doramamaの観てきた!クチコミ一覧

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スタンス

スタンス

梅棒

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2012/10/17 (水) ~ 2012/10/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

ただ楽しい!の一言
終演後、昂揚した脳内で、ただただ「梅棒すごい、梅棒やばい」と唱えつつ、帰りました(笑) ダンスの動きの中にも細かな伏線があって、そこはしっかり演劇。今人さん、すごいですね。選曲のどれもこれもがツボでした。誰が見てもわかる、文句なく楽しい、そんな舞台ってなかなかないですよね。もう一回観たいなぁ・・・。

ネタバレBOX

ダンスに乗せて聞く「明日があるさ」で冒頭からなぜか泣きそうになり、「愛があれば大丈夫」で本当に大丈夫な気持ちになり(笑)。元気をもらいました!ありがとうございます。
シェイク!!

シェイク!!

ゲキバカ

王子小劇場(東京都)

2012/09/20 (木) ~ 2012/09/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

懐かしい感じ
小劇場にハマり始めたころのワクワク感を久々に思い出しました。理屈やら解釈やら抜きで、あー面白かった!のみ、素直だったあの頃(笑)。「梅棒」で今人さんを知って、ゲキバカは初観劇でしたが、思い切って王子まで出かけて良かったです。これだったら、小劇場未体験の友人を誘えばよかったなぁと、帰り道少々惜しい気持ちに。濃厚なキャラにおかしくもホロリとさせられ、女優さんは皆さん可愛いくてきれい。キラキラしていました。

フリル

フリル

アマヤドリ

王子小劇場(東京都)

2012/09/08 (土) ~ 2012/09/17 (月)公演終了

満足度★★★

つかめず
公演情報にあった「僕には君を所有する意欲がない」というフレーズに強烈に惹かれて観劇。膨大な台詞の中から、心に刺さる言葉を聞き逃すまいと、前のめりな観劇に。「説明をしない。複雑なものを複雑なまま」ってそう当日パンフにも書いてあったのに。。。帰り道疲れた頭で、ついつい舞台を見ると何か掴んで帰らねば、と思うせっかちな自分(元を取らねば精神?)を改めて自覚。前作の「幸せはいつも小さくて~」では、目を閉じていても言葉の力で否応なしに引き込まれたので、そういう点ではちょっと期待とは違っていました。アルファ波のような(実際舟を漕いでる方もちらほら)静かで心地良い雰囲気はとても好きでした。あと、白いカーテンは違う素材の方が良かったかな、なんとなくですが。

師匠の部屋(上演終了しました。ご来場、誠にありがとうございました。)

師匠の部屋(上演終了しました。ご来場、誠にありがとうございました。)

アリー・エンターテイメント

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/08/15 (水) ~ 2012/08/20 (月)公演終了

満足度★★★★

「花柄八景」
Mrs.fictionsさんは、前回の15分公演で初めて拝見しましたが、今回も期待通り。作・演の中嶋さんが描かれる登場人物は、温かくて優しくて、愛すべきキャラばかりですね。師匠の羽織の背の「花柄」も可愛らしくて。衣装が皆さん素敵でした。この先どんなに完璧なボカロが現れても、生身の人間から繰り出される話芸、落語や演劇に絶対敵うことはないだろうな、と逆に確信できたようで、ホッと嬉しくなりました。

露出狂【8/27@名古屋/8/29@大阪!!!】

露出狂【8/27@名古屋/8/29@大阪!!!】

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2012/07/26 (木) ~ 2012/08/04 (土)公演終了

満足度★★★

想像したよりは・・・
過激じゃなかったです(笑) ともあれ、萌える方はそうとう萌えるかと。 舞台上に若い男性ばかり14人なので、歌ありダンスありで終始暴れまくり?と思いきや、しっかりとテンポの良い会話劇で、部活内の人間関係が目まぐるしく変転してゆくさまが、分かりやすく演じられていました。 「絶頂マクベス」といい、それぞれの役者さんのキャラを味わい、楽しむ舞台ですね。 いまさらですが、未見だった前作のオール女性キャスト版の方が見たかったかなー。 オンナ同士の関係の方が、意地やらプライドやらが絡み、スリリングで面白いんじゃないかと。(想像ですが)  ちなみに私の座席、お隣のお嬢さんは、役者さんが絡むたびに大きな笑い声をあげ、反対隣りのおじさんは、開演30分でなんといびきをかいて寝始めるという、不遇っぷり。 集中力保つのがほんと大変でした。 ★満点評価が多い中、心苦しいのですが、、ごめんなさい。

【シアターグリーン学生芸術祭vol.6】に捧げる演劇儀式 (ご来場ありがとうございました!!!!!)

【シアターグリーン学生芸術祭vol.6】に捧げる演劇儀式 (ご来場ありがとうございました!!!!!)

宗教劇団ピャー! !

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2012/07/27 (金) ~ 2012/07/29 (日)公演終了

満足度★★★★

やっぱり宗教か(?)
こちらの劇団、いつも開演してしばらくは、あーなんでまた観に来ちゃったんだろ、と後悔するのですが(笑)、終演後はやっぱり観にいって良かったと思う・・・これってまさに宗教? 美大の劇団らしく、衣装のデザインがとても素敵でした。最後には潔いくらい無残にぐちゃぐちゃになっていましたが。。後半は、若い役者さんたちの生きざまのドキュメンタリーのよう。 本音の吐露も、どこか可笑しくて哀しくて。 いずれにしろ、ここまで強烈、過激で評価の分かれるお芝居も珍しいのではないでしょうか。公演は終わりましたが、役者さんたちはこれからの日常を頑張って生きていって欲しいと思いました。

東京アメリカ

東京アメリカ

範宙遊泳

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/07/08 (日) ~ 2012/07/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

演劇って不思議。。
劇団初見でした。 一言、これは面白い!笑えました。 演劇を作っている人が自ら、演劇を作っている現場を描くのって、おそらくとても難しいことじゃないのかなぁ、と思うのですが、変に贔屓目だったり、肩入れしたりすることなく、かといって、皮肉が過ぎたり、自嘲気味すぎたりもしない、絶妙な立ち位置から描いているところが、なによりすごい。 そしてそれを演じる役者さんが、皆さん素晴らしかったです。 一緒に観劇した、演劇をやっている知人は、現場の空気感がリアルすぎて、むしろ苦しかった、との感想。 私は観るだけの素人ですが、純粋に面白かった。 見る人、立場によって感想が異なるのかも知れません。そこも魅力。 後半シーンの夢と現実・・・演劇って改めて不思議世界だなぁと。。作る人も観る人も、もしかして集団催眠状態になっているのか?とふと思ったり(笑) でも観劇していて、ふと劇空間に入り込んで、どこかに持ってかれちゃうみたいな感覚、けっこう好きです。 次回作、楽しみです。

フツーの爆弾

フツーの爆弾

Dotoo!

赤坂RED/THEATER(東京都)

2012/06/27 (水) ~ 2012/07/01 (日)公演終了

満足度★★★

人間関係の導火線?
感想を書くのがすっかり遅くなりました!舞台はシェアハウス。そこでドタバタと繰り広げられる様々な人間の物語。 舞台ならずとも、現実でもハウス(家)という入れ物の中には、外側からは窺い知れないドラマが詰まっていて、日々小爆発を繰り返しているのかなぁ・・なんてことを思いました。 出演者は多めでしたが、安定感ある桜岡さん、片平さんのやりとりに、客演の岩渕敏司さん、坂本文子さんらのパワー全開濃いめキャラが絡み合ってて、楽しかったです。個人的には、野口径さんの声と雰囲気が素敵だなぁと。 土屋良太さん演じるお人好しダメ父も、飄々として魅力的。 その娘役の藤沢玲花さんは、「絶頂マクベス」とは全く印象が違い、今どき女子の生意気ぶりがひたすらキュートでした。 笑って泣ける、がこの劇団の持ち味だと思うのですが、今回笑いに関しては、役者さんのキャラによるチカラワザ的なのが多く、少々残念。 台詞の掛け合いでじんわりクスリと思わず笑っちゃうみたいなのが好みなので。 様々な人間関係のエピソードがバランスよくちりばめられてるのは良かったのですが、ひとつの関係をじっくり描いていって、ベタでも、ラストはシェアハウスの他人同士に生まれる不思議な連帯感、、みたいなのを勝手に期待していたので、わりとあっさりめ。 現実はそんなものなのでしょうが。
ところで、題名の「フツーの爆弾」とは何なのでしょう・・。 家族でも夫婦でも、人間関係は大なり小なり爆弾抱えてるもの? 若い頃はいっそドカンと爆発させた後でやり直しというのもアリだったけど、今となっては湿気った不発弾のままで終わる方が幸せかしらと思ったり(個人的つぶやき。笑) 次回公演も期待しています。

15 Minutes Made Volume11(ご来場ありがとうございました!!)

15 Minutes Made Volume11(ご来場ありがとうございました!!)

Mrs.fictions

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/06/07 (木) ~ 2012/06/11 (月)公演終了

満足度★★★★★

愛があふれる
6つの作品とも、根底に流れる愛を感じました。地図を頂けたおかげで、まだ見ぬ素敵な劇団を発見できました。感謝です!

ネタバレBOX

「工藤、笑って!」
爽やかな学園恋愛モノ、の中に女子のあざとさが見え隠れ。今どき男子がリアルで面白かったです。女子も男子もお互い傷つけあってるようでいて、どこか「ごっこ」ぽく軽くて滑稽で。山田みたいなおばさん、職場にいます(笑)

「love」
セリフはほとんど意味不明でしたが、種(?)が降ってきたところと、最後に大きな布で舞台上の役者さんを丸ごと包んでリボンをつけたところで、うっすらと謎の感動を覚えました(笑)。脈々と受け継がれる愛だよ、大きな愛なんだよ!みたいな感じ・・でしょうか。

「お父さんは若年性健忘症」
最後に、夫と出かけるお母さんが娘に放ったセリフ「うらやましいだろー」が絶妙。
今でも脳内をリフレインするくらい。たった一言にこれほど愛を込められるものだとは。。お母さん役の方の声のトーンが本当に素敵でした。

「散々無理して女だった、女だったのに」
いったい「女」は何歳まで「女」でいられるんでしょう。自分から白旗揚げたくはないけど・・・ふっとよぎる弱気な「女」のあずきさんの表情が、切なカワイかった。あずきさん誘って一緒に日本酒飲んで愚痴聞いてあげたくなりました。

「八坂七月 諏訪さん九月」
堀越さんの立ち姿の美しさと色気といったらもう。。言葉のリズムが綺麗。作品名を声に出して読むだけでも既に美しい。台詞の間が素晴らしく、響きが心地よく、見えない情景までもがくっきりと浮かびました。日本語の力ってすごいなと思いました。

「キック・オフ!!」
理屈抜き、頭真っ白にして楽しめました。男子校の文化祭で超ハイレベルな出し物を観ちゃったよ!みたいな高揚感。女子高生に戻って黄色い声援送りたかったなぁ(笑)
㐂(よろこび)

㐂(よろこび)

ろりえ

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/05/30 (水) ~ 2012/06/03 (日)公演終了

満足度★★★

女性讃歌
奥山さんの視線が優しい。

ネタバレBOX

死ぬ間際のカヨ子。「なぁんもない人生だった」という言葉が素敵。
女の強さ、優しさ、寛容さ、すべてが凝縮されていて。
好きな男が死んで、ゲボを吐くまで泣き、癌に侵されながら相撲とって娘を投げ飛ばす。女として母として、あれほどの波乱万丈を生きてなお、なーんもなかった、と笑顔で言ってのける。 女に生まれ、そう言って死んでいけたら理想かも。

カーテンコールの奥山さん。やられました。 女性を、その人生まるごと愛しているんだなぁと。 本当の意味の包容力に溢れた、どんな恋愛ドラマにも負けない素敵なキスでした。

役者さんは皆さん魅力的。どことなく懐かしく、温かい気持ちになるお芝居でした。 ただ、ギャグがあまり笑えなくて(自分には合わず)間延びしてしまい、ちょっぴり残念。

次回も、女性に優しいろりえさんを期待します。
幸せはいつも小さくて東京はそれよりも大きい

幸せはいつも小さくて東京はそれよりも大きい

アマヤドリ

STスポット(神奈川県)

2012/05/24 (木) ~ 2012/05/28 (月)公演終了

満足度★★★★★

初。 気持ち良かった!
役者さんの発する、たたみかける言葉、静かな言葉、どれもが、すぅーと抵抗なく頭の中に流れ込んでくる快感を初めて味わいました。
台詞の意味を咀嚼するのに時間がかかり、役者さんの動きに追いつかなかったり、疲れて聞き飛ばしたりすることも度々・・な私が、1時間45分、あの凝縮された空間に自然に入り込んでいたことにまず驚き。 余計な負荷がない、磨かれた言葉だけで台詞が成り立っているというか・・。
アマヤドリさんは初観劇。迷いながらも物は試し!とばかりにチケットを購入したのですが、こういうお芝居に出会ったりすると、やっぱり観劇やめられないなーと思ったりします。演劇って素敵ですね。改めて。

ネタバレBOX

あの場面&あの照明の中で「サルビアの花」と来ましたか!
昭和のフォークソングが、まるでこの作品のために書かれた曲に聞こえました。
若者の恋愛(の、ちょっとエゴで病んだ一面)は、普遍なのかな、と思ったり。
選曲はどなたが?若い方ばかりなのに。
ひさしぶりに聞いて、懐かしすぎて(歳バレ)・・・こっそり口ずさみながら帰りました。
appx120508 『Flow flow』

appx120508 『Flow flow』

BQMAP

Geki地下Liberty(東京都)

2012/05/15 (火) ~ 2012/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★

美しくて哀しい
BQらしい舞台でした。
途中、客席で涙をぬぐっている方が何人もいらっしゃいましたね。

ネタバレBOX

母の愛と深い海の情景が重なり合って素敵でした。

何にも増して悲しいのは、「辛い記憶を持ち続けて老いて行くこと」よりも、「すべてを忘れてしまうこと」なのかもしれません。

「不老」もまた哀し、ですね・・・。アンチエイジングに励む友人に見せたい舞台でした(笑)
絶頂マクベス

絶頂マクベス

柿喰う客

吉祥寺シアター(東京都)

2012/04/14 (土) ~ 2012/04/23 (月)公演終了

満足度★★★

華やかですが・・
女優さんは皆さん美しく、衣装もセクシー&キュート。 歌も、動きに乗せた台詞回しも楽しい。けれど、私には何か物足りませんでした。全編を通して、ハイテンションのまま緩急なく突き進むので、主人公マクベスの劣等感やへたれ具合、夫人の壊れてゆく様などを、プラスアルファで味わいたい派(ゼイタク?)の私には、めまぐるしすぎ、、、残念。演劇というより、華麗なショーを見ているようで、それこそがこの劇団の持ち味とすれば、好みの問題だと思います。劇団のファンとおぼしき周囲の方々の盛り上がりに、若干のアウェイ感を味わいつつも、女優さんたちのパワーは最後まで楽しませていただきました。 シェイクスピアは、新感線の「メタルマクベス」といい、様々な味付けや描かれ方があるのだと、感心。次回作も機会があれば観てみたいと思います。                        

くろねこちゃんとベージュねこちゃん【ご来場ありがとうございました!!】

くろねこちゃんとベージュねこちゃん【ご来場ありがとうございました!!】

DULL-COLORED POP

アトリエ春風舎(東京都)

2012/03/14 (水) ~ 2012/04/08 (日)公演終了

満足度★★★★

父親の悲哀
設定とほぼ同じ家族構成の「母親」として、興味深く観ました。
日常の「あるある」が満載でしたね。夫や子供の成功を通してしか自己実現できない母の愚かさ、悲しさが分かりやすく、やや誇張気味に書かれていました。
以前観た舞台「ハーパーリーガン」の主婦ハーパーは、家を飛び出しますが、この母親は家族・家庭という全世界の中で、もがく姿が悲しい。
でも、今どきあそこまで家族に感情を吐き出せるお母さんはむしろ貴重かも。羨ましささえ感じました。
対比して描かれる父親が秀逸。妻に初めて本音を吐露した後に1本の煙草さえ許されずに味わう深い孤独。悟った表情の父親役の塚越さんが素晴らしく、胸に迫りました。
あそこは妻として黙って火をつけてやらにゃ!と思わず心の中での突っ込みに力が入ってしまいました(笑)
こちらの劇団は初見でしたが、脚本の谷さんがお若い男性なのでビックリ。ここまで母親の感情にリアルな脚本、実生活での関係が良くないと逆に書けないんじゃないかなあと余計なことを思っていたら、アフタートークを聞いて納得。谷さんのお母様、素敵な方ですね。
また機会があれば観たいと思う劇団でした。

大葬祭

大葬祭

江古田のガールズ

相鉄本多劇場(神奈川県)

2011/11/30 (水) ~ 2011/12/04 (日)公演終了

満足度★★★

乗り遅れてしまいました。
とにかく楽しませようという思いが伝わってくるので、こちらも負けずに大爆発してやろう!と120分間集中したのですが・・・。結局弾けきれず、ワクワク感がくすぶったまま終わってしまいました。お隣りの女性は、椅子に振動が伝わるほど震えて笑っていらしたので、問題は「アトラクション」に乗りそびれた自分の方にあるのかもしれません。ちょっと残念。。

ネタバレBOX

宝塚のように、1部お芝居、2部レビューのようにきっぱり分けて考えて観ればもっと楽しめたのかもしれません。

それにしても小劇場で生演奏が聴けるのは贅沢ですね。バンドの皆さま素敵でした。
女性ダンサーの方の身体の動きも美しく、見とれてしまいました。
悟りktkr(ご来場下さいまして、誠にありがとうございました!!!!!!!!!)

悟りktkr(ご来場下さいまして、誠にありがとうございました!!!!!!!!!)

宗教劇団ピャー! !

STスポット(神奈川県)

2011/11/24 (木) ~ 2011/11/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

拝啓 十五の君へ
狭い劇場(教室)内に渦巻く役者さん(生徒)たちの怒号、ぶつかり合い。今にも爆発しそうなエネルギーは、見ていて苦しくなるほどでした。けれどそんな中、役者さんひとりひとりが、しっかり丁寧に会話を成り立たせていたところが素晴らしかったです。好き勝手に叫んでいるようでも、耳をこらすと、かなり面白いギャグがちりばめられていて、思わず笑ってしまいました。
忘れていたはるか昔の自分の学生時代がフラッシュバックしたところへ、アンジェラ・アキの「手紙」が流れ、不覚にも涙が出そうに。あれ?これって泣けるお芝居だったっけ?・・・猥雑で、下品で、ぐちゃぐちゃで、危うくて、そして泣ける・・・不思議な劇団(笑)
印象的だったのは、最後のトークに登場された作・演出の方。まるで生け贄の子羊のように震えながら(失礼)、懸命にお話されている姿を拝見し、ああ、真面目な方なんだなぁと。
ハチャメチャなんだけれど、純粋で。うまく言い表せないけれど、とても魅力的なお芝居でした。


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