tamaki86の観てきた!クチコミ一覧

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【耳のトンネル】満員御礼!ありがとうございました。

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FUKAIPRODUCE羽衣

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/03/09 (金) ~ 2012/03/19 (月)公演終了

満足度★★★

若干の肩すかし・・・?
面白くはあったんだけど、いつもの「羽衣」を期待していくと失敗、かなあ・・・。

糸井幸之介さんの紡ぐ言葉の美しさというかうまみのようなものは、今回は相当薄味。
歌や踊りの分量も抑え目で、(自分が羽衣作品の魅力だと思うところの)役者さんの身体を酷使することによる「きしみ」によって、言葉が「刺さってくる」ような感覚も少なかったのは残念。

今回多かった役者さんのラフ気味な芝居は、一長一短。
笑えたところは笑えたんだけど、締めるところはもっと多くてもよかったのではないかと。
クロムの幸田さんも、あまり持ち味を発揮できていなかったような印象。
金子さんの歌、日高さんのギターは面白かった。

全体的に本作は糸井さんの私小説(+愚痴?)である、と自分は受け取りました。
今回(敢えて?)こういう作品を作ったことに意味を感じられるような、そんな次回作を期待。

ネタバレBOX

過去の楽曲をああいう感じに使われると、この先、羽衣の作品をどう受け取っていいのか、よくわからなくなってきちゃうような・・・
うれしい悲鳴

うれしい悲鳴

アマヤドリ

吉祥寺シアター(東京都)

2012/03/03 (土) ~ 2012/03/11 (日)公演終了

満足度★★★★

やや不完全燃焼?でも面白い
全部の要素が奇跡のように絡まりながら光っていた前作と比べ、今作では政治劇的な部分がうまくはまっていない、混ざり合えていないような印象があって残念。
世界がぐっと収斂していく「(自分の思う)ひょっとこ乱舞の魅力」的な部分が薄く、とっちらかったまま終わってしまったのも期待とは外れてしまったかなあと。
ちょっと長かったんじゃないか?な気もしたし。

ただ。
その「とっちらかってる」さまこそが、とても美しい作品だったのではないか、とも思う。
ラストシーンの「東京」の景色についてのモノローグは、ポリフォニックなさまざまな要素を、その不揃いなベクトルそのままに包み込むスケールの大きさを感じさせて印象的。

中盤の「感覚」「呼吸」についてのモノローグも印象的。
広田さんは毎回毎回素敵な台詞書いてくるなあ。

しかしまあ何はともあれ、ひょっとこ乱舞って集団はすごいなあということも再確認。
役者一人一人の身体が空間的な説得力をしっかり持ってるせいか、広さを持て余しがちな吉祥寺シアターの空間が今作では狭く感じてしまった。

ゲストさんだと、倉田さん西川さんは前回に引き続き大活躍。青☆組の荒井志郎さんも面白い。柿の永島さんはもうちょっと目立つ役でもよかったのではとか思わなくもない。

「感覚」についての話だっただけに、上演中のフォグマシーンの音が結構気になってしまったのはどうにかしてほしかったなあ、静かなシーンでは止めておくとか。

ガラパコスパコス 広島Ver. 東京公演

ガラパコスパコス 広島Ver. 東京公演

公益財団法人広島市文化財団 アステールプラザ

アトリエヘリコプター(東京都)

2012/03/03 (土) ~ 2012/03/04 (日)公演終了

満足度★★★★

本編+近藤良平さんとのアフタートーク
(こう、感想を書こうとすると適当な言葉が見つからないのだけど)
大小さまざまなスケールの世界が共存してる中で、生きてることの「さびしさ」のようなものが浮かび上がってくる、あふれ出てくる、そんな素敵な作品。
帰り道でいろいろと考えてしまった。

同じようなスタイルだったノゾエさんの最新作『○○トアル風景』のように、終盤で舞台全体の「落書き」が一つの線でつながるのか!と変な期待をしてしまってたので、そこら辺こっちで勝手に肩透かし食らっちゃったかなあ、と。

広島の役者さんは、どなたも一人ひとり魅力的な人ばかり。
またこの人たちのお芝居を観てみたいと思う。

【公演終了】ブスサーカス【感想まとめにリンクあります】

【公演終了】ブスサーカス【感想まとめにリンクあります】

タカハ劇団

ギャラリーLE DECO(東京都)

2012/02/21 (火) ~ 2012/03/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

「劣等感が、私を狂わせる!!!」のサブタイトルの通り。
男女問わず、コンプレックスにまみれた人間には「刺さる」作品なんじゃないかと。
サスペンスフルで、かつおかしみのある空気の中、切羽詰まっちゃった登場人物たちが吐き出す言葉のひとつひとつが、生々しくて痛々しくて印象的。

初めてタカハ劇団の芝居を観たのですが、脚本、演出、役者の芝居、その他、文句のつけようがない面白さにすっかりやられてしまいました。
また一つ、好きな劇団が出来た。

ネタバレBOX

「右にしかいけない!」や「熱い!」といった、妙にリアルなセリフがとても印象的でした。

追記:
↑で“文句のつけようがない”とは書きましたが、ルデコの性質上、外の交通や電車の音がよく聞こえてしまうのが、雪山という設定とうまく噛み合ってなかったのはちょっと・・・といった感じでした。
かわいいので無敵

かわいいので無敵

劇団森

早稲田大学学生会館(東京都)

2012/02/23 (木) ~ 2012/02/26 (日)公演終了

満足度★★

面白くはあった、が・・・
うーん・・・

やりたいことに対して、役者さんたちの身体が追い付いていない、という印象です。
この手の作品は、ニュートラルな身体表現や発声があってこそなのではないでしょうか。もしそこら辺がちゃんとしていれば、終盤の展開がもっと生きてきたのではないでしょうか。

脚本や演出の練りこみも足りないように感じられました。
場面転換や音楽のカットイン/カットアウトのやりかたに、もっとアイデアがあってもよかったのではないでしょうか。

それでも終盤は正直けっこう鳥肌モノでしたし、「学生演劇としては」かなり高い水準にあるとは思います。
でもまあ、この作品の作り手さんたちは、そんな褒められ方してもけっしてうれしくはないと思いますので、この☆の数で。

百年の雪

百年の雪

十七戦地

王子小劇場(東京都)

2012/02/23 (木) ~ 2012/02/27 (月)公演終了

満足度★★★

見ごたえ十分
スケールの大きさと細やかな描き込みが光る、見ごたえのある100分間。
登場人物の一人ひとりに「その人がどのような世界で生活しているか」といったような生き生きとした奥行きが感じられて、面白かった。

少ない小道具の変化で、空間の時制を示す演出も巧い。

ただ(これは好みの問題ですが)「ある家の三代を描く」と「SF」とをうまくまとめようとして、いろいろときれいにまとめすぎてるような気も。
自分としては、終盤でまとめきらずに、散らかってもいいからもうちょっと演劇的に爆発させてくれたほうが好みだったかもなあ、と。

初日だったせいか、それとも単に技術の問題か、役者さんに若干カタさを感じましたが、目線や所作の表現に関しては説明的になりすぎないいいバランスだったのでは、と。
ただ、衣装やヘアメイクが上手くはまっていない役者が少なくなかったのは、ちといただけない部分かも。

次回公演は怪談噺、ということらしいので期待してます。

ネタバレBOX

気になった点をいくつか

・<隼人>の「聡明だった祖母」(だったか)の台詞にやや違和感。
キャラクター間の距離感から言って「聡明だったという祖母」のようにワンクッション挟んでもよかったのでは?

・ああいう雰囲気のラストシーンにするのであれば、<八王子の空に現れた物体>の件についてどうなったかの描写が、少しだけでいいからほしかったような。

・雪の降らせ方にもう一工夫ほしかったかなあ。降り方がまばらであったり、後ろの幕に雪がくっついてしまっていたのは、雪が紙製であることを意識させられてしまい、ちょっと興ざめでした。
不機嫌な子猫ちゃん

不機嫌な子猫ちゃん

水素74%

アトリエ春風舎(東京都)

2012/02/15 (水) ~ 2012/02/20 (月)公演終了

満足度★★★

じわじわくる面白さ
☆4にかなり近い☆3

チラシの文章から想像されるお話とはちょっと違ったものの、クセになりそうなおかしさを持ったイヤ~な空気の100分間。嫌いじゃない。
後半にはいってからの展開は、登場人物の発する言葉・行動がいちいち面白く、観ていていろいろとえぐられる気持ち悪さもあって、かなり好きかもしれない。
ただ中盤、同じような会話が続くシーンが多く、そこの場面の意味を捉えそこなってしまったのもあって、ちょっと冗長だったように感じてしまったのがもったいない。台詞にもうひとひねりほしかったかなあ、と。


印象的だったのは役者さん5人の佇まい。妙なリアルさと異常さがちゃんと共存しているあたり、ほんとに巧いなあと。特に善積さんと井上さん。

そのほか、上演中、空調をちゃんと切っているあたり、音への配慮が行き届いていて好印象。舞台上で発せられる音がとても際立っていたと思います。

ネタバレBOX

途中に流れるアナウンスの意味を、帰り道ずっと考えてしまった。
バックギャモン・プレイヤード

バックギャモン・プレイヤード

カムヰヤッセン

吉祥寺シアター(東京都)

2012/02/09 (木) ~ 2012/02/13 (月)公演終了

満足度

脚本が・・・
とりあえず役者さんたちのお芝居は素晴らしかったです。
前から注目していたかたのほかにも、豊かな身体性を持った役者さんが多く、見ごたえがありました。
全員に見せ場的なものはあるので、出演者のファンならば観て損はないと思います。

音響も、うるさくなく、それでいてダイナミックな迫力のある、適切なものだったと思います。

   ・・・それくらいですかね、よかったところは^^;

ネタバレBOX

とにかくお話がつまらなかったです。
若い人が、こんな古臭いスタイル/古臭いものの見方で脚本書いちゃダメなんじゃないですか?

キャラクターの作りこみが甘すぎるというか、ここまでステレオタイプな登場人物ばかりなお芝居も久しぶりに見たような気がします。
台詞も「次にこの人はこんな感じのことを言うんだろうなあ」という予想の範囲を全く出ることのない、凡庸なものだったのにはがっかりです。

キャラクターの心情の流れについても、不自然な個所が目立ちました。
一番駄目に思ったところは、自分の息子がレイプをして妊娠させたというときに、母親が(そして医療に携わっているものが)何も行動を起こさなかった、というところです。あそこはキャラクター的にもストーリー的にも、父親より先に何らかのアクションを起こさなければならなかったのではと思うのです。

社会を単純に二項対立化してしまうようなストーリーの流れも、観ていて乗れませんでした。
挨拶文で、震災とその後の日本についての芝居だととれるような表現がありましたが、だとするならなおさら、こんな貧弱な想像力で、勝手に他者を代弁するような作品をつくってはいけなかったのではないかと思います。

また震災のことを考えたというのであるなら、中盤での火災発生後の演出はナシなのではないでしょうか。あんな簡単にガレキを片付けてしまったことに無神経さを感じずにはいられません。
あそこはあのガレキを片さずに、その後の芝居もガレキが散乱したままで行われるべきだったのではないでしょうか。

チラシの文章が面白かったので期待してたんですけどね・・・。
限りなく☆1に近いですが、役者さんがよかったので☆2

追記:↑と書きましたがやっぱり☆1で
「物知り」が来る前の「村」のありようと、ストーリー上での「村」の意味・位置づけを考えると、<女性>の扱いが酷すぎるんじゃないのかなあと。
役者さんの熱演も、今から思うと空回りしてた人も多かったかなあ、と。
カラマーゾフの兄弟

カラマーゾフの兄弟

カンパニーデラシネラ

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2012/02/08 (水) ~ 2012/02/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

観られてよかった!
劇場についたときには、Z席も売切れ。見切れ席開放で何とか観劇にこぎつける。
舞台真横バルコニーという席の都合上、若干見づらかったり、そのあとの展開がわかっちゃうようなシーンはあったものの、そんなことはどうでもよくなっちゃうくらい素敵な舞台だった。

不勉強なもので、小説の『カラマーゾフの兄弟』は読んでなかったので、ついていけるか不安だったけど、浅野さんをはじめとする役者さんの身体的な説得力のおかげで、ストーリーや思想性からおいて行かれるということがなかったのも印象的。

藤田さんが怪我で出演できなかったとのこと、一日も早い回復を願います。

1500円でここまでいいもの観ちゃってよかったのかな?

ある女

ある女

ハイバイ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/01/18 (水) ~ 2012/02/01 (水)公演終了

満足度★★★

初ハイバイ
一人の女が本当の愛にたどり着くハートフルなお話・・・と思いきや、最後の10分間で気持ち良くハシゴを外されました。

役者さんのとぼけたような味わいが楽しくて印象的。映像は小劇場のレベルじゃないクオリティで見入ってしまう。
観終わってからじわじわ~とくる面白さのお芝居だなあと。

若干薄口に感じられてしまった部分もあるのですが、ほかの方の感想とかを見るに、これまでの作品はもっとヒリヒリする感じがあるとのことで。
再演となる次回作、楽しみにしたいと思います。

アドバタイズドタイラント【ご来場ありがとうございました!!】

アドバタイズドタイラント【ご来場ありがとうございました!!】

The end of company ジエン社

d-倉庫(東京都)

2012/01/19 (木) ~ 2012/01/22 (日)公演終了

満足度★★★★

本公演は初めて観ました
芸劇eyesで上演した作品の、時間を経たうえでの語り直し的な作品。

アレを観たときほどの衝撃はなかったし、やや冗長に思える部分もなかったわけじゃないし、ピンとこない部分もあったりするわけだけども、それでも十分に、十二分に見ごたえのある作品。
疲れたけど、面白かった。限りなく☆5に近い☆4。

役者さんの身体表現の的確さも好印象。

この方法論での本公演は初めてだったとのことですが、次回作でどのように進化しているのかが、今から楽しみです。
・・・って次回公演は11月か、時間結構空いちゃうなあ。F/T、受かりますように。

『渡り鳥の信号待ち』

『渡り鳥の信号待ち』

世田谷シルク

シアタートラム(東京都)

2012/01/19 (木) ~ 2012/01/22 (日)公演終了

満足度★★

まあ
勝手に期待しちゃったこっちが悪いんですよね・・・。

あれなんでしょうかかね、いつもより大きいステージに慣れなかったんでしょうかね。空間的にも時間的にもすっかすかなステージに感じました。

ネタバレBOX

とりあえず「渡り鳥」が何なのか、あのタイミングで、ああいうセリフで説明してしまうのは「なし」でしょ・・・。あそこで完全に冷めました。
せっかく詩情があって惹かれるタイトルが台無し。

場面転換、出入りの演出はもうちょっとどうにかならなかったのかと。全体的にアイデアの絶対量が足りてないような。

あと役者さん、ユニゾンでの台詞が全く聞きとれませんでした。

随所ではさまれる、動きを前面に出したシーンなどにはワクワクさせる要素が詰まってて、そこはいいなと思ったポイントかなと。そこら辺の身体や空間への神経の使い方を、作品全体に広げられていたらよかったのになあ・・・と。

作ってる人たちがこの出来で満足したりしてないか、それが気がかりです。
吐くほどに眠る

吐くほどに眠る

ガレキの太鼓

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/01/06 (金) ~ 2012/01/15 (日)公演終了

満足度★★

2012年の観劇初め
登場人物を器用な女優陣が入れ替わり入れ替わり演じる、その様子を見ているだけで実に面白い。存在や言葉がエコーしているかのように気持ちいい演出がとても印象的。
こまばアゴラ劇場の使い方も「そう使うか!」と。

ただ、これで脚本にもうひと屈折、あればよかったのになあ・・・と。

ネタバレBOX

「にいに」が「留学した」ということについて、真相はどうなのか、落としどころをぼやかしていたのは、好きではないなあと思ったかな。

最後の屋上のシーンについては、もう少し演出を練られたんじゃないかと。

余談ですがZennのキッズドラムが意外といい音だったのが、個人的に印象に。
節電 ボーダー トルネード

節電 ボーダー トルネード

クロムモリブデン

赤坂RED/THEATER(東京都)

2011/12/20 (火) ~ 2011/12/30 (金)公演終了

満足度★★★★★

是非リピートしたい
「災害」や「節電」、今、芝居の題材として扱ったら、どうしても近視眼的になってしまいがちな物件を使って、よくぞここまで普遍的な、悪意と祈りに満ちた作品にまで跳躍したもんだ、という感想。

なんというか「生きている」ということに対しての距離感の絶妙さに、残酷な美しさがあった、というべきか。

一回見て噛み砕けなかった部分をちゃんと味わい直すためにも、もう一回リピートしてみたいと思える。
脚本、演出、役者、その他もろもろ。この値段で、このクオリティの高さはすごい。

STRIKE BACK 先輩

STRIKE BACK 先輩

芝居流通センターデス電所

ザ・ポケット(東京都)

2011/12/21 (水) ~ 2011/12/25 (日)公演終了

満足度★★

いろいろ足りないなあ、と
初デス電所、ショッキングなシーンがあるので好き嫌いが分かれる的な評判を聞いていたので「どんなもんかな?」と思ってたんですが、わりとそこら辺は大丈夫でした。
ただ今作は時間の余裕がなかったのでしょうか、それ以外の部分がどうにもイマイチ、いろいろと作りこみ不足なんじゃないかと思えてしまって乗り切れず。

ネタバレBOX

まず脚本が描きこみ不足に思えました。死体が話しかけてくるシーンから「数を数える」に繋がる想像力の展開は楽しめたのですが、それ以外の部分の描写が勢い任せすぎなのか、話やキャラクターが物語上の必要な手順を踏まずに飛躍してしまっているような印象を受けました。また「絶望」や「邪神」といったような安易な言葉が多用されていたのも、どうかなあと。
(個人的に「そのテーマで、その題材で、そういう結末/結論ってどうなの?」と思える部分もありましたが、ここでは割愛します)

演出も練りこみ不足に感じました。ミザンスのとりかた、動線の設定など、もう少しスムーズに出来なかったのでしょうか。またミュージカル部分で歌詞が聞こえづらい部分も多く、せっかく面白そうな歌詞なのだから、スクリーンに投影するなどして補完する的なアイデアはなかったのか、と思えました。

役者さんも演じこみ不足だったのではないでしょうか。5日しかない公演の2日目なのにセリフのやり取りがスムーズでないところが散見されました。またミュージカルを売りにする劇団であるなら、もっと歌やダンスにキレがほしかったところです。

劇団の作風的に「飛躍のあるストーリーを、演劇的パワーで説得力を持たせ、圧倒的な劇空間を作る」ということを志向しているとは思うのですが、、ここまで挙げたような不足が結果的に「演劇的パワー」や「演劇的説得力」の不足につながってしまっているのではないかという印象がどうしても拭えませんでした。

次回作に期待。乱筆乱文失礼。

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