満足度★★★★★
生きてゆくことへの応援歌
伝えたいメッセージが心に沁み入るとても素敵な作品でした。私的には難解な物語でなく、シンプルな仕立てで あることで登場人物の心の動きに ポイントをおいたこの作品はとても好みでした。この世界観を具現化する役者さん達、皆さん達者で凄いな。表現方法が変化しても初期のおぼんろと 伝えたいメッセージが変わらないのも魅力でした。私も どんな世の中になっても諦めないで生きて行こう 信じる心を棄てないでいようと思いました。
満足度★★★★★
ネホリーとハホリー☆
(^^)/金曜の夜、八幡山で
[おぼんろ]の、
【パダラマ・ジュグラマ】を観てきました☆
面白かったです。
「観る」というより「参加」してきました♪
独特の「おぼんろ」の世界観を充分に堪能☆
さらに、パワーアップしてるシーンも!
開演前も終演後も、皆さん親切で楽しいです☆
観劇日記をブログに書きました。
満足度★★★★★
おぼんろ流マニエリスム
物語的にもステージ作りの点でも定型、定番になってきてるよなあと思いつつも、実演に触れると「これに限る!」感がハンパない!
照明とそのタイミング、衣装、そして何よりもメンバー間の阿吽の呼吸はおぼんろ史上最高ではないか。今後、もっと上を見せてくれるとは思うけど。
満足度★★★★★
宿命からの脱出
♂に生まれたひよこは、判定後、即座に殺されるのが宿命だ。ヒトではない。鶏の話である。彼が生まれたのはxxxx年xx月x日。辺りの大気はオゾマシイ迄に汚染され、大地は、もうその胎から食用に適するものを生み出せなくなっている。為に、総ての生きとし生ける者は飢え、餓死する者は後を絶たない。余りの空腹に耐えかねて、地面に落ちた物を拾って食べれば、たちどころに悶絶し、死に至る。汚染はここ迄酷かった。唯一の食糧は、外界から遮断されて、汚染を免れた地域に作られた、彼の生まれた食糧生産工場だけだ。(追記後送)
満足度★★★★★
観劇6回目
正直、初日は見てるほうもハラハラ・・・なんか固いぞ!ダ、ダ、大丈夫なのか4194人!!という感じでしたが回をおうごとにホントに良くなってきました。役に魂がこもってると言うか・・。見るたびに違う演出はすべてがいい方にいい方に転がってる気がします。昨日のソワレ、2日ぶりの観劇でしたがこのまま行くと最後、王字公演が終わる頃にはいったいどんな境地にまで到達するのだろうか・・おぼんろ!!特に昨日はサヒガシさんの演技に凄みが増していてゾクッとするほどでした。
満足度★★★★★
参加型
正直、同じかたばかりの感想が目立っていたので敬遠していました。
自分にとっては多角的な意見を拾えないと意味がないので失礼、ご容赦を。
信頼するかたがたの評価が目に入って来たので当日思い立って行ってきました!
受付で「どうやって知りましたか~」とかヒアリングしてたのはさすが。
口コミで初めて来ましたよー!
「観たことがない」がまだまだあるのが嬉しいです。
開演前にチラ見したアンケートに「参加してどうでしたか」という表現が使われていましたが、参加型なるほどなー。
これ、楽しめるかどうかの半分は客に委ねられている様で、自分は好きです。
倍々の観客動員を目指しているみたいですが、これは応援したい。
ただ、本気で目指すならば運営も向上を目指さないと厳しい。
知った客に気安いのは良い面もあるけれど、その瞬間、他に疎かになっている事はないか、もっと洗練して出来ないか、見直すべきであると思う。
今の人数感ならばいいけれど、これ以上を望むならば必要な事だと。
リピーターを増やしたいのか、客数を増やしたいのか。
公言しているのは後者の方ですよね。
でも靴・荷物を全部預けさせるのは実は良いやり方だと思う。
やるからには徹底しないと台無しだけど(徹底しないと不公平感が残るので)
そして、それは客入れに時間が掛かってしまう原因になり得る部分ではありますが。
そういえば、冒頭で「これから90分~」という風に言っていてあれ?と思ったけれど120分の間違いですよね?なんであれば150分くらいあった気がしますが。
満足度★★★★★
まだ。
心が剥き出しにされます。
過去2回、まだ見つけられていないものが確実にあるのです。
私が足りない部分が、まだあるのです。
舞台に、物語に、私がついていけていない。
だから行ける限り、まだ行かないと。
満足度★★★★★
席が変わると、景色が変わる!
観る場所によって、見えて来るものが違うので、10回近く見ましたが、まだまだ知りたかった。広さがかわるとどうなるのか楽しみにまた、行きます!
満足度★★★★★
地味だけど、好きです。
前回のビョードロ、前々回のゴベリンドンの沼は、異質な者を核として物語りが構成されていたため、分かりやすかったし、心に深く突き刺さるものがありました。
それに対して、今回のパダラマ・ジュグラマは、特別なものはないし、抉られるような痛みも伴いません。誤解を恐れずに表現すれば、格段に地味です。
しかし、そこに描かれている5人がそれぞれに魅力的なのです。誰に視点を置くかで違った景色が見えるでしょう。
苦悩に満ちた世界に、一筋の光りがさしこんだ、そこには何が生まれるのだろう。
もちろん好みは人それぞれですが、私は今まで観たおぼんろ作品の中で、一番、好きです。また、倍々作戦の始まりとなった公演から観ていますが、やっと、おぼんろがおぼんろとして、チームになったなあ、と感じました。(今までは、何だかんだで末原拓馬さんがひとりでやっている印象が強かった)
お怪我を、なさっている方もいて、心配ですが、7月21日まで、無事に駆け抜けて欲しいです。
満足度★★★★★
思い出しては・・・(*´;ェ;`*)
ようやく岡山公演で『 おぼんろ』の語り部達が紡ぎ出す世界に浸る事が出来ました・・・ 優しい末原さんの語り口から すっと一瞬 表情が変わりスイッチがオンになる瞬間が有ります。・・・と同時に 観客は『パダラマ・ジュグラマ』の世界へ入り込んでしまうのです。その幻想的な世界は一瞬ファンタジックに見えるけど、とても生々しい現実が見え隠れする。テーマは重い物だけれど それを感じさせない語り部達のキラキラした笑顔に救われる。たった5人で あの広い空間を余すことなく疾走し どんな隅っこに座ってる観客でも置いてきぼりにしない・・・ 随分と年齢差は有るけれど、彼らと同じ時代に生きている事に感謝したい程 素晴らしい時間でした。
満足度★★★★★
ああ、なるほど、それでこのフライヤーなのね、
と納得。誰にも顧みられることのない命を描いて、香気ある舞台に仕上がっていたと思います。あれですね、タクマ氏はかなりこうした命の生産現場、処理現場などを調べたのではないかな、と思われる節があって、私たちがあえて見ないようにしている現実や、鈍感を装っている事実を直視して、そこからこの物語を紡いだんじゃないかな、と感じました。だから、とてもダークファンタジーの一言でくくれるようなお話ではない、と思います。動物も人間も、生きていくためには原罪を犯さざるを得ないのだけれど、一番罪深いのはたぶんそこから一番遠いところにいるつもりの現代の消費者なんだろうと思う。たった一人、その罪を負わされる工場長の叫びが悲しい。舞台はすごく分かり易く、演技はいうまでもなく、衣装、音楽も素晴しかったです。歌も生で聞けるようになると言うことないですね。
満足度★★★★
一筋の。
ラストシーンでの一筋の光が美しかったです。物語の筋道がシンプルな分、今回はキャラクターの心情の変化に比重が置かれているように感じました。
おぼんろの役者さん達の技量で魅せる芝居だったと思います。
全国での公演が控えていますが、体調に気をつけて頑張って頂きたいと思います。ネタバレに舞台外で気になった事を書きます。
満足度★★★★
独特の世界感!
初めての観劇だが、会場のイメージ”キャッツシアター”しかも予算をかけない廃品を使用の舞台セットもそれのゴミ捨て場を連想させる。
語り部たちも化粧と衣装でキツネ、ニワトリと猫の違いはあれど同様の印象。
客層は広く高校生から60代ぐらいの女性が多い、しかもリピーターが多い!男性は2割程度か。前説長くちょっと飽きたが、メンバーの熱い思いは良く伝わる。シアターコクーンでの上演目標に向けての数字意識が強すぎるのではないか。テストや企業目標とはちょっと意味合いが違うと思う。主催者側のあせりは客には敏感に伝わる。
良い芝居を追求して演じていけば自然に観客はついてくる。何でもそうだが、じわじわ増えていく客はそう簡単には逃げない。
時間的に前説10分、本編120分でこの内容を納めてほしい。
満足度★★★★
はじめて。
「おぼんろ」の公演は初めて観に行きました。舞台が始まる前のお客をフレンドリーに迎える役者の雰囲気に驚きました。お客と一体になってお芝居を創り上げていく、という「おぼんろ」の姿勢に他では味わえない舞台の楽しみ方を知りました。舞台セットがゴミで作られているとは思えない程立派で、また衣装も凝っていて物語の世界に引き込まれるクオリティーの高さだと感じました。客席が半分程桟敷席になっており桟敷席に座ったのですが、2時間30分近くの公演に少し躰が辛くなってしまいました。物語が佳境に近づくにつれ集中しづらくなり、観劇後もっと物語を堪能したかったなと思いました。
満足度★★★★
参加して楽しかった
前作同様に会場内を役者が縦横無尽に動き回り、見るというよりは参加して楽しかった劇でした。ただ前作に比べるとストーリーがありがちな感じになってしまった気がします。
何度も足を運んでいる方が多い会場では成り立つ演出も、地方や今後目指す大きな劇場では難しいかもしれないですね。参加型は苦手という方のためにも観劇席と参加席などの区分けがあってもいいかもしれないと思いました。
満足度★★★★
不思議な!
空間と・・・始まりでした・・・!
ストーリーは、切なく・・・とても哀しくなるお話でした・・・
でも、明るくて、可愛いいキャラクターに、希望を一緒に感じたりと、一体感のある空間でした♪
また・・・体感に行きたいと思いました!!!
満足度★★★★
おぼんろ流
『背に腹は変えられぬ』逃れられない現実に、押し潰されても、譲れない想い。
相変わらず、神出鬼没で縦横無尽で、彼らには、劇場が狭かった。
床が演技スペースであり、客席でもある、いつものおぼんろスタイル。
一部椅子席もある。膝掛け(バスタオル等)を貸してくれる、劇団の心使いも有難いが、ミニスカートは止めた方が良いと思います。
満足度★★★★
初おぼんろ。客いじりが壁に?
何百年も語り継がれているお伽噺のような、とても普遍的でよく出来た物語を、ピエロのような白塗りの役者たちが、それこそ軽業師のごとき図抜けた身体能力を頼みに、劇場じゅうを駆けずり、跳ね回りながら演じる臨場感満点の公演を大いに楽しみました。
これがおぼんろなのですね。
もしも私に子供がいたら、子連れで観たい劇団。
客いじりも子供は大いに喜ぶことでしょう。
ただ、大人はどうなのか?
正直、客いじりが苦手な客は少なくないと思いますし、私も苦手なほう。今回はいじられずに済みましたが、できることならそっとしといて欲しい口です。
そこで提案。
客いじりがイヤなお客さんには「客いじり不可」と書かれたワッペンをつけてもらい、ワッペン着用のお客さんはいじらないことにしてはどうでしょう?
あるいは客いじりOKの人とNGの人で客席を分けるとか。
作を追うごとに倍々ゲームで動員を増やし、いずれコクーンで公演を打つのがおぼんろの目標だそうですが、客いじりがハードルとなって動員増が思うように進まないという事態は大いに考えられます。
やはり上のような対策を講じたほうが良いのでないでしょうか?
それから、客いじりはもっと明るくカラッとやるべき。そう心がけてはいるのでしょうが、ツッコミの口調がドギツいことがままあって、短気なお客さんならキレてしまうのではないかとヒヤヒヤさせられました。
さらに気になったのが、会場の使い方。
他劇場での公演はどうだったのか分かりませんが、王子モンスターでの今回公演は会場の三分の一ほどがデッドスペースになっていて、どこかガランとした印象が否めませんでした。
密な感じを出すためにも、あのスペースは塞いでしまうなり、何らかの物で埋めてしまうなりしたほうが良いのではないでしょうか?
なお、私の観た回の上演時間は前口上を含めて約150分でした。
満足度★★★★
百聞は一見に如かず
なんたって、都会の小劇場系の公演を岡山で観る機会は限られているので、この公演を実現させてくれた全ての人々にまずは感謝。無論「おぼんろ」は初体験です。井の中の田舎者がなんか言ってるよ、と笑って許して下さい。
まず感じたのは、とても観客(参加者)に対するサービス精神が強い劇団だという事。常連・リピーターを最優先。客入れの段階で俳優(語り部)が案内してくれて、早くも観客に接してくれる。客いじりや全員参加の掛け声はその都度変わる模様。上演中の撮影録音は全てOK。客出しでは2ショット・サインも好きなだけ。ここまでされたら悪い気はしない。どうやったらマンネリにならず一回一回、楽しんで貰えるかを、常に工夫している。「客に媚を売ってる」という批判もあろうが、私的には◎。
そして、パワフル。桟敷席の間に造られた花道を縦横無尽に走り廻り、でんぐり返る。皆、汗だくで、それでも台詞は息を切らさず、きっちり言い切る(歌は一部口パクだった様だが)。これは本当、感動モノでした。難を言えば、走行中の事故防止の為、劇場内が明るい時間が多い。なので、他の客の顔など関係ないものも目に入って、その分緊迫感がちょい薄れる。でもこれも集中力を鍛えれば乗り切れる・・・カナ?
んで、ヴィジュアル面はというと、これは結構ポイント高し。舞台の造りも面白かったし、ボロ布を裂いて作った様な衣裳、岡山市民には「うらじゃ」で馴染深い地下足袋。そして金色の髪・白塗りにクラウンの様なアイメイク。何だか昔絵本で見た様な幻想的な光景が広がっていました。言葉で説明するのが難しいのですが、劇団四季の「ユタ」や「CATS」が好きな方にはおススメかもしれません。
最後に、この独特のカラーは恐らく好き嫌いが激しく別れるだろうという事。病みつきになって通いつめてしまう人がいるのも頷けるし、馴染めなかった人が拒絶するのもなんとなく解る。だから、「おぼんろ」行こうかどうしようか迷っている人は、他人の書いたレビュー読み漁って頭で損得考えるより、一度だけ劇場に足を運んで、自分自身の目で耳で肌で、舞台に触れた方がいいと思うのです。
満足度★★★★
ラブ
初おぼんろです。待ちの時からすぐに 根強いファンに支えられた劇団だということを感じました。上気した顔で当日券に並ぶひと、「見切りでもいいからとにかく見たかった」と語る声。開場は待たされました。マジにさっきから並んでる予約客より、遅れてくるフリーパス客を待つのがいいことなのか、ちょっと疑問だったりしますが。リピーター優先の感じ、これはあまり好きではないですね。100回通い詰めた常連も、ひょんなことから観る気をおこした一見客も、同じ客として遇していただきたい。
むしろリピーター優先、と感じさせてしまってはいけないと思う。観客も芝居をするがわも「お馴染み」になったらつまらない。楽しくない。いつも初めて会う(逢う)つもりがいい。
って感じで 一応苦言です。
芝居に関しては、 焦げるような燃えるような愛を感じた。言葉でのメッセージではなくて、いきなり放り込まれた火の玉みたいな。
千秋楽ということもあり、この劇団の目標「前作より動員数を倍にする」という目標にあと一歩という結果に 声をつまらせる役者の顔… 私にもその思いは零れてきて泣きそうになった。
でも 作品が 言葉でなくかたちでなく熱い熱い「愛」そのものなら夢は叶う。必ず。