誰も寝てはならぬ  公演情報 誰も寝てはならぬ 」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
1-15件 / 15件中
  • 満足度★★★★

    4段階
    役者が役者を演じる役者が演じる役者。
    レベルの高さを感じました。

    楽しかった。

  • 満足度★★★★

    初見なので
    あまり、情報を入れずに観劇した。
    まずは、役者のレベルが学生劇団とは思えない。
    そしてコメディとは銘打っていないが、声を出して笑った。
    全体的には決して濃くは無いのに、そこにいる濃いキャラクターたちが、ボソッと言う一言が笑いを生む。声を張らずに淡々と何気ない会話が過ぎていく。
    しかし、ただただまっすぐというわけではない。どこかひねくれている。
    そこが面白い。観劇した人に「ガバメンツ」に似てると言われた。
    たしかに、ガバメンツと似てるかもしれない。この心地よいひねくれ感。
    ひねくれ感が好きな人は大いに楽しめる。僕は声を出して笑った。

    ネタバレBOX

    前半の「演劇」を知らない一般人が「演劇」を作っていこうとするシチュエーションコメディ、後半のその一般人を演じていたことが分かってからのシーン。この切り替えにもう少し工夫がほしい。このワークショップが行われている背景、なぜ彼らが集められたのか、その背景が見えるとさらにもう一段上がる気がする。最後の言葉に説得力が増す気がする。
    人は誰しも役者である。その名前のその人を演じて生きている。この意見に肯定か否定かで後味が大きく変わりそうな作品でした。
    さらに、その人の観劇スタイルで評価が変わりそうとも感じました。
    最後を予想しながら見ると、「あっ、やっぱり」と思ってしまうかもしれない。
    途中「芝居」という言葉が出てきたりするので「演劇」は無いが、「演技」はある世界なのかなという疑問が浮かんでしまうかもしれない。
    細かいとこが気になるということは、全体がとてもいいということ。
    それにしても、「演劇」を知らない一般人を演じる役者を演じる役者たちのナチュラルさがとてもよかった。
  • 満足度★★★★

    チケプレで
    ご招待してもらいました。観に行ってよかったです。前作も観たかったですな。

  • 何を伝えたいのか・・・
    初見の劇団なので楽しみにしていたのですが、とりあえず何が言いたいのか、何を掲げているのかが伝わってこないまま時間が過ぎてしまいました。自分達の信じる演劇の復活がテーマかと思いきや、目の前にあるのは非常に刹那的なやり取りでしかなく。今まで人生や人間の歩んできた歴史と密接に絡んできた舞台ばかり観てきたせいか、小手先のテクニックだけで観客に対峙しているようにしか思えませんでした。いや、対峙も無かったのかな。

    ネタバレBOX

    最後に役者さん達の挨拶が無いまま終わってしまいましたので、こちらも「お疲れ様でした」の拍手をする機会を逸してしまいました。観客を徹底的に排除することで、最後のセリフを印象的にすることが狙いなのかも知れませんが、結果、物語に入り込めないまま。唯一、女子高生と間違ってやっちゃったくだりでクスリと笑った程度で、周囲が笑ってても私は笑えず・・・うーん。
    何より、後味の悪さが一番引っ掛かってるのかも。お芝居を観たあとは楽しい気分で帰りたいので・・・。
  • 満足度★★

    潔い
    びっくりするくらい真正面から取り組んでいて、その素直さに支えられた潔さったらない。もともとなかったはしごを外されるというか、そんな奇妙な感覚がきもちいいんだけど、渦中にいるときは入る店間違えたかとちらちら思った。でもまあこれもまた人生か、と思わせる潔さったらよー。あとチケット安い。

  • 満足度★★★★★

    満足です!
    のっけから引きずり込まれました。人物設定が分かりやすく,後の展開が見えないところから,最後まで途切れることなく,見入っていました。最後に役者さんたちには思いっきり拍手したかったなぁ。久々の☆5つ。絶賛します。

  • 満足度★★★

    1回こっきりなら
    1時間15分。
    当日券2000円。
    これ以上長くても高くても、たぶん不満。
    そのぎりぎりでの実験に思えた。

    ネタバレBOX


    自分がまるで笑えない芝居で、周りがやたら笑い声をあげている舞台に出くわすたび、きっとこの芝居のメッセージを思い出す。
  • 満足度★★★★★

    観れてよかった
    噂でずっと気になっていた五十八号線

    ヌキとイレの
    バランスというか
    それが若さというか新しさというか
    新しい時代のソレなんじゃないかと言わせて欲しい

    観たあとこんなに
    ゾクゾクっと
    嬉しくさせてもらった芝居は久しぶり!

  • 満足度★★★

    薄味。。
    やりたいことは面白いのだけれど、ちょっと薄味なのと、安易なところに落ち着いた感じがありました。

    置いて行かれた割には、最後に啓蒙されたみたいな。


    うーん、後味が悪い。


    音響効果と照明効果が細かいところまで創りこんであったので、星ひとつ追加で。

  • 満足度★★★

    ブラりん。
    拍手をするタイミングが掴めずにそのまま終わってしまったのが気がかり。パチパチすればよかったかな。他の回ではどうだったのかしら。

    ネタバレBOX

    西武線が遅れている。ということで数人来る予定のせいか10分ちょっと?押し。けっこう待つのかな、帰るかトイレに行くかと考え始めたところで始まる。

    今日は菊池美里さん目当てで。菊池さんは誰とも似ていない、発言すると暗闇からピカッと光るのです。
    段々畑に座る役者陣の中にいるとセーラー服と奇館集といった感じ。似合ってましたよセーラー服。

    私の観た回では終了前の5分を2分半にサクッと短くしたらもっとすっきりしたかな。これは好みなのでなんとも。
    こまつみちるさんの背中越しに観劇。明るい作品なので年齢問わず楽しめると思います。ツボ、の役者がいたのでよく笑いました。
    そして帰りに神楽坂で草餅買ってくればよかった・・・
  • 満足度★★★★★

    何度でも
    第5回公演でも拝見してるので
    ラストはすでに知ってしまっているわけだけど、
    それでもわくわくしながら最後まで飽きないのは
    見てて楽しいストーリーだからなんでしょうね。

    今回は役者さんがガラッと変わってて、
    よりしっくりとキャラに合う方々ばかりでした。

    その中でもとにかく菊池さんがいいですね。
    とても「わかりやすい変人」にぴったりでした。

    大阪でもがんばってください!

  • 満足度★★★

    確かにラストですね
    そのままいってしまってもおもしろかったんではとも思いました。

  • 満足度★★★

    絶滅した演劇の化石って、ちょっとみてみたいかも☆
    たとえば漫画の場合だと、その創作の舞台裏を描いた作品に熱い秀作がけっこう多いと思うんですよ。近年でも、日本橋ヨヲコの『G戦場ヘヴンズドア』とか、よしながふみの『フラワー・オブ・ライフ』とか、まだ未完もやまだないとの『ビアティチュード』とかね。あと、熱さということなら島本和彦の『アオイホノオ』か(笑)。

    ところが日本の演劇の場合、個人的には、清水邦夫の『楽屋』あたりを除くと、舞台袖や奈落とかで役者やスタッフたちがドタバタしているだけだったり、作家か書けない書けないとぐちぐち呟いているような作品ばかりという、あまりいい印象がないのだけど(いや、ほんとはいっぱいあるのかもしれないけど…)、この作品は演劇好きをも楽しめる“楽屋モノ”という面白い領域に踏み込んでたんじゃないかなあ♪

    ネタバレBOX

    ただ、だからこそ、きっちり最後に集約し、起承転結という物語の枠組みのなかにしっかりと収まってしまった造りには、少し不満も(←ふつうはそれ、誉めるとこだろ!w)。

    じつはみんな雇われて演じていただけでした、現代の話でした、あなた以外のすべては! というなんとなく坐りのいい結末ではなく、
    ほんとうに演劇が滅んでしまった近未来に、残存する数少ない資料のなかから「演劇」の本当の姿を復元していく、あるいは理想像を模索し創りあげていくていくような話だったら、もっと好みだったのだけど。

    はたまた、
    いま、もてはやされてるタイプの芝居とか正しいと語られている演劇論とかを客観的(主観的でも問題なし!w)に検証し、時代の雰囲気という曖昧なものを除いていって(考古学の強味を活かして)、単にでかくなっただけの頭の悪い恐竜みたいな演劇は死滅するのは当然で、これから繁栄する哺乳類的な新しい演劇はこれだよ! ぐらいの大風呂敷も広げて欲しかったりも。

    まあ、もちろんそんなことは、言葉でいうのは簡単だけど実際に表現するのは異常に大変そうなうえ、結果的には一握りのマニアしか喜びませんでした、なんて大徒労に終わる可能性も高いんだけど(笑)。

    でも、そんな未来の演劇、ちょっと観たくない?

    そう。それほど欲張りなことすら期待してしまうようなポテンシャルを持った戯曲だったかと☆
  • 満足度★★★★

    終演5分前
    面白かった。
    パンフレットの「終演5分前までお楽しみください」の文字に期待しながらの観劇。

    役者さんの安定感がよい。
    最初の反響具合と足音が若干気になったけど。

    ネタバレBOX

    素に戻ったときのそれぞれのキャラの変わりようがとても素くさくて面白い。

    見られ慣れていない客としてはこの居心地の悪さは初体験。
    知らぬ間に観客参加型に移行させられている…。うまい。
    『誰も寝てはならぬ』というのは実は客にむけてのメッセージなのかも。
    余裕ぶっこいて観てんじゃねぇよと。
    …ぞくっときた!

    アプローチの仕方が面白い。次回も観たいな~。
  • 寝てなんかいられない。
    初演版がカロリーカット&シェイプアップされて、観やすさが増していました。単独では初となる学外公演(前回公演はシアターグリーン学生演劇祭に参加)でこれだけ安定感があるのは大きな強み。
    礎になる役を劇団員がきっちりこなし、客演陣がその周りを彩る。攻守のバランスが取れた戦略だったかと。劇団員ハマカワフミエさんはDULL-COLORED POP・ギリギリエリンギ・MUなどへの客演ではスパイスの効いた役をやる機会が多いですが、ホームでは場を締める落ち着いた役を担うほうが多く。客演時の姿を観慣れている人にはまた違った味わいがあると思います。そして劇団員以外で個人的に目を引かれたのはトリコ劇場から客演している菊池美里さん。「ソヴァージュばあさん」のあの人です。あれとは全然違う役柄。なのに物凄く合っている。この方も味わい深い役者だなぁ。
    初見の場合はチラシに載ったあらすじを読むか読まないか。これ次第で印象がちょっと変わるかもしれません。方向性を知った上でどうなるかを観たいか、何も知らない状態からどうなるかを観たいか。お好きなチョイスでどうぞ。

    ネタバレBOX

    この演目を再び演じる、それ自体も仕掛けになっている気さえしました。
    ラストの台詞までが初演よりシンプルになってたかな?多分。どっちのバージョンもありだと思うし、誰かに勧めたり話題にするには今回のパターンが向いてるんじゃないかなー。

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