
サモン
ブルーノプロデュース
サブテレニアン(東京都)
2012/06/20 (水) ~ 2012/06/25 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪
理屈っぽそう
消える記憶、消えない記憶の主体はだれか? 或いは何か? 演劇は無論作り物だが、人間の関わるものに作り物でないものなどあろうか? 少なくとも意識が関与したが最後、総てが作り物ということにはならないのか? ドキュメンタリータッチで何を切り取り、何を捨てるのか? 描かれた世界の中に通底する主体は? その一皮下で蠢く主体は? 更にそれらをトータライズするものは、何か?

落ちる紫陽花
張ち切れパンダ
サンモールスタジオ(東京都)
2012/06/13 (水) ~ 2012/06/18 (月)公演終了

so complex semi-normal
拘束ピエロ
プロト・シアター(東京都)
2012/06/16 (土) ~ 2012/06/17 (日)公演終了
期待度♪♪♪
複合意識
劣等感ではなく、複合意識を描いてもらいたい。これだけで描ける世界の多様性は、格段に違ってくるからだ。人間は単純な生き物ではない。分かり切ったことだが、そのような本質的属性に耐えられずに多くの者が、敢えて自己の精神を単純化してしまう。おそらくは、其処に、複合意識の最も痛烈なアイロニーが存在するのだ。

ホテル死界覚
万本桜企画
千本桜ホール(東京都)
2012/06/13 (水) ~ 2012/06/17 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪
境界
所謂、臨死体験をしたことがある。心肺停止状態だったわけだ。死は全然怖くない。むしろ、自分の名を呼び続ける者の声を煩いと感じていた。まあ、この世は影が彷徨う憂き世。死との境界にいる方がましかも知れぬ。死そのものは、誰も伝えることができないが、大したことではあるまい。未練を残す者にとって残念なだけであろう。そうはいっても、悔しいのは、自分の死の瞬間を自分自身は認識しているともいないとも言えないことではないのか。つまりエポケーだ。更に言い募れば、死は常に他者のものだ。その程度のことではある。

さらば、豚
流山児★事務所
ザ・スズナリ(東京都)
2012/06/06 (水) ~ 2012/06/12 (火)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
面構え
「男の顔は履歴書」というタイトルの映画があったが、良い面構えの役者がそろった。シナリオは桟敷童子の東憲司、演出が流山児 祥とくれば、期待しない方がおかしい。これは見たい舞台である。

「バーニングスキン」
劇団子供鉅人
Vacant(東京都)
2012/06/29 (金) ~ 2012/07/02 (月)公演終了

GO HOME
サスペンデッズ
吉祥寺シアター(東京都)
2012/06/15 (金) ~ 2012/06/24 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪
うなぎ
鮭に限らず、故郷へ戻る動物はほかにも居る。ウナギも矢張り、大変な道のりを自分の故郷エリアに戻るのだが、この手の話に感動は尽きまい。魚を話をどう演出するか。興味がある。また、タッパの高い劇場空間をどう利用するかも面白そうだ。

シレンとラギ
劇団☆新感線
青山劇場(東京都)
2012/05/24 (木) ~ 2012/07/02 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪
気になるタイトル・ネーミング
何か惹きつけるものがある。流石というべきものなのだろう。見てきた評を読むと、充実した中にもブレスの上手さがふっと気を抜く瞬間を作る舞台の有様が目に浮かぶ。バランスの取れた舞台なのだと想像する。いつか、生の舞台を見にゆきたい。

カズミック・ワルツ
劇団108
こった創作空間(東京都)
2012/06/16 (土) ~ 2012/06/17 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
実存
正解である。誰も生まれてくることなぞ望んでいない。仕方なく生まれてしまったので仕方なく生きているだけだろう。そも、生きる意味なんぞ、孤独に耐える為に考え出した妄想の一つに過ぎない。ちょうど、総ての宗教が本質的にそうであるように。どこまで、認識できているか。我々の欺瞞の底を。「神々」との勝負である。

あほんだらすけ24
劇団東京ヴォードヴィルショー
ザ・スズナリ(東京都)
2012/06/15 (金) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

死神/すだま
エムズクルー
「劇」小劇場(東京都)
2012/06/05 (火) ~ 2012/06/10 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪
すり抜け
宿命をすり抜ける話は道化話の一環として、洋の東西を問わず存在するが、それをオデュッセウスと言い換える所に「お洒落」があると信じているのか。或いは、オデュッセウス自身を、道化と捉えているのか。或いは、わざとごっちゃにして煙に巻こうという算段か。いずれにせよ、どのような悪戯や肩すかしが展開されるのか、見たい。所詮、要領などというもの、すり抜けに過ぎまい。

正義の人びと ~神の裁きと訣別するための残酷劇~
オフィス再生
APOCシアター(東京都)
2012/08/16 (木) ~ 2012/08/19 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
志やよし
突き詰めたものが好きだ。この説明文からそれを感じる。今、この「国」の体たらくは、最早、救いようがない所まで来ているのに、その事実に誰も目を向けようとしていないことに対する危機感があるのかも知れぬ。ぜひ、その危機感を共有したい。

butterfly
寓想雑貨店
阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)
2012/06/15 (金) ~ 2012/06/17 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪
わけあり
訳なんぞ誰だってあるのだが、敢えて、訳ありという言葉を使う以上、
無論、そこには、アピールしたい何かが隠されていよう。蝶をてふてふと旧かなで表現する辺り、アパート名にもいわくがありそうだ。賃貸条件もユニークである。これが、単に貧しさに同情する篤志家の発案になるのだとすれば、入居者たちとの関わり合いは、どうなるのか。具体的な表現の場である舞台で見たい。ミステリー仕立てであるなら、この条件は、獲物を罠に掛ける為の条件であろう。さて、どのような展開を見せるのか。興味ありだ。

Nobody is Perfect
劇団ガバメンツ
APOCシアター(東京都)
2012/08/03 (金) ~ 2012/08/05 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪
微妙
完全犯罪が実現する可能性は追随を許さないイマジネーションか紛れ込む能力だろう。この作品の系譜は後者だろうか? 説明文の憎いテイスト、フライヤーの魅力、良い作品の匂いがする。見てみたい。

『木馬の鼻』
劇団唐ゼミ☆
浅草花やしき裏特設テント劇場(東京都)
2012/06/23 (土) ~ 2012/07/08 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪
如何にも
唐 十郎である。戦後日本にもたくさんいたストリートチルドレン的状況から、ジョン・シルバーへの飛躍的転換。唐の真骨頂を今の若者は案外理解するだろう。閉塞感は、戦後のストリートチルドレンより遥かに深いであろうから。だが、唐に教わって唐を踏襲するなどというレベルで収まり切るようでは、彼の弟子としては失格。彼の良い部分を継承し、自分の何を構築しようとするのか、その気概があるのかを見極めたい。出演俳優陣よ、気張れ。

ミラかな姉妹
Limited_Spice
自由表現空間 シアターカフェNyan(大阪府)
2012/06/16 (土) ~ 2012/06/16 (土)公演終了
期待度♪♪♪♪
東京にも来てちょ
大阪駅で東京弁で女の子に話しかけていたら、大阪の男に喧嘩を売られたことがある。大阪は濃い街だ。そんな印象を持った。また、北と南では、酒の飲み方も全然違う。面積は小さいのに、エリアの差は東京の比ではない。河内言葉は喧嘩をしているようだし、実際、大阪のダボは、えぐい。それでも結構、大阪は好きである。ぜひ、東京へも来てほしい。

ひかりのまち
たこ足配線企画
北池袋 新生館シアター(東京都)
2012/06/08 (金) ~ 2012/06/10 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪
光とかきあげの関係や如何に
降る以上、天地の関係だろう。光とあるから太陽と関係があるかも知れない。だが、物語は、うつむきがちの少女が、少し頭を擡げる物語のようである。天とかきあげ、グレイとグラデーションを為す薄いグレイ。その諸関係に何を見出したのだろう。

見上げる魚と目が合うか?
花とReと飛行の会
Atelier しつらえ(東京都)
2012/06/21 (木) ~ 2012/06/24 (日)公演終了
期待度♪♪♪
化ければ
コンセプトは面白い。然し、これで演劇になるか、と言えば?である。まあ、この時代、演劇も含めてコンセプトを再吟味すべき時に差し掛かっているのかも知れない。但し、演劇は箍あっての演劇であって、それなしに機能するのは極めてレアなケースでしかない、と肝に銘じる必要はある。まあ、江戸っ子のように軽く眺めてみたくはある。

笑の神様【連日満員御礼!ご来場誠に有難う御座いました!】
江古田のガールズ
シアター711(東京都)
2012/06/21 (木) ~ 2012/06/25 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪
予感
言葉のファジーな演出もあるのだろうか? バナナの皮で、どれだけ捻ることができるか、面白そうな予感がする。無冠というのも良い。そういえば、バナナの皮と身の間にある繊維を天日干しにしてという悪戯が昔あったな。

水無月の云々
中津留章仁Lovers
タイニイアリス(東京都)
2012/06/21 (木) ~ 2012/07/01 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪
プロフィール
どれほど凄いのか、期待してみよう。この三年で300本程度しか見ていないが、終演後、動けなくなってしまった芝居が1本だけあった。その作品ほどの力があることを期待する。