パダラマ・ジュグラマ終演いたしました!総動員3672人。ありがとうございました! 公演情報 パダラマ・ジュグラマ終演いたしました!総動員3672人。ありがとうございました!」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
1-20件 / 57件中
  • 満足度★★★★★

    あの空間と物語が交わる時
    公演が終わってもう数か月たつが、あの時の感動をふと思い出したので書き込んでみる。王子MON☆STARという、王子小劇場の真裏にある劇場。というかスペース。そんな場所にあんなスペースがある事を知っている演劇人は少ないだろう。この作品のために作られたのではないだろうか?と思うほどのおぼんろの世界観にマッチしていた。芸達者な語り部たちがそこかしこと走り回り、圧倒的な演技を魅せつけてくれる。3000以上の動員に成功したこの劇団。果たしてどこまで登りつめていくのか。次回が待ち遠しい。

  • 満足度★★★★★

    この違いはなんだろう!
    2日目に観たあとの2回目。2日目には、役者たちのうまさの中にもなにか少し物足りないものを感じていた。それが今日はどうだろう。脚本もさらに練り直したのか、主役だけでなく5人の役者それぞれがしっかりと個性豊かなキャラを演じ、絡み合い、相乗効果でさらに見ごたえのある芝居になっていた。初日、2日目に観た参加者の人々に言いたい。まるで違う芝居を観られるはずだから、ぜひもう一度行ってみてほしい。今の芝居を観ないでおぼんろを語るのは間違いです。

  • 満足度★★★★★

    あと、3日!!!
    「情熱」「真摯」「純粋」「綺麗」「美学」
    王子MON☆STARに行って“おぼんろ”の“5人”
    に会うと、これらの2字熟語を心底感じること
    が出来ます!!!
    勿論「パダラマ・ジュグラマ」の意味も知ること
    が出来ます!!!

    彼らに会うたび“浄化”される・・・
    本当にステキな5人・・・なのです。
    本当にステキなお芝居・・・なのです。

    19日、20日、21日
    あと、3日・・・
    私も5回目、行きたいと思う!!!

  • 満足度★★★★★

    物語の進化を目の当たりにした。。
    回を重ね深化したものを見ることはよくある。
    「会場が変わって演出も大きく変わりました」と言われても、素人目には大した変化には感じない。ストーリーが変わった訳ではないから。「進化」を目にすることはそうそうないのである。

    八幡山で2回、岡山で1回、週一参加の後3週間空けて王子でのラストラン。

    最初からとても良く出来た物語だった。一人ひとりのキャラクターも丁寧に描かれ矛盾を感じる点は皆無。誰に感情移入しても成立する物語。主人公はひよこのタック。素直にそう思っていた。
    このタック、昔飼っていたひよこを彷彿とさせ、私の目にはリアルなひよこに見えた。サイズ感なぞ想像力で簡単に凌駕できる。可愛くてしょうがないひよこちゃんが、岡山までは確かにそこにいた。
    ところが王子では、もはやひよこには見えなくなっていた。と同時に「タックが主役」という印象も消えた。「みんなが主役」になっていた!

    この人数で群像劇に当てはまるのか知らないが、「群像劇」と言うのとも違う。
    誰かに感情移入しなくても、一人ひとりが主人公なのだと感じられる。実際の人生ではみんなが主人公であるように。
    ファンタジーの形を借りたとてもリアルな物語。その印象は最初から変わっていない。そう「リアル」!やけにリアルなんだなぁ。
    最初に感じたリアルは社会事象など現実の世界とそこにいる自分自身。そしてそこにある思いに嘘がないというLIVE感。その思いがこの3週間のあいだ現在進行形で進化してきたに違いない。単に深化ではない進化が全く違う物語の姿になった。そしてそれこそが作品の真価。このメンバーならではの「仲間の物語」。おぼんろ号、見事に入港しました。その場に立ち会えた幸せこそが感動であった。出会えたすべてに感謝!!

  • 満足度★★★★★

    最高に美しい!
    チェリヴァホールという劇場をこれ以上無いくらい目一杯使い、観客も巻き込んで物語が紡がれていく。
    今までの舞台では感じたことのない何かがありました。
    また、舞台も役者も物語も、すべてが美しい。
    1度しか観る事ができませんでしたが、何度でも観に行きたくなる、そんなお芝居でした。
    まだ東京での公演がありますが、演劇が好きな人は演劇に興味が無かった人も連れて行ってあげて欲しいです。絶対お芝居が好きになりますよ。

  • 満足度★★★★★

    ココロで、観る。★
    私自身としては、観る前に前情報を入れるのが嫌なタイプでして。

    ただ、観たい!と、思って頂けるきっかけの一つになったらいいな、
    と、そう思う。

    おぼんろは、語り部が『物語を紡ぐ』。

    演劇、いわゆるお芝居は、色んな形で何度も観ているのだが、
    そのどれもと違う衝撃があった。
    観た後に、何度も何度も、語り部達の口から出た言葉や、表情や、
    音や、風や、その場の空気が、まとわりついて離れない。
    音楽的に生きてきた為、落ち着く場所がライブハウスな私には、居心地よかった。

    多分、お芝居を観たことない人には、観に行く敷居は高いはず。
    一度観ただけだと、うまく消化出来ないかもしれない。
    私も、その実、そんな一人だ。

    それが、二度、三度と、見る度毎に、どんどん物語の中に入り込む。
    5人は魔法の使い手なのかもしれない。

    おぼんろの物語は、『観る』だけでは未完だ。
    参加者の中で、何度も生まれ、熟成し、完成に近づく。
    あなたのココロで、感じて欲しい。
    ひとりひとりの物語。
    2014年 今夏限定。

    今年、観たもの。
    ★The Rolling Stones(終了)、
    ★Bob Dylan(終了)、
    ★劇団おぼんろ『パダラマ・ジュグラマ』(終了...ココロでリピート中)

    目的、達成!!








  • 満足度★★★★★

    馬に牽かれた不思議な乗り物
    【観劇前】初めておぼんろを見に来たのだけれど、何だろうこのサーカス感と四畳半感!!!めっちゃテンションあがる!
    【観劇後】おぼんろのパダラマ・ジュグラマを観てきたわけですが、えもいわれぬ高揚感。ちょっと整理がつきません。
    おぼんろの役者さん五人しか出てこないのだけど、そこで劣る物語ではないし、全方位に役者さんがいるから逆に忙しいくらい。
    あの空間を駆けずり回る体力も大したもんだよ。
    王子の会場のドーム型の天井が似合いすぎてて、この公演をどうやって八幡山でやっていたのかと首を傾げざるを得ないのである。地方公演ももちろんなのだけど。それほど王子の会場がはまっていて・・・。
    狭い空間にギチギチに詰め込まれたファンタジー感、とてつもないほどの演劇への熱量、それをやさしく包み込む暖かさ。

    劇団おぼんろ 『パダラマ・ジュグラマ』全44公演で 総動員数は、3672人。目標動員数には届いていないけど、誇っていい数字だと思う。
    そして、その中の一人になれたことも、誇りに思う。
    参考:ボクラ団義さんの『耳があるなら蒼に聞け』は18ステージで2440人。

    【閑話休題・個人的後日談】昨日NOIZのLiveで多幸感に包まれながらふと思い出したのは、おぼんろの「パダラマ・ジュグラマ」。全然違うのに、すごく似ている。あの5人が1人のむちゃくちゃな夢に全力で乗っかって、47都道府県公演や44公演をひとつひとつ積み重ねて、足を踏み入れた全員でオカシナ乗り物を操縦していくんだ。

  • 満足度★★★★★

    更なる感動
    ワーサルから二度目。なのに馴染むというか居心地のいい空間。前回とは違う角度から観劇。前回見えなかった表情がいろいろ見えてくる。そしてこのスペースの隠れた造りに驚かされ、それを上手く使った演出がさらにこの世界に不思議な魅力を加えている。5人の登場人物は自由に動き回り、心を引っ張っていく。前回より更に深く、この世界に入り込み、ラストには涙がこぼれた。

  • 満足度★★★★★

    初☆空間
    グーっとひきこまれ、あっというまの時間でした♪

    年齢問わず愉しめるメリハリの効いた素晴らしい舞台だなぁと。

    是非いろんな人に観てもらいたいです。

    (・∀・)ゞテ゛シッ!!

  • 満足度★★★★★

    八幡山ワーサルシアター<王子MON☆STAR
    違う劇場で、同じお芝居をする。
    これの意味する所があまりに顕著であることにビックリしました。

    ワーサルでの初参加の際にも、なんて素晴らしい物語なんだろう!
    おぼんろは期待を裏切らないどころか、期待の上の上をいつだって行ってくれる!そう思ったのも確か。
    ワーサルでの公演の後に、岡山と島根に行って、再び東京の劇場に戻ってきたおぼんろが選んだ場所が、王子MON☆STAR。
    一度も聞いたこともないし、行った事もない。
    何の情報もなしに、向かったその劇場は、建物の階段を下りた瞬間から別空間。一段一段地下2階まで下りていき、入口の幕を開いて中に入ってみると、
    そこには、おぼんろワールドが広がっていました!
    ドーム型の劇場はテーマパークかのように、ゴミと呼ばれるもので飾られ、
    メイクと衣装をまとったおぼんろメンバーが和気藹々と参加者をもてなす。
    開演する前からこんなにも楽しい時間が過ごせる劇団を他には知りません。

    前説を終え、物語が始まると、あっという間に物語の登場人物として、
    一緒に物語を進める役をになう。
    参加者がうちわを仰ぐ演出、カギを渡す係り、飲み物や食べ物を渡す係り、
    これぞ参加型演劇というのを今回もたくさん用いています。

    たった5人の語り部が圧倒的な演技で物語を引っ張っていき、
    前半の笑い。そして、後半の涙の嵐に巻き込んでくれます。

    ワーサルで一度見たはずの物語が
    まるで、違う物語を見ているのではないか、と錯覚するほどに
    新鮮で面白い。
    この劇場ならではの演出もあり。
    違う席に座れば、違う感覚で見れ、
    違う役者を追えば、やっぱり違う感覚で参加できる。

    一度みたら、二度。二度見たら三度。

    おぼんろの中毒性は本当にすごい。
    残り8ステージしか残っていませんが、
    可能な限り劇場に足を運びたいと思います。

    みなさんも、普通の演劇とはかけ離れた
    おぼんろというアトラクションに一度は触れてみることをお勧めします。





  • 満足度★★★★★

    熱量の高まり。
    東京・王子MON★STARに戻って来て以降のおぼんろの熱量の高さは、すでに八幡山と岡山でこの作品を観たこちらをぽかんとさせるばかりで。劇場が変わるだけでこうも作品が変化するものなんだろうか。。。本当におぼんろは底知れない劇団だと思う。王子MON★STARはおぼんろにとても良く似合う。急な階段を降りていくと不思議な地下空間にたどりつく。ドーム状の高い天井。岩や巨木を思わせるごつごつとした壁。いたるところにあるおぼんろ特有のゴミ美術。。自分がおかしな場所に迷い込んだようで開演前からワクワクさせられてしまう。おぼんろの紡ぐ物語りは「童話」のようだと評されることも多いが、MON★STARでの公演はまさにそれを強く感じさせる。シーンが変わる度に一枚一枚童話のページをめくっていく感覚になる。音と光が本当に美しい。おぼんろ未体験の方はもちろんだが、八幡山・岡山・島根ですでに観た方にも、各地を回ってより一層美しく育った「パダラマ・ジュグラマ」にMON★STARで再会してほしいと強く願う。

  • 満足度★★★★★

    2回目
    断然、良くなっている。

    それにしても、初めて行った劇場だが、作品の世界観に、あまりにも、ピッタリ合っていて、驚いた。

    少しだけ変わった本と演出が、効果を上げて、作品の厚みを増している。
    ワーサルでは、何か物足りないないような?過剰なような?感覚が残ったが、今回の方が、しっくりときた。

    逃れられない刹那に、潜む希望も愛も輝きを増しています。

    もっと観たいけど、スケジュールがきついのが、残念・・・

    ネタバレBOX

    何回みても、秀逸な役者陣。客席以外全て(?)演技スペースなので、見えない部分もあるのに、不満を感じさせない演技力です。

    ラストも、今回の方が好き。拓馬の魅力が最大限、活かされています。
  • 満足度★★★★★

    ああ、なるほど、それでこのフライヤーなのね、
    と納得。誰にも顧みられることのない命を描いて、香気ある舞台に仕上がっていたと思います。あれですね、タクマ氏はかなりこうした命の生産現場、処理現場などを調べたのではないかな、と思われる節があって、私たちがあえて見ないようにしている現実や、鈍感を装っている事実を直視して、そこからこの物語を紡いだんじゃないかな、と感じました。だから、とてもダークファンタジーの一言でくくれるようなお話ではない、と思います。動物も人間も、生きていくためには原罪を犯さざるを得ないのだけれど、一番罪深いのはたぶんそこから一番遠いところにいるつもりの現代の消費者なんだろうと思う。たった一人、その罪を負わされる工場長の叫びが悲しい。舞台はすごく分かり易く、演技はいうまでもなく、衣装、音楽も素晴しかったです。歌も生で聞けるようになると言うことないですね。

    ネタバレBOX

    実は私は子供のころ、卵がすごく恐かった。有精卵に当たったりするとパニックになっていました。もう、絶対、どんなに料理してくれても食べられなかった。今は羽毛が怖い。あの紙吹雪が鶏の羽根を表わしていると分かった時ショックでしたね。ああ、本物の羽根じゃなくて良かった~。それにあまり羽根っぽくなくて良かった~。
  • 満足度★★★★★

    大人のための童話
    『おぼんろ』のパフォーマンスは大人のための童話である。
     彼らのinnocentな瞳は洞察的である。彼らの無邪気な語り口は、世界に染まってしまった我々をはっとさせると同時に、世界に愛を取り戻すことができるという望みを感じさせる。当人たちにはそんな思惑はないのかもしれない。しかし子どもの意図せぬ言動が時として大人の常識に揺さぶりをかける、そんな感動が『おぼんろ』の公演にはいつも、ある。
     今回の作品もそんな期待に反しない、洞察的だが愉快なパフォーマンスであった。
     世界は上からよりも、下から見た方が良く見通せる。路上のゴミで創った舞台装置や、地面から生えてきたような脚本は、強さと愛おしさ、私たちが簡単に投げ捨ててしまうもののかけがえのなさに、優しくスポットライトを当てている。

  • 満足度★★★★★

    大きくなったおぼんろ
    やはりおぼんろ4000人動員がどうも気になって、結局HPをチェックする羽目に。岡山3回公演で500人、島根で3回公演で350人とか。面白いことに島根では初回50人、2回目101人、3回目が190人と倍々になったらしい。島根の人たちもおぼんろを堪能してくれたみたいだ。そんな経験をしてきたおぼんろを観に行ってきた。余裕がある、というのか、自信がついた、というのか、ひと回り大きくなったよう。今度の王子では、会場が違うだけでなく、アドリブも笑いもあちこちにあって、悲劇なのに喜劇みたいな今まで以上に不思議な体験をした。おぼんろは人によっては多分好き嫌いがはっきり分かれる劇団かもしれない。岡山、島根の成功にあぐらをかかず、さらに先を見据えて魅力ある舞台を楽しませてほしい。

  • 満足度★★★★★

    位置が変わればおもしろさも変わる
    おぼんろならではの舞台創り。3回観に行ってそれぞれ違う場所に座って、その度に新しいおもしろさを感じた。同じ脚本なのに、あきないのはそんなことからかもしれない。本気の語り部の演技は観る度にすごいと思う。それにしても気になるのは、一部のマナーの悪い参加者だ。カメラ撮影の液晶のライトやシャッター音、何とかならないものかと思ってしまう。語り部に近い分、衣装に触ったりする人もいるとか。昨日の回では、連れて行った友達が、語り部のセリフをずーっとブツブツ言ってる人がいたとか。たぶん常連の人だろうけど、そのブツブツ言ってるのが気になって集中して見られなかったと。せっかく誘って来てもらったのに、とても悲しい気持ちになってしまった。語り部のセリフを全部言えるほど、何度も来ている常連さんはおぼんろにとってはとても大切なお客さんだろうけど、それだけおぼんろを思ってくれているなら他の参加者のことも考えることがおぼんろのためになるのでは。シャッター音が気になる以上に、語り部以外のセリフがそばで聞こえていたら、周りの参加者がどう感じるか、考えて行動して欲しいものだ。参加者全員が語り部の物語にすっぽりと入り込めることを願っている。

  • 満足度★★★★★

    今こそ呪文を
    八幡山ワーサルシアターの後、岡山・島根と回って帰って来た王子公演。
    ハコが変わると何かが変わるのか、42公演の40公演目を観に行った。
    長丁場にも関わらず疲れを感じさせない声と
    緊張感あふれるパフォーマンスが素晴らしい。
    そしてわかっているのにやっぱり泣いちゃう。
    リンリンの哀しい恋と、メグメが切々と歌う無念さ。
    タックと一緒に空を見上げて、タックの知らないトシリモを想って…。

    ネタバレBOX

    天井の高いドーム型の劇場は、空間が凝縮されて
    天井から光が差し込む場面がいっそうドラマチックになる。
    工場長(さひがしジュンペイ)が懐中電灯を手に降りて来る場面では
    その高さと距離感が十分に活かされていた。

    スタートして5公演目を観た時より、人物像が濃くなっている。
    それぞれのキャラから紡ぎ出される糸の色が
    たっぷり染まって深みを増した感じ、と言ったらいいだろうか。
    微妙に振れ幅が大きくなった台詞、
    アドリブや客いじりの絶妙な加減のせいかもしれない。

    2度目の観劇で改めて感じたことは
    藤井としもりさんの声の魅力的なことだ。
    艶のある声が良くコントロールされていて
    次第に変化していくトシリモの心情が豊かに伝わってくる。
    絶望的な世界で生きる者の、“絶望的な希望”とでも言うべき選択を
    体現していて素晴らしいと思う。

    必要悪の負の部分を一手に担う工場長は
    冷徹さが増して、その分苦悩がいっそう濃くなった台詞が味わい深い。
    さひがしジュンペイさんのリンリンに向ける慈愛のまなざしや
    ベルトコンベヤーから落ちたタックを助けた顛末を語るところ、
    絶望の中で工場長自身が救いを求めていることを感じさせる。

    今回私はたまたま椅子席に座れたが、2時間半超を体育座りはキツイ。
    シアターコクーンを目指すのであれば
    どんな劇場でも自分たちのアクティングスペースを構築すること
    その上で快適な客席を設営すること、が必須条件になるだろう。
    誰かを誘いたい時、座席がネックでためらうのはあまりにもったいない。

    末原拓馬さんの描く世界は深く示唆に富み、魅力的だ。
    私としてはいつか彼に“純真無垢でない”ダークなキャラなんかも演って欲しい。
    5人の創る世界は孤独な私たちを魅了する。
    観客動員数4194人を達成できるかどうかわからないが
    千秋楽は数字なんか忘れて行こう。
    そして今こそ呪文を唱えよう。

    「パダラマ・ジュグラマ」と…。






  • 満足度★★★★★

    殻。
    ワーサルシアター行けなかったのでようやく観られました。上手くいかない世の中に一筋の希望を灯す大人のファンタジー。一度だけでも十分面白いですが、ダメ押しのため、念を押すためにもう一度観たくなる。そんな作品でした。

    ネタバレBOX

    夢が叶わないのなら、誰かの夢が叶うところが観たい。。とても切なくて、たくさんの想いが詰まっていると思いました。
  • 満足度★★★★★

    じっくりと
    写真を撮っても良い劇団さんなのでいつもはカメラ片手に撮りながら観させていただいていたのですが、今回は一切写真を撮らず、視覚も聴覚も触覚も全てを総動員させて観させていただきました。
    その結果、見事に物語りの中に引き摺り込まれ、一緒に笑い、一緒にハラハラし、一緒に泣き、終始翻弄されました。こんなにも感情移入した舞台は初めてです。演じる側と、観る側の距離が極端に近くて迫力がある、というのも要因だとは思いますが、とにかく物語りの世界観がとても綺麗で素敵でした。観終わった後、泣き過ぎたことによる完全な鼻声と物語りの中から完全に抜け切れておらず、半ば放心状態の自分に思わず苦笑いです。でも、それが心地よくてもう一度観たいなって思ってしまうんです。観る度観る度新しい発見があって、座る席によってもまた雰囲気がガラリと変わったりして全然飽きません。そして、今公演している会場【王子MON☆STAR】は仕様がとても格好良いです。
    本当に観に行って良かったと思ってます。この物語りに出逢えたことに感謝です。まだ、観たことない、という方がいらっしゃるのであれば是非一度観に行くと良いと思います。オススメです☆

  • 満足度★★★★★

    余りに驚いたので初見の方に参考になればと思います
    まず、俳優さん達は本当に素晴らしいと感じました。舞台に対する熱意とその技術が伴っており、観て居て安心していられました。主演の方はとても子供っぽいお芝居をしておられ、演じてらっしゃる役を見る限り、そういう方向性が必要か少し疑問に思いました。とても長い前説があるのですが、その時の主演さんはとても素敵な雰囲気を持っておられたので、本編でそれを見られなかったのが残念です。作品は少し甘いと感じました。とても大切な言葉が欠けているような印象で、俳優さん達の力技に強引に飲み込まれて納得させられている。感じでした。底に見えている景色がとても鮮やかな作品で、なのに詰めが甘いばっかりに俳優さんは作品に守ってもらえず、作品を守らなければならない。と言うアクロバットを強いられている。それをやってのけてしまっている彼らに手放しで賞賛を贈りたいですが!そんな感じ。私が一番驚いたのは、作品の演出意図を全力で蹂躙してくる常連らしき人がいます!その方は展開を知ってらっしゃる様で、絶妙のタイミングで最悪の私語、行動、合いの手を入れてきます!最初に聞いた時は自分の耳を疑いました。主演の方はみんな仲間なんだとおっしゃっていました。演劇にとても真摯に取り組まれてらっしゃる方々の様に見えました。最初に撮影など自由にしてよいとも。あれは仲間、のする事なのか正直疑問です。参加出来るような演劇はとても好きだし、これからもこっそり応援したい(その為にここに登録までしましたのでw)けれど、何だか危ういな。とも感じました。

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