としの観てきた!クチコミ一覧

121-140件 / 148件中
A Cloudy  (ア クラウディー)

A Cloudy (ア クラウディー)

劇団PATHOS PACK (パトス パック)

ひつじ座(東京都)

2009/02/26 (木) ~ 2009/03/01 (日)公演終了

満足度★★

パワーはあったけれど
長いセリフが多く、役者がそれを力押しだけで処理しているような場面が多くて観ていて疲れました。

ちっちゃなエイヨルフ

ちっちゃなエイヨルフ

メジャーリーグ

あうるすぽっと(東京都)

2009/02/04 (水) ~ 2009/02/15 (日)公演終了

満足度★★★

重厚な会話劇
いい意味では重厚な会話劇。
悪い意味では退屈な芝居。
僕は好みですが、人によって好みが別れそう。
「エイヨルフ」と「鼠ばあさん」が芝居全体を支配しているような感覚に陥る芝居でした。
重厚な会話劇なんだけれど、見えない物に人物が翻弄される感じがよかったです。

続々オールド・バンチ~カルメン戦場に帰る~

続々オールド・バンチ~カルメン戦場に帰る~

流山児★事務所

本多劇場(東京都)

2009/02/08 (日) ~ 2009/02/15 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しむ力
パラダイス一座の面々の、舞台を楽しむ力が客席にいてバリバリと伝わってくる。
舞台は自由だという事を、舞台表現の可能性の広さを、まざまざと見せつけられた。

『誰ソ彼』(たそがれ)

『誰ソ彼』(たそがれ)

ジェットラグ

シアターサンモール(東京都)

2008/05/29 (木) ~ 2008/06/01 (日)公演終了

満足度

テレビドラマ的
芝居の面白さがあまり感じられなかった。
テレビドラマを劇場で見たような感覚。
破壊的なエネルギーはあるが、制御出来ていない感じなのが非常に残念。

火學お七

火學お七

害獣芝居

東光寺(新井薬師前駅)(東京都)

2008/10/04 (土) ~ 2008/10/04 (土)公演終了

満足度★★★

外はいいなぁ
なにしろ、お寺の境内で上演ってのがよかった。
場所が持っているパワーというのは計りしれないものがある。
しかし、どこまでも開けた空間に役者陣のパワーが拡散して薄れてしまった印象も。
濃密な空気が特徴的な害獣芝居としては、少々不利な場所でもあったか。
台詞自体が拡散してしまってよく聞こえない役者もおり、総合的には野外が裏目に出た感もなくもない。
後藤剛範の存在感が恐ろしかった。

JANIS

JANIS

DULL-COLORED POP

タイニイアリス(東京都)

2008/10/08 (水) ~ 2008/10/13 (月)公演終了

満足度★★★★★

これが私の好きなDCPOPだ。
史上最高の女性ロック・シンガー。ブルース・ロックの女王。あだ名は「パール」。ジャニス・ジョプリン。(チラシより)

恥ずかしながら私は、この芝居の題材となっているジャニス・ジョプリン、全く知らなかったのです。
が、チラシに書いてある文章にさらっと目を通して芝居を観て劇場を出るとあら不思議。
帰り道にジャニスのCD探してみようかしら、そんな気にさせられます。

ジャニスが大好きだという作・演出の谷賢一。彼の、惜しみ無い、だけどちょっぴりひねくれたジャニスへの愛がビリビリと空気を震わせ、ハートの奥に響いてくる芝居だった。

今回の目玉である演劇×ロックバンド生演奏。効果的という言葉では収まらないが、とにかく良い。

ネタバレBOX

ジャニスの孤独が、生き様が、ドラム・ベースの響きとなり地を震わせ、ギターが空を切り裂き、そしてジャニス(=武井翔子)の歌声が劇場を満たす。
マイクを握り、自らの孤独と正面から格闘するようなジャニスのパフォーマンスに、ジャニスの瞳に、鳥肌が立った。
バンドメンバーが繰り広げる会話にはこちらも引き込まれて、客席からは笑いが、拍手が自然と飛び出す。
芝居自体が、こういった観客の参加を積極的に楽しもうとしている懐の深い仕掛けを持っている。
ジャニスにばかり目が行きがちだが、バンドを聴いている観客の姿も、これまた芝居として楽しめるのではなかろうか。『JANIS』を観に来た観客、そして、劇中でのジャニスライブの観客、この全てをひっくるめた『JANIS』を一番楽しんでいるのが作・演出の谷賢一だろう。最高の観客席だなおい。
バーカウンターからジャニスのライブを眺めるリンダ(=堀奈津美)の姿にしびれる。
DCPOPの芝居で微妙なバランスをいつも支えているのはやはりこの人・堀奈津美だろう。
今回はジャニスのビジネスパートナー・リンダの、もろくて神経質な、しかし誰よりもジャニスを愛している様を渋く魅せてくれた。
そして劇中では最も異質な存在・ベルボーイ(=清水那保)が、傷口に塩をぬりたくる形でジャニスの孤独をまざまざと描き出す。
堀がバランサーなら清水は起爆剤だろうか。



観客がジャニスの世界に引き込まれたのか、はたまたジャニスが現代に一夜限りのステージを披露しにやってきたのか。
この、観客と舞台とを違和感なく融和させる空気づくり・空間づくりが今回、最高にシビれた。
客と舞台の融和に大きく貢献しているバーのマスター、バーナード・ワイズマン(=影山慎二)が、ジャニスの孤独を、観客席を暖かく、しかし決定的に距離を置いた形で見守る。
次々にレコードを紹介する彼の姿には、二作目『ラパン・アジルと白の時代』でユトリロの美術館へと観客を誘った主宰・谷賢一の姿がだぶって見えた。

ユトリロに続く形になるのか、実在の人物に焦点を当て鮮やかに孤独をえぐり出すこの形式。
気は早いが、次回は誰をクローズアップするのか、今から楽しみである。

この『JANIS -LOVE IS LIKE A BALL AND CHAIN-』、個人的には今までで一番好きかな。もちろん色々ジャンルが違うから同じ基準では比べられないけど。
谷賢一のロックな演劇パワーが、奔放で孤独なジャニスを通して、痛いくらいに溢れだしているように思えました。
このパワーこそが、やっぱ演劇なんだと思うのです。
このDCPOPの演劇パワーに、自分は惹かれているのだなと。
これが、僕の好きな演劇です。

オススメです。皆さん、ぜひ観てください。
ザ・パイロット

ザ・パイロット

劇団朋友

シアターサンモール(東京都)

2008/09/18 (木) ~ 2008/09/23 (火)公演終了

満足度★★★

名作戯曲。
良い本です、ほんとに。
最初ちょっと演技が濃いかな、と思いましたが、すぐに慣れました。年配の方々の醸し出す空気感が素敵でした。特におばあちゃん。

当日パンフレットにはこの作品に関わる資料が少し載っていてなかなかいい。出典がウィキペディアっていうのはちょっとがっかりでしたが。

ネタバレBOX

星条旗が何度か出てくるんですが、使い方がなかなか印象的でした。
ミセス・サヴェッジ Mrs.Savage

ミセス・サヴェッジ Mrs.Savage

文学座

吉祥寺シアター(東京都)

2008/09/11 (木) ~ 2008/09/22 (月)公演終了

満足度★★★★

ドタバタぽかぽか
個性的なキャラクターが溢れる、ドタバタ喜劇のようであって、しっかりハートウォーミング。
幸せな気分で劇場から送り出してくれる文学座らしい舞台。
面白い戯曲で、しっかりした芝居。うん。

Noir 永遠の夜の彼方に

Noir 永遠の夜の彼方に

水族館劇場

駒込大観音(東京都)

2008/05/23 (金) ~ 2008/06/09 (月)公演終了

満足度★★★★★

夏!
水族館劇場がやってくると夏を感じます。
理屈抜きに面白い!
この、みなぎるパワー!
これぞ演劇!

ガンまげ

ガンまげ

TV TOKYO

紀伊國屋ホール(東京都)

2008/05/21 (水) ~ 2008/05/28 (水)公演終了

満足度★★★

正統派。ベタ。
笑いあり涙ありの正当派でベタな展開。
ベタに弱い私はまんまと芝居のテンションに乗せられ割と楽しめたが、乗れないとちと辛いかも。
毒の無い完全にエンターテイメントな展開だけに、物足りなさは残るか。

真剣恋愛

真剣恋愛

劇団競泳水着

王子小劇場(東京都)

2008/08/28 (木) ~ 2008/09/03 (水)公演終了

満足度★★★

劇場でトレンディードラマ
トレンディードラマを劇場で観てもなぁ…。
シリーズの名前を観た時にはそう感じたのだが、観に行ってみると劇場で観てよかったと思える芝居だった。
話自体は名前の通りトレンディードラマ。
ただ、そこで巻き起こる恋の数々が、堆積する地層のように一つ一つ劇場空間に降り積もってゆく、丁寧な作り。
この魅せ方は劇場ならでは。トレンディードラマはテレビで見てりゃいいじゃん!と思う人にこそ観てほしい。

風のつめたき櫻かな

風のつめたき櫻かな

文学座

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2008/05/22 (木) ~ 2008/06/01 (日)公演終了

満足度★★★

平田オリザ×文学座
平田オリザが、久保田万太郎の戯曲『銀座復興』をベースにして文学座に書き下ろした新作。
最近平田オリザ作品を観てなかったのではっきりとは言えないが、セリフの同時進行が少なめな作品だったように思う。
とはいえ、日常会話の中にちらちらと現れては隠れる人々の感情の動きの感じは、やっぱ平田オリザだなぁという感じ。
役者それぞれの見せ場がちゃんと設けてあり、色々と印象に残った。

あんなに優しかったゴーレム

あんなに優しかったゴーレム

ヨーロッパ企画

あうるすぽっと(東京都)

2008/08/19 (火) ~ 2008/08/25 (月)公演終了

満足度★★★★

初ヨーロッパ
ヨーロッパ企画を初めて観てきました。
いや〜、なかなか面白かったです。
目に見えない物を信じるか否かっていうとこを突きつめてわざとややこしく描いたような作品。
すごいくだらないんだけど、深いような気もする。
微妙な位置をたえずさまよい続けるようなこのスタンスが個人的にはツボでした。

リュウの歌

リュウの歌

新宿梁山泊

紀伊國屋ホール(東京都)

2008/05/09 (金) ~ 2008/05/18 (日)公演終了

満足度★★

期待が大きすぎたか…
今回初めて新宿梁山泊を観ました。
かなり期待して観に行ったからか、なんとなく肩透かしをくらった印象。
迫力がないというか、なんだか迫るエネルギーが弱かった気がしました。戯曲の構造とかは明らかに暑苦しいエネルギーで溢れてるんですが、何か。空間がスカスカな感じがしてしまいました。
つくりもなんだか荒っぽい。ちょっぴり残念。
でも、ゴミが降ってくるシーンは活気があったなぁ。

屋上庭園/動員挿話

屋上庭園/動員挿話

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2008/02/26 (火) ~ 2008/03/09 (日)公演終了

満足度★★★

人間讃歌
見栄をはったり、意地をはったり、本音をなかなか言えなかったり、本音がなかなか伝わらなかったりする不器用な人間が、不器用に人と触れ合って愛し愛され傷つき、傷つけてゆく。
全力で生きる人の悲しさと滑稽さが浮き彫りになる人間讃歌でした。

私、わからぬ

私、わからぬ

空間ゼリー

赤坂RED/THEATER(東京都)

2008/04/09 (水) ~ 2008/04/13 (日)公演終了

満足度★★★

新感触
『ゼリーの空間』、『穢れ知らず』と空間ゼリーの芝居を観まして、「あぁ、この劇団はこういう作風なんだな」と勝手に決めつけてた部分がありまして、今回は作風が上記二作とは異なっておりとても新鮮な気持ちで観られました。
賛否両論あるようですが、私は良いと思うのです。作風が固定されてしまうよりは。
この調子でどんどん違う顔の空間ゼリーを観てみたいものです。

ネタバレBOX

オープニングの映像が昼ドラみたいでした。
ダウト

ダウト

文学座

吉祥寺シアター(東京都)

2008/04/12 (土) ~ 2008/04/22 (火)公演終了

満足度★★★

まさに、ダウト
戯曲がとにかく魅力的。
まさしく「ダウト」だな、という感じです。

ネタバレBOX

何が真実で何が偽りなのか、真実は常に正しいものなのか、偽りは悪しきものなのか。
そういった人間の観念に非常に丁寧に揺さぶりをかけてくる構造がたまりません。

デビッド・フィンチャーとかが映画にしたらたまらなく面白そう。
顔よ

顔よ

ポツドール

本多劇場(東京都)

2008/04/04 (金) ~ 2008/04/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

圧倒されました。
何かと噂だけは耳にしていたポツドール、ついに自分の目で観てきました。
なんて現代を抉った舞台なんだろう。それが素直な感想。
希薄になってゆく人間関係の中で繋がりを求めようとし、またそれを簡単に破壊し、生きてゆく人間。
ここまで見せつけられると、もう圧倒されてしまいます。こんなにも醜くて自分勝手で。
でもそれでも、人間って愛しいなと思える部分がある。

いい芝居でした。

2008改訂版・百千万(ももちま)

2008改訂版・百千万(ももちま)

劇団鹿殺し

駅前劇場(東京都)

2008/01/11 (金) ~ 2008/01/21 (月)公演終了

満足度★★★

すごいパワーだ。
初めて鹿殺し観て来ました。
なんていうか、いろいろやってやろうってエネルギーに心打たれました。
これでもかってくらいいろんなものが飛び出してきて圧倒されてしまいました。
観客巻き込むタイプのものはやはり面白いですね。

シラノ・ド・ベルジュラック

シラノ・ド・ベルジュラック

メジャーリーグ

青山円形劇場(東京都)

2007/08/29 (水) ~ 2007/09/09 (日)公演終了

満足度★★★★

目が離せない!
栗田演出ではお馴染みの右近&安寿ミラが出演。
一幕後半からはもう面白すぎて目が離せなかったです。

このページのQRコードです。

拡大