
朗読劇「夢の中では懐かしく」
代野英人プロデュース
キッド・アイラック・アート・ホール(東京都)
2012/07/14 (土) ~ 2012/07/16 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪
キッドアイラック
個人的な経験で恐縮だが、キッドアイラックとは、ずいぶん長い御縁だ。今の場所に移る前からの御縁であり、自分の関わるグループの展覧会や近しい人々の催しも、この会場を使わせていただいている。
面白いもので、説明文を読んでいて、やはり、キッドアイラックタイプなのだな、という気がする。微妙なな何かが共通するように思うのだ。で、自分には珍しく、近い感覚で見ることができるような気がする。だから見てみたい。以上だ! 余り近い感覚を5で評価するのは、恥ずかしいので4にしておく。

東京アメリカ
範宙遊泳
こまばアゴラ劇場(東京都)
2012/07/08 (日) ~ 2012/07/15 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
批評性
タイトル、説明文、フライヤーのデザインそれぞれにシャープな批評性を感じる。これは見たい。自分の批評意識と何が重なり、何が重ならないのか、その理由も見て考えたいのである。

病んだらおいで
ソラトビヨリst.
新宿シアターモリエール(東京都)
2012/07/26 (木) ~ 2012/07/29 (日)公演終了
期待度♪♪♪
時代
発想の転換をする人は居ても、それが現実にならないこの国の歪みをこのような形で受け入れている現在、その先まで、見ることができれば。おそらくそのように作られてはいまいが。もう20年近く前になるが、当時、ドイツでは、不況で職を失う人々の問題を解決するに当たって、ワークシェアという考え方が実践されていた。日本のように、能力のある人まで辞めさせて、残った人だけで、過労死するほど働くという滅私奉公とは逆に、仕事が少ないなら、その少ない仕事を皆で分け合おうという発想であった。日本にもこのことを知る人は多かろう。而も、声を上げても認められない。今の原発反対と同じようにである。この歪みを打開する知恵を織り込めていたら、素晴らしいのだが。

ゾンビ×幽霊×宇宙人「オール恐怖大行進!!」【ご来場・応援ありがとうございました! 次回は11月! からくりサーカス~サーカス編~を上演いたします。 乞うご期待!!!】
カプセル兵団
ワーサルシアター(東京都)
2012/07/12 (木) ~ 2012/07/22 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪
ヒト
世の中で一番怖いもの、それはヒトである。ゾンビ、宇宙人、幽霊なにするものぞ! っと笑いとばしてしまいそうだ。フライヤーの形はなんとなくDNAの螺旋を思わせるし、恐怖を明るい笑いに変えてしまいそうな雰囲気プンプン。

いい嘘、悪い嘘
山田ジャパン
ウッディシアター中目黒(東京都)
2012/08/29 (水) ~ 2012/09/02 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪
嘘ついたらつき続けなきゃならない
100回で済む、なんてのは嘘だよね。嘘の怖さは、永久につき続けなければならないこと。そのうちに忘却とか、論理的矛盾とかが出てきてどうしようもなくなるのにね。馬と鹿な人は、そういうことに気付かないか、互いに忘れて助かっているだけだよね。って話。おめでたい話にしたいね。

ウィンドミル・ベイビー
演劇企画集団・楽天団
北とぴあ ペガサスホール(東京都)
2012/07/04 (水) ~ 2012/07/06 (金)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
アボリジニと被災三県
日本でどれだけの人が、アボリジニの置かれている状況を知っているだろう? この作品も同化政策によって子供たちを奪われたアボリジニに対して、オーストラリアの政府関係者が発した差別発言に対する答えとして、アボリジニ作家、ミルロイが書いた作品である。
この作品は、アボリジニの作家が初めて受賞したパトリック・ホワイト賞でもある。受賞させるか否かで、政治的判断があったか否か、その点も確認されるべきであるが、白人の意識が本当に変わったか否か、この作品は、問い続けるであろう。
今、福島をはじめ被災三県は、被差別との戦いの中にもある。福島生まれの大方さんが、今、各地でこの作品を演じるのも、差別、被差別の問題を演劇を通して、先ずは感じてもらいたい。そのうえで、新たな人間らしい生き方の縁になれば、との祈りからであろう。
ここに直接は出てこないが、沖縄に対するうちなんちゅの差別も当然指弾されるべきである。

骨唄
トム・プロジェクト
あうるすぽっと(東京都)
2012/06/28 (木) ~ 2012/07/01 (日)公演終了

未来の担い手たちに告ぐ
ThreeQuarter
池袋GEKIBA(東京都)
2012/07/15 (日) ~ 2012/07/16 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
「時計仕掛け
のオレンジ」を思い出させるような感じだろうか。自分は、キューブリックの作品中、最も好きな作品なのだが、このようなテイストで繰り広げられる話には、とても興味がある。期待している。

群青カーニバル
バッカスカッパ
劇場HOPE(東京都)
2012/07/12 (木) ~ 2012/07/16 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪
イマージュのギャップ
案内のコピーとフライヤーの色、タイトリングのギャップに何か隠されているような感じを持つ。これも惹きつけのテクニックであろうが。ちょっと粋ではないか。

MY SWEET BOOTLEG(ご来場ありがとうございました!御感想お待ちしています!次回は10月上旬、同劇場にて)
MU
BAR COREDO(東京都)
2012/07/23 (月) ~ 2012/07/31 (火)公演終了
期待度♪♪♪♪
bootleg
悪の匂いもする。が、このシチュエイションならオタッキーな愛憎と拘りがメインになりそうだ。何れにせよ、面白い展開が期待できそうだ。もともと、日本の文化の特徴の一つに、オタッキーなものは入るだろう。虚々実々と狂気が複雑に絡み合って予想もしなかった結末が訪れることを期待する。

アリスのいる部屋
メガバックスコレクション
ART THEATER かもめ座(東京都)
2012/07/07 (土) ~ 2012/07/15 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪
静かな始まり
ほんとに何かが始まらなければ、静かには始めまい。何が始まり何が終わるのか。アリスの位置は? またアリスはリデルなのか、そうではないのか? そうであったら、一体、原作との関わりは? とどんどんイメージが膨らんでゆく楽しさがある。或いは、不気味さかも知れぬが。
とにかく何かが始まる という。

教室短編集
劇団「14歳」
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2012/06/19 (火) ~ 2012/07/01 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
14歳
神戸の事件を起こした時、彼は14歳だった。あの頃の14歳と今の14歳は果たして違っているのか、いないのか。彼は少年であったが、こちらは少女という違いもある。いずれにせよ、最も変化に富む時期を過ごす年代である。世界に対するその驚きや戸惑いをどのように見せてくれるか。実に興味深い。

甘い感情
キミエドリ
サンモールスタジオ(東京都)
2012/07/06 (金) ~ 2012/07/08 (日)公演終了

葬式クラス2012
エビス駅前バープロデュース
エビス駅前バー(東京都)
2012/07/01 (日) ~ 2012/07/08 (日)公演終了

夕凪の町 桜の国 ~舞台版~
劇団 M'sカンパニー
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2012/07/05 (木) ~ 2012/07/08 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪
危険なサイト?
URLにアクセスしたらこんな表示が出て何度繰り返しても件のサイトへは行きつかない。セキュリティーの危険を冒してまでのアクセスは無論、する気がないので、見たいコメントを読んでみた。どうやら広島の話に関係するらしい。広島は色々な意味で縁もあり、核についても、関係書をそれなりに読んできたので、どんな舞台か、見てみたい。

鳥よ 鳥よ 青い鳥よ
幻奏ボレロ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2012/07/01 (日) ~ 2012/07/04 (水)公演終了
期待度♪♪♪♪
理生さん
寺山が亡くなる前にもずっと一緒に仕事をしていた人だった。彼女には、やはり独自のセンスを認めたが、言語感覚は、あの時代のサイケデリックな文化をも逆に反映していたかと思う。彼女のシナリオは若干読み、彼女と一緒に仕事をしていた方々とも面識はあるのだが、残念ながら舞台で彼女の作品を見ていない。

楽屋
有機事務所 / 劇団有機座
パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)
2012/07/10 (火) ~ 2012/07/12 (木)公演終了
期待度♪♪♪♪
オーソドックスだと役者の技量勝負か
言わずと知れた清水邦夫の名作だが、オーソドックスに演る、という。と同時に説明ではキャスティングに難があるような書き方をしているが、引っ掛けか? 演出、役作りで基本的には優劣の決まる作品だろう。鍛え上げた舞台を期待したい。

戦場の喫茶店
ちぃむinugui With Vanishing Point
ギャラリーLE DECO(東京都)
2012/06/27 (水) ~ 2012/07/01 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪
戦争には総てがある
そう思うのだ。人間が出会う喜び、苦悩、地獄、英雄譚、悲惨、陰惨、拷問、正義、虚偽、悪、裏切りと信頼。相反する物が、混ざり合いカオスとなって精神を潰しにくる。人はその中で何を見、自ら見た物を否定するほど絶望して尚、なぜ生きるのか? その時、彼・彼女らの精神は、尚、正常を保ち得るのか否か。換言すれば、狂った者が正常で狂わなかった者の方が、異常であるような状況下、なぜ生きるのか?

少女教育
シンクロ少女
インディペンデントシアターOji(東京都)
2012/07/19 (木) ~ 2012/07/23 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
何かありそう
フライヤーを見て、独特のセンスを感じる。何かを持っているという感じがする。それが、何か定かではないが、一種のエネルギーを感じるのだ。モノクロの地にピンクを被せ少の字だけはスミ、他はシロヌキというのも何らかのメッセージ性を感じさせて面白い。期待大。

May's frontview Vol.32 ファンタスマゴリー
May
浄土宗應典院 本堂(大阪府)
2012/07/05 (木) ~ 2012/07/08 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
演劇の魔力
自分が演劇というジャンルに決定的に引き込まれたのは、この劇団の作品を見たからだ。終演後、客席に座った自分は、完全に動けなくなっていた。その時、同じ劇場で観劇していた他の観客も自分と同じような状態だったのだろう。場内は一瞬、シーンとしてしまった。誰も彼もが感激のあまり身動きできなかったのである。暫くして、割れるような拍手が沸き起こった。現在、自分が日本国内で最も高く評価する劇団である。複雑な状況下で生きてゆくことを余儀なくされている作者なので、若干の勉強は必要である。然し、その程度の努力は惜しむべきではない。優れた作品に出会いたいならば、自らを磨くことも当然のことだからだ。