月光条例
カプセル兵団
笹塚ファクトリー(東京都)
2014/11/13 (木) ~ 2014/11/24 (月)公演終了
満足度★★★★
サービス精神にも感動
マンガ原作だけど、登場人物はまったくイメーどおり。6回観て毎回感動の嵐。でも、みんなが知っている、童話物語をベースにするってある意味ずるいよね。千秋楽終演後の物販横にいた、赤ずきんちゃんとはガシッと握手をしてしまいましたよ。良かったよ~。パワーマイムやカメラワーク演出を応用、進化している飛び出す演劇にも驚き。あと、女の子の水着もサービス満点でした。
舞台版 うしおととら第三十六章「西の国・妖大戦」
シアターOM
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2014/08/01 (金) ~ 2014/08/03 (日)公演終了
満足度★★★★
お祭りでした。
ほとんどまんが原作のイメージどおりだし、大がかりだし、小劇場でここまでやって大丈夫なのかと心配するぐらい楽しませてもらいました。ダンスに驚き、東の鎌鼬「かがり」役ナツキ姐さんのボディコンに期待して観たけど、西の鎌鼬「ナオ」役のナルコ姉さんのFカーップ!もまた。いえいえ、雷信兄さん、西の長、東西のカラス天狗、西の鎌鼬兄弟、そしてイズナ、みんな良かった。毎回関東から大阪まで通う価値あります。
ミラージュ・イン・スチームパンク
X-QUEST
王子小劇場(東京都)
2014/11/27 (木) ~ 2014/12/08 (月)公演終了
満足度★★★★
四面リング舞台
四面リング舞台で、3列目が最後列という、全席特等席。トクナガさんの創るお話は、SFでおとぎ話でよく分かりませんが、観ていて気持ちイイです。フィジカル劇団はアクションもダンスも見どころしかありませんが、中でも塩崎こうせいさんが特にスゴい大活躍!!ホント、観ないと損とはこの舞台のことです。
人間機械より夜空へ
劇団晴天
Route Theater/ルートシアター(東京都)
2014/09/20 (土) ~ 2014/09/23 (火)公演終了
満足度★★★★
アイデンティティとは
SFということですが、ロボットの女優やダンサーがいる以外現代と違わない世界。しかし女優さんが美人ばかりなのでロボット設定が生きる。切ない、いいお話しでした。女優なんて、ロボットにさせるには一番遠いものと思いきや、美人で、嫌味で、感情豊かでバッチリじゃないですか。それでも、感情表現には人間の俳優が必要ですと。映画監督が語る演技論、「全部言っちまったじゃないか!」が(笑)。主役の娘とチャラ男の記者さんが抜擢にいい。
HOTEL CALL AT
メガバックスコレクション
南大塚ホール(東京都)
2014/09/06 (土) ~ 2014/09/07 (日)公演終了
満足度★★★★
ホラー!?優しいお話でした。
嵐の晩に到着するバスの乗客。古城のホテル。序盤にホラーと思わせておいてとても優しいお話。やられましたね。役への入り込み具合も。
幻想時代劇『天守物語綺譚』
東方守護-EAST GUARDIAN-
DDD AOYAMA CROSS THEATER(東京都)
2014/07/10 (木) ~ 2014/07/13 (日)公演終了
満足度★★★★
堪能しました
豪華絢爛な衣装。富姫、かかしに借りたの蓑も羽衣…。
衣装の豪華さもさることながら、所作といい、踊り、殺陣もいい。
富姫の美しいこと!図書之助はこれぞ二枚目!!
泉鏡花先生と白鷹のやり取りに引き込まれました。
まだ、嘘語りは続きそうと。
博多アシッド山笠
ハリケーンディスコ
参宮橋TRANCE MISSION(東京都)
2014/07/03 (木) ~ 2014/07/06 (日)公演終了
満足度★★★★
音響ブースをお神輿に
全編ハイテンションで呆然。牛水里美さんは相変わらず可愛い。でも、前作で二番目に可愛いかった江崎さんはコワイイお兄さんになっていました。
身体も張っているけど、音響ブースをお神輿に組み替えるとか舞台上で工作作業もしたりと、機材も、いろいろ張っている。昨年より更に破天荒になって、観ているこちらもボロボロです。
『ヒュウガノココロ』
Jungle Bell Theater
萬劇場(東京都)
2014/06/25 (水) ~ 2014/06/29 (日)公演終了
満足度★★★
ヒーロー俳優はヒーローになれる?
ノスタルジーで始まる、NHK教育か?という、本当の悪者がいない着ぐるみ劇。
ヒーロー俳優ものと植物・動物ファンタジーの融合は見事ですが、ヒーロー部分を青木さんに寄りかかりすぎでは。でも客演の青木清四郎さんはさすが!ヒーローといえば間違いなし。
ベニクラゲマン〜実験都市マーベラスの逆襲〜
X-QUEST
王子小劇場(東京都)
2014/06/11 (水) ~ 2014/06/22 (日)公演終了
満足度★★★★
ダンスも殺陣もカッコいい
舞台を中心に、四方を客席で囲む会場って初めてで面白い。演者も舞台どこからでも降りて目の前を歩きまくりだし。全員ダンスも殺陣もカッコいい。あっミニクラゲマン、エリザベス・マリーさんの踊りはきれいだし可愛かった。塩崎こうせいさんのロボットの動きは魅せます。橋本さんの胸の開き具合は今舞台も変わらず…「揺するな!」(笑)
インディとジョーンズの冒険第二弾!「帝国陸軍と不老不死伝説!」
平熱43度
萬劇場(東京都)
2014/04/09 (水) ~ 2014/04/13 (日)公演終了
満足度★★★★
楽しい!
いやー、楽しい舞台でした。タイトルからパロディだって思うでしょうが、まあ、そうなんだけど、いろんなものを詰め込んで、しかも、現代劇だけど、大時代的な用語を使ったり、アナクロな雰囲気を出してるところがまた面白い。ロボットを學天則って、大正時代まで行っちゃってるけど。
世間知らずなジョーンズとの可愛い?やり取り。學天則改めパトラッシュノ性格のよさ。(主人以外への扱いの酷いコト)。
ベルばらで登場するターミネーター女の村井みゆきさんの超絶脚の長さに驚き。
そして野上あつみさんのハイパー美少女ぶり。
状況に振り回されるエージェント、エルガ魅力的。久留裕子さんいいよ~。一挙にファンだ。
インディ役桃原さんと、ジョーンズ役宝栄さんのやりとりも面白い。ワキもいいよね。登場人物みんな魅力的。
アクションは…凄い。手錠アクションお疲れさま。執事と暴走族のどつき漫才ぽいところはチョッとくどいところがあったかも。
前作のDVDモ買っちゃいました。こちらは初々しいというか。今作のパワーアップぶりがスゴイです。ラストはなぜか、バック・トウ・ザフューチャーでしたが。
是非続編が観たいです。お父さんが登場して、ジュニアと呼ばれてイヤがるんでしょう? フフフ。
スパゲッティを、はしで食べる
しむじゃっく
小劇場 楽園(東京都)
2014/04/02 (水) ~ 2014/04/06 (日)公演終了
満足度★★★
身につまされるコメディ
新装開店の駄菓子屋のオープンを手伝いに来たアラサーの友人たち。
店主はビジョン持ってるの?雇ったバイトハ面倒くさい女の子たち。いやー、女性パワーに当てられ、自分のやりたかったことは…?と、身につまされた苦笑続きのコメディ。
シアターキューブリック二次元スクリーン劇場 inすみだ
シアターキューブリック
本所地域プラザBIGSHIP(東京都)
2014/04/06 (日) ~ 2014/04/06 (日)公演終了
満足度★★★
スクリーンで観るのもアリ
舞台な生もの、体験するものだと思っていましたが、大画面で見ると、また違った味わいがありました。凄く集中できるし、演者の表情もアップで観られるし。鹿児島公演は東京よりアツくなっていました。メイクも濃く。(これはチョッと違うか)トークショー付きでいいイベントでした。
ちょっと待って誰コイツ!こんなヤツ知らない
ポップンマッシュルームチキン野郎
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2014/03/14 (金) ~ 2014/03/23 (日)公演終了
満足度★★★
全部が珠玉かというと、ガガ様にやられる。
バラエティにとんだ短編集。お下劣な幕間コントをはさんで、星新一のショートショートを思わせる短編が多いけどなぜかドラ○ンボールをやってしまったり。゙注目は西田シャトナー脚本がもろ惑星ピスタチオだったこと。演者の力量あってこそ。先週、腹筋善之助さんの舞台を観たばかりに、観に来てしまいました。そして物販で破壊ランナー他のDVDセットを買うことが出来ました。そちらでも満足。
水銀の花嫁 改訂版
カプセル兵団
ワーサルシアター(東京都)
2013/12/28 (土) ~ 2013/12/30 (月)公演終了
満足度★★★★
一人芝居?
多層構造のお話を一人で演じる!!
いつものカプセル兵団ノお芝居を一人でやっている感じ?
でも、パフォーマーの方々が、感情から、舞台セットまで表現しているからこそ、観られる部分もあったかな。
いや、バックのアンサンブルキャストのパフォーマンスが凄かったですよ。
あれ?一人じゃ無いじゃん。
というか、吉久さんのは、普通にいう一人芝居とは違うような気がする。
なんにせよ、面白かったし、森澤碧音さんの輝くダンスも観られたし。
いや、終盤のダンスは本当に輝いていたんですって。
あとは、劇中映画「水銀の花嫁」単独舞台化を希望します。
『BULLETS ASSORTED』
SHOTGUN produce
池袋GEKIBA(東京都)
2013/12/28 (土) ~ 2013/12/29 (日)公演終了
満足度★★★★
色とりどりのオムニバス
カプセル兵団、中山泰香さんを観に行きました。
楽しかったのは吉久直志さん作の「七福神の物語」
出演者の半数がカプセル兵団でおなじみの人たちで、吉久さんの作となれば。
七福神のぼやきと神様うんちくに特撮ネタまで絡めてたたみかける。
北出さんは隙あればネタかますし、止められないし。劇中で、「この人やりづらい」とまで言われる。
中山さんのカーリー(ヒンズーの神様、御利益は破壊と殺りくとか。)はいいキャラ。会話劇のはずなのに、殴る蹴る取っ組み合う。それでいて愛らしい。
顔を青く塗っていて、相当だけれど。
幕間と、ラストエピソードでは、ミネルバ・マークⅡ(カプセル兵団ノ舞台「ササヅカイン登場キャラ)にも扮して大活躍。
観ていて楽しいネ。
他のエピソードでは、「犬降る夜」と「お願い、神様!」が何だか分かりませんでした
。評価、高いらしいですけど。
「狼たちの午睡」は、面白いけど、そこだけ描くの?と。
そして、鍋パーティーしますか、僕も。
あ、最前列で膝を抱えて観ていたら、お尻は痛くなるの、3日経っても腰がおかしいの。小屋小さ過ぎ。劇場を選びましょうよ。
Start Last
IQ5000
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2013/11/27 (水) ~ 2013/12/01 (日)公演終了
満足度★★★★
ホワイト・バード博物館へようこそ。
入場したら、席が最前列の前に置かれた補助席っぽい少し小さな椅子。スモーク対策用にマスクも渡されて…超ラッキー。(笑)
開演前から「ホワイト・バード博物館へようこそ。」と、舞台上ト客席から、博物館に来たお客さんに見立てて、本日はテレビ中継がありますよ、と雰囲気づくり…という。
舞台上場面転換もなしに、あちらからこちらへ走ってきては別の役と、一人何役もやるところも特徴。
前半の博物館長ガ語る冒険譚がスター・トレックを思わせる。副長の口癖が「それは非論理的です」というのはご愛敬。
アルマゲドンみたいなストーリー紹介だったのに、テレビ番組として語られる冒険譚の面白いこと。SF好きだなあ、腹筋善之介さん。そしてタイムリーな彗星ネタだし、ヤマトも少し入ってますよね?僕も好きだなあ。
SPACE一休
カプセル兵団
ワーサルシアター(東京都)
2013/11/20 (水) ~ 2013/11/24 (日)公演終了
満足度★★★★
熱くて暑くて無茶な
熱かった。舞台は狭いけどアクションは物凄い。劇場全体まで凄い熱気。演者全員ガ本役の他に一人何十役!も、衣装替えも説明も無く次の場面では違う役になっているという無茶な事をやる。お話しより勢いで進めるのは25歳の時に作った劇団旗揚げ舞台の再演という若さゆえ?新時代?そして、今やレギュラーの森澤碧音さんのダンス・パフォーマンスがまたいい!
島津の疾風
シアターキューブリック
すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)
2013/10/19 (土) ~ 2013/10/20 (日)公演終了
満足度★★★
走る!関ヶ原
チャンバラ無し、カツラ無しの時代劇。衣装もなんかパンクっぽい。
舞台にはセットも何もなかった。
セリフは全編薩摩弁。やや聞き取れない。物語も背景がよく分からず、ただただ走っているのを眺めていただけという。役者さん達は凄い演技をしているんですけどね。
若い女性客が多く、面白かったという意見が大勢だったようだけど。
斬新すぎたなあ、自分には。
ワークインプログレス公演と銘うっていて、来週の鹿児島公演にむけて完成度を上げるための、客席を交えた座談会付き。薩摩弁が分かりにくいとか、物語背景が分らないとか意見が出たが、余分な説明を加えたり、テンボを落としたら、鹿児島では冗長になるという意見もあった。もっともだが、僕らには不親切。難しいですね。
風雲天狗外伝~剣母布郎のほろほろ城 (つるぎほろろうのほろほろじょう)
BQMAP
シアターサンモール(東京都)
2013/10/23 (水) ~ 2013/10/27 (日)公演終了
満足度★★★★
戦国奇譚
アニメNARUTOでうずまきナルトの声をやっている竹内順子さんが出演しているというので、興味を持ち観劇しました。内容は戦国奇譚といった感じ。面白かった。
舞台なのに3Dメガネが配られるって!映像と舞台が一体化。セットに映写して模様を変えたり、障子に映る影で「影の舞い」みたいなことをやったり。
3Dも所々で。
外伝ということだけど、主役の馬鹿で、俗っぽくて、情に厚い剣豪?母布郎(ほろろう)のキャラがよくて、スピンオフもむべなるかな。解説(違うっ)の千宗易さんもいいよね。本伝での活躍にも興味が湧いた。
「隠形の袖」(おんぎょうのそで)
鬼面組
シアターシャイン(東京都)
2013/09/26 (木) ~ 2013/09/29 (日)公演終了
満足度★★★★
平安とヒーローショーの振り幅が
平安時代の話で、セリフも詩、うたを詠むようだとか。全く未知の世界。
受付二番で劇場に入ると、在原業平役の人がもう舞台に立っていて、客入れの時間中、能楽の様な踊りを始める。
パンフ、チラシと一緒に手作りの小冊子が配られていて、もとになった伊勢物語の解説やら、背景、登場人物の解説などが書いてあり、前もって読んでおいてほしいとか。
凄い力の入れよう。難しげな舞台になりそうと緊張しながら読む。
昔、男ありけり。伊勢物語なんて高校以来。
最初のうち、全員のセリフが文語調で何を言っているのかよく分からず、120分このままなのかとビビッた。
鬼の姿の話をしていた殿上人の貴族、3人組、突然くだけて、ガンダムネタを持ち出した。
その後も重々しい文語調と口語調を交えて朝廷内の話と、何故かヒーローものの話に持って行く。
「詠人(よみびと)戦隊、六歌仙」。
平安の幽玄の世界にヒーローはどうよ。
業平は6人目の和歌シルバー!だと巻きこもうとするが、頑なに断り続ける。このパートが長い長い。面白いんだけどね。
終盤にはヒロイン藤原家の娘、高子(たかいこ)がヒーローショーのお姉さんになってお客さんに声援を求めたり、悪役藤原基経がクイズやお客いじりを。
本当にアリなのかこれ。僕的には歓迎だが…。
これ、本気なのか?主宰の基経役、深沢さんはノッてやっているようだが…と、終演後に台本買っちゃいましたよ。たしかに台本通りでした。
ちなみに目当てのカプセル兵団、工藤サンは和歌ピンク・小野小町。
悪いけど、浮いてました。ヒーロー要員だとしても。
女優陣では在原行平のアサミさん、藤原良近の大島さんが良かったですよ。男役だけど女性的。殿上人3人の掛け合いは楽しかった。
平安時代とヒーローショーの振り幅が大きかった。おちゃらけを除くと、文語調を詠み挙げる芝居と相俟って重苦し過ぎると思ったのか、単に作者の趣味か。融合がいま一つ。
ヒーローショーのところで高子お姉さんのファンになったのは別の話。
次回公演も観に行きますよ。