『ひとよ』★【横浜公演】6月6日・7日KAAT大スタジオ!★ 公演情報 『ひとよ』★【横浜公演】6月6日・7日KAAT大スタジオ!★」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.6
1-14件 / 14件中
  • 満足度★★★★

    良かったです
    明日に向かって行く事と、家族の思いとそれに関わる人たちの繋がりがあるのかと思いつつ観劇しました。後悔しても仕方がないので前に向かって進んで行きたくなるような気持ちになりました。

  • 満足度★★★★★

    裏切らないKAKUTA
    今日KAKUTA千秋楽ということで今更ですが書きました。
    うまくいえないけど、KAKUTA観た人は体外次ぎの作品も見に行くという団体です。それくらいクオリティ高いと思うし何より一番大事な観に来てよかったと思える、いや、思う作品。
    あと、一回観たけどもう一回観たくなる作品。
    まだ観てない人いるならばぜひ観て欲しい。

  • 満足度★★★★★

    空席が勿体ない
    「気がつけば、あした。」以来となる岡まゆみさんの安定感が良い。
    また、ホームドラマとしても毒気と刺激をスタイリッシュに味付けしていて他所より抜きん出ている感がある。
    わざわざ下北沢まで足を運ばずとも近所で楽しめるまたと無いチャンス!!
    川崎・横浜・横須賀在住の方はこの機会にぜひ。

  • 満足度★★★★

    家族の話
    煩わしくて、めんどくさくて、目障りで、でもいないと寂しかったり、憎んでいるのに繋ぎ止めようとしてしまったり、家族というしがらみの中でもがきながらそれでも傍にいる。そんな異常なようで意外と普通な家族の話。人物の描写や演技が一つ一つとても丁寧に演出されていて、見ていてとても好感の持てる良いお芝居でした。

  • 満足度★★★★★

    母帰る
    初演は震災の年。1日で変わってしまったことを受け入れながらいつの間にか4年。あれから自分の中で考え方も多少変化したこともあるが、今回も初演時同様、舞台の世界観にしっかりと入りこめた。
    正しく生きていくのはとても難しく割り切れない思いを抱くことも多いが、当たり前の喜怒哀楽があることはなんと素晴らしいことなのか。
    スズナリ仕様になった舞台だったが、コンパクトになって見やすかった。良い舞台だった。

    ネタバレBOX

    こはると大樹、園子、雄二3人が犯罪者の子供として生きて来た歳月を爆発させた瞬間、堂下さんの息子の関係が判明した後の暴れ方、こはるの夫と父に一瞬に変化し言葉では言い表せない感情に身を呈して止めるきょうだいの姿と行動に切ないやら、優しいやら。

    根底の話は実はシリアスな話なのに、出てくる人たちがいかにもいそうな人ばかりで「あーやりそう」っていう行動に今回も笑ってしまった。
    もつれた糸をじっくりと解きつつ、気がつけば心に響いてるドラマチックな展開に、桑原さんの作風が中島みゆきの描く曲の世界のようと思ったりして。
    吉永さんは寅さんかw
  • 満足度★★★★★

    ”ひとよ”は”人よ”でもある
    当事者にとっての”ひとよ=One Night”であるのだが、それに連なる物語が丁寧に書かれた戯曲。
    展開のバランスが非常に良い。
    しかも心の中が力強く語られている。
    悩み、喜び、困惑する人の姿が見事に描かれている。
    飛び道具のような吉永さんが実は神という存在なのでは…?
    とか、色んな視点で人の心の中を追体験できる作品。
    私には”人よ”とか”人世”に思える題名も魅力だ。

    お見事! 非常に愉しめて、意義のある作品だ!!

  • 満足度★★★★

    one night
    面白い。120分。

    ネタバレBOX

    こはる(岡まゆみ)…DVな夫を殺し刑務所へ。15年後、家に戻る。
    大樹(若狭勝也)…長男。吃音と変形した指と面倒な妻を抱える。雑誌を配った妻に激昂する。
    園子(桑原裕子)…長女。こはるの帰宅に表向き喜ぶが。
    裕二(伊達暁)…次男。こはるの一件でグレた。自分らの境遇をこはるにぶつける。
    社長(久保貫太郎)…稲村タクシー社長。色々苦労している人。
    真貴(高山奈央子)…ドライバー。雄二に好意を寄せる。ファッションセンスがない。
    歌川(佐賀野雅和)…ドライバー。弓と隠れて付き合っている。
    吉永さん(成清正紀)…こはるの面倒をみた、酪農家。日本人。転換期を迎えた。
    二三子(異儀田夏葉)…大樹の妻。別居中。離婚しに大樹宅に押しかける。
    友国(松本亮)…ヤクザ。堂下の弟分だった。
    日名子(四浦麻希)…友国の女。真貴のファッションにダメ出しする。
    弓(磯西真喜)…こはるの友人。会社の受付。介護する義母を殺す。
    堂下(まいど豊)…元ヤクザ。10年以上前に捨てた息子に援助するが、嘘をつかれてたとわかり暴れる。

    吉永さんをはじめ、笑いを引き出すのが上手い。それでいて、情を描くのも上手い。こはるが帰ってきたことを素直に喜べない子らの微妙な想いとか、子の遅まきな反抗期に、エロ本読んで対抗するこはるとか、まっすぐな心が熱くて気持ちよかった。

    堂下に死んだ父を重ねた雄二が荒れ、息子との一夜に涙する堂下に、自分にとって特別な夜ならそれでいいじゃないと声をかけるこはるが優しい。殺人を犯した夜を体験した家族が、どんな目でみられようと、自分らがよければそれでいいんだと、問答無用な肯定感が、なんとなく嬉しかった。
  • 満足度★★★★★

    完成度が高い。。。
    芝居には詳しくありませんが、それでも「完成度が高い。。。」という言葉を抑えられない舞台でした。ちょっと長いかなぁって芝居に始まる前にアナウンスがあった2時間も、全く時間の過ぎるのを感じさせないストーリー展開。事件を背景にしてそれぞれの人生への影響、想いを扱った重いテーマでありながら、あちこちに笑いが散りばめられていて、本当に濃厚な舞台でした。舞台セットの構成も芝居をより魅力的にしていて素晴らしかったです。
    KAKUTAさんの舞台は初めてでしたが、これからも観劇したいと思いました。
    ありがとうございました。

    ネタバレBOX

    全ての俳優さんが素晴らしかったですが、中でも岡まゆみさんの貫禄ある演技と、変な明るい真剣な外国人役を演技された成清正紀さんの演技が良かったです。勿論、高山奈央子さんの美しさも素敵でした。(^^)V
  • 満足度★★★★

    KAKUTAらしさ全開の一作/約120分
    田舎のタクシー会社を舞台にした、ワケあり一家とそれを取り巻く人々の物語。
    途中までは或る人物の描き込みが足りないようにも感じたが、観終える頃にはその不満も解消していて、その作劇の見事さに感服!
    ベースは重い話なのにドタバタ騒ぎが相次いで笑いも多く、KAKUTAらしい悲喜こもごもの人間ドラマをお腹いっぱい味わいました。

    ネタバレBOX

    タクシー会社を営む一家の母親が、呑んだくれては子供たちに手を上げる暴力夫を殺して出頭し、15年後に戻ってくるお話。
    殺された夫の人物像があまり伝わってこず、そこにもどかしさを感じたのは私だけではあるまい。
    が、息子に裏切られた中年運転手・堂下がショックから呑んだくれて会社に現れ、酔いに任せて暴れ出すくだりに至ると、堂下と殺された夫が二重写しになり、暴力夫にも少なからずあったに違いない人間味が立ち上がってきて、夫の描写不足に不満だった観客たちは一気に溜飲を下げる。
    この劇構成の見事さには感嘆!

    それまでの堂下が温厚な人物として描かれていただけに、上の“豹変”の劇的効果は絶大でした。
  • 満足度★★★★

    エピソードがたくさん!
    KAKUTAさんの舞台は、初見です。
    「ザ・スズナリ」に行ってみたくて・・説明をみる感じでは面白そうかなってことで、観劇。
    エピソードが盛りだくさんなんだけど、それが、上手く繋がってて、なるほどね~って感心。こういう本・演出、好き。
    自由席(前方)だったので、右側での演技がちょっと見づらくて残念。

  • 満足度★★★★★

    親子ってさ。
    KAKUTA「ひとよ」
    子供の頃の父親に対する思いと、
    いま自分自身が父親の立場にある思いとがいりくんで
    なにやら複雑な心境にはありつつ頑張らねば!
    と思うに至る素敵な芝居でした。
    もう一回しっかり観たいなあ。

    それにしても異儀田夏葉さんがたまらなくかわゆかった!
    あの動きには萌えてしまいます。

    今日は雪山デーでした。
    もちろん狙ってチケットをとっています。
    あの方はどこから現れるのでしょうかねえ。。。。

  • 満足度★★★★★

    笑いと涙は両立出来るのか?⇒KAKUTAの回答「出来る!」
    (タイトルがネタバレだったらすいません)
    舞台セットはなんとも生活感の感じられる謎の事務所、
    タクシーの配車センター(事務所)でした
    (これは開演前に分かります)。

    そこでの「一夜(ひとよ)」、いったい何が起こるのか?

    開演前の暇なひととき、色々と想像してみたのですが、
    開演早々からその後の展開まで、
    自分の想像力のはるか上を行く物語が
    狭い事務所を中心に繰り広げられました。

    役者の軽妙なやりとりに「今回のKAKUTAは喜劇なのか?」
    と思わせておいて、
    練られた脚本は確実に胸に突き刺さっていく、
    (^▽^*)と(´;ω;`)が共存し続けた、
    舞台観客として幸せな2時間でした。

    ネタバレBOX

    あらすじ全部書くのもアレなので

    ・ かーちゃんは子供達を守る為に亭主を轢き殺し

    ・ しかし「殺人者の子供達」のレッテルを貼られた兄弟たちが
      幸せになれるほど優しい世界でもない訳で

    ・ そして15年が経ち

    ・ かーちゃんの友達だった女性は、亭主に死なれ
      痴呆の義母の毎日のイビリに耐え切れず殺人を犯し

    ・ シャブ中で家族に逃げられた元ヤクザは、
      10数年ぶりの息子からの連絡に喜び
      仕送りの為に運び屋に手を染めて

    ・ ジョニーデップが語る「ターニングポイント」は、
      それぞれが経験したただの「一夜(ひとよ)」の出来事だった

    ・ 子供達が自分の不幸を受け入れ笑う時、
      かーちゃんは自分の行為が「本当に正しかったのか?」と
      思い返して涙する

    ・ 笑いは絶えないのに、みんながみんな不幸を抱えたタクシー会社でのひととき

    ただ「幸せ」になりたくて行った行為が「不条理」な結果を生み出して、
    それでも人々はたくましくもそれにあらがって生きていく、

    桑原脚本/KAKUTAワールドは今回も健在でしたヽ(´ー`)ノ


    今日は雪山さんのトークショーがあったのですが、
    メインのお芝居を笑いと涙で本当に堪能できたからこそ、
    「マスクのお兄ちゃん」はキャストトークも非常に楽しめました。

    ああ、幸せな時間だなあ( ´ー`)


    PS.実際の所、冒頭でかーちゃんがあっけらかんと
      「父ちゃんを轢き殺してきた」と独白するシーンから
      既に自分の妄想力全開で涙がボロボロ出ていました。
      
      自分は「KAKUTA演劇を神格化してしまっているのか?」とも思いましたが、
      あの舞台上でのそれぞれ怪我をおっていた無言の兄弟達、
      そして現れたかーちゃんのあっけらかんとした
      独白から「今後」についての話からが、
      既に涙なしではいられない「不条理」な背景世界として
      自分の感じる心に刺さってたんですね。

      そこからいきなり15年ふっとんで、
      喜劇としてリスタートした時は驚きました、

      脚本/演出が「匠(たくみ)」だなあ( ´ー`)

    PS2.2015/05/24(日)追記
      意図的なものだったか分かりませんが、
      ヤクザの子分の登場の仕方が「もしかして殺したはずの亭主?」とか
      タクシー運転手(ヤクザ兄貴)の電話が「裏で何か悪い事が動いている?」とか
      色々と観客の想像力を刺激して、ミスリードさせてくれたのも楽しかったです。
      (色々な方向性を想像するからこそ、事実が明かされた時
      「なるほどっ!」と驚くので)
  • 満足度★★★★★

    あったかいんだから~♪
    根底にあるのはお互いへの愛。
    でも、実際それを理解するのも、してもらうのも難しい・・・。
    家族というのは、家族になるというのは、それに対する大いなる挑戦ではないか、とそんな思いで観てました。
    桑原さんの舞台には、いつも色んな愛があって、色んな葛藤があります。そして、信じるという絆も感じるのです。このポジティブさがとても好きです。
    時間の経過と、その重みの表現もしっかりと感じました。
    勿論役者さんたちも素晴らしい!!!

  • 満足度★★★★★

    素晴らしい!!
    いい役者がいい本で演じると素晴らしい舞台になることを改めて認識しました。

    ネタバレBOX

    三人の子供を暴力夫から守るために夫を轢き殺したタクシー会社の女社長が約束通り15年後に帰ってきてからの家族やそれぞれが問題を抱えている周囲の人たちの話。

    どんなことが起きたのか真っ先に気になったところですが、まさか殺人とは、ど真ん中の豪速球に一気に心を掴まれました。

    皆さんキャラが立っていて、どの場面を切り取っても各人が存在感を強調していて見応えがあり、それでいて全体を邪魔しない進行に、内容もさることながら総合的なパフォーマンスに感動しました。

    夫を轢き殺してから晩飯を食べたのがいけませんでした。過失致死で済まそうとしたら即電話しないとね。

    かまってちゃんのめんどくさい長男の奥さんが面白く、客席から十数センチの目の前でギリギリ止まる酔っぱらいの喧嘩、大暴れも迫力がありました。

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