MIREIUの観てきた!クチコミ一覧

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泳ぐ機関車

泳ぐ機関車

劇団桟敷童子

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2015/12/05 (土) ~ 2015/12/15 (火)公演終了

満足度★★★★

安定した高得点劇
あとで追記します。

橙色の中古車

橙色の中古車

FUKAIPRODUCE羽衣

元・立誠小学校(京都府)

2016/01/09 (土) ~ 2016/01/10 (日)公演終了

満足度★★

大外れだった。
気が向いたら追記します。

エゲツナイト♡

エゲツナイト♡

GORE GORE GIRLS

王子小劇場(東京都)

2015/10/13 (火) ~ 2015/10/27 (火)公演終了

満足度★★★★

オチ以外はOK
スピード感ある内容で
ひと息もつけない面白さ。

ネタバレBOX


夢落ちはないでしょうwww

どっちにもとれたけどどうやら、全部が東大生の夢というオチらしいのですが
私は東大生の夢をフリーターが見ているのほうで解釈しました。
ニホンオオカミはいなかった

ニホンオオカミはいなかった

十七戦地

小劇場 楽園(東京都)

2015/11/11 (水) ~ 2015/11/15 (日)公演終了

満足度★★★★

長さが気にならない。
時間が110分と聞いただけで危険な香りがしたのだが
さすが十七戦地、まったく長さを感じさせなかった。
三姉妹に焦点を当てたせいか前作と比較すると色がだいぶ薄い。

それでも、圧巻の出来でした。
三姉妹ものながら透明感が残るのもいい。
劇団がこれからどうなるかといった岐路にあると思うが
このまま透明感を失わないでほしい。

追憶のアリラン【ご来場ありがとうございました!】

追憶のアリラン【ご来場ありがとうございました!】

劇団チョコレートケーキ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2015/04/09 (木) ~ 2015/04/19 (日)公演終了

小劇場で見たい。
劇チョコは広いところに向かない。
人気があるので大きいシアターは仕方ないとは思うのだが。
もっと熱気を感じたい。

オバケの太陽

オバケの太陽

劇団桟敷童子

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2015/10/23 (金) ~ 2015/10/30 (金)公演終了

満足度★★★★

ないものねだり。
そろそろ桟敷童子は観るのを辞めようかと思っていたのだが
題材が興味ある方向だったので伺いました。

ネタバレBOX

たぶん十分に面白いのだと思う。
だけど物足りないのは、他の作品にあった土着因習的要素が薄いためか。

「おばけのたいよう」
という言葉のおもしろさだけで引っ張るのはけっこうきついと後半思ったが
回想のような、過去の自分が出てくる場面での
違和感のなさがウマイ。

機関車に書かれた「OBAKE」の文字は
変えたほうがいいかも。シリアスにひっぱったのに
ぶち壊しになってしまう。

次回はもっと因習要素が薄そうなので
12月にまた伺います。

紙ふぶきと舞台の大掛かりな装置が定番すぎて
飽きてきたといってしまえるのは贅沢なのか。
ゴベリンドン

ゴベリンドン

おぼんろ

吉祥寺シアター(東京都)

2015/05/21 (木) ~ 2015/06/07 (日)公演終了

満足度★★★★

ちぐはぐで子どもっぽさが際だった。
まるで裸の王子様のようでもあった。
いままでうまくまわっていた
待ち時間の役者との会話の時間、
楽しそうでも嬉しそうでもなく、主演で主催が、
ただ手持無沙汰で駆け回っているようにしか見えなかった。
そしてほとんど顔見知りのお客さんにしか話かけていなかったように思う。
初回のお客さんには、なぜ演者が親しく語りかけてくるのか、
はじまる前に走り回ったりしているのか
これではよくわからないだろう。

ほとんどの固定客は前回の公演で見放してしまったのだと思う。
女子供が見る内容で、大人には耐えられないという評判が広がっていたのを知っていた。

客の9割は若い女性。いまやアイドル劇団でしかない。
前回までの常連はすでにゴベリンドンを一度見ているので
再演にはさほど興味がなかったのだろう。
私は、一番いいといわれるゴべを見ていなかったので
観に来たというわけだ。帰京二本目。

ネタバレBOX

話はいつものように、逸話のようにはじまった。
高橋リンペイの苦しむ演技で泣けた。
問題があるとすれば、主演の話口調。
いままで前説で地声で話していたのに
急に高い声にするのも不自然だった。
子供といっても17歳の役なのだから変える必要はなかったと思う。

観終わって、物凄いちぐはぐな印象だった。


高橋の演技が円熟していけばいくほど
主演が裸の王子様にしか見えなかったからだ。

数年前の初演ならそれほど違和感を持たなかったのだろう。
子どもが子供っぽい話をやるのであれば
それはある程度、透明感という意味で相乗効果があった。
メンバーに差異が出てきて
演技に重みがでるもの、
そうでないもの、の差が大きく出た。


しかし、円熟味に差が出てしまった今
子どもっぽさだけがやけに際だって見える。
他の公演でのわかばやしめぐみの演技をしっている身としては
わかばやし、高橋の重みのある演技で
大人の演目を見てみたい。
女子供にだけ受ける演劇が悪いとは言わないが、
ただイケメンが消費されるだけだ。
重みのある話を演れないのは、このメンバーではもったなさすぎた。
サラエヴォの黒い手【ご来場ありがとうございました!!】

サラエヴォの黒い手【ご来場ありがとうございました!!】

劇団チョコレートケーキ

駅前劇場(東京都)

2014/06/11 (水) ~ 2014/06/15 (日)公演終了

満足度★★★★

期待が大きい分、点が辛く・・・。
いつもの劇チョコでした!
老人の役は、岡本さんのほうが自然だった。


受賞後で期待が大きい分、たいへんだったと思われる。

ネタバレBOX

説明が多く、それは仕方がないのだが
最後のオチというか、ありきたりなまとめは
バッサリ切って欲しかった。

現在と過去がシンクロした演出は素晴らしかった。


非在

非在

(劇)ヤリナゲ

王子小劇場(東京都)

2014/06/03 (火) ~ 2014/06/04 (水)公演終了

俯瞰の冷めた視点
ハイバイにも似た雰囲気を感じる。

しかしビデオカメラがとても
面白い使われ方をしていた。
小道具としてもシュールだ。

ネタバレBOX

ビデオカメラから流れる
俯瞰の冷めた始点が秀逸。

崩壊家族という意味では、
ハイバイの手を思い出させるが
俯瞰の視点が提示されているという意味では
こちらのほうが上かも。

時間的に短く
もう少し続きが見たかった。

最後の彼女のセリフがもう少し
断言的ではないほうがいい気がした。

あの続きとして
彼女と彼の崩壊カップルの様子を
俯瞰的に映し出しても良かったのではないだろうか。
6人のレオナルド

6人のレオナルド

ジョン・スミスと探る演劇

ギャラリーLE DECO(東京都)

2014/05/29 (木) ~ 2014/06/02 (月)公演終了

満足度★★★★

チャレンジングな舞台
非常に面白い舞台だった。
時間と空間を、レオナルドという共通項で結び
しかしそれを入れ子にし、常に交換するという試みに感心した。

ネタバレBOX

演劇界でも小説でも時空を複雑にするというのが
流行りではあるが、人まで入れ替えるとは!
チャレンジングな発想が素晴らしい。
しかもそれがちゃんと面白く成り立っているのだ。

だが複雑である故に、
途中で話が見えなくなったところもあった。
やはり役者もすべて入れ替え
話も6つ入れ替えるというのが
複雑すぎたのだろう。
5人が限度かもしれない。

今回、申し訳ないことに
風邪薬のため眠くなってしまったが
私以外にもうつらつらしている人が数人いた。
やはり途中で見失ってしまった人なのではないかと予測する。

修作 5人のレオナルドを期待しつつ、
次回はどんな驚きがあるのかを楽しみにしている。

JOE MEEK

JOE MEEK

ピストンズ

王子小劇場(東京都)

2014/05/30 (金) ~ 2014/06/02 (月)公演終了

冗長で古臭い
このパターンの芝居を
ずっと続けているのでしょうか。

残念ながらもしそうなのであらば
役者がかわいそうだ。

最近、見る芝居は工夫されていて
新しい創造をしようとする
チャレンジが見える。
もしくはもっと研磨されている芝居ばかりだ。

その中で15年くらい同じ芝居作りをしていますという感じが漂う舞台だった。

大箱の演劇をサイズダウンして
薄口にしたようなものだ。
順番に並べましたという感じで工夫が見られない。

ネタバレBOX

無駄な叫びや踊りで
ごまかしているが非常に単調なシナリオだ。

歴史を綴っているにしても冗長すぎる。
カットできる部分は随所に見られた。

たとえば最後のほう
ガーン!(銃の音)
「あー、彼女が死んでいる!!」(台詞)

もう銃で撃っているのだから
説明台詞は不要だろう。
あとは観客に任せるべき。

墓に花を供えて
「死んでからサイケデリックが流行ったり
それから、それから」(台詞)

そのあとに
「お前がいなくなってさびしいよ」(台詞)
はあまりにもひどい。
そこで悲しそうな顔をしなくても
故人をしのんでいることは想像できる。
音楽と照明で十分表せる。

平田オリザ曰く
演劇とは空気感の共有であるという。
空気感をすべて説明してしまっては演劇の意味がないのだ。

他にもすべての流れをナレーションや台詞で説明していて
役者が役者である意味がなかった。
特に女優がひどかった。
演技がコントみたいにわざとらしすぎて
話の流れを止めていた。

役者がみんな35を超えているように見えるので
この芝居をずっと続けさせるのは
あまりにも酷なのではないかとさえ思った。
もっと役者に面白い芝居をさせてほしい。
ゴーストシティ

ゴーストシティ

青年団リンク・RoMT

こまばアゴラ劇場(東京都)

2014/05/22 (木) ~ 2014/05/28 (水)公演終了

そういうものだと思えば見られる
とにかく長く感じた・・・ということが
諸氏にはどういうことかおわかりであろう。

ネタバレBOX

だらだらと続くオムニバスが長すぎた。
翻訳劇と言うことで
ある意味、イギリス的な正当な演劇なのかもしれない。

だが、半数は途中で寝てしまうほど
流すくる必要はない。
あえてカットする勇気が欲しかった。
スーザンナ・マルガレータ・ブラント

スーザンナ・マルガレータ・ブラント

オフィス再生

APOCシアター(東京都)

2014/05/23 (金) ~ 2014/05/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

細部まで見逃したくない
前回のゴム芸がここまで
いきつくとは・・・。

細部まで行きとどいた芸術性が素晴らしい。

どの場面も一枚の絵を見ているようだった。

年間WS公演『ロミオとジュリエット』

年間WS公演『ロミオとジュリエット』

演劇企画集団THE・ガジラ

小劇場B1(東京都)

2014/05/08 (木) ~ 2014/05/11 (日)公演終了

適材適所
ジュリエットの口調が子供っぽいというか
ダイコンというか宮崎あおいというか
ついうっかりと恋に落ちてしまう少女には良かったのかしれない。

ネタバレBOX

もう一人、子供っぽい男子がいたのだが
彼がほんとうに不健康そうな背中で
奇妙に後ろに曲がっていて、その裸に
いまどきの環境汚染魚を連想させた。
彼もまた、いまどきの偏った思想の若者らしさがよかった。

全体にリングを思わせる赤い糸が張られていて
ときどき各人がお立ち台に乗り、主張する。
そしてその後、リングの中で戦うという構図が面白かった。

ライティングも、出の位置もよかったが
横の席のほうが役者に近く、トイレに近い分
もしかしたら正面で見ているより
おもしろいものが、見れたのかもしれない。
おしゃれ紳士×梅棒 presents オシャレ紳士と梅棒のサウンド・オブ・サイレンス

おしゃれ紳士×梅棒 presents オシャレ紳士と梅棒のサウンド・オブ・サイレンス

男衆ver.2.0 おしゃれ紳士

六行会ホール(東京都)

2014/05/02 (金) ~ 2014/05/04 (日)公演終了

満足度★★★★

筋肉を鍛えるの禁止
よくもここまで、ぱっとしない男どもを集めたものだ、
と感心してしまうくらいみんな小柄でフツメン。

しかも若いだけが取柄で鍛えた様子もなく
稽古でついた筋肉と微妙にたるんだお腹がたまらない。
(初見ではキモいが)

ぱっとしない顔で群舞という意味では
見始め当初、AKBっぽい・・・と思ってしまった。

しかし、だ。

ネタバレBOX

面白いのだ。とにかく動きが面白い。
動きが器械体操というかロボットダンス風のパントマイムだったりと
リズムと動きだけでかなり魅せる。

中盤になるとそのパフォーマンスの迫力だけでも
かなり目を奪われる。
鍛えて割れていたら面白くもなんともないが、
腹が割れていないのもいい。

しかし肝心のショートストーリーがどれもいただけない。
笑い袋女ばかりの観客もいただけない。
動のシーンと静のシーンがあっても
なんでも笑う、笑い袋相手では、緩急もつかない。
男ばかりの劇団だから、女が騒げばそれでいいというわけではないだろう。

それと男同士のキス落ちが多すぎた。
意外にも観客は男性が3-4割いるのだから、
別の落ちで終わって欲しい。

羽衣のミョージカル的な感じでいい感じになりそうな気配が惜しい。
次回はできれば、長いひとつの話を最初から最後まで
ダンスパフォーマンスを入れながら見てみたい。

次回もぜひ見てみたい劇団だ。
劇団員が年を取ってしまわないうちに。
海猫街・改訂版

海猫街・改訂版

劇団桟敷童子

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2014/04/21 (月) ~ 2014/05/03 (土)公演終了

満足度★★★★★

物足りない。(後日書き足しあり)
圧巻の舞台装置、迫真の演技。
それはすでに桟敷童子の前提であり
ここの時点で星は5つである。

しかしこれが3本目となると
4つ程度の評価になってしまう。
正直いって物足りない。
何が物足りないのかといえば、
やはり前作と比較して
フォークロア色が薄かったせいなのではないか。


ネタバレBOX

いつもと同じように離島でのフォークロア的な要素を含んだ話だった。
いつもと同じ・・・というところに不安を隠せない。

フォークロアと書いてしまうとアレなのだが、
いつもは土着的な住民間の争いがいかにも
日本的だな・・・と思わせ、閉鎖された島の狭まった人間関係の
ドロドロした因習を感じるのだが、村民と海女との
共通の敵が出てきてしまったため
都会と田舎の比較になってしまい
その都会人が圧倒的な力をふるってしまっていて
ドロドロのところが薄く感じたせいではないか。

桟敷童子の芝居には、沖縄民謡のような
日本人の土着の心を震わせる部分があるのだが
その部分も薄かったように思う。

いつものようなパターンの舞台のどんでん返しもなく
迫力にかけた。しかし、同じようなパターンの繰り返しではない
という意味でのバリエーションであった。

結果として物足りなく感じてしまったのは
いくつか見ているからであって
他の劇団に比べれば、200%おもしろいのはいうまでもないのだが。
毎回前作を越えた面白さを要求するのは酷である。
贅沢を求めてはいけないだろう。

次回見に行くか?といえば見に行くだろう。
しかし新展開がない限り、近い将来には観劇候補から外す可能性が高い。
抱擁ワルツ

抱擁ワルツ

激弾ショット

高井戸・青果鹿スタジオ (東京都杉並区宮前1-19-14 ワトミ8号館地下1階)(東京都)

2014/04/10 (木) ~ 2014/04/13 (日)公演終了

もったいない。
なにもかもがもったいない感じ。

もちろん、まとまっていないのはいうまでもないが
それはツイッター的な散文とも思える。

時間的に1時間半と短いので仕方ないとは思うが
どれもちょっとだけ見せて
それで終わってしまっている。

そこがツイッター的文学
長嶋有の「問いのない答え」的とも思える。

しかし詩的とも思えるシーンがちりばめられているわりには
結果として凡庸になってしまっている。

ネタバレBOX

まず序盤、
男が履いていた靴が非常に気になった。
片方が、穴の開いた靴下で靴を履いていないのに
もう片方が、プーマ風のシルバーがてかてか光った靴を履いていた。

なぜ貧乏で河原に住むような男がプーマ風の靴を履いているのか?
しかも脱ぎ捨てたら、その下は穴の開いた靴下なのだ。

白い服を着た上流階級の親子との対比が
そのせいかイマイチだった。

お嬢様の劣情も、
哀れな男の日常と対比させるには
二組の差が見えにくく、もちゃもちゃとはっきりしない。

せっかく、エロチックなシーンで
効果的に演出できそうだったんだが、もったいなかった。

男たちが抱き合っている意味も、意味不明。
いっそ意味不明でもいいのだが、
体が離れられなくなる不可思議な理由がなかったのが
もったいない。

部分的に出てくるメルヘン風の話が
どうもまとまりが悪い。
ノートも、最後に説明はあったが、
いまいちオチにしてはわかりにくい。


意味ありげなNOTEの話と
なぜか急にくっついてしまった二人の貧困男と
劣情に駆られる哀しい境遇の娘
これだけで、十分おもしろくできたはずだ。
役者の熱演が十分だっただけに惜しい。

ああ、もったいない!


英霊だヨ!全員集合

英霊だヨ!全員集合

劇団東京ミルクホール

SPACE107(東京都)

2014/04/02 (水) ~ 2014/04/06 (日)公演終了

満足度★★★★

てんこ盛りで大人数なのによくできてる!
たいてい大人数でてくるやつは
バタバタでまとまりがなくなりがち。
なのにここまで、ちゃんとまとまっているのが不思議。

それにしても最近の演劇の傾向は
たいてい戦争への警告か、安倍政権への風刺ばかりのような気が
してならない。(私が見ているのが偏っているのかも)

ここまでうっぷんがたまっても、どこにも書かれない政府への不満。
地下芸人の愚痴と、片付けていたら
この先、間違いなく足元をすくわれますよ、安倍さんは。




ネタバレBOX

解散公演が初見。
売れなかった!と言っていたけれど
これほど面白いのに、なぜなんだろうと考えてみた。

いつもかどうかは知らないけれど
オカマ、白いブリーフは一般的には飛び道具。

そしてドリフでまとめるのは
とてもまとまりやすいと思うし、わかりやすいし、面白いけれど
オリジナルじゃないと言われがち。

オカマ、ブリーフといった笑いを好む人、
もしくは、すべり台など体をはった笑いを好む人は、
残念ながら、政治の風刺とかは好きじゃない。

つまり
よくまとまっているように見えながら
実は、ターゲットの違う笑いを混在させてしまっている。

オカマとぬるぬる滑り台と政治を一度に理解できる人は、
笑いの許容のアンテナを他方向にたくさんもった人だけ。
つまり一部の人間にしか受けないということ。

個人的には、メンバーが優男的に粒ぞろいすぎて
個性の際立った役者がいなかった印象が強い。
(濃い役者=オカマ役ではない)
10年の間に濃い役者が育たなかったのが残念である。

「40 Minutes」

「40 Minutes」

TABACCHI

スクエア荏原・ひらつかホール(東京都)

2014/03/21 (金) ~ 2014/03/24 (月)公演終了

演出というか仕切りの失敗
味の違う三つの劇団ということで
個人的にはチョコレートケーキが見たいだけだったのですが
仕切りがひどかった。

まず、開演時間になっても受付に長蛇の列。だいたい20分待ち。
名前順に並んでいるのに手際が悪すぎる。

さらに音響が悪く、劇チョコのはじめの台詞が聞こえず。
1つ目は全体的に音が小さく
声がホール全体には聞こえていなかったように思う。
各役者にマイクをつけているのならテストはしていないのだろうか?

さらに劇団ごとの境目に暗転が少なく
前の劇の余韻を味わっているのに次の曲が流れだす始末。

ネタバレBOX

劇チョコの余韻に
ダサい趣味のオフコースがかぶって
死にそうになった。最悪でした。

内容的には、
劇チョコは、もういうことない面白さ。
いつもの劇チョコでした!!

しかし2つ目がひどかった。
浅くて安易で全部がナレーションだけで説明されていた。
東電OLをやるには深みなく
しかもオフコース。合わないし悪趣味100%。
東電OLに向かって「幸せですか?」って台詞もあんたそりゃないだろ!
浅はかな思考は恋の罪のパクリともいえるが、
全部の文献を読んでもこの程度?
東電OLを扱える力量もないしまとめられる題材ではない。やりなおし。

3つ目は、そのイライラした気持ちを吹き飛ばす
コメディで爆笑。
安倍政権への皮肉たっぷりで楽しめた。


【閉幕】自作歌謡音楽劇 髑髏沼の女【ありがとうございました!!】

【閉幕】自作歌謡音楽劇 髑髏沼の女【ありがとうございました!!】

駄目なダーウィン舎

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2014/02/20 (木) ~ 2014/02/23 (日)公演終了

満足度★★★★

ヌケた魅力。
街を歩いているとどこかへんな感じなおかしい人を思わずみてしまう。

ネタバレBOX

ここの登場人物はみんなへんな髪型でどうしても
気になってしまう。

そんな魅力が持ち味としか思えない。

昭和歌謡のミュージカルとしてはとても楽しめるが
結局はみんなのへんなところが気になってしまって
本当は話の筋なんかどうでもよくなってくる。
安くて汚い感じの昭和歌謡だから見ていられるのだ。

全員がへんな感じじゃなかったら
もっと印象は薄くなるだろう。
それは枡野浩一の短歌のように一文字だけ落ちていると
気になるという手法なのだが
だいたいにして一文字おとしたような
手法はいつかみんな慣れてしまって
飽きて面白くなくなる。
それからが勝負じゃないだろうか。



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