バルブはFB認証者優遇に反対!!の観てきた!クチコミ一覧

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ニオノウミにて

ニオノウミにて

岡崎藝術座

STスポット(神奈川県)

2020/01/11 (土) ~ 2020/01/19 (日)公演終了

満足度★★★

■約95分(途中休憩込み)■
外来対固有というテーマが、期待したほど深まっていかなかった。

ポポリンピック

ポポリンピック

ゴジゲン

こまばアゴラ劇場(東京都)

2020/01/03 (金) ~ 2020/01/21 (火)公演終了

満足度★★★★

■約100分■
ラストが分かりづらく、また、主人公ポポのキャラクターとストーリーとが噛み合わない印象を受けたが、パワフルなコメディをきめ細やかに演出していて、楽しめた。アフターイベントにも全力で臨んで、こういうサービス精神の塊みたいな団体、決して嫌いじゃありません♪

ネタバレBOX

主人公のポポはストライクしか出したことのないボウリングの天才で、親きょうだいがおらず八歳(でしたっけ?)までほぼほぼ世間と関わらずに育ってきた野生児。その朴訥なポポがオリンピック種目からボウリングが外されたことの腹いせに、ボルダリングで銀メダルが期待される親友を陥れるというストーリーは、周りに焚きつけられてしたこととはいえ、どうにも腑に落ちない。怪我を偽装して親友を暴行魔に仕立て、失脚させるなんてことが、たとえ周りにそそのかされたにせよ、できるようなキャラクターとして造形されていないのだ。その点に違和感を感じたお客さんは少なくないのではないだろうか?
そして、ラストについて。結局ポポリンピックの連中はオリンピックを妨害しなかったってこと?
雉はじめて鳴く

雉はじめて鳴く

劇団俳優座

俳優座劇場(東京都)

2020/01/10 (金) ~ 2020/01/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

■120分強■
綺麗事で収めないのが横山流。危うい関係を、とても細やかに描いていた。

つかの間の道

つかの間の道

青年団若手自主企画 宮﨑企画

アトリエ春風舎(東京都)

2020/01/08 (水) ~ 2020/01/13 (月)公演終了

満足度★★★★

■65分強■
日常スケッチ集。なにげに非日常な話もあって、面白かった。

libido:青い鳥

libido:青い鳥

libido:

こまばアゴラ劇場(東京都)

2019/12/19 (木) ~ 2019/12/22 (日)公演終了

満足度★★★★

■85分弱■
以前観たモメラス版ほど演劇表現としてトガっておらず、子どもにも楽しめそうな仕上がり。原作が長大ながらも童話である以上、小道具の多くが段ボール製や布製で手作り感に満ち、いい意味で学芸会的、取っつきやすくてあたたかいlibido:版のほうを私としてはより支持したい。舞台前方と後方を仕切る布製の幕をうまく使った演出などは、子どもたちがこの劇を上演する際、大いに参考となることだろう。何より称賛したいのは、幼い兄妹の配役。チルチル役にもミチル役にもこれ以上ないほどふさわしい役者を配し、違和感を覚えることなく楽しめた。とりわけ、ミチル役の荒木千佳さん。獣をこわがる様子などを巧みに演じて、本当にあどけない少女に見えた。配役を決めた演出家はもちろん、荒木さんの演技力にも天晴れ!

ネタバレBOX

ただ、ラストには違和感。青い鳥は身近にいたということが明示的には表現されておらず、隔靴掻痒の思いだった。青い鳥がすぐそばにいたことはやはりこの劇の肝。黙劇ではなく兄妹にセリフを言わせ、なんなら隣家のお婆さん、娘なども登場させて、きちんと表現すべきでは?
トウキョウノート

トウキョウノート

青年団若手自主企画 堀企画

アトリエ春風舎(東京都)

2019/12/24 (火) ~ 2019/12/29 (日)公演終了

満足度★★★

■約65分■
「もうここにいない人へのラブレター」といったテーマが、上演そのものからはあまり汲み取れず。『東京ノート』から戦争と死を抽出するという狙いは果たされていたように思うが、そこから上記のテーマへとさらに踏み込むには、戯曲の再構成にとどまらず、加筆が不可避なのでは?

ミー・アット・ザ・ズー

ミー・アット・ザ・ズー

悪い芝居

シアタートラム(東京都)

2019/12/04 (水) ~ 2019/12/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

■約130分■
話の骨格だけを見るならば、王道的な兄妹物語。そこに悪い芝居らしい現代性やひねり、脱力ギャグが盛り込まれ、グイグイと惹きつけられた。山崎彬、快調!

『僕と死神くん』『KNOCK KNOCK KNOCK 或いは別れた記憶たち』

『僕と死神くん』『KNOCK KNOCK KNOCK 或いは別れた記憶たち』

ポップンマッシュルームチキン野郎

シアターサンモール(東京都)

2019/12/18 (水) ~ 2019/12/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

■『KNOCK KNOCK KNOCK あるいは別れた記憶たち』鑑賞/125分強■
諸短編だけでなく、今回はそれらの入れ物になっているメインストーリーも素晴らしい出来。それ自体、人間の綾に満ちた奥行きのあるドラマでした。脚本・演出・演技、いずれにも妥協のない好短編集!

ネタバレBOX

諸短編の中には、小岩崎小企画のために書き下ろされた『みにまむ』の再演も。再見なのに、やはり切なかった…
新年工場見学会2020

新年工場見学会2020

五反田団

アトリエヘリコプター(東京都)

2020/01/02 (木) ~ 2020/01/05 (日)公演終了

満足度★★★★

■約210分■
黒田さんのいない見学会がこんなにも寂しいとは…。ポリス・キルもなかったし。
例の白塗り顔でふざける姿がまた見られることを期待しています。

ネタバレBOX

『ガチンコハイバイクラブ』は製作期間わずか2日なのに、近年の見学会で上演されたハイバイ作品の中でいちばん作り込まれていた。事前にガチンコファイトクラブを観ておいたので、余計に楽しめた。
カタロゴス-「青」についての短編集-

カタロゴス-「青」についての短編集-

劇団5454

赤坂RED/THEATER(東京都)

2019/12/13 (金) ~ 2019/12/22 (日)公演終了

満足度★★

■120分強■
未来社会を舞台にした軸ストーリーがあり、その中で三つの短編が展開。この三編が何の変哲もない普通の話で、短編に客が求めるキレも奇想も無し。テーマである「青」とどうつながるのか、不明な短編も。5454久々の新作とあって期待したのだが……

ネタバレBOX

人工授精で命を授かり人工子宮から生まれてきた“人工子宮児”の少年が軸ストーリーの主人公。隔離施設に入れられているその孤児が様々な「一般人」の日記を読んでいるのは、両親の性交によって生まれた「普通」の人々の暮らしぶりを学び、より「人間らしく」なるため。むろん、市井の人々の日記だから特段変わったことは起こらず、適齢期の女性の失恋譚、ニートの兄を持つ女性の結婚苦労話、某女子大学でバドミントン愛好会に所属する女性の活動記録と、話としてはどれも平凡。二つめの話は結婚相手の男のサイコパスぶりが徐々にあらわになってゾッとさせられるが、この程度のサイコパスなら身の回りにいてもおかしくなく、奇想モノとしてはまだまだ弱い。
そもそも、日記である以上、日常の域を超えない普通の話が書かれているのは当たり前。“短編=日記”とした時点で、短編集としての醍醐味を欠くことは分かっていたはずなのに、なぜ別の趣向を模索しなかったのだろう??
高校演劇サミット2019

高校演劇サミット2019

高校演劇サミット

こまばアゴラ劇場(東京都)

2019/12/27 (金) ~ 2019/12/29 (日)公演終了

満足度★★★★

■各校60-70分■
教師ウケだけを狙ったような、「優等生的」作品が一つもないのが好印象。難度の高いかの『あゆみ』を三人だけで豊かに演じた一校め、徳島市立がマイベスト。

貧乏が顔に出る。

貧乏が顔に出る。

MCR

OFF OFFシアター(東京都)

2019/12/26 (木) ~ 2019/12/30 (月)公演終了

満足度★★★★★

■110分弱■
現代の落語、ですな。ジャンルは、私の見立てでは、すっごくひねくれた人情噺。

セミの空の空

セミの空の空

コトリ会議

こまばアゴラ劇場(東京都)

2019/12/11 (水) ~ 2019/12/16 (月)公演終了

満足度★★

セミのモチーフを物語へと有機的に組み込めていない。そのことも一因となり、話がまとまりを欠いている。

ネタバレBOX

頭にセミを乗っけたお母さんのキーキー声も、私には苦しかった。
『僕と死神くん』『KNOCK KNOCK KNOCK 或いは別れた記憶たち』

『僕と死神くん』『KNOCK KNOCK KNOCK 或いは別れた記憶たち』

ポップンマッシュルームチキン野郎

シアターサンモール(東京都)

2019/12/18 (水) ~ 2019/12/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

■『僕と死神くん』鑑賞/105分強■
最近の作品ではダントツに遊びが多く、笑いを求めてココを観続けている身としてはありがたい限り。悪ふざけをこれでもかと盛り込みながらも、ドラマはドラマでしっかりと魅せてくれて、貪るように鑑賞しました。匙加減とタイミングさえ間違えなければ、重めのドラマにもギャグはたくさん入れ込める、という好例。
極めて時事性の高い芸能スキャンダルをこれでもかと茶化しまくった開演前パフォーマンスも含め、めいっぱい楽しみました。
ただ、開演前寸劇は時宜を得すぎていて再演不能なのでは? もったいない…

ネタバレBOX

ロングコートを着るといった、ドラマにおける刑事の記号的表現に三人の刑事が抗うネタには身をよじって笑いました♪
Butterflies in my stomach

Butterflies in my stomach

青☆組

アトリエ春風舎(東京都)

2019/12/08 (日) ~ 2019/12/17 (火)公演終了

満足度★★★★

■約77分■
今泉舞という女優がいい。快活な笑顔としなやかな身ごなしに魅せられた。

ネタバレBOX

青☆組流、女の一代記。ヒロインの生が彼女の心象風景や妄想、記憶のフラッシュバックに至るまで細やかにまた生き生きと描かれているのに対し、その死だけはあっさりと描かれているのが印象的だった。
こまかいのの貸し借り

こまかいのの貸し借り

フロム・ニューヨーク

OFF OFFシアター(東京都)

2019/12/04 (水) ~ 2019/12/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

■約95分■
明らかにまちがった土台の上でそのまちがいに気づかないまま真剣に揉めるバカ男3人。最高に可笑しかった!

inseparable 変半身(かわりみ)

inseparable 変半身(かわりみ)

有限会社quinada

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2019/11/29 (金) ~ 2019/12/11 (水)公演終了

満足度★★

■130分強■
飛躍に次ぐ飛躍で、話についていけたお客さんは少ないのでは? 村田沙耶香と取材合宿までしてこしらえた原案が生かされていたのも中盤までで、原案を踏みつけにしてまでたどり着いた結末がアレでは、プレ・プロダクションに費やした努力が勿体ないと言うほかない。

GOOD PETS FOR THE GOD

GOOD PETS FOR THE GOD

劇団かもめんたる

駅前劇場(東京都)

2019/11/26 (火) ~ 2019/12/01 (日)公演終了

満足度★★★★

■約105分■
舞台となる未来世界の珍奇な可笑しさは、ほぼ前半で出尽くしちゃった印象。それもあって、コメディとしての面白さはもうひとつでした。

終わりにする、一人と一人が丘

終わりにする、一人と一人が丘

鳥公園

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2019/11/21 (木) ~ 2019/11/24 (日)公演終了

満足度★★★★

■約105分■
タイトルから、人とのつながり方を指南してくれるような作品かと思ったら、全然違い、「むしろ潔く一人になれ」と訴えているような演劇で…。それでも、人間生活にまつまる箴言のような文句がセリフのなかに多々あって、そのいくつかは胸に沁みた。
しっかし、衣裳のスゴいこと…。男はどうでもいいとして、女優陣、エロすぎる。

三姉妹、故郷を探す。

三姉妹、故郷を探す。

ザ・小町

オメガ東京(東京都)

2019/11/21 (木) ~ 2019/11/26 (火)公演終了

満足度★★★★★

■75分強■
三人が三人とも異常なためにお互いその異常さに気づけない三姉妹がとにかく可笑しく、平塚ワールド全開!この三姉妹に取り入られる仙人然とした爺さんも案外クセモノで、じつに愉快でした。

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