マナナン・マクリルの羅針盤 再演 2015 公演情報 マナナン・マクリルの羅針盤 再演 2015」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.7
1-20件 / 34件中
  • 満足度★★★★★

    人の強さは 人に支えられ 弱い心を支えられ
    サザンシアターに、このセット 舟 船室 海 町 港 を上手く表現
    この1人芝居ナレーションもを1人で、 ナレーションが多い芝居は小説の様に少し離れて観てしまうのですが、 これは違った 林遊眠さんの台詞の力と続いての林さんのナレーションの間合いとで物語に引き込まれ、最後の台詞は、感動した。 人の強さは 人に支えられ 弱い心を支えられ 信念を貫く事が出来る 仲間がいて出来るのでしょう。 弱い私は引き込まれてしまいました。
    間近で観ました 動きが激しい 2週間にわたる芝居 身体を絞った林さんの露出の多い衣装から絞られた体(腹筋)からも この芝居に向けての真摯な取り組みが伺えました。 自由を求める、ここまで作り上げた1人芝居、素晴らしい 感動した。

    ネタバレBOX

    サザンシアターに、このセット 舟 船室 海 町 港 を上手く表現
    この1人芝居ナレーションもを1人で、 ナレーションが多い芝居は小説の様に少し離れて観てしまうのですが、 これは違った 林遊眠さんの台詞の力と続いての林さんのナレーションの間合いとで物語に引き込まれ、最後の台詞は、感動した。 人の強さは 人に支えられ 弱い心を支えられ 信念を貫く事が出来る 仲間がいて出来るのでしょう。 弱い私は引き込まれてしまいました。
    間近で観ました 動きが激しい 2週間にわたる芝居 身体を絞った林さんの露出の多い衣装から絞られた体(腹筋)からも この芝居に向けての真摯な取り組みが伺えました。 自由を求める、ここまで作り上げた1人芝居、素晴らしい 感動した。

    泣き声 2月北上 汚れた海図 女性の声 息子が熱を出した 黒い痩せた女性 出して下さい 水 、 海水を飲ませてやれ 肩を剣で突かれ 舟から突き出た板から踏み出そうとした その時 ジョンの声 舟だ ベラミーの舟だ 奴隷を解放 今から お前達は自由だ 1717年2月 // 不思議な不思議な 冒険 1幕 ケープコットの開演 // 洞窟 水滴 魚 男の足音が鳴る 奥で輝く財宝 黒曜石の箱から 古びた羅針盤を手に入れた // ベラミー マリアハーネットと5分の会話 1716年4月 中 早馬 ジョージ一世国王 羅針盤が手に入った 六分儀 羅針盤 あと一つ カリブの海を海賊が暴れた時代 ベラミーとピエトロと二人 恋はどうなった リンゴをもらった 黒人は軍人に成れない グレードブリデンの軍人に // アジクが盗み 保釈金 5千ポンド 朝 処刑される前に会いたい 何を見た アジク 羅針盤 看守の鍵 アジクと逃げる 大きな男エドワードティーチが道をふさぐ あんた海賊だな 持ちつ持たれつ お前ら 何で こんな事をする 仲間だ 子供だ 悪い事をしたら怒る だから助ける 通した 港へ行け 逃場がない そ
    の先へ広がっている 舟を奪うんだ 生き残りたい奴はあの舟を目指すんだ スープ船が闇に溶け込んでいく もしあいつが羅針盤に選ばれた男だったら、 奪えばいい・・・

    海軍との戦い 六分儀 羅針盤 海図 神の国へ行ける エドワードティーチ黒ひげの舟は、ぼろぼろ 六分儀を渡す ベラミー資格を手に入れた 皆に何を与える事が出来る ダーナ神族として住める 金 銃が存在しない 目指すは 神の国 北方 1717年6月 // 海賊発見 海軍50隻 死ぬまで戦うんじゃない 死んでも戦うんだ 4月16日 兵士達の銃がベラミーの肩を貫くアジクの胸を貫く 皆死んでいく (ピエトロ)頼むから失望させないでくれ // 俺はまだまだやれるのか 神ならやれる 海軍が海中から攻撃 セイレーン 舟 デイブスイーバー号 舳先にベラミー 付き従うのは2匹の竜 ピエトロ なかなか死なないものだな // 赤い照明の中 戦いの場面 海軍の人達 我々は 人である 王も海賊も神官も奴隷も同じ人 他者の尊厳を守る国に帰って伝えろ 我々は自由の王である 未来に生きる全て人に言った

    幼い頃の思い出 坊っちゃん いつまでも元気で 友達 私は奴隷 僕にって奴隷じゃない 僕には何も出来ない 戦うその時手を離さない。 坊っちゃんは強い 戦い抜く坊っちゃんはいつもそうなさって 有りますから 星が降る
  • 満足度★★★★★

    イマジネーション豊かな女優、遊眠
     林 遊眠は、不思議な女優である。可愛い顔立ちで、男性からも女性からも好かれるタイプだとは思うが、無論、それだけでは無い。いつの間にか、彼女の魅力に引き込まれて、応援したくなってしまうのだ。

    ネタバレBOX


     今回も実際には決して大きくない体で10人以上の人物を演じ分ける。大海賊ティーチから、その副官ボネット、イギリス海軍提督、副官、最少年海賊キング、少年奴隷出身で軍人を夢見る仲間の黒人少年アジク、主人公ベラミーとその参謀になった親友ピエトロ、育ててくれた憧れの女性であり、女奴隷であった母なる女性、最強の女神モリガン、何度もベラミーの危機を救った逃亡奴隷のダガン等々。男性、女性、女神まで多くの役をなんなくこなすばかりでなく、其々のキャラクターを際立たせる、彼女のヴィジョンは、正確であるのみならず、的確であり、彼女のイマジネーションの豊かさを明かしている。また、このシナリオの持つ普遍的でブレの無い中にも、危険に身を晒し、ベラミーの指示如何で命を投げ出す部下たちの犠牲への、優しく強く人間的な悩み葛藤が、観客の胸を打つ。この内容に呼応して実にヴィヴィッドにイマージュを立ち上げる遊眠がいる、たった、一人で。これで虜にならない方がおかしい。彼女の演技の見事さである。
     蛇足であるが、物語の中で、神々は、その世界に入る者に厳しい試練を課す。それに応え得た者だけが、普遍の地で、自由の為に闘う尖兵として、人々の解放という希望を担う王として、欲に目の眩んだ為政者共への永遠の闘いに加わるのだ。が、それは、皆、一人、一人の個人としてなのである。
     シナリオの普遍性は、ベラミーの演説の普遍性にも支えられている。その高い倫理性と人間的で自由で誰もが憧れる価値を持った演説だからだ。更に、リーフレットの説明にあるように、ベラミーは実在した海賊である。シナリオにも史実からの反映が多くあるとのこと。なればこそ、余計に現在を生きる我々への熱いメッセージともなっていると言えよう。為政者共の横暴に負けるな! との熱いエールをも、自分は受け取った。
     9月には4日から6日迄、アウルスポットでの公演「ジャガーノート」が上演されるとのこと。こちらも是非拝見したい。
  • 満足度★★★★★

    ドキドキワクワク
    初めて劇団ショウダウンさんの演劇を見させていただきました。
    一人芝居というのはどんなものなのか想像も出来なかったけど、始まったらどんどんその世界観にはまっていきました!

    1人で何役もやったら人物が誰が誰なのか分からなくならないのかな?と、思っていましたが林遊眠さんの演技はわかり易く、その人物がどんな人なのか想像することができました♪

    本当に楽しくて観やすい舞台でした。
    また劇団ショウダウンさんの舞台は観てみたい!!

  • 満足度★★★★★

    これは観易い
    めっちゃ敷居の低い独り芝居。

    大変観やすい構成でほっこりできる、とても近しい舞台ですね。

  • 満足度★★★★★

    再演に感謝
    コレは凄い。どんだけ喋るんですかっていう怒涛の一人芝居。最初は何役もやってすげえなぁとか思いながら観てましたが、途中から海賊の物語に没頭して一人芝居であることさえ忘れてしまいました。面白い!
    初演の時から気になっていた舞台なので、今回、観ることが出来て本当によかったです。

    ネタバレBOX

    ヌルっとした雰囲気の給水タイムが好きでした。
  • 満足度★★★★★

    お疲れ様でした。
    一人で2時間ガッツリのお芝居。
    連日3公演は、キツかったでしょう。
    おつかれさまでした。

    ネタバレBOX

    詳しくは自ブログにも書きました。

    http://ameblo.jp/gooharuhide/entry-11990676400.html
  • 満足度★★★★★

    無題1359(15-007)
    19:30の回(雨)。18:45会場着、受付(整理券あり)、19:00開場。

    昨年(2014/9)、2回観ているので3回目になります。

    前説では120分+休憩10分。19:31開演の挨拶~20:28、休憩、20:37~21:48終演、アフタートーク(東京のみとのこと)21:50~22:02。

    アフタートークでもありましたが、何ケ所か演出が変わっていました(気がついてよかった!)。照明、スモーク、S.E.、音楽、ポジション/声の切替、カラダの入替がテンポよく展開、変幻自在の林さんだからこそできる作品。大きなスクリーンで観るCG映像に引けを取ることのない大活劇(ファンタジー)。

    次回は@あうるすぽっと、大きな会場は苦手なのですが行きますよ。

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2015/01/18 (日)

    18日ソワレの回を拝見。

    ネタバレBOX

    大英帝国の軍艦に荷役にかり出された黒人の少年アジグが、無実の罪で処刑される!
    同じ荷役労働者仲間のベラミーは、親友ピエトロと共に、アジグを監獄から救い出します。
    追って来る兵士たち…ベラミーらは勢いで(笑)解放した他の囚人たちと一緒に応戦し、ついには軍艦1隻(せき)奪い取って逃走します。
    しかし、その軍艦に、神の不思議な力を秘めたマナナン・マクリルの羅針盤が保管されていたため、ベラミーたちは大英帝国の海軍に追われる身となったのです。
    逃げのびた囚人たちの投票で、船長に推されたベラミーは宣言します。
    この船の上では、生まれも身分も肌の色も関係無く、みんな自由だ、と。
    ベラミーがまだ幼い頃、密かに恋心を抱いていた養育役の黒人奴隷の女性との悲しい別れが、彼にそう叫ばせたのかもしれません…

    胸のすくような、スケールの大きい冒険活劇です。
    登場する人物も、役名のある者から無名の戦士まで、両手の指を総動員しても間に合わないほどです。
    ですが、演じているのは、林遊眠(りん・ゆうみん)さん、ただ一人!
    身振り手振りを交えた講談師よろしく立て板に水のセリフ回しで、舞台の四方八方、小柄なカラダが躍動する、上演時間、なんと2時間!
    途中10分間の休憩を除けば、後半、船上での大宴会のシーンに便乗して(笑)舞台上で水とウイダーインゼリーの補給をしてても、喋りっぱなし! なんて女優さんだぁ(感嘆)!
    そんな彼女をサポートする照明・音響も、場面に応じてジャスト・イン・タイムのタイミング!
    さっきから「!」連発ですけど(苦笑)それだけ凄い舞台でした。
    ちょっと大げさですけど、自分の演劇体験にとってエポックメイキングになった程の、得難い財産となった舞台でした。

    ここから先は、私個人が抱いた感慨です。
    脚本家の意図がそこにあるかどうかは判りませんが、この芝居、昨今、世情を騒がす不合理な偏見・差別に向けた、爽やかで高らかなアンチテーゼにも感じられました。
    東京・大阪のみの公演ですが、もっともっと多くのヒトに! 観てもらい作品だと思います。
  • 満足度★★★★★

    濃厚な2時間超
    18時の回を見てきました。
    が、前の回は15時開演。
    2時間超の一人芝居なのに、なんて無茶なタイムテーブルなんだと思う。
    でも、本人曰く、「いつもより身体が動いた」との事。
    なんて、凄いんだろう。
    東京公演よりステージが狭くなった分、照明がより濃厚になり、
    林遊眠が紡ぎ出す世界観に物凄くマッチしてました。
    あの小さな身体のどこにあんなパワーがあるんだろう。
    本当に、素晴らしいパフォーマンスでした。

  • 満足度★★★★★

    必見の一人芝居
    劇場は小さいですが気持ちよく見ることのできる座席で、2時間20分(10分の休憩有り)も苦になりません。
    初見の劇団さんですが、素晴らしい舞台でした。
    一人芝居で何役もこなし、小さな舞台に帆船・カリブ海・港町etcが展開していきます。
    物語もしっかりしていて、テンポよく進んで目をそらさせません。
    林遊眠は可愛くて、たくましい役者さんです。1日3公演を続けるとは!
    私の見た回は満席プラス当日補助席で盛況でしたが、スタッフさんによるとまだ空席のある回があるとの。何と勿体無いことか!是非お勧めする公演です。
    一緒に見た娘曰く「一人芝居のイメージが変わった!!」

  • 満足度★★★★★

    昨年の感動再び、それ以上!
    前回は2014年初日初演を観劇させて頂き、2時間超の一人芝居に圧倒されました。
    今回は圧倒された前回に加え、更に世界観に深みがまし、ベラミーの冒険の世界が目の前で展開され、どっぷりと物語の中に埋没できます。

    全体のストーリーはほぼ同じですが、初演から計32回?の公演(公演時間計70時間以上)を経て、 林遊眠さんが更にパワーアップし、セリフ回しや場面展開が少し変更されたような…。

    それにより、より説得力を増し、分かりやすく、ショウダウンの世界にどっぷり浸れます。そして感動のラストに♪

    再観劇の価値は十二分♪必見です!(後、明日の3公演頑張って下さい)

    残念なのは、全席完売の筈が…、こられていなかった席が数席…。
    実にもったいない!

    明日も全回全席完売のようですが、是非、予約されている方は必見ですよ!

    追伸、昨年、まさか一人芝居で2時間は超えないだろうと思って、後に別の予定を入れてていたため、公演後そそくさと失礼してしまい申し訳ありませんでした。
    今回も後に先約が有ったのですが、前回同様休憩含め2時間20分と思って観劇させていただきました。
    が、なんと終わってみれば2時間30分…、飛びでないと間に合わない♪
    昨年同様、そそくさと劇場を飛び出してしまい本当に申し訳ありませんでした。でも観劇できて本当に良かったです。

    追伸の追伸、2014年版の羅針盤のDVDを購入しようかと思いましたが、劇場を飛び出したため買えず!残念!
    次回HEP HALLでの公演時に、2015年版のDVDを購入できたらなぁ!

  • 満足度★★★★★

    想像を絶する一人芝居
    林遊眠さんの役者魂を感じること請け合いの2時間10分フルスイングのファンタジックなお芝居ですよ。
    ぜひ劇場で体感していただきたいですね。

  • 満足度★★★★★

    最高の一人芝居
    何度か観劇しましたが、いつ観ても遊眠さんのお芝居には感激しました。
    物語の面白さや、一人でいろんな人物を演じ、それぞれ違う登場人物に見えてくる遊眠さんのお芝居。本当に熱く最高でした。

  • 満足度★★★★★

    無題1361(15-009)
    15:00の回(晴)。14:20受付、14:31開場。撮影あり。

    15:02開演宣言~16:01、休憩、16:15~17:26終演、トーク17:28~17:50、今回も2回観てしまいました。

    手の、指先の動きまでもが物語を克明に伝え、正面、横、斜めからの目線の先にあるものがこちらにも見えるようです。大洋、大海原、自然の猛威、魔獣の雄叫び、飛び交う砲弾、ダイナミックな展開は何回観てもよいものです。

  • 満足度★★★★★

    さすが
    池袋演劇祭大賞作ですね!!演者の熱量に圧倒されるステージでした。

    ネタバレBOX

    口上といろんな人物を演じわけるところは紙芝居を感じさせ、開演から登場人物が出そろうまでは少し乗りきれないところもありましたが中盤以降は目が離せなくなりました。口上だけを別にたてると、最初からすんなり入り込めたり違う印象を感じたりできるかもしれないですね!?あと、二幕目に遊びの演出なのか一休みの場面がありましたが、演出であったなら休憩を入れずに一幕、二幕を続けて観せた方が良いように感じました。最後に一人芝居じゃない舞台も観てみたいと思いました。
  • 満足度★★★★★

    やっとの思いで
    念願が早くも叶い、観る事ができた。以下、ネタバレBOXにて。

    ネタバレBOX

    実在の海賊、"ブラックサム"ベラミーこと
    サミュエル・ベラミーを主人公に
    彼が海賊となって自由を得るための
    短い冒険を描いたファンタジー活劇。
    ・・・を、一人で演じるという。

    語り手(終盤にある登場人物であることが判明)や
    主役から各登場人物まで目まぐるしく演じ分けて
    本当に凄かった。久々に鳥肌が立った。

    登場人物のほとんどが男で、
    実在の大海賊、黒ひげことエドワード・ティーチなど
    男の中でもアクの強い男を演じるのには苦労があっただろうが、
    それほど違和感なく自然に観てた。

    特に主役のベラミー、ベラミーと馴染みの少年アジク、
    数少ない女性何人かは
    他との違いが鮮明でかつ見応えあり、魅力的だった。

    ラストの会戦は、あの『レ・ミゼラブル』のバリケードでの戦いを
    彷彿とさせるような激しさ、もの哀しいイメージが思い浮かんだ。

    その辺りで出てくるファンタジックな内容も
    荒唐無稽な感じはせず、自然と物語世界に溶け込んでいた。

    途中に劇から離れない形でアイスブレイクする場面もあり、
    ある意味画期的だった。
    下手したらそれまでの流れを白けさせる可能性もあったが、
    そんなことは全くなかった。
    役者の負担を考えたら、心情的に気に留めない感じだった。

    ただ一つ、他の方の感想を観て同じ感じていて、
    語り手があまり説明的に情報を伝えすぎない方が良いのではと感じた。
    人物や物事の説明にも枕詞が多い部分もあったので、
    そこをもっと組み替えていけると良いのかなと。

    しかしそんな点も心情的に気持ちがこもっており、
    いくつものシーンに魅せられていて
    とても良い演劇体験だった!
  • 満足度★★★★★

    素晴らしい
    再演という事もあり、ハードルは上がっていたが、
    新たな演出もあり、全編、見応えがあった。
    こんな一人芝居はなかなか見る機会がないです。
    本当に素晴らしいパフォーマンスでした。

  • 満足度★★★★★

    最高の一人芝居
    お話も、お芝居も本当に最高です。
    そして林遊眠さん、すごい役者さんと実感しました。
    オープニングから物語に惹き付けられる、2時間があっという間の最高のお芝居です。

  • 満足度★★★★★

    大絶賛!
    今年初観劇がこの作品。初演も観ているけど,やはり素晴らしい。今年も良い観劇の年となりそうだ。さて,開演時間ジャストに始まったこの芝居。圧倒的表現力。一人しかいないのに彼女の周りに人が物が風景が時代が拡がり見えてくる(まるで,どっかの漫画のようだが,実際そうだった^^;)。ストーリーも覚えており,場面場面の所作も覚えているのだが,それでも引き込まれてしまう。いや,覚えているからこそか,引き込まれ,鳥肌が立ってしまった(寒いわけではない^^;)。2時間超の大芝居であるが,全く時間の長さを感じない。ストーリには好みはあろうが,この一人芝居,絶対に観る価値はある。オススメである。

  • 満足度★★★★★

    やはり素晴らしかった!
    2014年池袋演劇祭参加作品として観た時も素晴らしかったが、再演も色褪せていなかった。一人何役も演じ分け、人物像もイメージ出来た。また物語の背景・状況説明などストーリーテラーの役割もキチンと行い、その演技力には改めて驚いた。
    些細だが、”おぉ”という驚きと”あれ”という傾げの両方があったが…。

    ネタバレBOX

    まず、”おぉ”の方だが、演劇祭の時にはなかった小ネタの演じとラストシーンの彩りの2つである。
    前回観た時以上に表情が豊かになったと思う。それだけ感情表現が上手になったということだろう。なお、小ネタは舞台上手にある船甲板で海軍軍人(副官)が「命などいらない」旨のセリフを吐いた後の部下達の表情…一様に驚いた顔・顔がコミカル。屈んでの演技だけに後ろ席では観にくいかもしれない。
    ラストシーン…前回は単に暗転しただけであったが、今回は少し色彩が添えられた。これは観てのお楽しみ。

    ”あれ”は、前回に比べ立ち回りが小さくなったと思う。前回の劇場・シアター風姿花伝では、舞台をフルに使用していたと思うが、今回は舞台中央での演技が中心であった。大海原に船出するイメージ、格闘・乱闘シーンのスケールが小さくなったなど、物語の壮大さが少し失われたような気がした。立ち回りと引き換えに感情表現が豊かになったのかもしれない。
    もう1つ、客いじり的(休憩)シーンがやはり前回と比べ長くなったようだ。
    観客の集中力が途切れない程度に(ギリギリだった)…。逆に役者としての集中力はどうなのだろうか?

    しかし、公演全体は素晴らしいの一言。
    自分は前回公演との比較で書いているが、初見の人は十分楽しめるのではないか。
    次回、9月の あうるすぽっと での公演を楽しみにしております。

このページのQRコードです。

拡大