満足度★★★★
それからのブンとフン
小説の登場人物が現実世界で大暴れして、悪魔まで出てくる荒唐無稽なお話…とチラシ等から前情報として頭には入っていました。でも幕開けから、舞台上に井上ひさしさんと彼の作品(文=ブン)たちが居るのだとわかり、私にはストーリーの飛躍が気にならないどころか、理路整然としているぐらいに思われました。そして、ブンやフンに起こっていることは今の日本で起こるだろう、いやすでに起こっているのだと感じ、これほどまでに予言的であることを恐ろしく思いました。
満足度★★★
市村正親さん、新妻聖子さんと堂々競演!小池栄子さん好演
小説から抜け出した、怪盗の活躍は如何に。
市村正親さん、新妻聖子さんと共演して引けを取らない
小池栄子さんの成長ぶり、など出演陣がにぎやか。
歌は楽しく、しかし社会風刺との混在の仕方が
井上ひさしさんの他の作品に比べて、多少強引と思う。
満足度★★
不完全燃焼!!
市村さんは、イメージと違うな・・・
大友憤は、デブで不潔なイメージを想像していたので、市村さんではスマートすぎます。
でも、小学校とか行って演ったら、子供だったらケタケタ笑って喜んでくれると思います。
満足度★★★★
井上作品の好き嫌いで
この芝居の印象は、大きく変わると思う。
こまつ座を観ていない人の方が、先入観なくみられるかも。
井上さん、自身40代の“決意表明”も、今となっては“セルフオマージュ”に化けた。
飯野めぐみさんのネコがキュート過ぎる。
満足度★★★
劇場の違和感
銀河劇場ではなく紀伊國屋ホール辺りで見たかったかな。
小説「ブンとフン」にその後に「それから」を加え舞台化してから早38年。
子供の頃、読んだ文章から湧き上がる面白さは、現在では多少のダサさはあるが俳優陣の巧みさで安心して見ていられる。
痛快な読後の小説から5年後の舞台、ほぼ小説の内容に沿った前半から70年代の世相を反映した終盤は、常識ソングの歌詞から聞かれる非常識や権威者のエゴなど、大友憤=井上ひさし、が透かして見えるような展開だった。井上さんの舞台はメッセージ色が強くなると、途端に重く苦しく暗くなる。
個人的に若き日の井上ひさし作品は概ね好きなのだが、主張する事の良し悪しは置いといて、この作品については、この幕引きは合っていると思った。
満足度★
安っぽい思想がいっぱい。
井上ひさしの代表的な戯曲。初のこまつ座なので、かなり期待して行ったのだが…途中で観るのが厭になった。
役者は申し分無く、市村正親は魅力的で、小池栄子もなんともコケティッシュ。新妻聖子は楽しそうに悪魔を演じる。
上手に置かれたピアノでは朴勝哲が美しい音を奏でる。
出だしは良かった。こりゃ、いいぞ、とわくわくしてくる。
しかし…
満足度★★
ナンセンスコメディというか
スラップステックというか・・・、
豪華な俳優陣と劇場+舞台使ってやって・・・。
う~ん・・・なんだろう空虚なイメージが残ったさぁ・・・。
小説から無敵の主人公が出現!って
設定が厨二病的な感じでしたし、って新井素子「・・・・・絶句 」も同じか・・。
なんというか、自分的にイマイチでしたという事です。
2時間40分(15分休憩)