演劇

水底

デザイン:杉浦慶子(演劇集団 円)

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演劇

ポムカンパニー

ギャラリーLE DECO(東京都)

2013/05/29 (水) ~ 2013/06/02 (日) 公演終了

上演時間:

ワークショップを通じて広がった新しい縁を主軸にキャスティングした番外公演。
場所はポムカンパニーが旗揚げをしたギャラリー・ルデコ5F。
主宰松木円宏が初めて出演せず、脚本と演出に専念するなどした「試み」と「原点回帰」の一本です!
是非お楽しみに!!


         【作品のイ...

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公演詳細

期間 2013/05/29 (水) ~ 2013/06/02 (日)
劇場 ギャラリーLE DECO
出演 箕輪達昭(T1project)、福田大助(ナイスコンプレックス)、渋谷優史、楠部良太、大澤彩乃(㈱キャスティングボイス)、丸本陽子(DanceCompanyMKMDC)、名越佳代、松本るか(Tricobo)、岩上弥生、高宮彩
脚本 松木円宏
演出 松木円宏
料金(1枚あたり) 2,800円 ~ 3,000円
【発売日】2013/04/12
前売2,800円 当日3,000円
サイト

http://ameblo.jp/pom-c-ism/

※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。
タイムテーブル 5月29日(水)14:00/19:30
5月30日(木)14:00/19:30
5月31日(金)14:00/19:30
6月 1日(土)14:00/19:30
6月 2日(日)13:00
説明 ワークショップを通じて広がった新しい縁を主軸にキャスティングした番外公演。
場所はポムカンパニーが旗揚げをしたギャラリー・ルデコ5F。
主宰松木円宏が初めて出演せず、脚本と演出に専念するなどした「試み」と「原点回帰」の一本です!
是非お楽しみに!!


         【作品のイメージ文】

         漂う身体は空を見上げ

        絡まるツタは根を強くする

        水面の先に想いを馳せて

         僕らは皆、其処にいる



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

      ~主宰松木円宏による稽古場日誌~

              稽古の過程、

         芝居を想うあれやこれやを、

            本番まで語ります!

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

【6月2日】
気付けばもう最後の一回。
早いものですね。
とある病気がテーマとなっており、同じ病名でも様々な症状があるため誤解されることもあるのですが、専門の方から描写には問題ないとのことで、身近に患者がいらっしゃる方も一つの症例としてご理解いただけたら嬉しいです。

今朝、今回の芝居を観に来てくれた母と話しました。
何となく感想を聞きづらかったけど、自然とそんな話になりました。
お客様のいろんな意見・感想がある中、それでもうちではあの作品の世界がリアルに近いものとしてあるのだなぁと改めて感じ、その話をしたときに少し泣きそうになりました。
幸いと言うには語弊がありますが、それでも幸いあのストーリーは体験談ではないです。
描いた対象自体も違いますし。
でも、ここから進むということは本当に大変なことなのだと、改めて思いました。

ここだけ演出ノートではないですね。

何にしても

いざ、千穐楽!!


【5月29日】
小屋入りから初日の幕開けまであっという間に過ぎていきました。
劇場に入り、作品の世界がいよいよ創り上げられていくという過程にはいつも感動する。
そして、そこに至るすべての支えに感謝をしたいと思うのです。

初日は昼から。
自分もポムを外から見るのは初めてだから、何というか、複雑な気持ちになる。
稽古で積み重ねたものをどこまで出せるか…お客様の反応は…まさに一喜一憂の連続であったりしてね。

昼と夜の間は休憩しつつも芝居の修正を加えていく。
追い込み過ぎたかなと思ったりしたが、それが良かったのか夜の回の空気はまたガラリと変わった。
同じ脚本と演出なのに、俳優の在り方ひとつでこうも印象が変わる。

舞台はナマモノ。
その都度役者・スタッフ誰もが全力に変わりはないが、常に変化するものであることが面白く、同時に最低限の質の高さを保つ難しさも、改めて感じられる。
だから僕は千秋楽まで挑戦でいいのだと思うのです。
積み重ねに終わりはない。

さぁ二日目へ!


【5月26日】
見えてるもの、見えてないもの、言わないと伝わらないこと、言わずとも汲み取ってくれること、主張を押し通すこと、引き下がること…
そういった葛藤に気づいたり気づかなかったりしながら、稽古最終日を終えた。
芝居ほど葛藤を必要とすることは自分の人生において他にない。
様々ある中で自分が自分として在るための孤独を、きっと誰もが多かれ少なかれ抱えている。
孤独であった分だけの熱は必ず、作品に影響してくれるものと思っている。

さぁ、小屋入りです!

【5月25日】
稽古も仕上げの時期となった。
それでもまだ足されていく。
理想は高くなるばかりであるが、そんなものだ。
関係者一同妥協することなく戦い続けている。

僕は音にこだわることが多い。
ウソなく日常で生きてるとき、日常で演じているときですら、その時々に応じた音が出続けていると思うから。
それが芝居のどんなシーンであれ、気持ち相応のものがあり心地よければ、言うなればそれでいいのです。
在り方があり、解釈があり、シーンがあり、作品があり…
積み重ねて繰り返し演じるのは、そういったすべての物語であり、そこに関してより良い選択と、その上での再現性を求めたいのです。

矛盾に聞こえるところもあるんでしょうか。
「板の上で、役として生きろ」と言った人は、すごいことを要求したものだと、改めて思う。

さて、またここから。


【5月24日】
稽古も今日が終わってあと二日となりました。
今日の通しでようやく舞台に乗せていいと思える「手応え」のようなものを実感できた。
是非観てもらいたいと、その一言です。

頑張るという言葉を改めて使うのってちょっと抵抗がある。
まぁメールとかで何か一言添えるのに使うことはあるけど、舞台に立つなら「頑張る」はある意味当たり前だと思うから。
それにしても、今回の座組からはひたすらにその「頑張る」を感じる。
自主練の頻度がむちゃくちゃ多いし、成長の度合いもすごい。
芝居を演出してて不安だった時期もあったけど、自分でも一ヶ月半とかでこんな成長したことないなぁと思うぐらい成長してる。
すっごく細かくうるさく言うけど、それに応えてくれた芝居は見違えたものとなっている。
すごいですね、できるようになっちゃうんですね。
でも、経験の少ない人は泣くほどに悩んでるし、努力してる。
経験ある人は作品も座組も支えてくれる。
関わる全てが素晴らしく、愛しく、ありがたい。

あと二日、仕上げのために気になっているいくつかの課題を潰せば、あとは本番、俳優を信じるのみです。


【5月23日】
今日は昼から通して照明の打ち合わせ。
通しながら「こんな感じになる」っていう照明明日香さんの声が隣から聞こえてきたので楽しくなる。
スタッフさんとの打ち合わせにより、作品はより立体化される。
イメージが広がっていく。
贅沢な時間だ。
照明・音楽・美術・衣裳など、作品のために色んな無理をしてくれるスタッフさんには本当に感謝。
一から十まで共同作業なのだなぁと思う瞬間であり、舞台において本当に理想だと思う。
それぞれの専門分野が力を出し合って一つのものを創り上げる。
本当に素晴らしいことだと思うのです。
さて、ラストスパート!!


【5月22日】
稽古も残すところ数回となり、後はより良いアイデアを重ねつつ、芝居を研ぎ澄ませていくのみといった状況。
課題も日々潰して行けてるし、良い形で初日まで持って行けるんじゃないだろうか。
とは言え、本番の緊張感、しかもルデコというお客さんとほぼ接近した状態で芝居をするあの圧迫感はなかなかのもの。
プレッシャーをはねのけるだけの質の高い稽古をきちんと積み重ねていきたい。


【5月21日】
今日は稽古の始まりから衣裳大会。
稽古場一面衣裳候補だらけで、ちょっとしたフリーマーケットのよう。
チラシだけでなく衣裳も担当してくれるスギこと杉浦慶子があーでもないこーでもないと頭を悩ましてくれる。
僕じゃない視点から作品を立体化してくれ、それが面白い。
僕だけでは生まれない組み合わせ。
もちろん嫌なものは嫌というのだけど、改めてスギの感覚が僕は好きだ。
作品をつくるにあたって、頼れる人がいるのことの幸せったらないなぁと、そんなことを思う。

衣裳がほぼ決まったところで終わり、その後は小返しの続き。
本番一週間前となるとさすがにこうでなければ…と思える瞬間が稽古で見えたので良かった。
見ていて気持ちが動くからこちらも揺さぶられる。
芝居は常にこうでなくては。
とは言えまだね、動きもセリフも頭に入ったけど、それがまだ腑に落ちていない部分がある。
どこまで突き詰められるか、最後まで役者と共に闘わなければ。


【5月20日】
稽古場日誌がその日のうちに書けなくなってきた。
まぁそんな時期です。
稽古が終わってからの作業に追われるのが、少なくとも小屋入りまで続くだろう。
個人的には一番大きな課題だ。
そろそろ何とかしなきゃいけないと、本気で考える必要がある。

さて、稽古はと言えば朝の9時からひたすら小返しを繰り返す。
一つのシーンに一時間以上かけて向き合ったりしながら、役者と共に丁寧に重ねていく。
おそらくこんなにじっくりと同じシーンをやることはもうない。
そうなると、後は役者がどれだけ身体に落とし、板の上で生きてくれるかだ。
残り一週間…戦い続けます!




【5月19日】
今日は稽古場に舞台監督の武田佐京さんと衣裳の杉浦慶子(演劇集団円)のお二人が来てくれ、さらに見学でポムではおなじみ金馬貴之さんと劇団ブルースタクシーの女優さんである道又さん、井上さんが。
賑やかな雰囲気に見えつつ、稽古はけっこう濃い内容となっております。
もう10日前ですからね、頑張って行かねば。

それにしても、舞台やら衣裳やら何やら、本当にいろんな人たちに支えられているのを強く感じている。
スタッフさんだけではなく、役者にも。
自分の至らないところをいつの間にか補ってくれていたりして、おかげでどうにか稽古が回っている部分もある。
初めてだらけのメンバーで、こんなにも戦えているのは、そういう人がいてくれるおかげだ。

ここから全員で駆け上がっていきたい。


【5月17日】
本日は二回目の通し稽古。
まだ安定はしないものの良い変化が所々に見られて、気持ちとしてはようやくラストスパートの最初の段階まで来たかなぁというところ。
ルデコといういろんな面で限られた環境に作品を乗せたとき、いったいどのような形で立体化されるのか。
それを目の前にするのがとても楽しみです。

今日は稽古場に、昨日に引き続き照明の中川明日香さんと音響の香田泉くん。
泉くんとは稽古前に事前に打ち合わせしたのだけど、同じSEでもいろんな種類があるのだと改めて驚かされる。
その使い分けがシーンによって色々できそうで、次は小屋に入ってからになるけどすごく楽しみ。
見学者の方も一名顔を出してくれたのですが、いつもと違う雰囲気というのは、これまた刺激となって良い。
日曜には確か三人来ますね(笑)
本番ではその十倍は常に来てほしいです、はい(^-^)

本番が近付くにつれ、作品の形が見えて、気持ちも高まる。
多くの方に是非観て頂きたい!


【5月16日】
今日は初の通し稽古。
照明の明日香さんに観てもらいながら、最初から最後までを流してみる。
終わってから問題点を軽く打ち合わせし、再び明日の通しに備えることに。
作品を組み取るのは役者だけでなくスタッフさんもであり、打ち合わせする度にその愛を感じる。
感謝は尽きない。

そうそう、悩みに悩んでいた役者が劇的に良くなっていて驚いた。
相手役や先輩役者ともたくさん話していた姿をよく目撃していたが、自分でも更に努力を重ねてたことも知っている。
何より、自分の嫌な部分や苦手な部分とも正面から向き合っていた。
書いている人間が驚くということは、ある意味で想像を超えた瞬間だということ。
その時点で、その役がその役者であった意味があると思ったりするのです。

本番の二週間前。
この時点で至らない部分があるのは比較的よくある光景。
でも、最近話題の宮沢りえさんのことを考えるともう二日は経ってるって話になる。
一日を朝昼夜で三コマと考えると、もう六コマは終わってますよって話になる。
そこと比べてもと思うかもしれないが、自分で自分を追い込まずしてこの世界誰が追い込んでくれるというのか。
……と、何だか翌朝に見直すと稽古後のテンションそのままに書き過ぎていたので一部削除(笑)
すみませんね、ワキアイアイ稽古場日誌でなくて…
てか、演出ノートみたいになってますね、コレ( ̄▽ ̄)
あぁ、自分もやっぱり舞台に立ちたい(笑)


【5月15日】
衣装を持ち寄り、それぞれの役のイメージがより明確になったことで、少しずつ絵が見えてきたような気がする。
みんな素敵です、本当に。
俳優が頑張ってるから僕も頑張ります。
そして俳優には更に頑張ってもらうことになります、必然的に。

最近よく言うのは「積み重ねる」ということ。
一度言って、その時できたことが次回できなくなっていたら、稽古の意味がないですからね。
でも、たまにあるんです、そういうことも。
また、できてなかったことが次回できてないことも、それはどういうことなのだろうと思ったりする。
それは俳優の意識の問題であり、仕事への誠実さがそこから見える。
そういう風に色んなものが見えてしまうからこそ、努力が見られると嬉しいのだ。
当たり前のことであるが、この作品に真摯に向き合ってくれているのだと感じるから。

「俳優は孤独と戦わなければならない」とは誰の言葉だったか。
藤山寛美さんだった気がするが、そうでないなら僕にはわからない。
ちょっと飲みたい気分の夜にそのまま帰路につき、その途中久しくなかった孤独の感覚を覚える。
逃げ場のないここから、どうしようもなくモヤモヤするような葛藤から生まれ出てくるものがあるのだと思っており、孤独とは、苦しくも必要な感覚なのだと改めて痛感する。
そして、自分は忘れがちであるが、それと戦わなければならないのだ。
ある人は「個性」とは「忍耐」だと言った。
「色気」が「優しさ」であるなら、「忍耐」は「受け入れる心」となるか。
孤独に溺れず、そこに「在る」ことを目指して。

さて、明日は初の荒通し!
今日の明日で、演出に役者に、どこまで深く掘れるだろうか。
素直に楽しみである。



【5月12日】
「演技」とは何だろう。
とある芝居を観て、そんなことを稽古前にひたすら考えることになるとは思いませんでした。
演技とはすなわち「在る」ための技術であると思うのだが、まぁ「在る」と言われてただそこに立っていてもダメなわけで、土台となる脚本や、その脚本をどう立体化させるかという演出の上に「在る」ことが大事なのだと思うわけです。

そんなことを考えた後の稽古では、自分でもいつも以上に楽しみながら演出ができた。
自分の思考の中で何かが大きく変わったわけではないけど、それは新鮮で確かな気付きであったから。
「うまい」ではなく、そこに「在る」演技とは、こんなにも素晴らしい。
この記憶は財産である。

稽古場日誌じゃなくなっている(笑)
稽古は小返しをひたすらに。
要求も細かくなってくるが、少しずつ形にはなってきている。
最終的には意味のないまばたき一つの隙すら見せてほしくない。
それほどまでに突き詰めてほしいし、追い込んでいきたい。



【5月11日】
思い悩む時期というものはある。
世の中には様々な演出の方法があり、それは経験と共に思考の同調・切り替えや置き換えができるようになり、努力することで体現できるようにもなってくる。
自分がもう少し若い頃は何一つわからず、思えばただセリフを読むだけであったのかもしれない。
その時々は本気過ぎて覚えてないのが正直なところだ。
出来てた可能性もあるが、まぁ出来てなかっただろう。
そもそも「出来る」とはどういう意味か、そんなことすらわからないでいたのだ。
今もわかっているようで、きっとわかっていなかったりするのかもしれない。
ただ、経験によって自分の感覚をある程度信じられるようになってきただけで。

悩んで悩んで、ようやく「考える」ことに移り、そして「表現する」に至っていく。
そんな過程が稽古場では見られて、追い込まれている姿がこちらとしても辛くはあり、しかしながら必要な道程であるのだと改めて思っている。
僕はたぶん、自分のような演出家が居てほしかった。
うまく伝えられてない部分はあるが、僕はきちんと説明をする。
以前のこと、基礎もない状態で見て気づくことはできなかったし、「違う、もう一回」と言われて、何が違うか気づける力もなかった。
それこそ、役者としてのプライドがないのかと言われそうだが、やって見せてほしかった。
それほどまでに、ただただ、芝居が上手くなりたかった。

意思の疎通とは難しい。
しかし、同じ言語で話せる俳優は自分にとって大いに貴重であり、それができる俳優はどこでも重宝される。
若いうちにその力が付けば、それこそどこの劇団からもお呼びが掛かるのではないかと思う。
逆に年齢を重ねていればそのレベルが当たり前で、甘んじた時点で成長が止まる恐怖は常にあるのではないだろうか。
出来てるつもりが出来ておらず、誰にも言われなくなるのは上からだ。
芝居とは、僕が思うに、本当に緻密な作業である。
感覚だけで出来るものではない。
だから全ての演者に、今は頭をこれでもかってぐらいグルグルさせて、悩み苦しむことを繰り返して、楽しめる領域にまで踏み込み、若手には悔しい想いなんかもしてもらいながら頑張ってほしいと思うのです。




【5月8日】
本日の稽古では台本の最初から最後まで止め止めで通しながら、選曲してきた音楽をシーンに当てはめたりして演出プランを検討。
そのシーンを表現するのに適切な音楽が見つからなかったりで頭を悩ませる部分も多々出てきたが、それがわかったことも今日の稽古の収穫。
そして外枠が少しずつ出来上がってきたことで、ようやく最初のシーンから内枠の細かい部分を詰めることができそうだ。

次回はいよいよ全員俳優が揃っての稽古となる。
少しずつ全体は見えてきたが、それこそ「役者が揃わねば」作品はできない。
ここから一気に駆け上がることになるかと思うと、楽しみで仕方がない。
具体的に積み上げるべく、頑張って参ります。


【5月6日】
朝に事務作業、昼から台本の書き直しをして稽古場へ。
本日はスケジュールの問題で少人数の稽古になりそれはそれはやれるシーンが制限されたけれど、稽古ができたシーンに関しては充実した内容。
もちろんまだまだ密度は上げられるのだけど、丁寧に描きたいシーンの画が少し見えたような
気がする。

現段階での自分の主な作業としてはとりあえずベースを作っていくこと。
それは俳優の内面や解釈というよりは、作品そのもののベースである。
例えば、脚本であるとか、音であるとか、シーンのイメージであるとか、そういうもの。
俳優には方向性だけ示しており、細かい解釈に介入するのはもう少しあとになりそう。

何だかんだ良い流れではあると感じているが、個人的に課題も見つかる。
この時点で細かい解釈にまで目が行き届いたなら、それは稽古内容がもっと充実するということだから、他に追われてそちらにまで手が回らないのは大きな反省。
俳優と共につくる「余白」は大事だと思うが、そのための準備は早く、そして深いに越したことはないのだと、改めて気づくのでした。


【5月4日】
僕が講師の仕事のため到着が19時前になり、稽古場はそれまで自主練。
合流してから最後のシーンまで動きをつけて、あれこれ足りないものを確認する。
まだ模索段階のところもあるが、これで俳優は最低限のミザンスを土台に掘り下げる作業へと入れるんじゃないかと。
前回『空に哭く』でもお世話になった丸本陽子さんが色んな視点からアイデアを出してくれ、周りにも良い影響を与えてくれている。
アドバイスも的確だし、僕が今あまり手を付けてないとこは任せたって言うとまぁ怒られるから(笑)、良いバランスで頼りたい……っていう主張を主宰がしてますよ、まんもさん( ̄▽ ̄)

時間が経って少しずつ芝居が変化してくるのはそこに俳優の努力があるからだろう。
スタートとしては良い流れではないかと感じている。
稽古後に飲みに行ったりするとそこでも発見があったりするものだが、今日は明日の打ち合わせのためにひと足早く帰宅。
他のメンバーがけっこう飲みに行ったので、主宰が行かないことでできる話とかされてたらイヤだな(笑)

次の稽古までに書き直し・書き足しと、曲の候補を挙げる。
外枠が見えて来たら、そこから内側を徹底的に掘っていきます。



【5月3日】
今日の稽古ではシーンの前半からひたすらミザンス(配置・構図といったもの)を決めていく作業。
とは言え、単に動きだけ決めるということはもちろんなく、芝居で必要な動きの中で「これで行こう」と思えるものを追求していく。
アイデアがまだまだ出てくるので、決定はもうちょっと先の話になりそうだ。

多くの役者が手から台本を離しはじめており、そこから身体にセリフが落ちるまでもう少しといったところ。
その先に進むのが今から楽しみ。
ちなみに今回ポム初参加の渋谷優史くんは、最近稽古に合流したにも関わらずほぼセリフが入っていて、聞くところによると立ち稽古で台本は持たないと決めているのだとか。
大したものだと感心する。
役者として当たり前の作業を、当たり前のようにやっている。
凄いことではないのだけど、そういう役者と一緒にやれて嬉しく思っている。

アイデアを出し合える現場となっており、稽古がむちゃくちゃ楽しい。
脚本の第三稿がそろそろ書き上がりそうで、作品に良い影響を与えること間違いなし!
明日も稽古がんばって参ります!!



【5月1日】
五月になりまして、本日より稽古再開。
開始でなく再開です。
4月より5回ほど稽古をやっていましたが、途中から主宰の僕が制作の現場にチーフで入ったためここ一週間ちょっとお休みでした。
そんなこんな、久しぶりの稽古でございます。

今日の稽古では別の舞台を終えて合流した役者もおり、復習(?)を兼ねて読み合わせと前回までの動き確認など。
芝居はと言うと、解釈は足されながらもまだまだ模索段階が多く、でもそこにこの作品発展の可能性を感じる。
ナイスコンプレックスの福田大助さん合流までもうしばらく掛かるけれど、そこまでにガッツリ底上げしておいて、全員集合と共に一気に駆け上がりたい。

世界観の安定は少しずつでいい。
方向性は示しつつも、今は役者から出てくる自由な解釈と表現の中に、自分の想像を超えたものを探す。
それと出会えた瞬間は、作品の広がりを感じさせてくれ、とても幸せな気持ちになるのです。

課題は山積みなれど、期待は膨らんでおります。
是非お楽しみに!!
その他注意事項
スタッフ 音響:香田泉
照明:中川明日香(株式会社コローレ)
舞台協力:武田佐京
宣伝美術・衣装:杉浦慶子(演劇集団 円)
写真:イマイトシヒロ
制作:澤木柚季江(ラ☆ちぇット)
制作補佐:山本ともだち(バッカマンズ)
企画・製作:ポムカンパニー

[情報提供] 2013/04/06 23:10 by 松木円宏

[最終更新] 2013/06/02 21:59 by 松木円宏

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チケット取扱い

この公演に携わっているメンバー5

yukie

yukie(0)

製作の澤木です。よろしくお願いします。

manmo

manmo(1)

役者・俳優

2回目のポムカンパニーさん出演です♪

山本ともだち

山本ともだち(0)

役者・俳優

制作補佐として関わっています。

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