パダラマ・ジュグラマ終演いたしました!総動員3672人。ありがとうございました! 公演情報 おぼんろ「パダラマ・ジュグラマ終演いたしました!総動員3672人。ありがとうございました!」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    独特の世界感!
    初めての観劇だが、会場のイメージ”キャッツシアター”しかも予算をかけない廃品を使用の舞台セットもそれのゴミ捨て場を連想させる。
    語り部たちも化粧と衣装でキツネ、ニワトリと猫の違いはあれど同様の印象。
    客層は広く高校生から60代ぐらいの女性が多い、しかもリピーターが多い!男性は2割程度か。前説長くちょっと飽きたが、メンバーの熱い思いは良く伝わる。シアターコクーンでの上演目標に向けての数字意識が強すぎるのではないか。テストや企業目標とはちょっと意味合いが違うと思う。主催者側のあせりは客には敏感に伝わる。
    良い芝居を追求して演じていけば自然に観客はついてくる。何でもそうだが、じわじわ増えていく客はそう簡単には逃げない。
    時間的に前説10分、本編120分でこの内容を納めてほしい。

    ネタバレBOX

    何も上手く行かない世界をニワトリ、キツネ、人間で表現、結末は悲しい!
    ニワトリ小屋にキツネが2匹忍び込む。狭い、臭い、汚い所。
    ベルトコンベアーに載せられ雌雄に分ける。オスのヒナは嘴を切られ、コンテナに載せられ運び出される。
    メスは目をつぶされ卵だけを生むようにさせられる。
    他に登場するのは、ニワトリ小屋を管理する工場長。メスに混じったオネエ(オカマ)の鶏リンリン、生まれたばかりでベルトコンベアーから落ちてメスに混じった生まれたばかりのタック。
    リンリンは大好きな工場長に名前を呼ばれたいという夢があった。タックは自分を食べようとしたキツネをも信じる純粋な心の持ち主。
    ある時、メスキツネのメグメは工場長をだしに嘘をつきリンリンを外におびき出し、殺そうとする。病気の弟キナミダに栄養のある餌を与えるためだ。
    しかし、それは出来なかった。弟キナミダは死ぬ。リンリン死後、苦悩の日々を費やすタックはオスキツネに自分を食べてと言う。しかしオスキツネにはできない。見かねた工場長がタックを楽にさせる為、ニワトリ小屋から追い出しコンテナに載せる。タックは外の世界を見ようとコンテナを飛び下りるが、そこは・・・・。

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    2014/07/18 02:23

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