バルブはFB認証者優遇に反対!!の観てきた!クチコミ一覧

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わたしが悲しくないのはあなたが遠いから

わたしが悲しくないのはあなたが遠いから

フェスティバル/トーキョー実行委員会

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2017/10/07 (土) ~ 2017/10/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

“距離を考える演劇”という枠組に収まりきらない、とても深遠で柄の大きい舞台作品。そこに畳み込まれた柴流宇宙観、柴流運命観、柴流生命観はかつて見聞きしたことのない類のものでありながら、それでいて“さもありなん”と思わせる説得力に満ち、激しく心を揺すられた。これまでに観た柴作品で一番かも。

ネタバレBOX

シアターイースト版とウエスト版で脚本がほぼほぼ同じだったのは意想外。配役や美術コンセプトは違うとはいえ、これなら両方観る必要はなかったかも。
わたしが悲しくないのはあなたが遠いから

わたしが悲しくないのはあなたが遠いから

フェスティバル/トーキョー実行委員会

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2017/10/07 (土) ~ 2017/10/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

■シアターウエスト版/イースト版とも鑑賞/いずれも80分弱■
“距離を考える演劇”という枠組に収まりきらない、とても深遠で柄の大きい舞台作品。そこに畳み込まれた柴流宇宙観、柴流運命観、柴流生命観はかつて見聞きしたことのない類のものでありながら、それでいて“さもありなん”と思わせる説得力に満ち、激しく心を揺すられた。これまでに観た柴作品で一番かも。

ネタバレBOX

シアターイースト版とウエスト版で脚本がほぼほぼ同じだったのは意想外。配役や美術コンセプトは違うとはいえ、これなら両方観る必要はなかったかも。
更地13

更地13

大森カンパニー

小劇場B1(東京都)

2017/10/03 (火) ~ 2017/10/09 (月)公演終了

満足度★★★★★

■110分弱(カーテンコール込み)■
安定の面白さ。シリーズ化しつつあるネタや大人数によるものなど、どれも楽しめたけれど、とりわけ心に残ったのは、山口良一と大森ヒロシ、二人だけの掛け合いによるコント。絶妙なコンビネーションが笑いを増幅し、台本を超越したおかしみがありました。
活気と細やかさを兼ね備えた制作陣の対応にも満足。

『を待ちながら』

『を待ちながら』

HEADZ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2017/09/17 (日) ~ 2017/10/01 (日)公演終了

満足度★★★

■約95分■
荒唐無稽で落ち着きがなく、ついていこうとすると結構なエネルギーの要るお芝居。頑張って観ていたら、いくつかいいフレーズにめぐりあえたのは幸い。

悪いけど芝居させてくだ祭

悪いけど芝居させてくだ祭

悪い芝居

浅草九劇(東京都)

2017/09/13 (水) ~ 2017/09/18 (月)公演終了

満足度★★★★★

■『純白』鑑賞/約100分■
5作品中、山崎彬の新作はこの1本のみ。例によって悪ふざけ満載ながらも、全体としては、人生の一大転機を迎えた主役のJKへの温かい応援歌として受け止めた。好作。

悪いけど芝居させてくだ祭

悪いけど芝居させてくだ祭

悪い芝居

浅草九劇(東京都)

2017/09/13 (水) ~ 2017/09/18 (月)公演終了

満足度★★★★

■『マボロシ兄妹』鑑賞/約50分■
単なる言葉遊びに逃げることなく、現実と幻想の弁証法をとことんまで突き詰めた労作。青山円形劇場で観た大人数バージョンより話が簡明なのに加え、中西柚貴の凛とした演技が素晴らしく、この二人芝居のほうがずっと食いつけた。

悪いけど芝居させてくだ祭

悪いけど芝居させてくだ祭

悪い芝居

浅草九劇(東京都)

2017/09/13 (水) ~ 2017/09/18 (月)公演終了

満足度★★★★

■『夢を見た後見てる夢』鑑賞/約60分■
ビギナーが手がけたとは思えない、巧妙にして洗練された脚本・演出に驚嘆。東さんは明らかに創作に向いている。手垢にまみれた夢モノも、工夫次第で面白くできるのだなぁ。

悪いけど芝居させてくだ祭

悪いけど芝居させてくだ祭

悪い芝居

浅草九劇(東京都)

2017/09/13 (水) ~ 2017/09/18 (月)公演終了

満足度★★★

■『それはそれとした』鑑賞/約70分■
所属俳優渡邊りょうが初めて手がけた作とあって、全体に間延びしている、主役の演技が一本調子と、あれこれ粗が目についた。これはおそらく、伝えたいことをスマートに伝えるための脚本力・演出力が備わっていないため。まだまだ勉強が必要と感じた。テーマは悪くない。

悪いけど芝居させてくだ祭

悪いけど芝居させてくだ祭

悪い芝居

浅草九劇(東京都)

2017/09/13 (水) ~ 2017/09/18 (月)公演終了

満足度★★★★

■『神様それではひどいなり』鑑賞/約65分■
屈折した人間ドラマで面白かったが、上演時間の短さが影響してか、やや見せ方が粗い。初演は何分くらいあったのだろう?

きゃんと、すたんどみー、なう。

きゃんと、すたんどみー、なう。

青年団若手自主企画 伊藤企画

アトリエ春風舎(東京都)

2017/09/15 (金) ~ 2017/09/24 (日)公演終了

満足度★★★★

■約115分■
出生前診断が進歩(という言い方でいいのか?)すれば、劇中の一家のような悩みを持つ世帯は減るのかもしれない。しかし、それでいいのだろうかと、帰途、考えてしまった。

妖精の問題

妖精の問題

Q

こまばアゴラ劇場(東京都)

2017/09/08 (金) ~ 2017/09/12 (火)公演終了

満足度★★★★

Qの作品であり、竹中香子ショーでした。しっかし、芸達者やなぁ~…。考えさせられ、楽しんだ。

ネタバレBOX

こq『地底妖精』に次ぐ妖精シリーズ第2弾。続編的なものかと思いきや、本編では作者が“見えないことにされてしまうもの”と定義する妖精に客観目線でアプローチ。疎外された存在としての堕妖精の思いのたけを妖精自身が語る趣向の『地底妖精』には、悩める妖精に作者と役者が憑依したかの如き迫真性があって、同じく疎外を宿命づけられた現代人の一人として感情移入を禁じえず、余裕のなさから滑稽な場面においてすらくすりともできたなかったが、客観性の強い今作は客としても引いた目線で鑑賞できて笑うゆとりも生まれ、たびたび思索に誘われながらも楽しんで観られました。
小竹物語

小竹物語

ホエイ

アトリエ春風舎(東京都)

2017/08/24 (木) ~ 2017/09/04 (月)公演終了

満足度★★★★

■約115分■
ホエイだから怪談を真正面からは取り上げない。そこを楽しみました。

ネタバレBOX

怪談を聞かせるというより、怪談師という因果な人々の人間模様を見せる劇。そして、その劇自体がうっすら怪談テイスト、という仕様。雨蛙の奇譚を語った女性怪談師自身がそのじつ雨蛙なのかも…。そう匂わせて終わるエンディングが好き。
お祭りやってるらしいよ

お祭りやってるらしいよ

あひるなんちゃら

駅前劇場(東京都)

2017/08/31 (木) ~ 2017/09/04 (月)公演終了

満足度★★★★★

■80分弱■
今回はバカバカしいだけでなく、どこか可愛らしいお話でしたね。好き。

ネタバレBOX

ニセのお祭り告知をポスティングした人物を勝手にOLだと決めてかかり、妄想にまかせてどんどん美化・神格化していく堀靖明さんの役どころが最高に可笑しかったです。
瞬間光年

瞬間光年

FUKAIPRODUCE羽衣

こまばアゴラ劇場(東京都)

2017/08/18 (金) ~ 2017/09/05 (火)公演終了

満足度★★★★★

■約110分■
ストレートプレイでは表現不能な世界観を堪能しました!

フィクション・モテギモテオ

フィクション・モテギモテオ

ライオン・パーマ

駅前劇場(東京都)

2017/08/17 (木) ~ 2017/08/20 (日)公演終了

満足度★★★★

■120分強■
屈曲したストーリーに『フィクション・モテギモテオ』ってそういう意味かぁ~( ̄∀ ̄;)とニヤリとさせられたものの、屈曲や変調をも織り込んで緻密かつ端整に編まれた脚本はココらしい八方破れな面白さを殺いでおり、私にとっては物足りなさも。小さくまとまっている印象は否めなかったな。
それでもココならではのおふざけは随所に。女優陣の体を張ったギャグには特に笑った。

ネタバレBOX

「女優陣の体を張ったギャグ」とは、二人で「RGJ(竜宮城)」を表現する人文字ギャグ。立っている長身女優の脚の間を小柄な女優がエビ反りながらかいくぐって「J」を表すくだりには、くだらなすぎて笑いくずれた。
幸福は今日もヒトゴミを歩く

幸福は今日もヒトゴミを歩く

劇団5454

ザ・ポケット(東京都)

2017/08/09 (水) ~ 2017/08/13 (日)公演終了

満足度★★★

■90分強■
面白くはあるものの、解釈を観客に委ね過ぎ。もう少しヒントを与えてくれないと、謎めいていてややこしいこの物語は読み解きかねる。

サマデーナイトフィーバー

サマデーナイトフィーバー

20歳の国

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2017/08/07 (月) ~ 2017/08/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

■約105分■
閉鎖状況を上手く生かした好編。併走するビタースイートな物語の一つ一つ、それらのドラマを否応なしに紡いでしまう繊細多感な高校生一人一人がたまらなくいとおしく、終始胸が火照りっ放しでした。ショー的要素の取り入れ方も見事。

合同公演「飾」『Are you wearing the clothes?』

合同公演「飾」『Are you wearing the clothes?』

リクウズルーム×努力クラブ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2017/08/05 (土) ~ 2017/08/13 (日)公演終了

満足度★★

■アクセサリー公演『煙草の害について』鑑賞/15分強■
ただでさえつかみ所のない人を食った作品を、ますます理解を遠ざける「前衛的」演出で上演されて、楽しむどころか少々イライラ。

笑い話・別れ話・割り切れない話

笑い話・別れ話・割り切れない話

笠島企画

アトリエ春風舎(東京都)

2017/08/01 (火) ~ 2017/08/06 (日)公演終了

満足度★★★

■約80分■
税理士事務所の綾なす人間模様を細かく精緻に、それでいて全ては語らず、観客に想像の余地を与えるチラリズムの手法をも駆使して描いた趣深い会話劇。
税制論を人生論、恋愛論、世界論へと敷衍する試みがもう少し上手くいっていれば、より楽しめたか?

合同公演「飾」『Are you wearing the clothes?』

合同公演「飾」『Are you wearing the clothes?』

リクウズルーム×努力クラブ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2017/08/05 (土) ~ 2017/08/13 (日)公演終了

満足度★★★★

■本公演鑑賞/約105分■
「リクウズルーム+努力クラブ≒はえぎわ」でした。世界を真面目に相手取っているのか、おちょくっているのか、どちらとも言えない感じがかなりはえぎわっぽい。リクウズルームの単独作は過去に1本観ているが、その時はそんな印象は抱かなかったのに。合作効果か?

ネタバレBOX

ラストは、無理やりテーマに引きつけていた印象。ニセ柳ニセ子のエピソードやオーガニックのシーン、呪いツアーのくだりなんかも、深読みすればテーマに通じているのかな?

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