grapefruitの観てきた!クチコミ一覧

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プレッシャー

プレッシャー

加藤健一事務所

本多劇場(東京都)

2020/11/11 (水) ~ 2020/11/23 (月)公演終了

満足度★★★★★

気象予報という専門性高い会話なのに、アイゼンハワーの「俺に分かるように」のフィルターのお陰もあって、状況がよく理解でき、題名に込められた複数の意味も納得でした。史実をよく知らずに観劇した者には、とても面白かったです。
特に原さんが見ごたえありましたが、皆さんお上手な役者さんばかりで、大満足です。

ネタバレBOX

1幕終わりの気象官のセリフで、後半の見せ場を期待したんですが、西尾さんの役どころもったいなかったかな。
ランボルギーニに乗って

ランボルギーニに乗って

劇団鹿殺し

あうるすぽっと(東京都)

2022/07/08 (金) ~ 2022/07/18 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2022/07/13 (水) 14:00

とても鹿殺しらしさで笑ったり驚かされたり面白かった。生身な感じがガンガン伝わってきたし、小道具1つにも手作り演劇感たっぷりで、やっぱりいい味出してる。準劇団員谷山さん大活躍で満足。
そしてマイケルの正体には驚いた。河内さんの時代が本当に始まってますね。髭生やした中学生でもかっこ良かった。

ビッグ・フィッシュ

ビッグ・フィッシュ

東宝

シアタークリエ(東京都)

2019/11/01 (金) ~ 2019/11/28 (木)公演終了

満足度★★★★★

もはやエドワードは川平さんなんじゃないかと確信するほど、憧れの彼女までの遠い道のりを生き抜く熱さ。感動しかありませんでした。曲もいい。まじめ息子のウィル浦井さん、クレバーな嫁夢咲さん、実にチャーミングな彼女霧矢さん。12人が、みんな輝いてる。特に人魚にまた会えて幸せ!白井さんの丁寧な演劇的な演出、大好きです。
家族っていいな。自分の終り方をこんな風に迎えられたらどんなにステキだろう。クリエという劇場にピッタリの作品です。

リチャード二世

リチャード二世

新国立劇場

新国立劇場 中劇場(東京都)

2020/10/02 (金) ~ 2020/10/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

ここまで笑わせてくれるのは鵜山さん以外に考えられない。岡本さんのエキセントリックの出し方がすごい。浦井さんの熱さと冷酷さの加減が役を越えているよう。どの場面も、人の口から出た言葉、とてもよく理解できて、それに反応する受けの演技も、皆さんさすがです。お一人お一人に拍手です。王冠の持ち主が代わるだけの話で、派手な戦闘シーンもないのに、よくここまで楽しませてくれると感服です。
衣装、舞台、音響、どれもいい仕事してくださって、最後を飾る作品にふさわしいと思いました。
現代の社会も同じことを繰り返しているのですね。

ネタバレBOX

庭師2人の存在が、一般市民の目線を表していて分かりやすいです。
また、ボリングブルック本人は脅す言葉を言っていないのに、回りの人に彼の偉大さを語らせてしまうように仕向けているのか、自然の流れか分かりませんが、これが後の禍根となるのかと納得しました。
メタルマクベス disc3

メタルマクベス disc3

TBS/ヴィレッヂ/劇団☆新感線

IHIステージアラウンド東京(東京都)

2018/11/09 (金) ~ 2018/12/31 (月)公演終了

満足度★★★★★

クドカンの脚本スゴいな…と思います。浦井さん、長澤さんも、スゴいな…の一言。特に後半のランダムスター夫妻の壊れっぷりが見事過ぎて、病みつきです。峯村さん、柳下さん、石井さん、劇団の皆さんのピースがガッツリ組合わさって、見所笑い所満載のシェイクスピア劇になっていました。面白かった!!

ネタバレBOX

特に大好きな場面。オープニングのつおーいランダム登場シーン、炎の報告でランダムがゲームキャラみたいに喜んでるところ(笑)さすが浦井健治な後半の狂気。
夫を殺人に焚き付ける夫人の攻めの演技とランダムの受けの演技。
2幕明けの夫人の「これじゃない感」をあんなにカッコよく歌われると…(笑)
グレコも地味に愛妻家で、夫婦愛が素敵だった。じゅんさんは、1より3の方が断然好きです。
磁界

磁界

オフィスコットーネ

小劇場B1(東京都)

2023/02/09 (木) ~ 2023/02/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

筋はある程度予想していたが、それを遥かに超える役者さん達の上手さをガッツリと堪能しました。小劇場ならではの緊張感が堪らなかった。首藤以外の誰を主に見るかによって、いろいろな面白さがあふれそう。

二都物語

二都物語

東宝

帝国劇場(東京都)

2013/07/18 (木) ~ 2013/08/26 (月)公演終了

満足度★★★★★

一人一人が光ってる!
シドニーの、幸せへのあこがれとルーシー一家に託す思いには、毎回やられっぱなしです。わかっているけど、曲の頭から涙腺が反応始め‥
「ボクはここにいてはいけない。でも、彼女は、ボクを受け入れてくれている。どうしたら、彼女の愛に報うことができるのか」
「おれは、もしかしたらシドニーではなくて、チャールズになっていたかもしれない」

それくらい、チャールズとルーシー、小さなルーシーが幸せを醸し出していて‥

アンサンブルの方たちが、キャラが立ってきて、観るツボが増える一方です。
(武内さんのオーバーな検事!)
福井バーサッド、塩田プロス、宮川クランチャー、原(何役?)‥

お芝居好きの人向きの、上質ミュージカル。帝劇には珍しく、ハズレの役者さんが一人もいないです。みなさん、素晴らしい☆☆

HEDWIG AND THE ANGRY INCH ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ

HEDWIG AND THE ANGRY INCH ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ

テレビ朝日/ニッポン放送

EX THEATER ROPPONGI(東京都)

2019/08/31 (土) ~ 2019/09/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

ライブ感、行く前はとても怖かったけど、開演前からノセられてしまって、気づいたら自然にスタンディングしちゃってました(笑)
何役もこなす浦井くん、魅了されました。微妙に年増感漂わせて…ホント、役者です。
イツァークの生きざまもヘドウィグに並んで、アヴちゃんは無言の佇まいで存在感すごくて。バンド「ジアングリーインチ」がまた、コアな空気を醸し出してくれて、本当に良かったです。

ネタバレBOX

ヘドウィグの独白を聞いているうちに、自分も心が軽くなりました。ラストのイツァークには、涙しかないです。希望をもらいました。きれいごとかもしれないけど…
愛するとき 死するとき

愛するとき 死するとき

世田谷パブリックシアター

シアタートラム(東京都)

2021/11/14 (日) ~ 2021/12/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

YouTubeで映像を次々と拾って見ている感覚の1部。若者、はじけてるなー。楽しい後に、ほろ苦さが残る。2部、3部も全く違う見せ方で、若者、若くない者の生活に、じわじわと余韻が残っています。小山さんの演出に脱帽しました。7人の役者さんと演奏(音楽も)に絶大な信頼を寄せて、舞台を任せている感じ。曲が、セットの一部になっていてとても良かった。

あわれ彼女は娼婦

あわれ彼女は娼婦

新国立劇場

新国立劇場 中劇場(東京都)

2016/06/08 (水) ~ 2016/06/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

美しさと憎しみと
社会的に許されない兄妹の愛情の描かれ方が、あまりに美しくて、二人をこんな結末に追い込んだ社会に怒りを覚えるほどでした。
引き込まれました。
登場人物ひとりひとりの誰を見るかによって、何度でも楽しめると思います。
サブキャラのイチオシは、ソランゾの家来のヴァスケスです。
嫁を寝取られた偽医者も滑稽、その嫁はあわれ、おバカな求婚者は意外と純真、さ枢機卿の胸くそ悪い存在…
実力ある役者さん達を活かす演出、主張のある舞台、音楽。
見応えのある作品です。

その場しのぎの男たち

その場しのぎの男たち

劇団東京ヴォードヴィルショー

本多劇場(東京都)

2013/10/18 (金) ~ 2013/10/31 (木)公演終了

満足度★★★★★

予想越えの安定感
待ってました~!!
キャストが若干替わったものの、ツボを間違えない笑いの流れにただただ身を任せて、至福の2時間を過ごしました。
なんであんなに楽しいんでしょうか。
20年前から観てるのに‥
DVDも持っているのに‥
ライブの醍醐味(そんなにかっこいい物ではないですが)堪能しました。
伊東四朗さんの一つ一つのセリフも、間違いない!
「その場しのぎ」ではなく、瞬間瞬間を本当に大切にしている劇団本公演ならではの作品でした。
トークショーでは、三谷さんの話題が多かったですが、40周年だし、伊東さんのエピソードとか、団員の裏話などももっと聴きたかったです。
次は、まいどさんバージョン行きます!

花組エキスプレス『あほんだらすけ26th

花組エキスプレス『あほんだらすけ26th

劇団東京ヴォードヴィルショー

ザ・スズナリ(東京都)

2014/06/27 (金) ~ 2014/07/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

やっぱり、最高な集団です
私のなかではほぼベストなメンバーによる26th。
絶妙な間は、劇団の歴史を感じさせるものがあり、さすがです。
平日限定レジェンドネタは、もう芸術の域です。

大森さん、畳の上での正座、お疲れさまでした。
まいどさん、村田さん、いちゃつきながら楽しそうに蕎麦食べてましたね~
能見さん、美江さんも入れて、また来年。ぜひ。

「稽古場日誌」を帰りの車内で読んでみたら、笑いが止まらず、皆さんの芸なのかありのままを見せられたのか分かりません。

ミュージカル GHOST

ミュージカル GHOST

東宝

シアタークリエ(東京都)

2021/03/05 (金) ~ 2021/03/23 (火)公演終了

満足度★★★★★

ミュージカル嫌いの人に観てほしいです。再演の良さをギュッと詰め込んだパフォーマンスでした。愛、夢、希望、欲望、怨念…が、初演より更にメリハリがついて、キュンキュンして、ハラハラして、ノリノリで笑って。曲がステキで、場面にフィットしてる。みんな、役としてはまってました。
何役もこなすアンサンブルの皆さんも、とても素晴らしいです。

星ノ数ホド

星ノ数ホド

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2014/12/03 (水) ~ 2014/12/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

可能性を感じました
最初、リピートによる笑いを誘われていたが、この芝居の面白さはそういう技巧ではなかった。
二人の人生のいろいろな可能性を見せられているうちに、いつの間にか、自分が宇宙の中に放り出されて、一つの場面を眺めているような気持ちになってきた。
そして、今回、見せられた二人の物語は、とてもはかなく、胸がキュンとする感覚で、心が解放された気分です。
個人的には、ローランドのプロポーズの手紙を読む場面が大好きで、いろいろな二人の表情が、本当に良かったです。

ボンベイドリームス

ボンベイドリームス

梅田芸術劇場

東京国際フォーラム ホールC(東京都)

2015/01/31 (土) ~ 2015/02/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

楽しいおもちゃ箱が開いた♪
とにかく、曲が頭から離れません♪
ノリノリの曲もシリアスなナンバーも、そして2幕あきのチャイヤ~!
基本、コミカルな動きがわかりやすくて、仕事帰りの友達と、「単純に楽しめたね!」とリフレッシュ。

主役の浦井さんはもう水を得た魚のように歌い踊り動きまくってますね。自らの悩みに陥りながらも、ボリウッドで生き抜こうとする、ちょっとチャラいけどエネルギッシュな青年を好演。
また演技の幅が広がりました。ラスト近くのジャーニーホームにはヤられました。
どのキャストさんも生き生きとしていて、見所が満載でした。
朝海さんの表情もツボ、加藤さんの美声もツボ、中川さんの影よ影よ~には、脱帽です。
すみれさんの美しさは客席のどこから見てもため息。浦井さんとの息がピッタリの好演。

ただ楽しいだけでなく、ちょっとほろ苦い場面も用意されていて、さじ加減が絶妙な荻田さん演出でした。
(初日、2階から見たライティング、美しかった…)

ペリクリーズ

ペリクリーズ

加藤健一事務所

本多劇場(東京都)

2015/02/05 (木) ~ 2015/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

爽やかな面白さ!
こんなシェイクスピアなら全作観たい!
と思える、楽しい演出でした。
皆さんも本当にお上手で…なかでも那須さんの○○役と、土屋さんの医師?は笑った~ あの蘇りの場面はとても自然で良かったです。
35周年記念に相応しい、清々しい観劇になりました。

夢ぞろぞろ

夢ぞろぞろ

EPOCH MAN〈エポックマン〉

シアター711(東京都)

2019/08/07 (水) ~ 2019/08/12 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/08/11 (日)

80分でこんなに満足してお腹一杯になったの久しぶり。演劇が大好きな人逹の愛をたっぷり頂きました。立方体のセット1つであんな世界やこんな世界を、実現。お二人がやるともう、笑って笑って泣けました。
アンケートに何を書いたらいいか適した言葉が出てこなくて、ごめんなさい。(スタッフ様、ここ読んでくれるかな…)

ミュージカル『手紙』

ミュージカル『手紙』

ミュージカル『手紙』製作委員会

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2017/01/20 (金) ~ 2017/02/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/02/05 (日)

座席2階LB列

原作の世界観を損ねないで、舞台ならではの感動をたっぷりと堪能しました。場面設定の切り替えが素敵で、同時進行の芝居も分かりやすく、歌のおかげで涙が止まりませんでした…
Wキャストの良さも感じられ、主役を含め、皆さんの実力のある演技、村野さん始めとする演奏…どれも欠けられない素晴らしい作品でした。

ヘンリー四世 第一部 ‐混沌‐・第二部 ‐戴冠‐

ヘンリー四世 第一部 ‐混沌‐・第二部 ‐戴冠‐

新国立劇場

新国立劇場 中劇場(東京都)

2016/11/26 (土) ~ 2016/12/22 (木)公演終了

満足度★★★★★

予想を越える人気作品でした
久しぶりに身体を乗り出して、入り込んでしまった(笑)
新国立ヘンリー六世からお馴染みのスタッフ、キャストによる作品なので、期待はしていましたが、セリフの間を埋めて余りある俳優さんたちの演技力に魅了されました。ハル王子浦井さん、腕をあげましたね~。でも、まだまだ作っていけそうな余白を感じました。フォールスタッフ、もうなんて憎めないヤツなんだろう!!(いるいる、こんな人。あるよね、こんな自分…)て、思わせてしまうキャラクターに拍手でした。せり出した大きな舞台、そして客席までをフルに使っての臨場感。
年末に元気をもらった作品です。

左手と右手

左手と右手

小松台東

駅前劇場(東京都)

2022/10/29 (土) ~ 2022/11/08 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

乾いた鉢に水やりして葉が生き返ってくるような感覚をジワジワと味わっている。自分の左手を優しく包んでくれる右手。いいなあ。そして不器用な会話の間がたまらなく良い。「何もない」の響きが最初は複雑な感じだったけど、二人の生活がしっかりと根付いていることに気づいて感動です。
自分の回りの現実をどう受け止めるか。人が生きていく様をこれでもかと見せつける小松台東さん、堪能しました。

ネタバレBOX

なんだかんだ言って、お見舞いでご近所さんがあんなに心配してくれるところも含めて、お付き合いの距離の悩みがどんな地域にもあって、それはそれで楽しい。
あの社長のこれからがちょっと気になる。

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