JOE MEEK 公演情報 ピストンズ「JOE MEEK」の観てきた!クチコミとコメント

  • 冗長で古臭い
    このパターンの芝居を
    ずっと続けているのでしょうか。

    残念ながらもしそうなのであらば
    役者がかわいそうだ。

    最近、見る芝居は工夫されていて
    新しい創造をしようとする
    チャレンジが見える。
    もしくはもっと研磨されている芝居ばかりだ。

    その中で15年くらい同じ芝居作りをしていますという感じが漂う舞台だった。

    大箱の演劇をサイズダウンして
    薄口にしたようなものだ。
    順番に並べましたという感じで工夫が見られない。

    ネタバレBOX

    無駄な叫びや踊りで
    ごまかしているが非常に単調なシナリオだ。

    歴史を綴っているにしても冗長すぎる。
    カットできる部分は随所に見られた。

    たとえば最後のほう
    ガーン!(銃の音)
    「あー、彼女が死んでいる!!」(台詞)

    もう銃で撃っているのだから
    説明台詞は不要だろう。
    あとは観客に任せるべき。

    墓に花を供えて
    「死んでからサイケデリックが流行ったり
    それから、それから」(台詞)

    そのあとに
    「お前がいなくなってさびしいよ」(台詞)
    はあまりにもひどい。
    そこで悲しそうな顔をしなくても
    故人をしのんでいることは想像できる。
    音楽と照明で十分表せる。

    平田オリザ曰く
    演劇とは空気感の共有であるという。
    空気感をすべて説明してしまっては演劇の意味がないのだ。

    他にもすべての流れをナレーションや台詞で説明していて
    役者が役者である意味がなかった。
    特に女優がひどかった。
    演技がコントみたいにわざとらしすぎて
    話の流れを止めていた。

    役者がみんな35を超えているように見えるので
    この芝居をずっと続けさせるのは
    あまりにも酷なのではないかとさえ思った。
    もっと役者に面白い芝居をさせてほしい。

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    2014/05/30 23:38

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