じべ。の観てきた!クチコミ一覧

2101-2120件 / 4333件中
そして母はキレイになった

そして母はキレイになった

ONEOR8

赤坂RED/THEATER(東京都)

2012/09/08 (土) ~ 2012/09/17 (月)公演終了

満足度★★★★

母帰る
いわば「母帰る」。
父と自分たちを残し出奔してから十数年(?)後に帰って来た母に対する姉妹それぞれの反応。
基本的にはユーモラスな中、気詰まりしたりホロリとしたりをバランス良く配したツクリと、観客に判断を委ねる結末が特にイイ。(終盤の仕掛けも)

狙い

狙い

関口愛美一人芝居企画

シアターD(東京都)

2012/09/08 (土) ~ 2012/09/09 (日)公演終了

満足度★★★★

まさに狙い通り?
脚本が3人の作家によるため「コスプレ」という共通テーマがありながら(なのか?)タイプの異なる5編(オチが利いているもの、連作コント風、じっくり見せるドラマなど)となり、まさに狙い通りか?
もちろんそれぞれのキャラの演じ分けも◎。

ミヤモト味

ミヤモト味

味わい堂々

北品川フリースペース楽間(東京都)

2012/09/07 (金) ~ 2012/09/09 (日)公演終了

満足度★★★★

お味見三部作完結
村上大樹作の短編「新婦の友人を代表して挨拶」はキシノ味に続くブスネタに小劇場役者の自虐的なネタも盛り込み大笑い。
また、オープニング(とエンディング)で流れるかつてのヒット曲の拡大編としての味もあるような。
80%が実話という宮本奈津美の処女作「宮本家」は、まさに「事実は小説より奇なり」な内容だが、ファミレスの場面と回想部分との繋ぎ方が巧みで幕切れもイイ。
ただ、冒頭もファミレスであればより統一感があったかも?

ユリコレクション【ご来場誠にありがとうございました!】

ユリコレクション【ご来場誠にありがとうございました!】

ラフメーカー

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/09/04 (火) ~ 2012/09/10 (月)公演終了

満足度★★★★

母娘それぞれの青春記
写真家の才能を持ちながらも夭逝した母とその才能を継いだ娘それぞれの青春記。
性格の異なる母娘を演じ分けた小鶴璃奈や同じ人物の20年以上の隔たりを表現した役者陣がなかなか。
また、「歴史は繰り返す」的な部分があるのも好み。

劇団劇場 ~Act In Rule~ vol.5

劇団劇場 ~Act In Rule~ vol.5

劇団劇場製作委員会

Glad(東京都)

2012/09/01 (土) ~ 2012/09/02 (日)公演終了

満足度★★★★

qui-co.「赤猫の舌」
好ポジションということではこちらも同じ。
ということで短いながらも、そしてルールに縛られながらも独自な(=120%qui-co.の)世界を展開。
詩的で切なく、アングラっぽい風味も漂わせて、好きだなぁ。
生演奏や舞台袖から響くコロス的な声や音もイイ。

【全日程終了!!!】鬼FES.2012【ご来場有難う御座いました】

【全日程終了!!!】鬼FES.2012【ご来場有難う御座いました】

ロ字ック

APOCシアター(東京都)

2012/08/24 (金) ~ 2012/08/26 (日)公演終了

満足度★★★★

8割世界「素顔宣言のまち」
フェスティバル向けということではこちらも同様?
とはいえ正統派コメディ劇団として既製の状況喜劇にギャグをちりばめて笑いをパワーアップするというアプローチ。
江古田のガールズも含めてこういうのがフェスティバルの醍醐味か。

【全日程終了!!!】鬼FES.2012【ご来場有難う御座いました】

【全日程終了!!!】鬼FES.2012【ご来場有難う御座いました】

ロ字ック

APOCシアター(東京都)

2012/08/24 (金) ~ 2012/08/26 (日)公演終了

満足度★★★

江古田のガールズ「体験版(三軒茶屋ミワと不愉快な仲間たちによる)」
フェスティバル向けを意識してか悪ふざけ的側面に特化、異臭騒ぎ(爆)まで起こすところはいかにもここらしい(笑)。
一方、三軒茶屋ミワはいつもながら大した歌唱力の持ち主であることよ。

SUDEGORO

SUDEGORO

FEVER DRAGON NEO

笹塚ファクトリー(東京都)

2012/09/05 (水) ~ 2012/09/09 (日)公演終了

満足度★★★★

観応えある娯楽アクション時代劇
上杉謙信と織田信長の直接対戦というドリームマッチ。
戦乱の世ではあるが「無益な殺生」は(極力)しない姿勢や、各人物の生き方・考え方(潔い、狡猾、アツいなど)がきっちり描き分けられているところなどが特に見事。
演者もそれぞれの役にハマっていて説得力(?)アリ。
上演時間125分。

【全日程終了!!!】鬼FES.2012【ご来場有難う御座いました】

【全日程終了!!!】鬼FES.2012【ご来場有難う御座いました】

ロ字ック

APOCシアター(東京都)

2012/08/24 (金) ~ 2012/08/26 (日)公演終了

満足度★★★★

荒川チョモランマ「チョモランマの登り方」
虚実取り混ぜた(あるいは全部虚?)劇団員ネタ、各人について知っているとより楽しめるスタイルだが、初見の方々にはどうだったんだろうか?
ま、少なくとも終盤は楽しめそうだったからイイか。

劇団劇場 ~Act In Rule~ vol.5

劇団劇場 ~Act In Rule~ vol.5

劇団劇場製作委員会

Glad(東京都)

2012/09/01 (土) ~ 2012/09/02 (日)公演終了

満足度★★★★

月刊「根本宗子」「恋に生きる人、ばかり。」
3団体と休憩中のパフォーマンスで客席が十分に温まってからという絶好の出番に濃いキャラ祭りの恋愛コメディに観客も大いに沸く。
ただ、「笑い待ち」がなく一部の台詞が聞き取れなかったのが珠に疵か?

沈没のしらぬゐ【池袋演劇祭にて豊島区町会連合会会長賞受賞!!有難う御座いました!!】

沈没のしらぬゐ【池袋演劇祭にて豊島区町会連合会会長賞受賞!!有難う御座いました!!】

蜂寅企画

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2012/09/05 (水) ~ 2012/09/09 (日)公演終了

満足度★★★★

あれこれ見事
沙翁ばりの恋愛悲劇を成仏できない霊による復讐譚で挟み込む構造と明かされる意外な真相が巧み。
どことなく落語(怪談噺、人情噺)的な趣が漂うところも好みだし、内容に合わせた舟型の主舞台など美術も良く、序盤での堀畑杏奈の「人形振り」も見事。

スキッパーハイ

スキッパーハイ

発条ロールシアター

タイニイアリス(東京都)

2012/09/06 (木) ~ 2012/09/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

まさか泣かされるとは!
前半はコメディタッチのいつもの「則末ファンタジー」だが終盤で本格SFに転じ「ここのために勉強したんだろうな」と感心。
さらに娯楽を提供する者の心意気まで語られて、涙腺が緩む。
一方、「かけない」の後のオチが気になる。三谷幸喜の「赤い洗面器」かよ!(笑)
なお、映像出演の日高ゆりあ嬢を堪能するには上手寄りに座るべし。←投影されるスクリーンが下手にあるため

ネタバレBOX

物理法則が全く異なるパラレルワールドがあり、この世界との境界は「世界の終わり」である、にはゾクゾク。
また、ラジオドラマの「宇宙戦争」を引き合いに出して語られる娯楽の提供者の心意気(←劇中キャラの口を借りているものの、則末さんならびに発条ロールシアターの姿勢表明として受け取った)にはホロリ。
劇団劇場 ~Act In Rule~ vol.5

劇団劇場 ~Act In Rule~ vol.5

劇団劇場製作委員会

Glad(東京都)

2012/09/01 (土) ~ 2012/09/02 (日)公演終了

満足度★★★★

ランチョンfeat.木皮成「BOOGIE BACK!!」
Vol.3のコンテンポラリーダンス系(発電NOTE)に続くダンスパフォーマンス系「刺客」。
芝居のためのルールでもこのテの演目に適用可能というのがミソ。
また、時間表示がカラフルなのも内容に適合して◎。

劇団劇場 ~Act In Rule~ vol.5

劇団劇場 ~Act In Rule~ vol.5

劇団劇場製作委員会

Glad(東京都)

2012/09/01 (土) ~ 2012/09/02 (日)公演終了

満足度★★★★

演劇集団声を出すと気持ちいいの会「A Watcher by the Dead」
全体はメタフィクション(←好きなんだなぁ)で、演技エリアをドリンクカウンターの前にも広げ、ルールを逆手にとって劇中の超常現象として応用するなどのアイデア(奇策?(笑))が見事。

劇団劇場 ~Act In Rule~ vol.5

劇団劇場 ~Act In Rule~ vol.5

劇団劇場製作委員会

Glad(東京都)

2012/09/01 (土) ~ 2012/09/02 (日)公演終了

満足度★★★★

劇団鋼鉄村松「crpuscule〜俺とアイツの千秋楽〜」
先頭打者として出塁するという役割をきっちり果たすべく中編コント風の笑いをテンコ盛りにした作品で会場を温めた(どころかアツくした?)のはさすが(笑)。
それにしても前週に続き尻出し気味…まぁ、お祭りだしね。(爆)

【初ツアー公演終幕致しました!】都道府県パズル

【初ツアー公演終幕致しました!】都道府県パズル

北京蝶々

王子小劇場(東京都)

2012/08/30 (木) ~ 2012/09/05 (水)公演終了

満足度★★★★

ん、12人的?
客席に入り舞台美術(これもステキ)を目にして「ん、12人?」と思ったのが的中。
前半は優しい日本人風で笑えるが、次第にシリアスに転じて問題を提起、それに対する希望を示して幕を引く構成が心地良い。
70分程度の上演時間も程よく、後味爽やか。

【ご来場ありがとうございました】諍わなければならないいくつかのこと

【ご来場ありがとうございました】諍わなければならないいくつかのこと

劇団パラノワール(旧Voyantroupe)

pit北/区域(東京都)

2012/08/30 (木) ~ 2012/09/03 (月)公演終了

満足度★★★★

持ち味はキープしてのコメディ
林間学校で起きた「覗き事件」に端を発する騒動記にして無骨で硬派な持ち味をそのまま活かしてのコメディ。(=アンビバレンツ?)
針小棒大的(?)に殊更に堅い言葉を使う「台詞遊び」から「論理・思想遊び」に変容して行くのが独特。

ペルソナ・サークル

ペルソナ・サークル

たすいち

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2012/09/02 (日) ~ 2012/09/02 (日)公演終了

満足度★★★★

画一化・没個性への皮肉も
鬼FES.2012版よりも10分ほど長いディレクターズ・カット。
事情聴取シーン(←鬼FES.2012の「観てきた!」に詳述)はもちろん、アイテムを身に付けないと誰だかワカらないという没個性・画一化に対する皮肉もイイ。
さらにメタフィクション的な落とし方も好き。

しんや、にじ、くらくらと

しんや、にじ、くらくらと

sora-note

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2012/08/30 (木) ~ 2012/09/01 (土)公演終了

満足度★★★★

「幻想第4次」系
恋人の事故死に責任を感じ、後を追おうとした主人公が気付くと列車の中にいて…という「幻想第4次」系(笑)。
大好きなタイプなので早い段階で「ある人物」の正体に気付き、以降はその目線で観て大いに共感。
また、主人公とその恋人の人物造形や彼らが知り合い親しくなって行く過程を丁寧に描いて後半の展開に説得力を持たせるのも巧み。

富裕

富裕

monophonic orchestra

新宿眼科画廊(東京都)

2012/08/10 (金) ~ 2012/08/15 (水)公演終了

満足度★★★★

「フリーフォール」
一方の主人公の重力から解放される自由落下への憧れは須貝さん自身の高校時代の気持ちだそうだが、それ以外の女子高生丸出し(笑)な気持ちについても生々しく描かれていてビックリ。
中でも活発で人気のあるコ(演:安川まり)と友達でいるだけで嬉しい、と思うやや目立たないコ(演:佐賀モトキ)、なんて状況設定にはもう「キュンっ!」♪♪♪

このページのQRコードです。

拡大