)

2014/02/20 (木) ~ 2014/02/24 (月)公演終了

満足度★★★★

とにもかくにも豪華
絢爛豪華とはこのことか、といわんばかりにいろんな意味で華やかな舞台でした。3時間越えでも飽きさせない構成はさすが。シンプルなストーリーながら登場人物のキャラがたってるのでとても入り込みやすかったです。初日のプレビュー公演で見にくいな、と感じていた映像パートの文字が次の日には変えられていたことにいたく感動しました。歌モノには苦手意識のあるわたくしですが、圧巻のクオリティで大変楽しくみることが出来ました。エンタメ芝居が好きな方にはたまらない作品だったと思います。

新説・とりかへばや物語

新説・とりかへばや物語

カムヰヤッセン

ウイングフィールド(大阪府)

2014/02/14 (金) ~ 2014/02/16 (日)公演終了

満足度★★★★

個性と性
舞台のつくりが非常に斬新。芸術的な格子を巧みに使った場展、出はけ、演出には脱帽。とりかえばや物語がベースという時点で好きな感じだろうとは思っていたけど案の定でした。はなとよし乃の女対決(?)が胸にグッサリと刺さりました。男と女の話でありながら、女と女、男と男の対峙も描きだされておりとても見応えがありした。性別とらわれるのもとらわれないのも個性、そんなふうなメッセージを感じる舞台でした。「ここから後半」と線引きされたことで、逆に時間を意識してしまったのだけが残念。

月雪の娘

月雪の娘

ムーンビームマシン

ABCホール (大阪府)

2014/02/07 (金) ~ 2014/02/09 (日)公演終了

満足度★★★

バランス
ムーンビームマシンさんの公演は何度が観させて頂いていますが、本当にSarahさんの紡がれる物語は個人的にツボにハマる。おそらく今回もツボに入る物語に加え、魅力的な出演者陣ということでかなり期待しての観劇だったのですが、少しもったいない感じが観劇後残りました。芝居と歌やダンスのバランスや、物語における起承転結に費やす時間的なバランス、そういったものが少し自分の感覚に合わなかったのかなと思いました。(後日ネタバレ追記予定)

Dear friends (大阪)

Dear friends (大阪)

劇団6番シード

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2014/01/23 (木) ~ 2014/01/26 (日)公演終了

満足度★★★★

ノスタルジックコメディー
念願の6番シードさんをやっと観ることができました。それが20周年記念公演の演目ということでなんだか嬉しかった。いろんな喜怒哀楽にみちたボロアパートの日常がこんなにいとしくせつなく胸に染みたのは、役者さん方の演技もさることながら、細かく作り込まれたセットや四季の表情を雄弁に語る窓からの照明のリアリティのチカラも大きいのかもしれないなぁと思わせられたり。観にいけて本当によかったです。

ネタバレBOX

普段は芝居の中でJ-POPが使われるのあまり得意じゃないのですが、今回はラジオから流れる、という使われ方でとてもしっくりと受け入れられました。また、使われていた曲でますますノスタルジックな気持ちにさせられてじんわり、ほっこりいたしました。
レンアイ罪

レンアイ罪

茶ばしら、

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2014/01/18 (土) ~ 2014/01/20 (月)公演終了

満足度★★★★

ライトな楽しさ
どこかで見聞きしたような、あるいはどこかで体験したような。そんな恋愛の苦みや甘み(?)がテンポよく語られていて、とても楽しく観やすい作品でした。これから始まる「恋愛」を予感させる幕引き、ロマンチックで印象に残っています。

よぶ

よぶ

STAND FLOWER

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2014/01/17 (金) ~ 2014/01/19 (日)公演終了

生きるということ
これほど感想を述べ難い作品もなかなかない。とても舞台らしい舞台だったなぁと。生きるということについて、そして死というものが与える衝撃と影響について、漠然と自分のなかにあった考えを体感させられたような不思議な気持ちになりました。

Crossing,Christmas,Clearance.クロッシング クリスマス クリアランス

Crossing,Christmas,Clearance.クロッシング クリスマス クリアランス

バンタムクラスステージ

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2013/12/06 (金) ~ 2013/12/09 (月)公演終了

満足度★★★★★

ハードボイルドなファンタジー
対局にありそうなふたつのテイストが見事にミックスされていて
今までのバンタムテイストを残しつつ、新しいこともやる、という
なんとも東京進出第一弾に相応しい舞台だったのではと感じました。
父と息子、父と娘、そして兄と弟。さまざまな家族愛のカタチとその愛情表現のかみ合わなさに切なさを感じつつ、それでも最後にちょっぴり暖かさを感じさせてくれる素晴らしい作品でした。

HANAMIZUKI~try again~

HANAMIZUKI~try again~

中聡一朗プロデュース公演

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2013/11/08 (金) ~ 2013/11/10 (日)公演終了

満足度★★

あと
もう少し、なにか足りないのか盛りだくさんすぎるのか。
殺陣シーンはかっこよかったし、コメディな部分シリアスな部分のメリハリもよかったのですがなんとなくもったいない印象が残りました。

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