AZUHAの観てきた!クチコミ一覧

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手の平

手の平

かわいいコンビニ店員 飯田さん

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2018/10/19 (金) ~ 2018/10/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

最近観劇から遠ざかっていたが、ここだけは見なければと思った。
毎回違う印象を受けるけど、今回はド直球なウェルメイド。
相変わらず登場人物の際立たせ方は素晴らしく、誰が舞台上に出てきても飽きない。
出演シーンの数や時間はきっと多い少ないあるはずなのにみんなが均等に出ている感覚になる。
不思議である。
思い出の価値や、地方のコミュニティの価値、都市開発の意味、地方創生がどういうことか、多くは語られていないが、父親と長男、その妻、弟などの台詞や仕草に随所にちりばめられ想像が繋がっていく。
参加型の演劇であることは間違いないので、集中しながら見れば豊かな演劇体験になると思う。また観劇を始めようと思える作品だった。

ネタバレBOX

個人的には長男リョウの上司のワクイが特に印象的だった。もちろん、全登場人物特徴的なのだが、ワクイとリョウの最後の掛け合いを見ただけでも、大満足。ワクイのポジションはとても危ういが本人の思いが表層に現れたとき、一気に見え方が変わる。それに感動した。
ヒールをヒールだけで描かないのがこの団体の特徴だと思う。

最後のシーンも大きいホールだから出来ることだと感動した。
位置について

位置について

かわいいコンビニ店員 飯田さん

シアターノルン(東京都)

2016/11/30 (水) ~ 2016/12/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

短編、長編共に良い
とにかく、短編と長編のふり幅が凄く、圧倒される。本当に全然違う。
笠井里美さんの佇まいに何度も心を打たれ、涙がこぼれた。
他の出演者も良くも毎回こんなピンポイントで見つけてくるなという凄腕メンバーが集まっていて、誰をみていても飽きない。
かわいいコンビニ店員飯田さんの作品の中で今まで一番好きかもしれない。
今までにない終わり方がその理由の一つ。
劇場遠いけど、足を運んで良かったと、心の底から思って帰宅。

15 Minutes Made Volume15

15 Minutes Made Volume15

Mrs.fictions

王子小劇場(東京都)

2016/11/26 (土) ~ 2016/12/04 (日)公演終了

満足度★★★★

今回も楽しんだ
毎回良く新しい団体を見つけてくるもんだと感心する。今回も気になっていたが、行けていない所見の劇団に興味を持ち、足を運んだ。
個人的にはmizhenがダントツに良かった。
競泳水着も好き。他の団体もそれぞれの特色を垣間見て、演劇の奥深さに今回も触れられ満足。mizhenの本公演が早くも楽しみ。

どりょく

どりょく

かわいいコンビニ店員 飯田さん

北池袋 新生館シアター(東京都)

2016/06/02 (木) ~ 2016/06/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

新作観劇
以前の短編とは少し系統が違う。これはきっと脚本の池内風さんの変化だと思う。前回公演を経て短編にも変貌を遂げている。
人間の滑稽さを描いていく作風は変わらないが、なんて悲しい話なんだろう。
人の心の暗いところをグッとあぶり出し笑いに変える。
あぁ、いるなぁ。こういう人たち。っという連続でした。
個人的には果実浅野役の佐藤蕗子さんがとても良かった。あと小岩崎さん。
作品では美の生産者たちが猛烈に好み。野地役の大重さん(夜ふかしの会)が素晴らしく調べたら納得の方だった。
再演にも出られているということでぜひ伺いたい。

虹の跡

虹の跡

ぱぷりか

シアター風姿花伝(東京都)

2016/04/02 (土) ~ 2016/04/05 (火)公演終了

満足度★★★★★

遅くなりましたが。
ツイッターから流れる情報でとても評判が良さそうだったので、急遽観劇。
決して多くを語らないけれど、だからこそ物語やそこに生きる人々の心情が想像できる。想像できる理由の1つは、恐れない間の使い方と、1つ1つの選び抜かれた言葉だったり、行動だったりするのかな。目の前の人々がこの世に存在して生きていた。
24歳の劇作家福名理穂さん。若いなぁ。なんて思っていた自分を恥じるくらい、年齢なんて関係ないな。っと思った。
次も大いに期待してきっと足を運ぶ。

マインドファクトリー~丸める者たち~

マインドファクトリー~丸める者たち~

かわいいコンビニ店員 飯田さん

王子小劇場(東京都)

2015/06/10 (水) ~ 2015/06/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

驚きました。
こんな強烈なメッセージ性のある物語になるとは思わなかった。
野球部と監督と学校を通した日本の精神構造の縮図。
2時間20分と聞いたときは覚悟したが、後半の展開に主人公の心理描写に目が離せなかった。
こんな団体だったんだ。と、本質を覗いた気分で興奮した。

ネタバレBOX

普段ネタバレを書かないが、今日はどうしても書きたい気持ちになった。

中盤は作・演出の池内風さんの持ち味でもある笑いの展開が多く散りばめられて、

安心して笑っていたがこの安心感があとから強烈な嫌悪を抱くことになる。

マネージャー、母親、部員との話し合いの中で田所の心境が目まぐるしく変わる中、

最終的に監督の権力と力にねじ伏せられる様は、正に今の日本の政治事情と重なる。

言論、論理、ルールなどはほぼ存在しないし無意味なのではないか?

と、電車に乗りながらずっと心がスッキリしない良い身で後味の悪い作品になっている。

ラストシーンの美しさには鳥肌たちました。

個人的には保健の先生がベランダで野球部を肯定していくシーンがとても恐ろしく写った。

この作品では最後に解き放たれるけれど、気づかぬ内に加害者側に加担しているなんてことは日常的にあることで、今の自分を冷静にみれていないといけない。なんてことを思った。解き放たれる不幸もあるが。

この劇団がたくさんの観客の目線にさらされて、どのような作品が生み出されていくか非常に楽しみである。
夏目漱石とねこ

夏目漱石とねこ

DULL-COLORED POP

座・高円寺1(東京都)

2015/02/05 (木) ~ 2015/02/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

美しい
障子と柱を使い、過去の漱石の生きていた空間に変わっていくのは見事でした。
広い舞台をシンプルに広く、あるときには閉鎖的な印象を与える不思議な力のある演出だと思った。正岡子規が部屋からゆっくりと歩き出し、まるで空中を独立して歩いき漱石に気持ちを訴えるシーンは本当に素晴らしかったです。シンプルで静かだけれど、訴え掛ける波の量はとても静かとは程遠く、演劇、更に人間の奥ぶかさを感じ取れるお芝居でした。

御ゑん祭

御ゑん祭

バンダ・ラ・コンチャン

青山円形劇場(東京都)

2014/10/09 (木) ~ 2014/10/13 (月)公演終了

満足度★★★★★

観てきました。
4団体とも素晴らしかったです。若手劇団を起用したこういう企画が今後も増えていくことを期待します。個人的にはナカゴーがやっぱり一番好き。演劇を観たことがない。特に小劇場のお芝居を観たことがないという方には強烈にオススメ。

死ぬまでに一度でいいから、ロマンス・オン・ザ・ビーチ

死ぬまでに一度でいいから、ロマンス・オン・ザ・ビーチ

20歳の国

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2014/10/04 (土) ~ 2014/10/13 (月)公演終了

満足度★★★

初、20歳の国でした。
描きたかったシーンははっきりしていて最後はとても印象的でキレイなシーンだった。空間を広く使った舞台だったが、もう少しその広さを有効活用してもいいのではと感じた。物語は良くも悪くもシンプル。
もっと劇的な演出がほしく、途中展開していかない時間が少し辛かった。でも次の公演も観たいと思う。

ナカゴー特別劇場vol.12『ノット・アナザー・ティーンムービー』

ナカゴー特別劇場vol.12『ノット・アナザー・ティーンムービー』

ナカゴー

北とぴあ カナリアホール(東京都)

2014/06/26 (木) ~ 2014/06/29 (日)公演終了

満足度★★★★

想定外の・・・
エロさでした。今までみたナカゴーの芝居はそういうのが一切なかったので変なドキドキ感があって思ったより自分自身がひいてました。でもナカゴーの作り出す面白さはいつも考えてもわからない意味不明感に満ちています。とても楽しませて頂きました。

ネタバレBOX

フェ○チオしていた方が最後の射精シーンで凄い良い表情だったため頭に焼きついてしまい、正直それ以降の他のキャラクターの動きや結末が断片的にしか記憶に残っていない。
ほとばしる感情論~顔と心とお金の話~

ほとばしる感情論~顔と心とお金の話~

かわいいコンビニ店員 飯田さん

高田馬場ラビネスト(東京都)

2014/05/22 (木) ~ 2014/05/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしかった!!
旗揚げを観て以来、密かに気になっていた劇団で応援をしてました。企画公演も観に行き今回凄い進化を遂げてビックリです。絶対に力のある団体になっていくと思います。俳優座の齋藤隆介さんの力がやはり凄い。他の役者も良いかみ合い方をしていて、脚本も然ることながら良い役者に出会えていると思う。あと個人的には鈴木タケシさん推し。演出家の池内風さんが彼と一緒にやり続けている理由は凄いわかる。鈴木さんの客入れ中のラジオ放送が絶妙にツボです。作品的には1本目と3本目があまりにもバカバカしすぎて好きでした。これからも頑張ってください。

痒み

痒み

On7

シアター711(東京都)

2014/03/25 (火) ~ 2014/03/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白かった。
あっという間の90分。
男性が思い浮かべる女性的思考はあくまで男性の想像であってリアルではないのだと感じました。
この疑似体験が出来るのがナマモノである演劇の素晴らしいところだと改めて感じました。

あんかけフラミンゴ11【ご来場ありがとうございました】

あんかけフラミンゴ11【ご来場ありがとうございました】

あんかけフラミンゴ

王子小劇場(東京都)

2013/10/11 (金) ~ 2013/10/15 (火)公演終了

満足度

・・・・
凄い。そしてこうしてコメントするのもなんだか負けた気がするが、もうこれ以降はこの団体を観ようとは思わなかった。本当に精神修行をさせられているような時間だった。外に出れない空間で1分が1時間くらい長く感じる、ある種のレイプを受けてるような感覚になれる世界に飛び込みたい方へオススメです。こういうのを観ると新しく出てきた団体を観に行く好奇心が無くなっていくようだ。興味本位で行くなら観に行かない方がいいと思います。

伯爵のおるすばん

伯爵のおるすばん

Mrs.fictions

サンモールスタジオ(東京都)

2013/10/07 (月) ~ 2013/10/14 (月)公演終了

満足度★★★★

非常に良かったです!
終始バカバカしさと愛しさで溢れている作品でした。中嶋さんの作品を見るのは15分の作品を合わせて三度目ですが、観ていて愛したくなる人間の描き方が非常に上手い。過去から未来に変わっていくとき、舞台スペースと限られた小道具の中でどのような世界を表現していくのか期待しながら拝見していましたが、見事にそれに答えてくれた。バカバカしい瞬間を絶妙に入れることにより可笑しな設定をこちらに飲み込ませる技術が素晴らしい。楽しい時間でした。

木

ろりえ

サンモールスタジオ(東京都)

2013/08/22 (木) ~ 2013/09/01 (日)公演終了

満足度★★★★

面白かったです。
以前ろりえを見たときも感じましたが途中の中弛み感が少し残念だった。
ヘンテコリンなネタがあってよくわからない面白さみたいのが好きです。
なんでそうなるの?ということを全力でやっていく様が非常に可笑しかった。
舞台セットは『おぉ~!!』というなるくらいステキ。
また次回も観に行こうと思う。

ベッキーの憂鬱

ベッキーの憂鬱

ぬいぐるみハンター

駅前劇場(東京都)

2013/08/07 (水) ~ 2013/08/14 (水)公演終了

満足度★★★★

観ました!
非常に面白かったです。色んな笑わせる手法が盛り込まれ笑うというより関心して観てしまいまいた。もちろん笑ってもいました。最初の掴みから好奇心をそそり「あぁ~これが小劇場のお芝居のステキなところだなぁ~」って、勝手に総括しながら思いました。最後も繋がってるところがとても良い終わり方でステキな余韻を残りてくれました。個人的な意見ですが、ドタバタともう何でも有りモードみたいになった時にもう少し突き抜けて欲しかったです。いや、突き抜けてるんだけど、もう少し強めのを求めてしまう。下ネタは全くもって気にならなかったですね。というか、終わったあと下ネタなんて合ったか?と思うくらい全体の印象が良くて思い出せないくらいでした。演出の池亀さんは人が笑うことへの心理を熟知してる人なんだな。という印象を持ちました。また観に行きます。

GHOST IN THE BOX!!

GHOST IN THE BOX!!

PEACE

上野ストアハウス(東京都)

2013/08/02 (金) ~ 2013/08/11 (日)公演終了

満足度★★★

これは、、、
物語が破綻しているわけではないが、演出も脚本もイマイチ。特に前半は自分の精神力との勝負だった。そして高評価している方々が皆さんが過去のコメント数が1で、この公演へのコメントが初コメントとなっているのは私の気にしすぎでしょうか。。。コメント内容も心なしか文体が似ているし。。。うんうん、きっと気のせいだと思う。

変則短篇集 組曲『空想』

変則短篇集 組曲『空想』

空想組曲

シアター風姿花伝(東京都)

2013/07/06 (土) ~ 2013/07/28 (日)公演終了

満足度★★★★

遅れましたが、
観劇させていただきました。あの空間で変化していく設定に無理がなくあの少ない小道具でうまく作っていると思いました。演出技法は素晴らしく飽きさせない工夫がたくさん入れ込まれ演出の力を感じました。面白いし笑えるが、良い話で終わっていくのが無理がないのだけれど何か違和感を感じる。最後の話が繋がったところは同じ人物の過程を切り取った話とはどうしても思えないほどキャラが飛びすぎていて、軸となっている人間の本質が見えず、手法だけに誤魔化されいるような気持ち悪さが残る。生きていけば人間の考え方や根源も変化していくのは当たり前だが、それでもその変化の過程を想像し結び付けられないほど、違う人に感じる。
しかし、舞台空間をフルに使った作り方は非常に素晴らしいと思う。
ステキな舞台でした

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